クロスウォーズ
運営チーム
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シナリオ形態
グランド
難易度
Very Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合1200以上
オプション
  • 危険
参加料金
150 SC
参加人数
1人~25人
優先抽選
50 SC
報酬
1,200 EXP
36,000 GOLD
18 FAVOR
相談期間
5日
抽選締切
2022/09/24 10:30
プレイング締切
2022/09/29 10:30
リプレイ完成予定
2022/10/18
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
危険
このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。

オープニング

●簒奪者撃退
 表世界の鏡神学園。
 以前、鏡神ミラリスに襲われたその地で、再び戦闘が行われていた。
 敵は簒奪者ダグラス――裏世界の鏡神学園の総長を務める者である。
「シャルよ。ワタシを失望させてくれるな。この偽りの平和に染まった世界で、腕が鈍ったとは言わせんぞ」
 黒いパジャモに乗ったダグラスは大槍を構える。
 狙いはシャルル。
 かつてこの二人は師弟の関係にあった。
 その関係を思い出させる様に、『お前の居場所はこちらの世界だ』と訴えかける様に、ダグラスは大きく飛翔し――
 そして、その赤い瞳を持つかつての教え子を目掛けて、滑空する――!
「ふざけたことを……! 貴様が何と言おうが、俺はこの世界に生きる、鏡神学園の寮長だ……!」
 真っ向から攻撃を受け止めようとするシャルル。
「俺にとっては貴様は簒奪者に過ぎない! この世界から出ていくがいい!」
 ぶつかり合う槍と槍。
 力は均衡しているように見えた――が。
「フン。それでは、ワタシには勝てまい……」
 その鋭い目を閉じたダグラスは、一言呟く。
「力を貸しなさい――剛神マグルート!」
 トランスフォーム――。ダグラスは一時的に神獣を自らの身体に降ろし、攻撃を強化する。
 しかし、それは降神騎士の専売特許のはずだ。
「なに――!?」
 マグルートの力を加えられた攻撃は凄まじく、シャルルは一撃にして吹き飛ばされた。
 すぐさま逆方向にパジャモを羽ばたかせ、態勢を整える。
 目の前にいる男は間違いない……天空旗士の騎乗術を扱いながら、降神騎士の降神術を同時に使用している。
「フン。二つの学術に精通していることが、そんなにも驚きかね? ワタシは鏡神学園を統べる者だ。これぐらい当然のこと。むしろ全学科の知識を持ち合わせていないようでは、とてもとても総長などとは名乗れまい」 
「なるほど、騎乗しながら降神術を扱うか……。だが、多芸は無芸。その道を極めた者には敵うことなど――ない!」
「クク……よろしい。虚勢を張ることも、時には重要だ。シャルよ、存分に来なさい」

 そうやって、二人の槍と槍が再びぶつかり合っている頃。
 近くに時空の歪みが生じ始める。
 それはイデアゲートのような転送術。
 ある簒奪者が得意とする技である。
「まさか……このゲートは……」
 鎖神貴一はそのゲートに見覚えがあった。
 時に一緒に東京の街を陥れた仲間であり、時に一緒に学園で学んだ学友。
 しかしながら、彼女は簒奪者。一緒に歩むことは、絶対にありえない。
 そいつは姿を現す。
「あーァ、こんな楽しいパーティーにボクを呼ばないなんて、ほんっと失礼してくれるよねェ。ボクはピチピチの可愛い悪役ガールなんだからさァ。殺戮の場面に『悪魔』は絶対に必要だろォ? まァ、ボクはどっちかっていうとキャピキャピした『小悪魔ちゃん』って感じだけどねェ! アッハッハァ!」
 久しぶりに姿を現した『そいつ』は、いつものように不機嫌で、いつものようにブツクサと苦言を呈していた。
「――って、聞いてるのかよ、じじいィ!!! あれほどボクを置いて行くなって言っただろォ!? 無視すんなよなァ!!! その白い髭をピンクに染めるぞォ!!!」
 当然、無視である。
 相変わらずの不安定な情緒。
 懐かしいなと、鎖神は思っていた。
 久しぶりの再会である。
「……まさかキミの方から現れるとはね。簒奪者ベリト」
 鎖神は別れの時こそ気丈に振舞っていたが、実のところベリトの事を気にしていた。
 咎人と簒奪者という境遇にシンパシーを感じていたし、そうでなくても自身と重ねてしまう所があったからだ。
 不思議と目の前に現れた彼女に安堵を感じる。
 が、しかし――それは直ぐに崩れ去ることになった。
「あん? 気安く名前を呼ばないでくれるかなァ? 困るんだよねェ、勘違いヤローが多くてさァ。ボクのファンが多いのは仕方ないことだけど、てぃーぴーおーってヤツを弁えて欲しいよねェ。わかるかなァ、てぃーぴーおー。実は最近覚えた言葉なんだよねェ」
 続けるようにベリトは鎖神に言う。
「んで。お前さァ……一体誰だよ?」
 ――と。
 彼女は記憶を捨てることを選択していた。
 自分の在り方に亀裂が生じるようであれば、近しい存在ほど邪魔なものはなかった。
 だから自ら望んで消した。
 そう、彼女の目の前にいる鎖神貴一という男は、その消した記憶の一つである。
「まァ、どこの誰でもいいんだけどさァ。新生ベリトちゃんの遊び相手になってくれれば、それでいいよ」
 ベリトは更にゲートを作りだし、ピンク色に染まったパジャモの幼体たちを出現させる。
 そして指揮棒を雑に振りかざすのだった。
 パジャモの大群が鎖神を襲う。
「簒奪者ベリト……。キミはそうやって、いつまでも道化を演じていくのか……!」
「あァ? うるさいなァ。だから誰なんだよ、お前!」


