UL2号迎撃作戦 第2フェーズ
運営チーム
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シナリオ形態
大規模作戦
難易度
Normal
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
  • 危険
  • 召喚可
参加料金
0 SC無料
参加人数
1人~∞人
報酬
1,000 EXP
10,000 GOLD
5 FAVOR
封魔界ワールドロールで参加すると +100 EXP
相談期間
3日
プレイング締切
2023/02/14 10:30
リプレイ完成予定
2023/02/24
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
危険
このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
召喚可能
このシナリオでは召喚を行うことができます。
召喚を装備しているキャラクター全員が召喚可能です。

オープニング

「現状報告! フリトフレイ、そっちはどうだ?」
「期待の損傷はさほどじゃねぇっすよ! 勇者さんが上手く守ってくれました……でも」
「ワイリーとジェシー、リナの機体が大破してます。ワイリーは即死、ジェシーとアルムは息がありますが重傷です」
 特にワイリーのトルピオンは見るも無残に破壊されており、そもそも人型を保てていない。プルフラスの攻撃をモロに受けてしまった結果だ。
「この場の敵は殲滅しましたが……犠牲が出てしまいましたか……」
「いや。君たちのせいじゃない。むしろ随分助けられた。切り替えていこう」
 サイクス・A・トルブラム (mz0134)の言葉に氷鏡 六花(ma0360)はゆっくりと頷く。
 あの時出来るベストは尽くした。その証拠に『凍霜の巨人』は限界を迎え消滅した。
「アウルゲルミル……ご苦労様でした……」
『それで、この後どうするの? ていうか僕、こっから出られるの……?』
 通信機からの声は青柳 翼(ma0224)のものだ。
 プルフラスの通過後に作成されたらしい『地下道』にてスカーグラフ隊と交戦した際にトルピオンは破壊されてしまったが、今はコクピットから脱出している。
『そっちのプルフラスも移動したんだよね? そこに穴がない? たぶん、襲撃地点から地下道に降りられると思うよ』
「……ありますね。ここから直接……降下できそうです……」
 逆に言うと、探せばこれまでの襲撃地点にも『穴』があり、そこから内部に突入することは可能だろう。
 今現在のプルフラスがどこにいるのかまでは不明であり、来た道を戻った可能性も、新しい道を作っている可能性もあるが、どうあれ地下を調べれば発見できるはずだ。
「フェイト、こっちは負傷者が出てる。咎人の回復魔法で持たせてるが、撤退が必要な隊員がある。トルピオンは3機失った」
『3機……わかりました。本来は全滅していてもおかしくないはずでしたから、十分な成果だと思います。負傷者は当然ですが、サイクス。トルピオン部隊は一度ダウロン要塞に戻ってください。ジョゼ社から、コクピット改造の準備が出来たと連絡がありました』
「え、マジで!?」
『コクピットの換装作業には時間がかかりますが、敵の要塞襲撃までに完了できれば戦力の増強が見込めます。特に、サイクス……あなたの機体は』
 サイクスは女神の刻印を持つ者、本来は世界最高クラスの神格者だ。
 どこまで状況が改善するかは不明瞭だが、せめてサイクスくらいはまともに戦えるようになる……と、見積もっていいだろう。
「わかった、俺たちは一度ダウロン要塞に退却するよ」

