サヴァイ、恐竜の卵を食べたい
奈華里
Twitter
シナリオ形態
ショート
難易度
Normal
判定方法
カジュアル
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50SC
報酬
200 EXP
5000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
5日
抽選締切
2021/05/04 10:30
プレイング締切
2021/05/09 10:30
リプレイ完成予定
2021/05/21
関連シナリオ
-
  1. オープニング
  2. -
  3. -
  4. -
  5. -

オープニング

  浮遊島、未開拓の地…そこは危険がいっぱいである。
 イデアゲートが設置されたからと言っても先発調査隊は極一部しか調査していない事も多く、そのほとんどが現地で見つかった、あるいは遭遇した厄介者の出現により帰還を余儀なくされる。
 そして、その後組まれるのが本格的は調査隊と言えよう。イデアゲートの守り人である神官を通して、調査に向かう咎人が編成される。
「あんた、そんな装備で大丈夫なのか? なんでも向こうにはでかいトカゲがいるって聞いてるけど」
 細身の体にインテリ眼鏡でエプロン着用ととてもこれから調査に向かうとは思えない男を前に常識を持った咎人が彼にそう尋ねる。
 だが、男・サヴァイはまるで大丈夫だといった具合に温和な笑みを浮かべて、
「ええ、勿論です。これが私なりの正装でしてね…しょくざ…いえ、調査対象も生き物であるというならば私なりの敬意をもって接しなければいけませんので」
 と答え、腰の特注肉切り包丁を軽く振って見せる。
「あ、あぁ……そっち系の人でしたかぁ」
 彼に声をかけた咎人はその様子に全てを瞬時に理解した。
 この人はきっとかなりヤバい人だ。下手すれば、本当に転生前も咎人つまり罪人だったのかもしれない。
 しかし、実際のところを言えばサヴァイは料理人だ。ただし、少しばかり特殊ではあるが。
「それでは皆様いってらっしゃいませ~」
 神官がやけに気軽にそう言い、彼らを送り出す。
 だが、彼らがこれから向かう浮遊島の所有権はスサノオにあった。


 甲高い雄叫びが聞こえたかと思うと、調査隊の前に現れたのは体長五mは超えるかと思われる恐竜だった。
 強靭な両の脚に殺傷能力の高そうな鉤爪、長い尻尾はモーニングスターを思わせる武器っぽい形状をしている。
「うわぁぁぁぁ、こんなの聞いてねぇよ―――!!」
「何が、でかいトカゲだ、ちくしょうめーーー!?」
 口々にそう叫び声をあげ、来たばかりの咎人達が元来た道を引き返そうとする。
 しかし、気付けば周囲には同じ個体が現れ、彼らをに取り囲みじりじりと距離を詰めてくるではないか。
「フフフッ、やはりトカゲとは恐竜の事でしたか。あの神官…いつも適当ですからね。こんな事だろうと思っていましたが、ここを選んで正解でした。さぁ、ヤリ合いましょう」
 がただ一人、それを見ても好戦的なのはサヴァイだ。恐竜相手に嬉々として包丁を構える。
「馬鹿ッ! ここは逃げるんだよっ!」
 けれど、そのやり合いには邪魔が入る。隊の一人の手によってサヴァイは無理やりに撤退させられてしまったからだ。
「ちょっとなんて事をしてくれるんですか。あなたも捌きますよ」
 殺気を帯びた顔でサヴァイが言う。だが、襟首を掴まれ鯉のぼりの様に引っ張られ撤退する姿からは微塵も凄みは感じられない。
 そうこうするうちに一人また一人と戦線を離脱し、残ったのはサヴァイ含め三人だけだ。
「チッ、全く余計な事をしてくれましたね。私の至福の時間をどうしてくれるのです!」
 あからさまに舌打ちをしてサヴァイが言う。
「もう、なんなんこいつ」
「右に同じだ」
 そんな彼にため息をつく二人。が、そこでふと不自然なものがある事に気が付いて…。
「あー、これってまさか」
 逃げ込んだ場所は崖下の窪んだ部分であり、林からは少し死角になっていた。
 そんな場所であるから外敵からは見つかりにくいのであるが、逆に言えばその場所は敵にとっても格好の隠れ家だ。傍にある妙に奇麗な曲線を持つそれに嫌な予感が加速する。そう、そこにあったのは大人より少し小さいくらいの大きさの卵だった。産み落とされてから時間が経っているのか、表面は乾いている。
 「おいおい、嘘だろ…ってことはここって」
 額から尋常じゃない汗が流れ落ちる。
「あぁ、なんてマーベラスな卵……さっきの恐竜のものでしょうか?」
 けれどもサヴァイはと言うと、新たな興味の対象を得てとても嬉しそうだ。
「さて、では先にこちらから頂いてみますか?」
 そうして、あろうことか卵を割ろうと殻を叩き周囲に音をまき散らし始める。
「もう嫌だこいつ~~」
 一人が耐えかねてその場を離れる。もう一人も彼を置き去りにして、イデアゲートを目指して走る。
「おやおや、弱者はこれだから。さて、今のうちにこちらのお味見といきましょう」
 だが彼は至って普通にそう言うと、卵を割る事に専念し始めた。そう、彼は本気でこれを調理し食べる気なのだ。
「卵という事は中はまだ幼体、つまりは肉は柔らかいとみていいですかね。いや、鶏と同じならばの無精卵という事も考えられる…とすると、目玉焼きのようなものが作れるのか? だとすると鉄板が欲しい所ですが…まずは開けてみないとですね。ふふふ、これはワクワクします」
 ぶつぶつ独り言を呟きながら彼が微笑む。

