【巫】異形の拠点へ
シーザー
Twitter
シナリオ形態
ショート
難易度
Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合700以上
オプション
参加料金
100 SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50 SC
報酬
500 EXP
10,000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
3日
抽選締切
2022/08/11 10:30
プレイング締切
2022/08/14 10:30
リプレイ完成予定
2022/08/30
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

「うん、いいね。これはかなりいい出来だ」
 ウェルシュは咎人との戦闘で剥がれ落ちた皮膚を貼り直し、その出来の良さに満面の笑みを浮かべた。
 皮を剥がれたヤルダ人の遺体がごろごろ転がる部屋の中を、ウェルシュはステップを踏みながら歌を口ずさむ。
「そうだ。ストックも減ってきたし、ちょっと捕りに行ってこよう」
 鉄騎も連れずにウェルシュは拠点を飛び出した。
 主の留守を守るように、残された鉄騎のシステムが稼働し始める。

(かなり広いな)
 飛剣天仁は隆起した地面の影からウェルシュの拠点を覗き見て呟いた。
 円形の外郭は鉄の壁のように見える。等間隔で設置されているのは鉄騎だろうか。天仁ら数名の咎人が身を隠しているのは、丘と呼ぶには規模の小さな隆起した地面と岩陰のみ。あとは見晴らしの良い平地が広がっているだけだ。
「こうも距離が離れているとわかりづらいな」
「近づいてみたいが、あの壁の上部にいる鉄騎っぽいやつがどんな動きをするか」
「それも含めた調査だろ」
「いきなりドカンでお陀仏は勘弁だけどォ」
 互いに身を潜めたまま言い合う。
「ここで隠れていたところで、どのみちあの拠点は落とすんだ。どこまで近づけば攻撃を仕掛けてくるのか、どこから、どんな攻撃を――知らねば落とせん」
 天仁が立ち上がる。
「あ、戻ってきたぞ」
 拠点の周囲を調査してきた別働隊が戻ってきた。
「あの鉄騎みたいなヤツは全部で九か所に設置されてる。俺らがいるここを表だとするなら、裏に二か所の出入り口をみつけたが、見張りらしき鉄騎は見当たらなかったな。偶々なのかはわからねえけど。あのど真ん中にある門に比べればかなり小さい出入り口だから、鉄騎が使うにしても小型だろうな」
「もしくは別の用途か」
「さて、これからどうするんだ?」
 戻ってきたばかりの咎人が指示を問う。
「あの鉄騎がどの程度の攻撃を仕掛けて来るか、試す」
「いきなりかよ」
 驚く男を尻目に、
「俺一人では大した情報は得られんだろうから、誰か一緒に行ってくれないか。下手を打てば直撃は必至だ。それを覚悟で頼んでいるわけだが」
 天仁の言葉に手が挙がる。
「直撃されたいわけじゃないけど、それを防ぐ策が探れればいいかな」
「たぶんまだリーチがかかってないから死んでも大丈夫!」
 ほかにも数人の手が続いて挙がり、強張っていた天仁の表情が微かだが和らいだ。
「では行こうか」
 天仁と咎人が一斉に躍り出る。
 左右に散り、互いに距離を取って拠点を目指し疾走る。天仁らが近づくにつれ、壁上部に設置されていた鉄騎の内、中央の門の脇を固める2騎が砲台を起動させた。
 左右に散っていた咎人めがけて砲台が火を噴く。大量のエネルギー弾が一気に降り注ぎ、天仁らを覆い尽くした。
 エネルギー弾を撃ち落としながら弾幕を潜り、抜け出せた数名の咎人が拠点内への侵入を試みようと大門へと疾走する。
 止まない爆音の中、大門が内側から開かれると大型、中型、小型問わず無数の鉄騎が飛び出してきた。相手の力を利用し薙ぎ切り倒す天仁。
 別方向から回転するブレードを上下に振り分けながら突っ込んでくる鉄騎を紙一重で躱した天仁だったが、隙を突かれ利き腕を吹っ飛ばされた今、攻撃に転じることができない。
「道を拓きますよ」
 背後の仲間の声と共に眼前の鉄騎が粉砕された。その向こうに拠点の内部へと繋がる門が開いている。
「すまない」
 愛刀を左で拾い上げて門の中へ飛び込む。
 眼前に広がっていたのは建ち並ぶ巨大な貯蔵タンクと夥しい数の鉄騎だった。
「天仁! 足を止めるなッ」
 後を追ってきた仲間の怒声で正気に返った天仁は、刀を振り抜きながら奥へと走る。しかし鉄騎の数は増えるばかりだ。
「これでは埒があかん。……? 人の声?」
 爆音や破裂音、金属が擦れる嫌な音が飛び交う中、確かに人の声を聞いた気がした天仁は身を屈めて鉄騎の攻撃をやり過ごし、場を離れる。

