蕗路~茸城と砲台神殿
瀬川潮
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シナリオ形態
ショート
難易度
Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合900以上
オプション
参加料金
100SC
参加人数
5人~16人
優先抽選
50SC
報酬
500 EXP
10000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
3日
抽選締切
2022/08/14 10:30
プレイング締切
2022/08/17 10:30
リプレイ完成予定
2022/09/02
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

●戦況
 ベゼルの不夜城と蕗の氏族の戦いは大詰めを迎えようとしていた。
 森から霊力を吸い上げ荒野にしていた同不夜城――蕗の氏族側の呼称「茸城」を包んでいた霧は晴れ、その全貌を現していた。それは一本の塔の頂上に巨大な八本腕のヤジロベエを立てていた。その腕の間は半透明のエネルギー体で覆っている。
 いわば、大きな笠に包まれたキノコのような形であった。
 なお、「茸城」の周りは広大な荒野である。
 当初は同心円状に霊力を集めていたようだが、今では明確に蕗の氏族の集落側に向かっている。
 その先兵であり橋頭堡が、キャタピラを装備した「移動神殿」である。
 神殿の正面上部には大きな時計がある。
 敵侵攻部隊がスイレン池から霊力を集めて枯らした「石灯籠型拠点」にも同様の時計があったことから、強力な霊力収集・集積装置だとみられる。
 この「移動神殿」は、荒野と森の境に位置している。
 ちょうど、森の中にできた一本道に正対する場所にいる。
 その道の両側にはサメ型の新型鉄騎を配置し、コクリ・コロン(mz0061)と蕗の氏族剣頭(けんがしら)ワム・ペムニ率いる陸戦部隊を迎撃した。
 これはのちに到着した咎人部隊が殲滅したが、氏族側にとっては移動神殿攻略のための偵察に失敗した形だ。

 この数日後、不夜城主のベゼル・デミウルゴスは単身で蕗の氏族大集落を急襲した。
 森に道を作りそこを起点に侵攻する敵の動きの裏を取られた形で、全戦力を最前線と天下統一戦予選に投入していた蕗の氏族は、この奇襲で大損害を被る。
 族長のマクタ・キシタが集落を守るべく最初に戦い、戦死。
 次に咎人の深夜真世(mz0069)が戦闘不能にされた。
 ちょうど真世の辻占茶屋を手伝いに来ていた咎人がベゼルを撃退したが、大集落への爪痕は大きく残ったのだった。

●前回の後日談
「マクタさんのお葬式、どうして呼んでくれなかったのよぅ」
 辻占茶屋で真世が唇を尖らせていた。
 長椅子で抹茶オレを飲んでいた若頭(わかがしら)――いや、マクタに代わり族長に就任したカンナ・ニソルがいつもより低い声でこたえる。まるで返答を拒むように。
「おそらく価値観が違う。しめやかに、ではなく乾杯で盛大に祝ったからな。……歳をとった者はいかに戦死するかが生きる目的だ。隠居状態だった先代には願ったりだろうよ」
 真世、発言がはばかられた気がした。
 気がしたが、胸中の感情が爆発した。
「それじゃ……それじゃこれからの戦いで何人死ぬつもりなのよ!」
 ほう、とカンナは見直したように顔を上げた。
「茸城との戦いでもう何人も死んでいる。残りは若い奴ばかりだし、誰も死なさんよ。ときに真世、お前……」
「ほへ?」
 新族長のカンナの言葉にホッとした真世、続けて初めて呼び捨て――軽い口調ではなく信頼の響きを感じた――にされて身を引き締めた。
「お前を族長代理に任命する。オレの代わりにここを守れ。……俺も最前線に出る!」
 抹茶オレを飲み干したカンナ。それだけ人員不足に陥っているのだ。
「えええ?」
 決定である。

●本編
 一方、前線基地の湯元砦では。
「もうこちらに広域偵察を繰り返す余力はありません」
 参謀役を務める戦頭(いくさがしら)ネアン・チレが言葉を絞りだした。
「集落峠から鮎母屋、スイレン池、湯元砦、山桜の地とジグザグに前進してきましたが、もう敵に合わせる必要はありません。補給路も伸びきりました。全戦力をもって、敵の最終拠点を叩きます」
 事実上の、最終決戦の号令である。
 そこにコクリが待ったをかけた。
「ちょっと待って。またボクの仲間の到着を待たずに行くの? みんなで行かないとこの前のサメみたいに先行部隊が酷い目遭うよ!」
 が、ネアンは申し訳なさそうな顔をした。
「理屈ではそうです。でも、我が氏族は後手を踏むと生き残れない。ワサビの群生地を発見しても他の氏族と同時なら間違いなく蹴散らされる。先手を取って、そして優位に立って商売をする。それしかないんです」
 すでに理屈ではなく、生きざまとの戦いの様相を呈しているようだ。

