WTRPG12 ハイブリッドヘブン

解説: 形代とは、神霊が依り付く、或いは身代わりをさせるため、その形を模して作られた物を指す。分かりやすく言えば、「人間の代わりにするために、人形を作る」というそれだ。
古来より、人身御供の代わりに地に生めるなど、人形は人間の犠牲を「引き取って」来た。
「大祓」や「流し雛」などに見られるように、不幸や不調を「引き取って」「身代わりになる」事は主に人形の妖怪に多くみられる能力だ。その力は勿論「穢れ」を引き取って、その身を犠牲にして浄化することが出来る。
形代は、穢れのみに留まらず、他者の不調や不幸を自ら代償を払って「引き取る」ことが出来るのがその特徴だ。
……そして形代の力は、それのみに留まらない。「丑の刻参り」は説明するまでもないだろう。「人形」を「象った相手」に見立てて、人形に与えた傷を狙った相手に与える、というのも形代の持つ側面だ。形代は「己の瑕」を、狙った相手へ転嫁する、という力もある。
しかしそれで大きな効果を齎すには、大きな不幸を一度その身に宿さねばならないわけで、運用には注意を要するだろうが。
前提ロールから【40％】の副能力補正を受ける。