「あー…何この経歴」
 神官がサヴァイの情報を改めて確認し苦笑いを浮かべる。
『サヴァイ=ヴァル。年齢不詳の咎人。偏見や価値観にとらわれることなく自分の舌のみを信じ世界のありとあらゆるものを食べ歩いてきた料理人。時にそれが違法なものでも躊躇なく法を犯し食べてきた。肉切り包丁を愛用し、戦い(彼の中では狩り)でも使用。皮鎧の上には必ずエプロン。このエプロンには調味料一式が収納されている。ただし、鍋類はない。インテリ眼鏡で一見なよなよして見えるが、脱いだら凄い細マッチョ。一般人よりは強いらしいが、調理中を周りが見えなくなる』
 そんな彼を連れ戻すべきか否かを迷う神官であったが、あんな者であれ咎人であり大事な戦力であることには変わりなく、おって彼を連れ戻す為の部隊が編成されるのであった。

成功条件

条件1サヴァイを連れ、無事帰還する事
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1サヴァイの希望(恐竜の卵を食べる事)を叶えた上で帰還する事
条件2-
条件3-

解 説

料理人サヴァイは探求欲の塊であり、今回は恐竜という名の獲物に照準があっていましたが、
現在は恐竜から発見した巨大卵へと関心は移り、それを調理し食べる事を目的としています
そんなサヴァイさんをどうするかはPC様次第です

行って叱るもよし、仲間化して一緒に食べる方向に向かうもよし

 卵を放棄させ帰る場合は彼の説得が必要となります
 →うまい言いくるめを考える必要があるでしょう
 その場で調理して自分も食べたい場合は恐竜達との戦闘は避けられません
 →この場合は調理できるまで持ち堪える必要があり、何らかの策を考えましょう
 
基本的に調理道具は持ち合わせておりませんが、サヴァイのサバイバル術で火おこし等は可能です
でっかい卵焼きが出来るか、はたまた恐竜焼きが出来るかは割ってみるまで判りませんが
「自分も食べてみたい」と声さえかければ、彼は料理人である以上協力してくれる筈です
食べ方リクエストがあれば、具体的にプレイングにて提示お願いします
調味料に関しては、常時彼が持ち歩いているのでご安心下さい

なお、サヴァイの位置は卵を叩いている事から容易に発見する事ができるでしょう

【敵情報】
体長五m級の恐竜 数体 
学術的な名前は不明であるが、群れで行動しているのか、はたまた仲間を呼ぶ能力があるのか未知数で侮れない
強靭な足と鋭い爪を持ち、尻尾にはとげとげのモーニングスターを思わせる棘が付いているので要注意
現在は巣から離れて活動しているようだが、いつ戻ってくるかは判らない

【卵情報】
崖下にあった巨大な卵 大人の背丈位あり、抱えて運ぶには大人が二人位必要
サヴァイ達が出くわした恐竜のものと予測しているが、別の可能性もあり割ってみるまで判らない
巣にある卵の数は計三個

【NPC紹介】
サヴァイ=ヴァル 年齢不詳 咎人
・詳しくは本文参照

マスターより

初めましての一発目のシナリオがギャグとは自分らしい…のか?
前置きはさておき、ほぼ左右対称なマスターネームの奈華里と申します
受けがよかったら正式にNPC化したいこのサヴァイさんなのですが、どんな印象を持って頂けたでしょうか?
ギャグですのであくまでゆるーく、けれどハチャメチャに楽しんで頂ければと思います

ちなみに自分はこんなシナリオを出していますが、恐竜や爬虫類は割と好きです
食べようとしててごめんな、恐竜

それでは、皆様のご参加お待ちしております(^^)

参加キャラクター

  • 高柳 京四郎ma0078
    人間種|男
  • アリスma1031
    獣人種|女
  • ルチルクォーツma0805
    機械種|男
  • Maris N Rhymema0619
    神魔種|女
  • リュミエールma0186
    機械種|女
  • 更級 暁斗ma0383
    人間種|男
  • ケイウスma0700
    神魔種|男
  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
リプレイ執筆中

ページ先頭へ

ページ先頭へ