オープニング

「キャンプ場を作ったんだ！　このところいい気候だし一度体験してみないか！」
　天獄界の広場で、そんな呼びかけをする咎人がいた。
　……彼は、もともとは、ごく普通のサラリーマンだったのだという。
　なぜ自分が咎人として召喚されたのか分からないくらい、平凡な人生だったという。
　あえて言うならソロキャンプの趣味があったくらいで。
　そして、咎人という立場と天獄界という世界を得た今、ひそかに抱いていた「自分のキャンプ場を作りたい」という夢がかなえられるのでは、と思ってたくらい。
　そうして、咎人として主に浮遊島の調査や資源回収の任務を行っていた彼は、とある浮遊島にてとうとう理想の土地を見つけたんだと。
　だから、コツコツ整備してきたキャンプ場がとうとうある程度形になったので、ぜひ体験していってくれないか、と。

　場所は、穏やかな自然が広がる地を、程よくテントやキャンプ用品が使いやすいように均した土地だ。
　設備は管理人小屋と洗い場、シャワールーム。
　テントや寝袋、バーベキュー用の器具などの貸し出しも行っており、薪や炭も準備されている。つまり焚火OKというわけだ。
　もちろん、こだわりのキャンプ用品があるなら自分で準備するのもいいだろう。
　近くには川があり、釣りを楽しむこともできる。
　神獣やファミリアなども歓迎だという。このキャンプ場を作った彼自身成体のマグルートを連れており、管理人小屋の看板に「ぼくが整備しました」とマグルートの可愛い顔が描かれているし、その当のマグルートも、管理人小屋の近くで穏やかに丸まっている。
　とにかくキャンプに興味を持ってくれる人が一人でも増えたら、ということで、不安なら簡単な事前のレクチャーや軽い手伝いならしてくれるらしい。
　まあとにかく。

　難しく考えることはない。たまにはキャンプなどいかがだろうか。
　キャンプの達人がこれはと決めた夜空や朝日、こうした生活独特の風景や空気で、日々の気分転換もいいだろう。

成功条件

条件1	キャンプを楽しむ
条件2	-
条件3	-

大成功条件

条件1	キャンプを楽しむ
条件2	-
条件3	-

解　説

はいそう言うわけでキャンプ場でキャンプをしましょうというそれだけのシナリオです。
おひとりさまでもグループでも、何となくでいいのでのんびり楽しんでいただければ。
キャンプの管理人について特に関わる必要はないです。単なる背景ですが、キャラ的にキャンプに興味を持つとっかかりが作りづらいとかあればご自由にご利用ください。

当方が扱う咎人NPC、ジィト、謝　雷峰、リッキィは呼び出し可能です。
ジィトが行くならルグラヴィ幼体のリュキも一緒になると思います。