オープニング
今回はその中の一人、知恵の神エゲリアの話。
あなたがた、咎人達は神官にとある一室に通された。真っ白に統一され、モニター以外に何もない。無駄のない一室と言えば聞こえは良いが、面白味もない。
やがてモニターに一人の中性的な子供が映る。
「やぁ、来たね奴隷君達」
人離れした透明感のある肌、神々しさすら帯びる彼。それもその筈、彼こそが三神が一柱、エゲリアその人に違いないのだから。
「さて、長話は嫌いだ。率直に言おう君達に、テンペストへ言ってフルーツ飴を持ってきてほしい」
あなたがたは、いきなりの『お願い(命令)』に声が出ない。その態度に気にすることなく、エゲリアは話を続ける。
「フルーツ飴だ、わかる? 折角の果実本来の色を、甘い着色料で塗り潰して台無しにする棒つきのアレだよ」
知識としてわからないものは少ないだろう。しかし、それなら別にテンペストでなくても、このエンブリオでも手に入りそうなものだが、と考えてしまう。
無論。そんなあなたがたの考えはエゲリアにはお見通しだ。
「まさか、ボクがお菓子がただ食べたいから頼んでいる……なんて、思ってはいないよね?」
袖を口元に持っていき、まぁ好きだけどねとも彼は呟きつつ、エメラルドにも似た眸があなたがたを貫く。
「聞くところによると、浅草で三神祭とやらを開くらしいじゃないか」
三神祭。テンペストにて、常夜内部で三社祭の代わりに開催される祭だ。祭には、エンブリオの三神スサノオ、アイシス、そしてエゲリアを模した出し物があるらしい。
「そこでボクにふさわしいフルーツ飴を選んできて……よもや、三神祭なんて開くのにボクのことが良くわからない知らない、なんてことはないよね?」
要約するに、これは知恵の神エゲリアからのテストなのだ。三神祭を開くのならば、当然自分達神様のことも知るべき、と言ったところなのだろう。
……お菓子大好きによる口実の線も否めないが。
「飴が手に入ったらここに戻ってきて。ボクが直々に貰ってあげる」
「では、成果を期待しているからね。奴隷君達」
そう最後に言い残して、モニターは音をたてて消えた。
●テンペストにて
ところ代わって、こちらは人幻界テンペスト。あなたがたは、祭準備中の浅草を訪れていた。ないことはないと思うが、もし祭の会場にフルーツ飴を売っている屋台がなかった場合、エゲリアにありませんでした、と頭下げて済むワケがないからである。
祭の準備だろう、慣れない手付きながら、煉獄のスタッフ達が屋台の組み立てに勤しんでいる。
そのスタッフと思わしき煉獄の人間を見つけてあなたがたは質問をすると、思わず彼は吹き出して、笑いながら答えてくれた。
「大丈夫です、様々な種類フルーツ飴を取り揃えますよ。今時、フルーツ飴のないお祭りなんて、ありませんって。よっぽど、そのヒトはフルーツ飴に御執心なんですね」
あなたがたは、ホッと胸を一なで。最悪自分達で作ることになったかもだが、それはどうやら免れたようだ。スタッフのヒトはまだ笑っている。その相手がこの祭の主と知ったら、このヒトどんな顔をするだろう…………
「た、大変だ! 今、連絡が入った! 川に天獄機関のミニオンが!!」
スタッフの一人が息を切らして駆け寄ってくる。詳しく話を聞けば、どうやらフルーツ飴用の果物を乗せた船が通るルートを、ミニオンが邪魔をし通れないらしい。
「どうしよう、彼処からしか此処に搬入出来ないのに」
困るスタッフに、あなたがたは声をかけるだろう。ミニオン達を追っ払わなければ、どちらにせよフルーツ飴が入手出来ないのだから。
スタッフは頷いてから、必死にあなたがたへこう言った。
「お願いします。もし、水上の『アシ』が欲しいなら、こっちからモーターボートをお貸しします!」
こうして、神様のお使いの為の戦いが始まった……
成功条件
| 条件1 | 敵ミニオンの撤退。 |
|---|---|
| 条件2 | エゲリアへのフルーツ飴献上。 |
| 条件3 | - |
大成功条件
| 条件1 | エゲリアを満足させる。 |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
解 説
敵
水陸両用汎用型ミニオン×3
説明
サイズは2。ホバーで移動するミニオン。回避、防御、攻撃、命中、共にバランスが良い。攻撃は大剣による『斬撃及び衝撃波』。弱点は電撃。遠距離攻撃には『電磁バリア発動』
電磁バリア
Rスキル:射程3以上の攻撃が命中した場合発動。シールドを少し消費し、電磁バリアを展開、最終ダメージを二分の一にする。
小型飛行補助ミニオン×4
サイズは1。プロペラで飛行している。シールドは高いが、他は脆い(シールドがなくなれば、ほぼ一撃)。基本攻撃は『射撃のみ』。他にBS麻痺状態にする『麻痺弾』、汎用型ミニオンを補助する『阻害機能』を持つ。
BS麻痺状態
1ラウンドの間、体が動かなくなる。命中判定時『必ず防御で判定』しなければならない。
阻害機能
R:スキル。汎用型ミニオンに対する、命中判定クリティカルを感知した場合、即座に弾を射出し対象を邪魔し『判定を通常成功にする』(但し、相手スキルに必ずクリティカルと書かれた物は無効) 各個体スキルは1回のみ。
戦闘開始時。PCと敵の距離間隔は最短で『3スクエア』最長で『5スクエア』になる。ミニオンは『基本的にPC』を狙う。
汎用型ミニオンが『全滅』すると、飛行型ミニオンは『撤退』し、戦闘終了。
他、条件。
今回は川による水上戦。煉獄よりモーターボートを貸し出される。モーターボートの性能は移動は4。二人乗りで、片方に煉獄の能力者が乗るため、操作の心配はないが、ボートにシールドは存在しない。モーターボートが必要なら、プレイング書いておくこと。
※エゲリアへのフルーツ飴を必ず持ってくること。様々な果物をお祭では取り揃えている。果物の種類を書くと、なお良し。
マスターより
こんにちは、月宵です。今回は連動シナリオとなっております。
ちょっとしたお祭りでのお使いのつもりが、大変なことになってます。果たして皆様は、無事エゲリア様の依頼をクリア出来るのか!? そして、神を満足させる飴は入手出来るのか!?
それでは、お待ちしております。
参加キャラクター
-

- マイナ・ミンター(ma0717)
- 人間種|女
-

- シトロン(ma0285)
- 異能種|女
-

- クラリス・ド・ラプラード(ma0056)
- 獣人種|女
-

- 葛城 武蔵介(ma0505)
- 神魔種|男
-

- 高柳 京四郎(ma0078)
- 人間種|男
-

- 麻生 遊夜(ma0279)
- 機械種|男
-

- 鈴鳴 響(ma0317)
- 神魔種|女
- リプレイ公開中




