オープニング
●資源回収屋さん
天獄界エンブリオ:武装教会。
「こんにちはー」
二人の神魔種少女がここを訪れた。一人はおなじみのアウグスタ(mz0058)だが、もう一人は彼女よりもう少し小柄。見た目の年齢はアウグスタと同じ位に見えるが、どこか更に幼い雰囲気を醸し出している。
「グラジオラスおねえさま、クローデットです。またいっぱいひろってきたので、もらってくださいませー」
「は~い♪ 今日は何を拾ってきてくれたんですか~?」
中腰で目線を合わせながら尋ねるグラジオラス(mz0007)。
「今日は、ほうせきでできたお花をもってきました!」
クローデットと名乗った少女は、籠一杯に入った、「宝石でできた花」をグラジオラスに差し出した。シスターはその頭をよしよしと撫で、
「えらいですね~! ありがとうございます♪ クローデットちゃんがいっぱいリソース拾ってきてくれるから、助かってますよ」
「うれしいです!」
喜ぶクローデット。その後ろで、アウグスタはにこにこしながらそのやりとりを眺めていた。
クローデットは神魔種の咎人であるが、どうやら生前は更に年齢が低かったらしい。召喚されたは良いが、全くと言って良いほど戦闘に向いておらず、幼児の「なんか色々拾っちゃう」と言うあるある行動を買われて資源回収係として派遣される。勿論戦闘が発生する可能性があるので、護衛としてアウグスタ始め同行の咎人がついて行っている、と言うわけだ。
「やあ、今日も随分と賑やかだね」
そこに、少年とも少女とも付かない声が掛かった。
「まあ、エゲリア様。いらっしゃいませ~」
グラジオラスが軽い調子で挨拶した。彼女の言うとおり、声の主は守護神エゲリア(mz0009)だった。
「あ、エゲリアくんだ。こんにちは」
「エゲリアさま! こんにちは!」
一癖も二癖もある女子たちに出迎えられる守護神。エゲリアはクローデットを見て、
「君の仕事ぶりを買って、一つ頼みたいことがあるんだけど、良いかな?」
「わたくしですか? なんでしょうか?」
クローデットはこてんと首を傾げた。
「君にお店屋さんをやってほしい」
「おみせやさん」
「そうだな。資源をいっぱい拾ってくる資源屋さんなんだが。やってくれるかい?」
「ん~~~~今のままでも、クローデットちゃんは資源屋さんみたいな感じだと思うんですけど、理由をお尋ねしても良いですか~?」
グラジオラスが手を挙げた。エゲリアは何でも無いように肯き、
「理由はいくつかある。一つは、奉納でもなんでもなく、単純に資源回収だけしてくる労働にちゃんと値段を付けるため。もう一つは、『休眠咎人の有効利用』だ」
「休眠咎人……ああ、記憶を失っていたり、戦いに疲れてしまって、とても戦闘に行けそうにない人たちのことですね?」
咎人は簒奪者と違って「召喚されたからには絶対に戦闘に行きなさい!」と言うことはない。とは言え、「何かできることがあるならしたい」と思う咎人はいないでもないのだ。
「ボクは再三言っているように、君たち咎人を『資源』と見做している。折角召喚されて、何らかの意欲があるのに、何もしないまま無為に過ごすのはあまりにももったいない。そう言う訳で、そんな咎人たちの受け皿として『資源屋さんの回収要員』と言うポジションを作りたいんだ。サルベージしたエリアの資源回収を効率良く行ない、かつ召喚した咎人を有効活用できる。そう言う連中が乗り気じゃなくても、普通に資源回収の依頼として成り立つだろうし」
「なるほどなるほど~。上に立つ者らしいお考えですね~」
グラジオラスはしれっとして肯いた。
「ですが、必要だと思います。普通に戦うって、決して『普通』のことじゃありませんもの。すっごいエネルギーがいります。心が疲れてしまう人だっていますわ。もちろん、最初から戦いに向かない人も。そう言う人が、戦い以外で何かしらしながら生きていける。それが一番良いことじゃないでしょうか」
にこり、と笑い。
「ですから、ええ。私も賛成です~。クローデットちゃん、お店屋さんの店長さん、してくれますか? アルバイトさんを雇ってほしいんです」
「わかりました! わたくしがてんちょうさんですね!」
「よし、決まりだね。では、資源の納品先は変わらず、武装教会で良いね」
「そうですね~。クローデットちゃんも慣れてますし、一番わかりやすいと思います」
「一応、組織だから大人が要ると思って、眷属の守銭奴に話をつけておいた。何かあったら彼に言えば良いから」
「かしこまりました~。あの守銭奴さんですね~」
わかる人にはわかる男を名指ししている守護神とシスターの間で、クローデットはぴょんぴょんと跳ねた。
「はい! そうしたらわたくし、いま行ってきた島にもういちどいきたいです! ほかのお花もさがしたいです!」