●オクタヴィア撃退
 一方で、鏡神学園の中庭ではヴェロニカとオクタヴィアが戦いを繰り広げていた。
 こちらも言うなれば師弟関係。
 かつての教師と教え子の関係であり、そしてそれ以上の関係。
 ヴェロニカはオクタヴィアを気にかけ、オクタヴィアはヴェロニカを慕う――そんな関係だった。
 しかし今では、剣と指揮棒を構え合い、両者は対立している。
「残念だが、ヴェロニカ。僕はあなたに一騎打ちを申し出ることはない。これまで通り僕は、卑怯と呼ばれようが何と呼ばれようが、僕の世界を勝たせるために戦う。嘘偽りで作られたこんな世界に、負けていいはずがない!」
 短い剣を指揮棒のように扱い、インクブロットをまるで神獣のように操作する。
 卑怯と呼ばれようがなんでもいい。自分の世界を勝たせて見せる。それがオクタヴィアの決意だった。
「『嘘偽りの世界』ですか……。貴女にしては軽率な発言です、オクタヴィア」
 かつての教師は目を細め、教え子を叱りつける。
「この世界に生きる者たちにとっては、嘘も偽りも一つとしてない真の世界です。わたくしもこの世界に生きるその一人。発言を撤回しなさい」
「嫌だ。――拒否する」
「そうですか。では、あの子の前でも同じ言葉が言えますか?」
「っく、それは……っ!」
 あの子……それは当然のことながら、メロディアのことだった。
 オクタヴィアにとって特別な存在。
 故郷を失ってしまった彼女の唯一の希望である。
 ヴェロニカは容赦しない。かつての教え子に更に詰め寄る。
「もう一度言います。『あの子』の前で『嘘偽り』だと、貴女は暴言を吐けるのですか? できるというのならば、仰って御覧なさい!」
 そして偶然にも、その言葉と同時に、『あの子』はその場に飛び出すのだった。
 いや、もしかしたらヴェロニカは察知していたのかもしれない。
 あの子……つまりは、メロディアが駆けつけてきたことに。
「見つけた……! ヴェロニカ先生! それに……………仮面の……?」
 メロディアはそこで初めて、オクタヴィアと対面したのだった。
 偽りの面を介さずに見つめ合う二人。
 不思議な瞬間だった。
 初めて目を合わせたというのに。
 その両者の瞳は似ても似つかない異なる色だというのに。
 その赤い瞳を持つ神使と、その青い瞳を持つ神使は――やはり似ていた。
 当然の事だ。
 やはり彼女らは。
「やっぱりあなたは……私の――」
「――やめてくれ!」
 遮るようにオクタヴィアは叫ぶ。
 その言葉は聞きたくない。
 その言葉を聞けば、決意が揺らぐ。
 僕の妹はただ一人だ。
 黒髪で、瞳は赤く、病弱で、長く生きることが叶わない――そんな可哀そうな子。
 それが僕の妹、メロディアだ。
 そうオクタヴィアは心の中で自分に言い聞かせる。
 違う、違う、違う、違う、違う、と。
 そして、ついに――

