町に蔓延るものは
久遠由純
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シナリオ形態
ショート
難易度
Normal
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100 SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50 SC
報酬
300 EXP
5,000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
4日
抽選締切
2022/07/13 10:30
プレイング締切
2022/07/17 10:30
リプレイ完成予定
2022/08/01
関連シナリオ
-
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

●惨殺死体
 ここはアメリカ合衆国のツインフィールズ。
 『禁酒法』という特殊な法律が発令されているこの町は、決して治安が良いとは言えない。
 アンダーソンファミリーとカークランドファミリーという二大マフィアの抗争と、クリーチャーという謎の存在の活動が主な原因だ。
 マフィアといういわゆる裏社会の者達とクリーチャーという闇の世界の存在。それらが同居しているのがここ闇掟界――オルメタ――なのである。

「うわ、酷い有様だな……」
 死体が捨てられているという通報を受け現場へと駆け付けた警官は、思わず口元を押さえた。
「大丈夫か、ジミー。吐いて道路を汚すなよ?」
 茶髪でジミーより若干年上のマティアスは、後輩の相棒に声を掛ける。
 マティアスは33歳の正義感溢れる警官で、ジミーは29歳。二人は相棒となって一年経つ。
「すみません」
 気分が悪くなりそうなのを抑えるため、ジミーがその場を少し離れた。
 そこはウエストサイドにある雑貨店の裏路地のゴミ捨て場で、まだ若かったであろう男がゴミで汚れまくったゴミ収集箱に背を預け、足を投げ出して座った格好で死んでいるのだった。
 体のあちこちに鋭利な刃物で切られた傷や殴られた跡があり、服も破れ全身血まみれ、顔も元の形が分からないくらいにボコボコになっている。
「でもまあ、確かに酷くやられたもんだな」
 マティアスも口元に手をやり、身を屈め改めて死体を見て言った。
 殺すだけならここまでやる必要はない。なのにこんな殺し方をするということは、かなりこの男に恨みを持った人間の犯行に違いない。そんなことをするのはマフィアくらいだと思うが……。
 マティアスは死体の破れた服から見える、腕のタトゥーに気付いた。
「このタトゥー見たことあるな。こいつ、カークランドファミリーの残党だ。つっても、アソシエーテのさらに下っ端ってカンジだったが。ホラ、前に一度逮捕したことあるから、お前も見たことあるだろ?」
「なんですって?」
 ジミーが振り返る。躊躇いがちに死体に近付いてタトゥーを見、
「本当だ。……確か、三日前にもイーストサイドで似たような死体がありましたよね。そいつはアンダーソンファミリーの人間で、容疑者もまだ挙がっていない。今度はカークランドファミリーのヤツが同じ殺され方って……」
「仲間を殺された報復に、アンダーソンの誰かがカークランドの奴を同じやり方で殺したか、友愛騎士団の仕業か……」
 言いながらマティアスは身を起こした。
「発見者の雑貨店の主人の話だと、店を開ける際裏口をチェックした時見つけた。時間は8時頃。その時すでに死体の血は乾いていたと言うから、取りあえず深夜から早朝にかけて何かなかったか、この辺りで聞き込みしてみるか」
「まあ、何か知ってる人、いなそうですけどね……」
 ジミーも先輩警官マティアスにうなずきつつ、無駄に終わるであろう聞き込みを開始する。

●不吉な影
 まずは雑貨店の主人に聞き、次にその近所、しまいには付近を歩く通行人にまで聞いてみたが、成果はゼロ。
 皆マフィアの人間が死んだと聞いて、巻き込まれてはかなわないと思っているのだろう。誰の口も重く、「何も知らない」「何も聞いてない」の一点張りだった。
「やっぱりそうですよねー……」
 疲れたように、ジミーがパトカー内で休憩しながらつぶやく。
「マフィアなんて勝手に自滅してくれればいいと思っている住民がほとんどなんだろうな」
 皮肉っぽくマティアスは笑った。
「どこか人気のない所で殺して、皆が寝静まった頃にこっそり捨てに来れば誰にも気付かれない。死体にも証拠が残ってなかったら完全にお手上げだな。ははは」
「もー、笑い事じゃないですよマティアスさん。そいつの殺しが一般市民にまで及んだらどうするんですか」
「あー、まあー、確かにな……」
 とマティアスが言った時、外を見たジミーがあ、と声を上げた。
「アイツ、ジョンソンじゃないですか?」
 ジミーの視線の先には、ティーンエイジャーと思われる少年が辺りをきょろきょろしながら歩いていた。

