- 危険
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このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
オープニング
多くの都市が『龍神の谷』と呼ばれる山々に位置し、神使は資源に恵まれない岩壁に家を建てて暮らしていた。
一つの都市では弱くても、多くの都市が集まれば強大な力となる。
彼らの力は結束力。
その結束の力によって他の都市国家から『奪い』、この鏡神界で生き延びてきた。
先の水聖都市ドライマナの襲撃もその一つ。
咎人が防いでいなければ、また一つ都市国家が侵略されていたことだろう。
ガルワーズ都市連合からしてみれば失敗に終わった戦争である。
――が、しかし。
失敗に終わった戦いだとしても、それは許されることではない。
いずれにせよ、鏡神ミラリスにとってみれば粛清の対象である。
●鏡神ミラリス
龍神の谷の遥か上空に現れたのは巨大な鏡。
世界間を繋ぐゲートの役割をする鏡から、鏡神ミラリスは姿を現す。
過去に表世界の鏡神学園を襲った張本人。鏡の神獣は裏世界でも同じ姿で現れた。
その様子を見ていたガルワーズの旗手たちは、突拍子もない出来事に圧倒される。
「何事だ……!? どこから現れた!?」
「狼狽えるな、同胞よ! これも何かの謀!」
「――まさか、貴様らの計略か!?」
そのうちの一人が、あなたたちに疑いの目を向ける。
当然、違う。しかし、存在すら知られていない神獣が急に現れたとなれば、疑われることは仕方のないこと。
オーウェン(mz0093)は冷静に事実を告げる。
「私はこれを忠告にしに来たのだ、ガルワーズの旗手たちよ。先日のドライマナの侵略行為が、この世界の神獣を怒らせたらしい。直に粛清が始まる……」
粛清――確か、オクタヴィアはそう表現していた。だとするならば、こんなにも非情な粛清が、他にあっただろうか?
自らの神体である鏡神界を、鏡神ミラリスは破壊しようとしている。
『破壊鏡映開始……』
その一言で『それ』は始まった。
ミラリスは頭部に位置する鏡に光を収束させ――閃光を撃ち放つ! 龍神の谷に住むガルワーズの旗手たちの家々を目掛けて。
そして、非情な光は無情にも地上を荒らすのだった。
「くそ……っ! もう始めやがった! おい、あんたら、俺たちのことを疑ってないでさ、一緒にあいつを止めるぞ!」
焔城大牙(mz0043)はガルワーズの旗手たちに進言する。
「そもそも、俺たちがここに来たのはその為だ。ほら、ぼーっとしてると全部壊されちまうぞ!」
「然り……この少年の言う通りだ、同胞よ。今こそ結束の時!」
ガルワーズの旗手の一人は声を上げる。未だに状況は呑み込めていない。しかし、我らが故郷を攻撃していることには間違いない。だとするならば、集うまで。そう自分に言い聞かせ、ガルワーズの旗手たちは声を上げる。
「我等の敵は巨大な鏡の神獣だ! ここに集え! あの憎き鏡面に我等の故郷を映してはならない!」
結束を高めた旗手たちは、一目散に神獣ミラリスへと飛んでいく。
「私たちも続くぞ! 神獣ミラリスは彼らだけで倒せる相手ではない……!」
「お、おう!」
――と、あなた達も旗手たちに続こうと、思ったその時。
あなたたちの目の前に巨大な鏡が出現し、行く手を阻んだ。
●シミュラクラ
「なにっ!? どこから現れた!?」
この鏡は鏡神ミラリスの能力の一つ。後に『シミュラクラ』と呼ばれる、ヒトを映し出し、ヒトを作り出す能力。
鏡にはあなた達の姿が映し出された。しかし、一つ違うところと言えば――
「お、おい……あれって俺たちだよな……? なんで真っ黒なんだ……?」
「嫌な予感がする……。離れろ、大牙くん!」
オーウェンが叫んだと同時に、その鏡の中の黒い人物は外へと飛び出した。
当然、あなたの形をした黒い人物も飛び出し、あなたへと攻撃を繰り出す。
それはあなたが一番よく知っている技だった。それもそのはず――なにせその技はあなた自身の技なのだから。
そして、間一髪のところであなたはその技を躱すのだった。
一瞬の攻防。
「おおおおおい!? こいつら、俺らと全く同じスキルを使ってくるぞ!?」
「っく! 一度、離れるんだ、大牙くん!」
あなたたちは一度距離をとり、鏡から飛び出した黒い人物たちを観察する。
全身は真っ黒、その姿形はまるで――
「まるで……インクブロット。いや、厳密には違うだろうが、よく似ている……」
あなたも、映し出されたあなた自身を、見つめる。
映し出されたあなた自身も、あなたを見つめた。
しばしの沈黙。
そして少し経ったところで、映し出された黒い人物は溶けるようにして消え去るのだった。
「き、消えた……。なんだったんだ、あれ……」
「わからん……わからんが、時間制限があるのだろう……」
突然の出来事に一同は困惑する。
「恐らく神獣ミラリスの能力。ここからはあの能力にも気を付けなければならないという事か。しかし、それよりも――」
当初の目的を思い出す。
今は神獣ミラリスを止めること。
この間にも戦いは激化している。
「今はこの戦いを食い止めることが先決! 行くぞ! ガルワーズの旗手たちに加勢する!」
あなた達は神獣ミラリスに向かって飛んでいくのだった。
成功条件
条件1 | 全ての敵の撃破 |
---|---|
条件2 | - |
条件3 | - |
大成功条件
条件1 | ガルワーズの旗手の死者が10名以内 |
