オープニング

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　霧像界アンマンド。
　現場となる高層マンションは住人が消えてしまった。
　よって、戦闘となっても住人の無事とか避難とかそう言うことは考えなくて良いのである。
「と言うことで。初心の戦闘訓練にぴったりだと思わないかねサガルト殿！」
　と、テーレ・リエーブル(mz0010)はサガルト・ズィキ(mz0003)に勢い込んで提案した。
「確かに、そうですね。何なら咎人修行プログラムの一環としてイービル・フォグを退治しても良いのでは？」
「良いね！　イービル・フォグそのものはそこまで強くない。いや、実際強さはまちまちだから中にはとんでもない強い個体もいるかもしれないが、大体のものはそうではないからな」
「ええ、メンターの人をつければどうってことありませんし、いざとなったら応援も送り込めます」
「うむ。私もメンターとして付いていこう。あちこちに散っても良いだろうからね。多めの人数で募集して、そこにメンターも混じってもらうとするか」
「それが良いと思います。では募集は私が掛けましょう」
「よろしく頼む」

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　サガルトの募集に応じたあなたたち。
　テーレに引率されて、霧像界アンマンドの高層マンション・ウェストタワーに派遣されることになった。
「聞いているかもしれないが、どうやらここは特異点か、その力を悪用する何者かによって住人を丸ごと消されてしまったようでね」
　確かに、ロビーに入るとしーん……と静まり返っている。不気味なほどの静けさだ。
「故に、多少戦っても怪我をさせたり巻き込む住人はいないと言うことだ。余計な事を考えなくて良い、というのはトレーニングに於いて大切なことだからね。存分に励みたまえ」
　と言うことで、咎人たちはロビーで、あるいは廊下で、あるいは吹き抜けの空中でイービル・フォグを掃討することになったのであった。

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　スイートハート(mz0142)は監視カメラの映像を見て地団駄を踏んでいた。
「んだよぉ！　次から次と来やがってクソが！」
「落ち着いてください、スイートハート。それだけ彼らにとって、あなたが脅威と言うことです」
　そんな彼を宥めるのは簒奪者・ピコ(mz0141)だ。
「もしくは、あなたに構ってほしくて、来ているか、ですね」
　それを聞くと、スイートハートの機嫌は突然直った。
「そっかぁ、俺様に構ってほしくて何回も通っちゃうんだぁ」
　へらへらと相好を崩す。
「へへ……じゃあ、フォグいっぱいだしちゃおうかな」

成功条件

条件1	イービル・フォグの討伐
条件2	-
条件3	-

解　説

●概要
ロビー、廊下、吹き抜けの空中などでイービル・フォグと戦闘する。

●敵情報
イービル・フォグ×30
魔力によって発生している黒い霧に似たエネミー。人魂っぽい形を取っている。強さは個体によってまちまち。
[悪魔]扱いであり、既存の[悪魔]に対して追加効果を持つスキルの対象となる。
この霧像界全体に登場する基本の雑魚敵であり、シナリオごとに多少能力が異なることがある。
今回は打属性の魔法通常攻撃を行ない、特にアクティブスキルらしいものはない。任意で飛行状態になれる。

●NPC
テーレ（獣人・ディフェンダー）が同行する。