潜入、アース帝国
正木猫弥
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シナリオ形態
ショート
難易度
Normal
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
  • 召喚可
参加料金
100 SC
参加人数
2人~4人
優先抽選
50 SC
報酬
500 EXP
10,000 GOLD
10 FAVOR
封魔界ワールドロールで参加すると +50 EXP
相談期間
3日
抽選締切
2022/11/24 10:30
プレイング締切
2022/11/27 10:30
リプレイ完成予定
2022/12/13
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
召喚可能
このシナリオでは召喚を行うことができます。
召喚を装備しているキャラクター全員が召喚可能です。

オープニング

「よう、ベルナール」
「こんにちは」
「!? あ、あなた方は……」
 封魔界アルビオン、ユーフォリア公国のとある喫茶店。
 『連れ』の男が去った後もしばらく放心状態だったベルナールは、背後の席から現れた天達・巳之助(mz0032)と愛音・明日美(mz0059)の声で我に返った。
「街で見かけたあんたの様子がおかしかったんで、悪いと思ったが尾行させてもらったぜ。……まあ、死んだはずの奥さんと娘が生きてるって聞かされりゃあそうなるよな」
「話は全部聞かせてもらいました。連れの方は、わざわざベルナールさんに故郷の事を伝えにきてくれたんですね」
「………………」
 巳之助達に話しかけられても、ベルナールは無言で俯いたまま唇を噛み締めている。
 ベルナールの故郷である『ペルクト公国』は、『アース帝国』の侵攻によって最序盤に征服された地域に該当する。
 愛する母国が破壊されていく無慈悲な現実。追い打ちをかけるように、医師として負傷者を治療していたベルナールに『妻と娘が砲撃で死亡した』という通知が届いたのは、今からおよそ1年前の事であった。
 辛すぎる現実を振り払うように、ベルナールはアース帝国領となったペルクト公国を飛び出して『剣十字教会』の活動に身を投じた。今の今まで、旧ペルクト公国から亡命してきた友人が故郷の現状を教えてくれるまでは、妻子が生きているなど夢にも思っていなかったのである。
「でも、何でペルクト公国は奥さんと娘さんが死んだなんて言ったのかな?」
「……おそらくですが、最初はただの誤報だったのでしょう。それが修正されなかったのは、『神格』の量に関係なく平等に治療活動を行っていた私が邪魔だったのだと思います」
 血が噴き出そうなほど拳を握りしめながら、ベルナールが明日美の疑問に答える。
 アース帝国の侵攻前から、ペルクト公国の政治は腐敗にまみれていた。領主のヤニック・ペルクトは命がけで戦う兵士をアース帝国に売り渡し、その功績によって自身の地位と財産を守ってみせたのだった。
「私は愚か者だ。何故私はろくに調べもせず、エミリとリナが死んだと決めつけた!? 自分の国が腐っている事など、とうに分かっていたはずなのに……!!」
 声を振り絞るベルナールの両目からは、いつしか悔し涙が流れ始めていた。
「泣いてる暇があるのかよ。今あんたにできるのは、奥さんと娘を助ける方法を考える事だろうが!」
「ベルナールさん、私達に何かできる事はありませんか?」
「已之助さん、明日美さん……。お願いします。どうか、どうか妻と娘を助けてください……!」
 咎人達の叱咤を受けた中年男の瞳に、再び強い力が戻っていく。涙を拭いたベルナールは、深々と巳之助と明日美に頭を下げたのだった。


 かくして、ベルナールの依頼を引き受けた巳之助と明日美は、仲間達と共に旧ペルクト公国に潜入するための作戦を練り始めた。
 『女神の騎士』という立場を隠すため、剣十字教会のスタッフを装う事は早い段階で決定した。しかし肝心なのは、その嘘をどうやって真実に見せかけるかである。
 支援物資を満載したトラックに、国外を旅するために必要な各種の偽装書類。諸々の準備を整えてから『涙の海』を貨物船で横断し、一行がアース帝国領『シェルム港』へとたどり着いた頃には、喫茶店での出来事から1か月が経過していた。