「今行ってきたばかりなら、だいたいどんなトラブルが起きるかもわかるだろう。それじゃあ、早速人を集めて行ってきてくれ」
●
天獄界エンブリオ:宝石の花畑。
あなたたちは、資源回収の依頼を見て応募した咎人たちだ。同行は二人の神魔女児だ。
「宝石のお花、すごく硬いのもあるので、このダイヤモンドの鎌を持っていってください」
と、グラジオラスに渡された、ぴっかぴかの鎌と軍手を持たされたあなたたちは、宝石の花畑がある島に降り立った。空はよく晴れていて、陽の光が宝石をまばゆく照らす。
「さっきは赤いお花をいっぱいつんだので、こんどは青いお花をあつめます!」
「じゃあ私は黄色いお花にしようかな……」
アウグスタはそう言いながらも、きょろきょろと当たりを見回していた。彼女は護衛役なので、周囲の警戒も仕事の一つだ。さっきはでっけぇトンボがいた。スキル使わなくても倒せそうな感じの雑魚だったが。
「アウグスタおねえさま! おねえさまのすきな黄色のお花もありましたよ!」
クローデットが呼ぶ。アウグスタは、それを聞くと笑顔を見せてそちらに向かった。
天獄界エンブリオ:武装教会。
「こんにちはー」
二人の神魔種少女がここを訪れた。一人はおなじみのアウグスタ(mz0058)だが、もう一人は彼女よりもう少し小柄。見た目の年齢はアウグスタと同じ位に見えるが、どこか更に幼い雰囲気を醸し出している。
「グラジオラスおねえさま、クローデットです。またいっぱいひろってきたので、もらってくださいませー」
「は~い♪ 今日は何を拾ってきてくれたんですか~?」
中腰で目線を合わせながら尋ねるグラジオラス(mz0007)。
「今日は、ほうせきでできたお花をもってきました!」
クローデットと名乗った少女は、籠一杯に入った、「宝石でできた花」をグラジオラスに差し出した。シスターはその頭をよしよしと撫で、
「えらいですね~! ありがとうございます♪ クローデットちゃんがいっぱいリソース拾ってきてくれるから、助かってますよ」
「うれしいです!」
喜ぶクローデット。その後ろで、アウグスタはにこにこしながらそのやりとりを眺めていた。
クローデットは神魔種の咎人であるが、どうやら生前は更に年齢が低かったらしい。召喚されたは良いが、全くと言って良いほど戦闘に向いておらず、幼児の「なんか色々拾っちゃう」と言うあるある行動を買われて資源回収係として派遣される。勿論戦闘が発生する可能性があるので、護衛としてアウグスタ始め同行の咎人がついて行っている、と言うわけだ。
「やあ、今日も随分と賑やかだね」
そこに、少年とも少女とも付かない声が掛かった。
「まあ、エゲリア様。いらっしゃいませ~」
グラジオラスが軽い調子で挨拶した。彼女の言うとおり、声の主は守護神エゲリア(mz0009)だった。
「あ、エゲリアくんだ。こんにちは」
「エゲリアさま! こんにちは!」
一癖も二癖もある女子たちに出迎えられる守護神。エゲリアはクローデットを見て、
「君の仕事ぶりを買って、一つ頼みたいことがあるんだけど、良いかな?」
「わたくしですか? なんでしょうか?」
クローデットはこてんと首を傾げた。
「君にお店屋さんをやってほしい」
「おみせやさん」
「そうだな。資源をいっぱい拾ってくる資源屋さんなんだが。やってくれるかい?」
「ん~~~~今のままでも、クローデットちゃんは資源屋さんみたいな感じだと思うんですけど、理由をお尋ねしても良いですか~?」
グラジオラスが手を挙げた。エゲリアは何でも無いように肯き、
「理由はいくつかある。一つは、奉納でもなんでもなく、単純に資源回収だけしてくる労働にちゃんと値段を付けるため。もう一つは、『休眠咎人の有効利用』だ」
「休眠咎人……ああ、記憶を失っていたり、戦いに疲れてしまって、とても戦闘に行けそうにない人たちのことですね?」
咎人は簒奪者と違って「召喚されたからには絶対に戦闘に行きなさい!」と言うことはない。とは言え、「何かできることがあるならしたい」と思う咎人はいないでもないのだ。
「ボクは再三言っているように、君たち咎人を『資源』と見做している。折角召喚されて、何らかの意欲があるのに、何もしないまま無為に過ごすのはあまりにももったいない。そう言う訳で、そんな咎人たちの受け皿として『資源屋さんの回収要員』と言うポジションを作りたいんだ。サルベージしたエリアの資源回収を効率良く行ない、かつ召喚した咎人を有効活用できる。そう言う連中が乗り気じゃなくても、普通に資源回収の依頼として成り立つだろうし」
「なるほどなるほど~。上に立つ者らしいお考えですね~」
グラジオラスはしれっとして肯いた。