「敵機、追ってきません。単独だったのかもしれませんね」
「だとしても地下道の存在はバレただろうし、普通に考えりゃ何か手を打つだろ。一旦引くのが定石、無理してイイコトなんか何もねぇからな」
 ほとんどの都市がプルフラスにより破壊され、生存者は同盟軍がダウロン要塞に運んだということだから、その時点でスカーグラフ隊の任務はおおむね完了していた。
 魔獣は人間の多い所に引き寄せられる。だから人間の人数を制御したり、敵側の動きをコントロールする、というのがまずひとつ。
 それから――直接的にフルプラスを操り軌道修正する、というのがひとつ。
 帝国軍は魔獣を操る魔導具を作成しており、今回は隊長であるバドがそれを預かっていた。そのためバドはプルフラス前方にて人間の流れを誘導する方法と、プルフラスの後方から命令装置を使って進行方向を操作する方法、という2種類の行動をとっていた。
 これは単純にどちらも確実に魔獣を自在にコントロールできるわけではない、という魔獣コントロールの精度の低さに由来している。
 帝国軍側の人間も魔獣に攻撃されることが既に確認されている通り、魔獣は帝国軍人にとっても必ず言うことを聞く便利な兵器ではない。
 よって、命令はしなくていいならしない方がよい――つまり、魔獣の本能に任せておける範囲なら、『任せられるようにする』のがバドの基本方針である。
 その上で、人間の数が少なくなってくるなど本能だけでは魔獣が上手く動かなくなってきたのなら、近くまで行って命令を下す――というわけだ。
 プルフラスを移動させたのも地下道を使ってすぐ下にまで移動して行ったものであったが、実際プルフラスは先ほどまで理想的な進路から大幅にズレてしまっていた。咎人達に反応したのだろう、と考えていたが、理由はどうあれ修正が必要だった。
「命令に従ってくれねぇとこっちまで危ねぇし、近づきすぎるのはひやひやするよなあ。もうちょい距離取って追走するぜ」
 スカーグラフ隊が必ず魔獣に先行、誘導しているとか、傍に常にくっついている、というわけではない。それは前述の通り自分たちも危険に晒されるためである。
 前に出たり後ろに下がったり、様子を見たり命令したりと、忙しく動いているわけだ。
「敵はどういうつもりだったのでしょうか? 我々の行動に気づいたとか?」
「ン? わからん――が、プルフラスから離れたところにも展開してたからな。ありゃ普通に考えて捜索する動きで、プルフラス以外に探す相手は俺達しかいねぇんだから、普通に考えりゃ俺たちを探すのに躍起になってるってコトで、そしたらジっとしてりゃいい。別に俺たちは最前線で戦って死ぬ義理もねぇしよ。どっちにしろ俺たちは女神の騎士がどんなもんなのかタクトからしか聞けてねえ。頭の中で決めつけず、もっと柔軟に考えとけ」

「おかしいですね……?」
 フェイト・A・ユーフォリア (mz0133)はジっと地図を見ていた。
 まだ同盟軍の撤退は完全に完了していない。ダウロン要塞への収容率は60%程度、というところだろうか。
 故に、前線には咎人が作成した中間拠点が残っており、そこにはまだ多くの人がいる。
「なのにプルフラスがそこに向かっていない……なぜ?」
 咎人と遭遇したプルフラスが移動した理由は、まず『地下道の発見』が考えられる。
 地下道が発見されるとまずいから、地下道が発見されたことで行動を変更する。これはシンプルな理由だ。
 問題はなぜ地下道が発見されると困るのか、というポイントにある。
「もしかして……プルフラスは連続で活動できる時間に限界がある?」
 プルフラスに遭遇された地点をまとめてみる。
 地下からプルフラスが出現した地点、その穴を線で結んでいくと、その距離はブレこそあるがおおよそ等間隔になっていた。つまり、一度の攻撃でプルフラスが活動できる『何か』に限界があるのだろう。
 プルフラスが休んでいる様子など誰も見たことがない――が、地下で休息をとるのであれば、その事実を知らなくても無理はない。
「休息もしくは補給の為に地下に一時的にとどまり、地上に現れる――とすると、地上に出現するまでの残り時間と、次にプルフラスが進行してくる最大距離が想定できるので……」
 コンパスでくるりと円を作る。この範囲内にプルフラスは移動しているはずだ。
 フェイントかけてあえて一旦外にというのも考えられなくはないが、時間がかかればかかるほど同盟軍は立て直すし、邪魔な非戦闘員が戦場から消えることで対応が強固になる。帝国は時間経過を好まない筈だ。
 そして更に次の移動で、プルフラスはダウロン要塞に到達できるだろう。
『司令部、緊急事態だ。先ほどアース帝国側に複数の巨神機を発見した』
 通信元は麻生 遊夜(ma0279)だ。取り残された住民を捜索する為にかなりアース帝国側の陣地に食い込んで単独行動をしていた。
『近くの魔獣は片付いたが、巨神機部隊もかなりの数だ。まだそっちに到達するまでは時間がありそうだが、ざっと見だけで30機くらいは見えた。あっちにもバレただろうから、俺は今引き返しているところだ』
「ありがとうございます、遊夜さん。……やっぱり、プルフラスだけでの制圧は考えていないんですね。後詰の部隊……そもそもダウロン要塞は破壊するのではなく、制圧して自分たちで利用する予定……なのかな」
 プルフラスの地下からの突進攻撃は都市を一撃で機能不全にするほどの破壊力がある。
 ダウロン要塞が神代の力で守られている古代遺跡だとしても、さすがに何度も地下から突き上げられたら破壊は免れないだろう。生きた破城槌、ということだ。
『敵の後詰にはタクトがいた。一度戦った相手だ、間違いないだろうな』
「ジャカール遺跡の? ……今来られるのは正直厳しいですね」
『割り込んですまない! こちら前線陣地、敵の奇襲を受けている!』