 こうして陸戦部隊の絶対的な支柱、剣頭ワムを先頭に「移動神殿」に突撃するのだった。
 後続の咎人部隊も増援に急ぎ、戦場に到着。
 直後、とんでもないことが起きた。
「わ! この神殿、移動砲台だよ!」
 コクリの警戒の声が響く。
 パルテノン神殿のような円柱の隙間からずらりと砲塔が姿を現したのだ。
 これが135度扇を形作り一斉射撃。鶴翼突撃をしていた氏族陸戦部隊とコクリに大ダメージを与えた。
 移動神殿を守るハズの敵陸戦部隊が後方135度の範囲に並び、神殿が突出していた理由だった。敵の焦土作戦で進軍距離が伸びたことによる、偵察失敗のツケである。
 ともかく氏族空戦部隊が前に出るが、敵の空戦部隊も前に出た。陸からの支援が手厚い分、押されている。
 この絶体絶命のピンチに、咎人部隊が間に合うのだった!

成功条件

条件1移動神殿にダメージを与え退却させる
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1コクリと氏族をできるだけ無事に撤収させる
条件2-
条件3-

解 説

 敵の最大の支城といえる、移動神殿を攻撃してください。
 しかし、移動神殿の正体は霊力庫であり、強力な移動砲台でした。不意打ちを食らった氏族陸戦部隊とコクリはかなりダメージを食らっています。戦場に突入して救出しつつ、敵の撤退を狙ってください。
 繰り返します。
 予定変更。友軍撤退のため、敵の撤退を狙ってください。

◆敵
H)移動神殿×1
・サイズ2でパルテノン神殿型
・移動はキャタピラで低速移動
・攻撃は円柱の間から出す砲塔からの一斉範囲砲撃(非物理の霊力砲)など

A)二足ガニ(通常)×4…両手のハサミで接近戦、口から高圧水噴射、耐久力高い
B)二足ガニ(高射角霊力砲装備)×2…片手に高射砲を装備したタイプ
C)飛空カブトガニ×6…空を飛ぶ。尻尾が霊力砲で前に折り曲げ発射
D)海藻剣士×多数…海藻に手足が付いた形状で、剣と盾で戦う。耐久力は低い
E)笠人形剣士×2…目深に傘を被った和風剣士。日本刀で戦う。遠距離攻撃は笠から半透明バリアを出し防ぐ。剣は介者剣術
F)浮遊海月×2…大型で分離した触脚から細く弱いビームのオールレンジ攻撃をしてくる(いわゆるファンネル)。本体からも細く弱いビームが出る

◆必要と思われる対応
陸)A、B、Dの混成陸戦部隊がHの両翼に分かれています。左右に最低一人必要(最小二人)
笠剣)陸戦で厄介なEが両翼に一体ずついます。誰か一人はついて自由を奪ってください(同二人)
空)Cの空戦部隊は氏族空戦部隊を挟撃しています。左右に最低一人は必要(空陸は問わず。同二人)
海月)空戦で厄介なFが両翼に一体ずついます。誰か一人はついて撃破してください(同二人)
※Hの一声範囲攻撃は、引いていた敵部隊(氏族が突撃を急いだ理由)が前進したのでもう撃てません
・氏族の友軍の数は多くもなく少なくもないという認識で
・氏族陸戦隊とコクリ(陸の右翼にいます)は継続戦闘可能で戦っていますが、戦闘不能になりやすいです

マスターより

 ふらっと、瀬川です。

 大ボリュームで申し訳ありません。蕗の氏族の戦いの続きです。
 前回は咎人の参戦部分は大成功でしたが偵察は失敗の扱い(これは仕方ない)で、今回の突撃部分も失敗ですがこれから参戦する咎人の責任ではありません。
 敵の撤退を狙うにはやはり、敵部隊を早急に減少させ神殿を焦らせる必要があります。
 非常に分かりやすい失敗があり得ますのでご注意を。

 では、よろしくお願いします。

※相談用にエキスパートです

関連NPC

  • コクリ・コロンmz0061
    人間種|女
  • 深夜真世mz0069
    人間種|女

参加キャラクター

  • 鳳・翼ma0424
    神魔種|女
  • シアンma0076
    人間種|男
  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
  • フィリア・フラテルニテma0193
    神魔種|女
  • 相澤 椛ma0277
    人間種|女
  • 伊吹 瑠那ma0278
    剛力種|女
  • 氷雨 累ma0467
    人間種|男
  • 更級 暁斗ma0383
    人間種|男
  • 茨木 魅琴ma0812
    神魔種|女
  • 桜庭愛ma1036
    人間種|女
リプレイ公開中

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