 彼はまだ16歳の高校生なのだが、家庭の事情もあり学校をサボりがちでグレていて、最近は特に万引きや車上荒らしに器物破損、町の外から来た人間に強盗を働いたりなど、素行不良が目立つようになってきた。
 これまでにも何度も補導されており、この辺りでは有名な札付きのワルなのである。
「学校にも行かないで、今度は何をする気だ?」
 マティアスがパトカーから出てジョンソンに声を掛けようとしたその時。
 地面からわき出すように何かが現れジョンソンを取り囲んだ。
「「!!?」」
 ジョンソン本人だけでなく、マティアスとジミーもぎょっとする。
 現れた『何か』は5人いて、全員黒い目出し帽をかぶり黒いジャージのような服を着、手にはそれぞれ鉄パイプや薪割り用の斧などの武器を持っていた。
 人に見えるが、現れ方からして完全にクリーチャーだ。
「なんだテメーら! やんのかゴラァ!!」
 クリーチャーだろうが構わずジョンソンは凄んで、自分も折り畳みナイフを革パンツの尻ポケットから取り出す。しかしそれはクリーチャーの持つ武器に対して圧倒的に弱そうだ。
 自分でもそれを悟ったのか、ジョンソンは右手のすぐ先にある狭い路地に入って逃げようとした。が、目出し帽の一体が鉄パイプを少年へと投げつけた。
 背中へ激しい一撃を受けたジョンソンは転倒してしまう。
「ジョンソン!」
 マティアスは勢い、銃を抜き目出し帽達へ向けて撃ったものの、あまり効いている様子はない。
 撃たれても全く意に介さず、目出し帽達は倒れたジョンソンをさらに攻撃していた。
「やめろ、クソッ! うわっ!」
 ジョンソンが必死にナイフを振り回して抵抗し、マティアスもクリーチャー達の背中に弾が尽きるまで撃ち込むが、止めることができない。

「ヤバいって! あんなのどうやって止めればいいんだよ!」
 ジミーが応援を呼ぶためにパトカーの無線機を取ろうとすると、何人かの一般人がこちらに駆けて来るのに気付いた。
 いけない、と慌てて手を振りながら彼らの目の前に立ちはだかるジミー。
「おい君達、こっちに来ちゃダメだ! クリーチャーがいるんだ、だから」
「だからそのクリーチャーを倒しに来ました」
「え? 君達は……」
「咎人です」
 偶然騒ぎを聞いて駆け付けた咎人達が、クリーチャー退治をすることになった。

成功条件

条件1クリーチャーを5体倒す
条件2マティアス達に協力者だと認めてもらう
条件3ジョンソン少年の生存

大成功条件

条件1周囲の建物への被害が最小
条件2-
条件3-

解 説

※クリーチャー5体を倒し、マティアス達の信用を得てください。

〈クリーチャー×5 サイズ1 知性1〉
・体長170cm程。黒い目出し帽に黒いジャージ姿。手にはそれぞれ鉄パイプや薪割り斧、杭を打つような大きいハンマーを持っている。
・シールドあり、回避型。
・主な攻撃
 基本は武器を使った近接攻撃です。
 他、武器を投げたりもしてきます。射程 直線5 投げた後は勝手に手元に戻る。
・一人を全員で襲うといった戦法を取りがち。
・個体によって攻撃威力に差はありません。

〈状況など〉
・現場はウエストサイドの比較的店がある通り。狭い路地や裏道も多い。
・時間はお昼頃。幸いほぼ人通りはありません。
・クリーチャーは今の所ジョンソンを攻撃していますが、ジョンソンが死んでしまったら次の獲物を求めて町を徘徊するようになるでしょう。

※皆さんの到着時にはジョンソンはすでに重傷、反撃する力もなくなっています。

〈戦闘後について〉
・マティアスやジミーと会話することができます。
・マフィアと繋がりがあるPCがうっかり口を滑らせそのことを言ってしまったりすると、態度が変わって冷たく当たられたりするでしょう。
・クリーチャーについて知っていることなどを教えてあげると、真剣に聞いてくれます。
・自分がこの町で何をしたいのか話してみましょう。それがツインフィールズにとって悪いことでなければ、咎人への評価は上がります。

※プレイングは戦闘6:会話4くらいで書いてもらえたらと思います。

マスターより

こんにちは、久遠由純です。

初めてのオルメタです。
成功条件が多いですが、敵は単純な能力と戦法なので簡単寄りですし、市民優先を念頭に戦えば普通に達成できるものですので、初心者の方でも難しく考えずに参加してもらえれば嬉しいです。

戦闘後のマティアスやジミーとの会話についてはカジュアル判定で判断します。

よろしくお願いします。

参加キャラクター

  • 如月 朱烙ma0627
    人間種|女
  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
  • マルコム・レーナルトma0971
    獣人種|男
  • 鈴鳴 響ma0317
    神魔種|女
  • シアンma0076
    人間種|男
  • 更級 暁斗ma0383
    人間種|男
  • 鳳・美夕ma0726
    人間種|女
リプレイ公開中

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