 高柳 京四郎(ma0078)は自分が準備した撤退中間地点となる陣地を警備していた。
 襲撃は魔獣の侵攻などは一段落して、敵の襲撃も収まろうかという頃に行われた。
「ひゃはははは! やぁーっと咎人と戦えるぜぇ!」
 京四郎が登場した巨神機に大剣で斬りかかるのは、見知らぬ女剣士だ。
 だが、京四郎はその正体をすぐに看破する。
「イデア体……簒奪者か!」
「そうそう。俺たちはお互いの存在をすぐに感じ取れちまう。まるで運命の赤い糸で結ばれた恋人同士みたいだと思わねぇか?」
 蒼月の騎士が風呂降ろした巨神剣を、巨神機からすれば小さすぎる剣で打ち払い、反撃を繰り出してくる。
「巨神機を相手にこの動きは……!?」
「はっはー、いい声してるじゃないの。せっかくだから悲鳴も聞かせてくれよダーリン! 苦痛に歪むお顔も見せてくれたらなお最高だぜぇ!」
 大憲章を完全に無効化されているというのもあるだろうが、それ以前にこの簒奪者は恐らく完全な戦闘特化型だ。
 アラタのような指揮官タイプ、ベリトのような召喚タイプいずれとも違う、真向からガチンコで殴り合うことに特化した簒奪者――
「俺はソグン! ソグン・ソードマンだ! なあなあ、構ってくれよ~。構ってくんないとぉ……異世界一般市民の皆さんとか虐殺しちゃおっかなあ! ぎゃはははは!」

成功条件

条件1魔獣プルフラスにダメージを蓄積させる
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1スカーグラフ隊を撤退させる
条件2ソグン・ソードマンの撃退
条件3友軍有利の状態でフェーズクリア

選択肢

選択肢1簒奪者迎撃 現在の人数66
選択肢2プルフラス追撃 現在の人数62
選択肢3後方支援 現在の人数50

解 説

このシナリオでは召喚が使用可能です。
シナリオ内には3つの選択肢が存在しています。

選択肢1.簒奪者迎撃<Normal>
選択肢2.プルフラス追撃<Hard>
選択肢3.後方支援<Easy>

それぞれの選択肢の詳細は特設ページにて解説しています。
前フェーズの結果を受けて、一部のPCは召喚が使用不能になっているなど、状態の限定が存在します。
第2フェーズの参加は2月10日から2月14日までとなります。
結果の公開は2月16日の予定です。

パンダ「おう、パンダだ! 真面目な解説は特設ページがするので、ざっくばらんに解説するぜ!」


●選択肢1.簒奪者迎撃<Normal>
簒奪者軍団との戦いだぜいっ!
召喚を使って戦うこともできるけど、ソグンとかにサイズデカイやつへの特攻効果があるから注意だぜ。
生身で戦う方がどっちかっていうとオスススメっていう選択肢だ。
ソグンはクソ強だけど、簒奪者の戦闘員ならさほど強くはないぜ。


●選択肢2.プルフラス追撃<Hard>
地下道に潜ってスカーグラフ隊と戦ったりプルフラスを攻撃したりするぜ。
ここの目的はプルフラスにダメージを与えておくことなので、スカーグラフ隊の撃破は必須じゃないぜ。
ただ、スカーグラフは普通に邪魔してくるから、どっちかていうと対巨神機戦ってイメージだな。
選択肢1と比較すると召喚推奨な感じだ。


●選択肢3.後方支援<Easy>
相変わらずバトルないぜ!
前回から陣地作成が始まっているのと、トルピオン隊の機体改造が始まっているぜ。
ある程度方向性が定まってきたので、それらの準備を加速したり、プラスアルファの準備が出来るとなおいいぜ。
後方支援があるのはこの第2フェーズまでとなり、決戦時にはダウロン要塞も戦場になるぜ。
それまでに出来るだけ準備をしておいてほしいぜ!

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「レインボウティアーズ」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

関連NPC

  • フェイト・A・ユーフォリアmz0133
    人間種|女
  • サイクス・A・トルブラムmz0134
    人間種|男

参加キャラクター

リプレイ公開中

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