「大丈夫。もう見てないよ、天達さん」
「ふーっ、やれやれ」
 咎人達のトラックを臨検した兵士の姿が徐々に小さくなっていく。明日美に声をかけられた巳之助は、ハンドルを握り締めながら思わず安堵のため息を漏らした。
「緊張したけど、これで第一段階突破だね」
「アース帝国の兵士は思ったよりまともだったな。これなら案外バレずに行けそうだ」
 シェルム港のそこかしこに『ウォードス』が配置されている光景は冷や汗ものだったが、偽装書類が完璧に機能したおかげでトラブルは発生しなかった。
 ユーフォリア公国からすればアース帝国は『悪の帝国』だが、そこに住まう人々全てが悪人であるはずもない。今後の道中で遭遇が予想される警備兵の部隊も、対応を誤らなければ戦闘の回避は容易だろう。……一部の例外を除いて。
「ベルナールの話によると、『ペルクト公国出身の部隊』にはまともな話し合いは通用しないらしい。そうなるとトラブルは避けられねえだろうな」
「うう、やっぱり? 嫌だなあ……」
 長旅はまだ始まったばかり。前途に立ちはだかる不穏な予感のせいで、巳之助と明日美の会話は中々弾みそうになかった。

成功条件

条件1剣十字教会を装い、旧ペルクト公国へ潜入する。
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1旧ペルクト公国出身の警備兵部隊に増援を呼ばせない。
条件2-
条件3-

解 説

【シナリオ概要】
 アース帝国(=旧ペルクト公国)に身分を偽って潜入し、NPC『ベルナール』の妻子を助け出す事が目的のシリーズシナリオです。
 今回は『旧ペルクト公国にたどり着くまで』がシナリオの範囲となります。
 スタート地点はアース帝国領の『シェルム港』。PC一行は『剣十字教会』(人道支援を目的とした女神教団の下部組織)の一員という設定で、支援物資を積んだトラックに乗って旧ペルクト公国の潜入を目指す事になります。


【警備兵部隊について】
 道中、PC一行は『ウォードス』が配備された警備兵部隊から臨検を受ける事になる。
 剣十字教会にはそれなりの知名度があるため、まともな部隊であれば手荒な真似はしてこない。しかし旧ペルクト公国出身の部隊は規律が乱れており、暴言や挑発、強請りや物資の強奪などを行ってくる事が予想される。
 警備兵部隊の内訳は、ウォードス1機と銃器で武装した一般人兵士5人。ろくな訓練をしていないため練度は著しく低いが、取り逃せば増援を呼ぶ事くらいはできるだろう。
 戦闘になった場合、巳之助と明日美はトラックを逃がす事を最優先に行動する。

【ペルクト公国】
 ベルナールの故郷で、現在はアース帝国領。首都の名はヤニックグラード。
 代官のヤニックは元々この地の領主であり、自分が軽蔑されている事を理解しているため、恐怖政治を用いて民衆を締め上げている。また、ネットの利用がごく一部の者に限られており、民衆は国外の情報から遮断されている(※今回はペルクト公国内部の描写はありません)。

マスターより

 正木猫弥です。
 アルビオン全土を戦乱の渦へと巻き込みつつあるアース帝国。そんな『悪の帝国』に、スパイ気分で潜入するシリーズシナリオを考えてみました。
 旧ペルクト公国の警備兵達ははっきり言って弱く、ただ倒すだけなら難しくはありませんが、『潜入』という意味ではマイナスとなるかもしれません。
 不意を突いて一瞬で仕留めるか、はたまた連中の行為を賄賂や色仕掛けといった面従腹背でやり過ごすか。大成功条件を達成するために、普通の戦闘とは一味違う立ち回りを考えてみてください(※相談が必要かもしれないので、判定はカジュアルですがエキスパートシナリオにしております)。
 皆様のご参加、お待ちしています!

関連NPC

  • 天達 巳之助mz0032
    人間種|男
  • 愛音 明日美mz0059
    人間種|女

参加キャラクター

  • 金路ma1384
    獣人種|男
  • シアンma0076
    人間種|男
  • ザウラク=L・M・Ama0640
    機械種|男
  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
リプレイ公開中

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