『たす……てっ! ……すけて!!』

 タンクの壁に開いた通風孔らしき穴から声は聞こえた。声をかけると返事が返ってくる。
 今助ける、と言ったところで天仁は爆風に吹き飛ばされた。支えてくれた仲間に、生存者がいることを伝えたが、
「無理だって! これ以上ここには残っていらンねえよっ」
「だが、助けを請われているんだぞッ」
「ちゃんと作戦立てて――――」
 若い咎人の身体が崩折れた。
「……ッ」
 咄嗟に受け止めようと飛び出した天仁の視界が斜めに変わる。
(必ず戻ってくるぞ、必ずだ!!)
 ごとんっと2つにわかれて床に転がる天仁の胴体。霧のように薄くなりながらも、天仁の双眼は力強く最後まで光っていた。

成功条件

条件1生存者の救出を成功させる
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1生存者の負傷者を当初より増やすことなく救出する
条件2-
条件3-

解 説

目的:貯蔵タンク内の生存者を救出する。

OPは飛剣天仁が先んじて調査に赴いたときのもの。
・拠点の周辺は見晴らしの良い平地が広がり、身を隠すものや場所は限られている。
・拠点には3か所の出入り口がある。表の大門、裏に2か所(大型・中型は通れないサイズ)
・拠点を囲う壁の上部には等間隔で設置された9騎の鉄騎があり、20SQ以内の侵入者に対し大量のエネルギー弾で攻撃してくる。
・壁上部の鉄騎の攻撃が開始されると、拠点内部(大門)からサイズ問わず多数の鉄騎が迎撃に出てくる。
・拠点内部には巨大な貯蔵タンクが計4基あり、そのうちの1基に生存者がいる。

※敵に見つからないように潜入したり、敵を引きつける陽動作戦や生存者を守るスキルや運べるスキル、敵の注目を集めるようなスキルは有効です。
 救出班と陽動班とで分かれて行動することを推奨します。
※生存者の救出が第一目的なので、敵を全滅させたり倒して奥へ進むといった作戦は鉄騎の数の多さや強さから推奨しません。

救出すべき生存者の数 成人男性5名(内1名が重傷で歩行不能) 成人女性2名(軽傷だがひどく怯えている)

今回、天仁は救出班を強く希望しているので、陽動班を勧められたらちょっとゴネるかもしれませんが最終的には従います。

関連NPC 飛剣天仁

マスターより

【巫】シリーズいよいよウェルシュの拠点へ踏み込みます……と言いたいことろですが、貯蔵タンク内の生存者をまずは救出!
エネルギーになるかウェルシュに皮膚を剥がれてしまうか。そんな彼らを救う以外の選択肢はないというのが今回のシナリオです。
OPで天仁が殺られてしまっていますが、彼はけっして弱くないですぅ。ちょっとうっかりさんなだけなんですぅ←
それでは皆様のご参加をお待ちしております。また、参加くださった皆様のご武運をお祈り申し上げます。

関連NPC

  • 飛剣 天仁mz0020
    異能種|男

参加キャラクター

  • 灰音ma0155
    獣人種|不明
  • 三糸 一久ma0052
    人間種|男
  • シアンma0076
    人間種|男
  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
  • 鳳・美夕ma0726
    人間種|女
  • エルシア・アインホルンma1216
    異能種|女
  • アナルデール・ウンディーニma0116
    人間種|女
リプレイ公開中

ページ先頭へ

ページ先頭へ