「ですが、必要だと思います。普通に戦うって、決して『普通』のことじゃありませんもの。すっごいエネルギーがいります。心が疲れてしまう人だっていますわ。もちろん、最初から戦いに向かない人も。そう言う人が、戦い以外で何かしらしながら生きていける。それが一番良いことじゃないでしょうか」
にこり、と笑い。
「ですから、ええ。私も賛成です~。クローデットちゃん、お店屋さんの店長さん、してくれますか? アルバイトさんを雇ってほしいんです」
「わかりました! わたくしがてんちょうさんですね!」
「よし、決まりだね。では、資源の納品先は変わらず、武装教会で良いね」
「そうですね~。クローデットちゃんも慣れてますし、一番わかりやすいと思います」
「一応、組織だから大人が要ると思って、眷属の守銭奴に話をつけておいた。何かあったら彼に言えば良いから」
「かしこまりました~。あの守銭奴さんですね~」
わかる人にはわかる男を名指ししている守護神とシスターの間で、クローデットはぴょんぴょんと跳ねた。
「はい! そうしたらわたくし、いま行ってきた島にもういちどいきたいです! ほかのお花もさがしたいです!」
「今行ってきたばかりなら、だいたいどんなトラブルが起きるかもわかるだろう。それじゃあ、早速人を集めて行ってきてくれ」
●
天獄界エンブリオ:宝石の花畑。
あなたたちは、資源回収の依頼を見て応募した咎人たちだ。同行は二人の神魔女児だ。
「宝石のお花、すごく硬いのもあるので、このダイヤモンドの鎌を持っていってください」
と、グラジオラスに渡された、ぴっかぴかの鎌と軍手を持たされたあなたたちは、宝石の花畑がある島に降り立った。空はよく晴れていて、陽の光が宝石をまばゆく照らす。
「さっきは赤いお花をいっぱいつんだので、こんどは青いお花をあつめます!」
「じゃあ私は黄色いお花にしようかな……」
アウグスタはそう言いながらも、きょろきょろと当たりを見回していた。彼女は護衛役なので、周囲の警戒も仕事の一つだ。さっきはでっけぇトンボがいた。スキル使わなくても倒せそうな感じの雑魚だったが。
「アウグスタおねえさま! おねえさまのすきな黄色のお花もありましたよ!」
クローデットが呼ぶ。アウグスタは、それを聞くと笑顔を見せてそちらに向かった。
成功条件
| 条件1 | 資源を集める |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
大成功条件
| 条件1 | RPを楽しむ |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
解 説
●参加条件は「休眠咎人」ですか?
OP内で語られる「休眠咎人」である必要はありません。どなた様でもお気軽に。
ただし、戦闘が発生するとしても、後述の通りへなちょこな敵しかいませんので「めっちゃ鍛えたうちのPCの戦闘能力を見て!」と言う方には向きません。
資源集めRPをしたい! と言う方なら、総合が600だろうが3000だろうが問題ありません。
●やること
・資源集めRP
宝石の花を、ダイヤモンドの鎌(武装教会より軍手と一緒に貸与)で収穫するだけの簡単なお仕事をします。
ここで言う宝石とは「とりあえず何か綺麗な石」を指します。
好きな宝石をプレイングに書いておくと出てくるかもしれないし出てこないかもしれない。
・護衛(やらなくてもOK)
でっかい雑魚トンボがエネミーとして登場しますが、アウグスタだけでもどうにかできるので護衛はいなくても大丈夫です。
●NPC
クローデット(神魔・エゲリア)
資源屋さんの店長さんになった女児。
神魔レベル1、ロールランク5で、装備も全然鍛えていないけどとりあえず身に着けてますという感じ。
アウグスタ(神魔・スサノオ)
おなじみ脳筋女児。護衛として参加。
クローデットを「一生頬ずりしたい可愛さ」と評したことにより保護者から正気を疑われた。
マスターより
こんにちは三田村です。
宝石とか全然詳しくないんですけど、とりあえず宝石でできた花はロマンなのでやりました。
とりあえずOPと目的に沿ったプレイングさえ書ければ良いシナリオです。
シナリオ初心者は勿論のこと、のんびりしたい方もいかがでしょうか。
ご参加お待ちしています。
参加キャラクター
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- フィンダファー(ma0415)
- 妖精種|不明
-

- 白玉 纒(ma0300)
- 機械種|女
-

- 金路(ma1384)
- 獣人種|男
-

- 和住珀音(ma1398)
- 精霊種|女
-

- ユーグヴェル・ミラ(ma0623)
- 異能種|男
- リプレイ公開中




