【巫】殺戮舞踏
シーザー
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シナリオ形態
ショート
難易度
Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合750以上
オプション
参加料金
100 SC
参加人数
3人~6人
優先抽選
50 SC
報酬
300 EXP
5,000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
4日
抽選締切
2022/07/01 10:30
プレイング締切
2022/07/05 10:30
リプレイ完成予定
2022/07/22
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

 砦のような奇妙な建造物が出現してからというもの、巫氏族の国周辺では鉄騎の襲撃が頻繁に発生するようになっていた。
「海側からの襲撃はないから流通そのものは絶たれていないが……陸路がこうも危ないとなると」
 サンクロウは集めた鍛冶師一派の頭目に渋い表情を見せた。
「まずは単独で国外に出るのはやめよう。必要に応じて咎人の方たちに協力をいただき、なんとか凌ぐしかないだろうな」
「となると、鋼やほかの材料は国内で採取になるわけだ」
「わしらが死んじゃ元も子もない。この間の襲撃で鍛冶師の若いモンがどれだけ死んだか」
 一同がうなだれる。
「面倒だろうが、出かけるときには各自声掛けを忘れずにな」
 殺されないように隠れ暮らすような現状に、サンクロウは忸怩たる思いだった。
 だが、数で上回る鉄騎に対抗できるわけもなく。

「いい眺めじゃねえか、兄ちゃん」
 額に手をあてて採石場を見渡すサンゴが楽しそうに言った。
「なんだ、出かけるときには巫の鉱山は採り尽くしたのなんのと不満たらたらだったくせに」
「そこは俺の浅はかさよ。すまねえな、兄ちゃん。今日は俺が一番いい鋼をみつけるから、先に謝っとくぜ」
「俺は兄ちゃんだから、譲ってやるよ」
「なにー!」
 楽し気な声が岩盤が剥き出しになった山肌に響く。遠くから、仲間の鍛冶師が「早くこいよ」と声がかかり、兄弟は競うようにじゃれ合うように駆けだした。

「あ、いた! 天仁のおじさん」
「……」
 おじさん、と声をかけられてほんの少し胸が痛かった飛剣天仁が、
「マツちゃんじゃないか、どうした」と苦笑しながら答えた。
「サンゴとオウテツさんにお弁当を持っていきたいの。でも、今はひとりで出歩いちゃだめってことになってるから、天仁のおじさんに採石場までいっしょに行ってもらいたいの」
 両手で抱えている大きな包みがお弁当なのだろう。張りきって作ったことがよくわかるサイズ感だ。
「構わないよ。俺も一度鋼を見てみたいと思っていたから付き合おう」
「たくさん作ったから天仁のおじさんもいっしょに食べてね」
「ありがたくご相伴に預かろう」
 マツの手から何段にも重ねられた弁当箱を受け取り、手をつないだ。
「静かな山で景色を眺めながら食べるマツちゃん手作りの弁当は格別だろうな」
「お世辞を言っても卵焼きはひとり三つまでよ」
「マツちゃんに世辞は効かぬか」
 顔を見合わせて笑う2人だったが、その表情は採石場に到着すると一気に変わった。
「マツちゃんはここで待っていろ、いいな」
 採石場の入り口である切通しの道にマツを残し、天仁は駆けだした。