「違う。キミはメロディアなんかじゃない」
 
 赤い瞳を濡らしながら、彼女は彼女に向かって、一番酷い言葉を浴びせるのだった。
 そして彼女は、黒く染まった憎しみ達を従え、その二つのタクトを交差させる。
 クロスウォーズ――世界と世界の旋奏の始まりである。

成功条件

条件1ダグラスの撃退
条件2オクタヴィアの撃退
条件3-

大成功条件

条件1ピンクパジャモを全て倒す
条件2インクブロットを全て倒す
条件3-

選択肢

選択肢1簒奪者撃退 現在の人数15
選択肢2オクタヴィア撃退 現在の人数10

解 説

選択肢1.簒奪者撃退<危険>

ダグラスとベリトを撃退させます。
ダグラスの目的はシャルルを裏世界に連れて帰ることです。
自発的に裏世界に来ることを望んでいますが、
いざとなれば無理矢理にでも連れて帰りたいようです。
当然、ダグラスはシャルルを優先的に狙う事になるので、援護が必要です。

一方で、ベリトの目的は単純な破壊行動です。
表世界の鏡神学園で過ごしていた彼女ですが、現在ではその頃の記憶を失っています。
よって、咎人の事は覚えていませんし、学園での出来事も覚えていません。
簒奪者として行動するので、咎人のことは敵として認識しています。
ベリトはパジャモ(幼体)を10体呼び出し、自由に戦わせます。

鏡神学園の上空での戦闘となるので、
何かしらの飛行能力を装備していくことをお勧めします。
ダグラス、ベリト、パジャモにはシールドがあります。

NPCとして鎖神貴一、シャルルが登場します。


選択肢2.オクタヴィア撃退

オクタヴィアを撃退させます。
彼女の目的は学園を破壊することですが、現在はヴェロニカに攻撃を集中しています。
また、出現しているインクブロット10体を操りながら戦っています。
操っている10体以外にも、出現しているインクブロットが学園の生徒を襲っていますが、
現在の生徒は戦闘能力が上がっているので、援護をする必要はありません。
また、同時に校舎も襲っていますが、こちらも学園の生徒で対処可能なレベルでなので、
プレイヤーの戦力を割く必要はありません。
あくまでもオクタヴィアと、操っているインクブロット10体が撃退対象です。
オクタヴィアはメロディアに対して消極的であり、彼女に攻撃をすることはありません。
こちらの選択肢では、鏡神学園の庭で戦う事になるので、
飛行能力を装備していない場合でも戦闘が可能です。
オクタヴィアとインクブロットにはシールドがあります。

NPCとしてヴェロニカ、メロディアが登場します。

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「境界の神獣」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

また、当シナリオについて詳しくまとめた特設ページも公開されますので、そちらもご確認されますことをオススメ致します。

本シナリオの参加者全員には交換用アイテム「修了証明書」をプレゼントいたします。

関連NPC

  • シャルルmz0092
    神魔種|男
  • メロディアmz0094
    神魔種|女

参加キャラクター

  • 宵待 伽羅彦ma0748
    人間種|男
  • アナルデール・ウンディーニma0116
    人間種|女
  • 小山内・小鳥ma0062
    獣人種|女
  • 更級 暁都ma0383
    人間種|男
  • 白花・C・琥珀ma0119
    人間種|女
  • 高柳 京四郎ma0078
    人間種|男
  • 山神 水音ma0290
    精霊種|女
  • 天魔ma0247
    神魔種|男
  • 葉山 結梨ma1030
    人間種|女
  • 川澄 静ma0164
    精霊種|女
  • マイナ・ミンターma0717
    人間種|女
  • マリエルma0991
    機械種|女
  • シアンma0076
    人間種|男
  • 天野 イサナma0022
    人間種|女
  • 伊吹 瑠那ma0278
    剛力種|女
  • サヴィーノ・パルヴィスma0665
    人間種|男
  • リコリコma0309
    妖精種|女
  • リダ・クルツma1076
    人間種|男
  • 鳳・美夕ma0726
    人間種|女
  • レジオール・V=ミシュリエルma0715
    剛力種|女
  • 葛城 武蔵介ma0505
    神魔種|男
  • 鈴鳴 響ma0317
    神魔種|女
  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
  • 桜庭愛ma1036
    人間種|女
  • ルー・イグチョクma0085
    人間種|男
リプレイ公開中

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