『咎人』を騙る奴は人幻界にもいた
岩岡志摩
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シナリオ形態
ショート
難易度
Normal
判定方法
エキスパート
参加制限
総合800以上
オプション
  • ハーフ
参加料金
50 SC
参加人数
3人~6人
優先抽選
30 SC
報酬
500 EXP
10,000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
5日
抽選締切
2022/08/06 10:30
プレイング締切
2022/08/11 10:30
リプレイ完成予定
2022/08/29
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
ハーフシナリオ
このシナリオはハーフシナリオに設定されています。
参加料金が半額となり、リプレイの文字数が下限、上限共に半分となります。

オープニング

●人幻界の今
 人幻界テンペストの中でも元常夜と呼ばれる地域の環境は、依然として不透明な情勢が続いている。
 鎖神貴一(mz0051)が処刑されても、東京にはミニオンやベリト(mz0054)のばらまいた異世界の生物、いまだに改心せず犯罪者のままでいる天獄機関の残党といった危険因子が蠢いていた。
 日本の警察や自衛隊も元常夜があった地域には特別な関与はしておらず、安全な状況とは言えないが、そこは『煉獄』メンバーや『煉獄』に合流した元スプリーム・ゴッド・プロジェクト(SGP)からの亡命者などが日々対応している。
 今も東京に残っているのは、自身の意志で留まった者、外から東京復興のために駆けつけた者、故郷の安否を確認するため来た者が多く、元常夜地域外からの支援を受けながら復興を進めている。
 鎖神貴一はすべての超能力が消えることを願い、実際に世界各所で超能力が消え始める現象が発生しているが、超能力者達の受け止め方は様々だった。
 望まない超能力を持ってしまった人達はこの現象を歓迎しているが、超能力を悪用していた者達はそうではなく、混乱も生じている。
 だが最近になって別のケースも現れるようになった。
 それは『人幻(サイコ・パス)』と呼ばれる存在の出現。
 人幻は人ならざる怪物という扱いで、当初煉獄はベリトなど簒奪者の関与を疑っていた。
 ただ咎人達と共に人幻と接触し、人幻が引き起こした事件を解決していくと、簒奪者の仕業ではなくこれも一種の『超能力の暴走』との見方が強まって来た。
 早い話が本来その能力を駆使していた人間から超能力が隔離され、独り歩きしているということになる。
 元々の持ち主の性格や能力、行動原理を引き継いで暴走し、その多くが人型に類することから人幻という呼称がつき、今に至る。
 現在も煉獄は各所で発生した「人幻事件」に対し、対応を続けている。
 今回取り扱う事件も、その一つだった。

●暴走者は夢見がち
 なお今回、人幻へと分離する前に超能力を保持していた男だが……。
「俺は仇一陽(あだ・いちよう)! 全知全能の咎人だ! 頭が良すぎてこの世界では誰も理解できないのさ。俺が優れている事を認めさせてやるぜ! 俺がリーダーだ!」
 はい、こいつです。
 胸元が大きく開いたピンク色のシャツの上に、黄色のジャケットを纏い、青のパンツを履くという統一感のない色使いが痛さを醸し出している。
「咎人のリーダーは俺だ! 俺より偉そうな奴はみんな神が操っている! 仲の良い奴はみんなクズだ! クズどもに負けてられるか!」
 通報を受け現場に駆け付けた『煉獄』構成員達は、気の毒な人を見るような視線を仇一陽に向ける。
 見た目こそ大人だが、頭の中は常春のお花畑というか。
 咎人を名乗っているが、ほぼ騙りだろう。
 仇一陽が着るジャケットの背中に描かれた『咎人リーダー』の文字も手書きっぽいし。
「答えない奴は俺を認めない奴だな、恥を知れ! 即答しない奴は俺を無視しているに違いない! 俺を陥れる気だな!」
 人々が往来する昼の街中で、注目を集める『仇一陽』が意味不明な事を口走る。
 仇一陽が喚く間にも、『煉獄』と元スプリーム・ゴッド・プロジェクト(略称「SGP」)所属の超能力者達は、人々の避難誘導を行っている。
「俺が懇切丁寧に説明しているのに反応なしかよ! この愚民が!」
 再び意味不明なことを仇一陽が叫び、突進する。
 ――煉獄所属の超能力者ではなく、避難中の一般人に向けて。
「俺の美しい蹴りに酔いな!」
 仇一陽が狙ったのは、一般人の中にいた子供。
 慌てて『煉獄』と元SGP所属の超能力者達は子供を庇うと仇一陽の蹴りを防ぎ止め、押し返していった。