「俺はいいからおまえは早く逃げろ!」
「なに言ってンだよ、兄ちゃん!! いっしょに逃げるに決まってンだろっ」
 悲鳴や断末魔の叫びが周囲を覆い尽くす中、オウテツが弟の身体を突き飛ばした。
「いい加減兄ちゃんの言うことをきけよ! バカ弟ッ」
「だって、兄ちゃん。……――!!!」
「逃げッ――っ???? ぐ、うあああっ」
「にいちゃ」
 両目を見開いたオウテツは口を大きく開け、血反吐を吐いた。逃げろと言っているのだろうが、血の泡に溺れて聞き取れない。
「ひっ」
 サンゴの目に飛び込んだのは、兄の腹を突き破って出てきた人の腕。
「うん、やっぱりエネルギーの吸収も新鮮なうちが抜群に美味しいよね。あれ? ここにもひとりいた。サイズは小さいけど活きは良さそう」
 オウテツの身体から引き抜いた腕には、返しのような棘がいくつも生えていた。
 腰が抜けたサンゴはそこから動けない。頭の中には、目の前で自分を庇って死んだ兄の事と父サンクロウの事。そして――天仁さんにも声をかけてくれば良かった! 
 サンゴが目を瞑ったのと、それは同時だった。
「サンゴ!」
 滑り込むように男とサンゴの間に割って入った天仁が、牽制の一撃を放ちすぐさまその場を離れた。
 すばやく周囲を見渡し、現状を確認する。
「生存者はなしか」
 目端に捉えた男は、つい先日見た顔だった。デミウルゴスの拠点の主だと名乗った男だ。ほかに蜘蛛に似た形状の鉄騎が5体視認できた。
「逃げるぞ、サンゴ。この先でマツちゃんが待っている」
「あそこにいるの、マツのやつか?」
「なに?!」
 見ればマツの姿があった。不安で後を追ってきたのか。
 風が、天仁の頬を嬲った。瞬間、天仁も地を蹴る。サンゴを抱えている分速さに劣るが、それでも間に合った天仁の片腕にはマツが抱えられていた。
「きみ、邪魔するねぇ。こうなったらプチって潰しちゃおうか」
 まずい。
 天仁は通信術式で仲間へ救援要請をかけた。
(救援を要請する! 誰か、巫にいないか。いたら採石場まで来てくれ! 拠点の主だとかいうデミウルゴスの襲撃を受けている!)
 イデアゲートの恩恵で通信術式が生きる巫内に仲間がいることを願い、天仁はなんども呼びかけた。

成功条件

条件1サンゴとマツの救出
条件2すべての蜘蛛型鉄騎を撃破
条件3-

大成功条件

条件1サンゴとマツを無傷で救出
条件2すべての蜘蛛型鉄騎の撃破
条件3ウェルシュに2つ以上のスキルを発動させる

解 説

目的
サンゴとマツの救出・蜘蛛型鉄騎の撃破およびデミウルゴス<ウェルシュ>の能力の把握

蜘蛛型鉄騎 5体・大きさ2mほど。エネルギーの回収を目的に製造された鉄騎の為、攻撃手段は持っていない。ジャンプして対象に飛びつき、6本の足で抱え込んでから足先の爪で固定しヤルダ人を内部へ格納。移動3(上にも3移動可能)
ウェルシュ 能力の詳細は不明。移動力に長け、腕をブレードのように扱い突き刺してくる。一度突き刺すと腕から返しのような棘が飛び出し抜けなくなる。棘はウェルシュの意思で出し入れできる。他に、範囲攻撃を持ち、エネルギーの直接吸収による回復能力がある。

・蜘蛛型鉄騎にはビームだの斬撃だのという攻撃手段はありません。対象を抱え込み、爪を刺して固定して(コネコネして)内部格納庫へぽいと収納するだけの鉄騎です。
・ウェルシュは戦況が不利だと感じたら離脱してしまいますが、彼を逃したとしても失敗にはなりません。

・サンゴとマツは天仁が両脇に抱えた状態で、ウェルシュや蜘蛛型鉄騎から逃げ回っています。採石場から脱出するだけでは町まで追ってくる可能性もありますので、ここで撃破してください。

※緊急会合により国内であっても街から出る際には行き先を報告していくという取り決めが為されたので、今回オウテツ・サンゴらが向かった採石場の位置について救援に向かうPC様は自動的にその場所を把握しているという前提になります。
 天仁たちの位置は通信術式で互いに連絡を取り合い駆けつける形になります。

マスターより

【巫】シリーズ再開。
オウテツの死から始まりました。(不穏!)
ぴょんぴょんジャンプして迫る蜘蛛型鉄騎からサンゴとマツを救出してください! 2人を抱えたままでは天仁も戦えずピンチです!!
よろしくお願いします!

関連NPC

  • 飛剣 天仁mz0020
    異能種|男

参加キャラクター

  • シアンma0076
    人間種|男
  • 灰音ma0155
    獣人種|不明
  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
  • 鳳・美夕ma0726
    人間種|女
  • 三糸 一久ma0052
    人間種|男
  • エルシア・アインホルンma1216
    異能種|女
リプレイ公開中

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