字の氏族 そんな剣だしちゃイヤ!
西川 一純
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シナリオ形態
ショート
難易度
Easy
判定方法
カジュアル
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100 SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50 SC
報酬
600 EXP
12,000 GOLD
12 FAVOR
相談期間
3日
抽選締切
2022/09/14 10:30
プレイング締切
2022/09/17 10:30
リプレイ完成予定
2022/09/30
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. -
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

●不明
 咎人たちの協力により、謎の地下迷宮の調査はほぼ完了した
 過去、字の氏族が開発し扱いきれなくなった危険物や出来の悪い失敗作を闇に葬る場……というのが有力な説であり、時が過ぎて地下迷宮が衆目に晒されても字の氏族のせいだと思われたくなかったからではないかと一先ず結論付けられたのである。
 勿論この説が確実に真実とは限らないが、他に反証できそうな仮説がないのも確かだったのだ。
 そんな地下迷宮から持ち帰った一本の刀がある。
 漆黒の刀身を有し、抜身で地面に突き立てられていたのはこの刀だけであり、他の武具は無造作に放り捨てられるような形で折り重なっていた。
 その存在感から有用な物品ではないかと目され、字の氏族の長であるアヤメも予感めいたものを感じはしたのだが……。
「なぁにこれぇ。強いの?」
「……多分……?」
 帰還したアヤメは、実の妹であるショウブにも地下迷宮の真実は告げられなかった。
 どんな謂れを持っていたのか、古代文明の遺産ではないかと目を輝かせていたショウブには、まさか『御先祖様が作った廃棄場だったっぽい』などと言えるわけもない。
 巨大な石の巨人が現れたので、咎人が力を合わせて撃破してくれましたヤッターという、『嘘は言っていない』くらいの言い回しで誤魔化してある。
 そんな場から手に入れてきた刀がどれほどの力を有しているのか……アヤメたちは色々試してはみたのだが。
「……姉様?」
「何も言わないで頂戴……」
 いざ振り回してみたものの、特に秀でた点が見いだせない。
 羽のように軽いわけでもなく。
 岩や鉄をスパスパ斬れるような切れ味もなく。
 決して折れないほど頑丈なわけでもなく。
 少なくともショウブが咎人に作ってもらった筆……『咎虹(きゅうこう)』のような、即戦力になりそうな特殊能力は一見して見られない。
 敢えて評するなら平々凡々。なまくらとも言えないが名刀とも言えない……そんな中途半端な立ち位置と言えるだろう。
 現在、字の氏族内では字術に優れ実力を伸ばしたショウブを長にという声が上がっている。
 この刀を切っ掛けとしてアヤメの力がショウブに並び、元の鞘に収まることを期待していたのだが……。
「うーん……うーん……。刀を握ると力が湧いてくるとか!?」
「ないわね」
「霊力を増幅させて才能がないヒトでも字術が上手くなるとか!?」
「喧嘩を売っているの?」
「あわわっ、違くて! じゃあじゃあ、過去の使い手の技を使えるようになるとか!」
「……ショウブ……お伽噺の読みすぎではないの……?」
「違うもん! 咎人の人たちから聞いた冒険譚だもん!」
 それはそれでどうなんだと思いつつ、アヤメは今日何度目かのため息を吐いた。
 一向に解明できない刀の能力。字術だけでなく武具を見極める才能もなかったのかと、アヤメは自己嫌悪に陥りかける。
 ……いや、違う。自分だけでなく、信頼する咎人たちもこの刀には注目していた。
 特に鍛冶師でもあるという青年……彼の見立てが間違っているなどとはどうしても思えない。
 ここは稽古をつけてもらう意味も含めて、経験豊富な咎人たちに意見を求めようという話になったのである。
 使いこなせていないだけで、この刀には素晴らしい力がある。そう祈って日々鍛錬を続けるしか、アヤメにできることはない。
 ……と。
「お伽噺で思い出したんだけどさ、気分を変えるために『五行行脚』でもしてみたらどうかな?」
「はぁ……ショウブはそのお話好きよね……」
「そりゃあそうだよ! この地に伝わる五匹の龍の伝説! 本当に居るなら戦ってみたいじゃん!」
「気持ちはわかるけれど……同い年なのだから、そろそろお伽噺からは卒業してくれないかしら……」
 大人びたアヤメと子供っぽいショウブ。性格も外見も大きく違うが、二人は一応双子である。
 できればもっと現実を見てほしいと思う姉のアヤメは、ため息を吐いてから刀の素振りを再開するのだった―――

成功条件

条件1謎の刀の能力を解明する
条件2アヤメの修行に付き合う
条件3-

解 説

・妖鉄界ヤルダバオトにある字の氏族の居城、連城が舞台です。
・謎の黒い刀には秘められた力があるようなのですが、それが何かわからないので解明を手伝って欲しいとのこと。
・アヤメ本人も色々試してみたようなのですが、どれも不発に終わっているようです。
・アヤメに稽古をつけながら、刀の能力を引き出せればベストです。
・アヤメは物理的な戦闘力だけなら字の氏族随一の力を誇ります。もっとも、咎人には及びませんが。
・連城の修練場を使えますので、ちょっとくらい荒っぽい稽古もOKでしょう。

・無理に修行するのではなく、アヤメと雑談したり気分を軽くしてやるという方向でもOKです。修行するだけが修行ではないのです。(哲学)

マスターより

 皆さんこんにちは。拾ったばかりの武具をすぐに完璧に使いこなせるRPGの登場人物ってヤバいですよね……といつも思っている西川一純です。(何)

 折角頑張って手に入れた武具が攻撃力が高いだけとかだと残念な気分になりませんか?
 説明書を読んだのよ! というわけにも行きませんし、普通は試行錯誤して真の力を解明するものです。
 謎の黒い刀は本当に平々凡々なだけの刀なのか……果たして―――

参加キャラクター

  • 不破 十六夜ma1291
    人間種|女
  • 不破 雫ma0276
    人間種|女
  • ラファル・A・Yma0513
    機械種|女
  • 小山内・小鳥ma0062
    獣人種|女
  • 氷雨 累ma0467
    人間種|男
  • フィリア・フラテルニテma0193
    神魔種|女
  • フリッツ・レーバma0316
    剛力種|女
  • 鳳・美夕ma0726
    人間種|女
リプレイ公開中

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