オープニング
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イデアゲートをくぐると、櫻(mz0036)の目の前には――
「此処が、白妙の階梯市か」
遺跡を中心に建設された街が広がっていた。
面白い島がサルベージされたからとジルバ(mz0027)に言われて足を運んでみれば、途端、頬を切るような冷気が吹きつけてくる。吐く息が白い。
曇った灰色の天空から、はらはら、小雪が舞っていた。それを仰いだ櫻は表情を硬くすると、当てもなく歩を進める。
終わりのない寒冷化に覆われた浮島の街――白妙の階梯市。今でこそ白い闇と静寂が支配している無人の街だが、遠い昔は自由都市を称することもあったと云う。人の流れは流動的ではあったが、高く聳える無数の塔で市が開かれる時には、人口は十万人程度まで膨れ上がった。
「おや、随分と大きな工房だね。ふむ……残された装飾品を見る限り、腕の良い細工師がいたのだろう」
白いダイヤが降り注ぐ曲がりくねった石畳の裏路地を、櫻が音もなく進んでいく。
道具や材料の揃った工房。
様々な書物が共鳴し合う幻想図書館。
街の北側にある鐘撞きの塔。
冬の花が咲き乱れる庭園。
紅茶と洋菓子の香が未だに漂うカフェ。
夜も更ければ怪しい者達が集ったであろう酒場。
剣闘士競技や野獣狩りが行われたコロシアム。
階梯市の地下に広がる広大な地下迷宮――。
「なるほど。退屈を溶かすには確かに“面白い”街だ」
娯楽に耽るも良し。
息抜きに投じるも良し。
訓練に励むも良し。
訪れた者が様々な形で呼吸を成せる白妙の階梯市。
浮島凍てつく時の中、あなたはどのようなひとときを過ごすのだろうか。
イデアゲートをくぐると、櫻(mz0036)の目の前には――
「此処が、白妙の階梯市か」
遺跡を中心に建設された街が広がっていた。
面白い島がサルベージされたからとジルバ(mz0027)に言われて足を運んでみれば、途端、頬を切るような冷気が吹きつけてくる。吐く息が白い。
曇った灰色の天空から、はらはら、小雪が舞っていた。それを仰いだ櫻は表情を硬くすると、当てもなく歩を進める。
終わりのない寒冷化に覆われた浮島の街――白妙の階梯市。今でこそ白い闇と静寂が支配している無人の街だが、遠い昔は自由都市を称することもあったと云う。人の流れは流動的ではあったが、高く聳える無数の塔で市が開かれる時には、人口は十万人程度まで膨れ上がった。
「おや、随分と大きな工房だね。ふむ……残された装飾品を見る限り、腕の良い細工師がいたのだろう」
白いダイヤが降り注ぐ曲がりくねった石畳の裏路地を、櫻が音もなく進んでいく。
道具や材料の揃った工房。
様々な書物が共鳴し合う幻想図書館。
街の北側にある鐘撞きの塔。
冬の花が咲き乱れる庭園。
紅茶と洋菓子の香が未だに漂うカフェ。
夜も更ければ怪しい者達が集ったであろう酒場。
剣闘士競技や野獣狩りが行われたコロシアム。
階梯市の地下に広がる広大な地下迷宮――。
「なるほど。退屈を溶かすには確かに“面白い”街だ」
娯楽に耽るも良し。
息抜きに投じるも良し。
訓練に励むも良し。
訪れた者が様々な形で呼吸を成せる白妙の階梯市。
浮島凍てつく時の中、あなたはどのようなひとときを過ごすのだろうか。
成功条件
条件1 | 自分なりに満足する時間を過ごす |
---|---|
条件2 | - |
条件3 | - |
解 説
舞台は浮島、冬に閉じ込められた白妙の階梯市。
此処で自分なりの時間を過ごして下さい。
>例
・曲がりくねった石畳の道で鬼ごっこ。又は、入り組んだ街でかくれんぼ。一人ではやらないで下さい、悲しいので。
・工房で何かを作る(アイテムの配布はありません)
・図書館で読書。
・鐘撞き塔に上り、鐘を鳴らす(街中に響き渡ります)
・庭園で冬の花を愛でる。
・紅茶やお菓子を持参してカフェでひと息。
・酒場で一服(ほどほどに)
・カフェや酒場で料理の練習。
・NPCを手合わせ相手にコロシアムで訓練。
・地下迷宮を探検しながら潜んでいた敵(シールドなし)を退治(手軽に倒せる敵か、手応えのある敵かを選択)
・積もった雪で雪だるまなどを作る。
・のんびりと散歩をする。
……などなど。
>NPC
以下のNPCであれば同行&手合わせ可能です。
・ジルバ(神魔種・吟唱詩人)
・かごめ(異能種・洗霊巫女)
・千(人間種・百花騎士)
※あれもこれもは無理です。絞りましょう。
※他MSのシナリオ&NPCに関することは語弊が生じる可能性がある為、書けません。
マスターより
お世話になっております、愁水です。
使い回しのレベリングシナリオですが、前回とは異なり、今回はNPCを限定しておりますので、ご参加の際はご注意下さい。
お一人のご参加でもペアでのご参加でも大歓迎です。
ご縁お待ちしております。
関連NPC
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- ジルバ(mz0027)
- 神魔種|男
参加キャラクター
- リプレイ公開中