●倒したと思ったら
 一般人――それも子供を攻撃した時点で、仇一陽は『煉獄』や元SGP所属の超能力者からの怒りを買った。 
「俺は全にして一つ、ゼロにしてエターナルの存在……平行次元のチャンピオンよ!」
 集中攻撃を浴びた仇一陽は、最後まで意味不明なことを口走り、倒れた。
 これで事件は解決したかに思えたが、倒れた仇一陽からやや離れた空間に、突如歪みが発生する。
 何もない空間にできた歪みが『穴』へと変化したことで、その現象に見覚えのある煉獄構成員は言った。
「あれは……サイコフィールド? そうなると出てくるのは……」
 『穴』の正体を煉獄構成員の1人が口にすると、昏倒する仇一陽の近くに、人型めいた何かが現れる。
「やはり出てきたか」
 サイコフィールドとセットになって出現する存在を、煉獄構成員達は知っている。
「たぶんあれは『人幻(サイコ・パス)』だろうな」
 構成員の言う通り、それは人幻だった。
 そして仇一陽の近くから出現したことから、それが仇一陽より分離したものと考えるのが自然だ。
 やはり仇一陽が主張する『咎人のリーダー』は騙りなのだろう。
 その間にも人幻は暴走を始め、周囲にある建物や設備への攻撃を始めた。
「元の人格は弱い者いじめが好きなクズだったが、人幻はそうでもないのか」
 人幻の方が人的被害を出さないという現実に疑問を抱きつつも、『煉獄』は人幻の制圧にかかる。
 しかし――。
「こいつ、強いぞ」
 数の優位を利用して、『煉獄』や元SGP所属の超能力者は人幻と交戦しているが、一定の範囲内に押さえ込むのが精いっぱいで倒せそうにない。
 今は辛うじて維持している包囲網を突破されれば、人幻がどこへ向かうかわからず、周囲にいる住民達の避難も必要になる。
 これ以上の事態悪化を阻止するために、現場にいた『煉獄』構成員達は決断する。
「人幻退治は咎人達にお願いしよう」
 そして『煉獄』からの依頼内容が天獄界に届けられると、天獄界の神官達も依頼斡旋に動き出した。

●今回の敵
 人幻×1
 超能力者「仇一陽」の超能力が独り歩きした存在。一見すると仇一陽のシルエットめいた姿。サイズ1。
 交戦した『煉獄』構成員曰く『人幻の方が強い』とのこと。
 周囲にある建造物や機械設備を破壊している。
 以下の能力を使うことが判明。なお名称は元の人格による呼称で、人幻とは会話不可能。

 俺の美しい蹴りに酔いな
 武器の射程をこのスキルの分だけ上昇させ、射程内の対象1体に威力を上昇させた近接攻撃を行う。この攻撃で対象にダメージを与える場合、シールドを無視してライフにダメージを与えてもよい。メインアクションタイミング扱い。射程2。
 理屈は不明ながら使用直前に一瞬黄金の光めいたイデアが脚を包むので、識別可能。

 俺はこの業を背負って生きていくのさ
 自分に付与されているBSをすべて解除する。またこのラウンド中、近接威力とシールドが上昇する。ファーストアクションタイミング扱い。理屈は不明ながら、使用すると一瞬白い光めいたイデアが全身を包むため、判別可能。

成功条件

条件1人幻を撃破。
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1被害拡大を防ぐことが出来た。
条件2???
条件3-

解 説

●目標
 人幻の撃破
 副目標:被害拡大を防止する

 登場
 人幻×1
 詳細はOP本文内文章●今回の敵を参照。割とタフな模様。

 ヒー・リショナー
 今回の増援でロールはリカバリスト。付近に発生したサイコフィールドを消す作業に回っている。皆様が人幻を倒す頃には作業を終わらせるので、サイコフィールドに対処する必要はない。使用スキルはフィールドクローズ、ヒール、シールドアップ。

 『煉獄』構成員達
 周囲の封鎖や避難誘導に従事している。皆様が人幻を倒した後の処理も引き受ける。現在気絶した仇一陽を離れた場所で確保中。

 状況
 人幻界の元『常夜』内にある街の一角。現地時刻は正午で快晴。
 周囲一帯は順調に再建が進み、日常が戻りつつあるが時々暴走した超能力者が事件を起こすため、『煉獄』構成員や元SGP所属の超能力者が事件解決に当たっていた。
 今回騒動を起こした超能力者は倒したものの、続いて現れた人幻を倒すことはできず、包囲するだけで精一杯だった。
 このため『煉獄』は人幻の撃破を皆様咎人に依頼した。
 なお現在も『煉獄』所属の超能力者が人幻の突破を食い止めているが、皆様が到着次第その場より退き周辺の封鎖や避難誘導に加わる予定。
 皆様が現場に到着するまでには、『煉獄』によってそれまで周囲にいた一般人たちも全員避難を終えているので、皆様が避難誘導に加わる必要はない。
 他の敵はいないため、今回の任務はこの人幻を倒せば達成したとみなされる。
 以下現場の簡易見取り図。1マスあたり2×2m程度。
↑北
  ABCDEFGHI
 1□□□□□□□□□
 2☆       ☆
 3
 4
 5☆   ●   ☆
 6
 7
 8☆       ☆
 9□□□□□□□□□

 ☆:PCスタート地点。自由に選択・重複可能。
 ●:人幻
 □:高層建築物。高さ6m以上で登れない。

マスターより

 今回の超能力者は単に自分より弱い相手に暴力を振るい、承認欲求を満たしたいだけのクズです。
 仇一陽は天獄界のことやロールといった咎人に関する基本的なことを全く知らず、咎人は『ただ服装や言動が派手な連中(仇一陽の視点では)』という認識です。
 なお人幻を倒した後、皆様は意識を取り戻した仇一陽と対面できます。
 仇一陽は皆様が本物の咎人だと知ると、土下座で『むしゃくしゃしてて、憂さ晴らししていただけなんです』と許しを乞います。
 騙った時点で既に迷惑をこうむっているので、格好よく断りましょう。
 『煉獄』からは『死ななければどうシメてくれても構わない』とのことなので、どうシメるかは皆様にお任せします。

関連NPC

  • ヒー・リショナーmz0073
    人間種|女

参加キャラクター

  • 高柳 京四郎ma0078
    人間種|男
  • 更級 暁斗ma0383
    人間種|男
  • 鳳・美夕ma0726
    人間種|女
  • ザウラク=L・M・Ama0640
    機械種|男
  • アナルデール・ウンディーニma0116
    人間種|女
  • 天野 イサナma0022
    人間種|女
リプレイ公開中

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