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条件2 | 龍神の谷の破壊度を20%に抑える |
条件3 | - |
解 説
このシナリオには選択肢はありません。
鏡の神獣であるミラリスから『龍神の谷』を守ることが目的です。
また、ガルワーズの旗手たちも同じように攻撃対象となっているので、なるべく死者を出さないようにしましょう。
ガルワーズの旗手たちはそこそこの戦闘能力を有していますが、咎人ほど強いわけではありません。
死者を少なくするためには、咎人の援護が必要となります。
神獣ミラリスは上空から龍神の谷を攻撃しています。
今回は成体が3体登場し、幼体は存在しません。
その代わり、成体は鏡によって『黒い咎人』を作り出し、戦力に加えます。
3ラウンド経過すれば自然消滅しますが、対処が必要になるでしょう。
能力の詳細は特設ページに記載してますので、ご確認ください。
戦闘は龍神の谷の上空となります。
よって、何かしらの飛行能力を装備していくことを推奨します。
●敵情報
・鏡神ミラリス(成体) サイズ4
龍神の谷に粛清を下す神獣です。
鏡から光線を放って攻撃をしてきます。
また、黒い咎人を作り出し、戦わせることが出来るようです。
飛行能力を有しており、上空での戦闘となります。
言葉を発しますが、意思疎通は不可能で、一方的に言葉をつぶやいているようです。
計3体出現しています。
シールドなし。
・黒い咎人 サイズ1
鏡神ミラリスが作り出す咎人のコピーです。
対象としたプレイヤーと同じステータスの敵キャラクターが出現します。
シールドはありますが、ライフは半減になった状態です。
また、プレイヤーが装備しているスキルを使用してきます。
3ラウンド経過すると自然消滅しますが、ライフを0にすることによって倒すことも可能です。
ライフを0にして倒すと、黒い咎人を作り出した鏡神ミラリスにダメージを与えることが出来ます。
●仲間情報
・ガルワーズの旗手×15 サイズ2
ガルワーズに乗っている天空騎士。
騎乗しているガルワーズが大きいためサイズ2。
マスターより
ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「境界の神獣」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。
また、本シナリオの参加者全員には交換用アイテム「修了証明書」をプレゼントいたします。
関連NPC
参加キャラクター
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- 高柳 京四郎(ma0078)
- 人間種|男
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- 天野 イサナ(ma0022)
- 人間種|女
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- 宵待 伽羅彦(ma0748)
- 人間種|男
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- 天魔(ma0247)
- 神魔種|男
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- 更級 暁都(ma0383)
- 人間種|男
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- マリエル(ma0991)
- 機械種|女
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- アナルデール・ウンディーニ(ma0116)
- 人間種|女
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- 伊吹 瑠那(ma0278)
- 剛力種|女
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- 氷雨 絃也(ma0452)
- 人間種|男
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- マイナ・ミンター(ma0717)
- 人間種|女
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- サヴィーノ・パルヴィス(ma0665)
- 人間種|男
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- シアン(ma0076)
- 人間種|男
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- 白花・C・琥珀(ma0119)
- 人間種|女
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- 川澄 静(ma0164)
- 精霊種|女
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- 水無瀬 遮那(ma0103)
- 精霊種|男
-
- 葛城 武蔵介(ma0505)
- 神魔種|男
-
- 鳳・美夕(ma0726)
- 人間種|女
-
- 葉山 結梨(ma1030)
- 人間種|女
-
- リダ・クルツ(ma1076)
- 人間種|男
- リプレイ公開中