ロンデニオンの騎士
運営チーム
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シナリオ形態
イベント
難易度
Normal
判定方法
カジュアル
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
50SC
参加人数
1人~50人
優先抽選
50SC
報酬
100 EXP
2500 GOLD
5 FAVOR
相談期間
3日
抽選締切
2021/06/05 10:30
プレイング締切
2021/06/08 10:30
リプレイ完成予定
2021/06/21
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. -
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

「ふむ。やはりカッシール砦の駐留戦力はさほどでもないな」
 ロス・テラス聖王国の領地に最も近い元リオール領の砦。
 咎人たちは再びカッシール砦に足を運んでいた。
 まずは偵察ということで、物陰からオルカ (mz0049)、ジィト(mz0039)と共に様子を伺っているのだが、以前来た時の方が緊張感があった。
 といっても、この状況は事前に予想されていたことである。

「――我々咎人が気まぐれに反撃する場合、魔王軍は防ぐ手立てがほぼない」
 出発前、咎人を集めたブリーフィングでオルカはそう断言した。
「理由はいくつかあるが……もっとも大きいのが戦線の無秩序な拡大だ。魔王はイルダーナ大陸にある国すべてに片っ端から戦争を吹っかけている」
 地図を広げる。
 聖王国で使用される地図は主にイルダーナ大陸南西部のものであるが、これは文字通り西側……ざっくり『半分程度』と言っていい。
 この領域の外側には様々な小国が存在している。
 無論、聖王国ほどの大国はそうない。だが、魔王出現前から魔族が存在するこの世界において、どの国も多少の騎士団は有している。
 騎士団を持つところに魔王軍が攻め込めばどうなるか。当然、戦いになるだろう。
「魔王軍の戦力は圧倒的だが、それにも限度というものがある。事実、バロル帝国との開戦当初の侵攻は今より更に遅かったのだ」
 彼らの進軍が早まって行ったのは、人類側が抵抗する戦力を失っていったから。
 そして何より、邪神による増援――『魔人』や生物兵器が投入されたからである。
「今更言っても仕方ねえけど、この初動で魔王を止められなかったのかね?」
「まず『魔族が国を作る』ことをイルダーナフ人は誰も信じられなかったんだよ」
 咎人が介入した時には既に魔王軍有利の環境が出来上がりつつあった。
 そうして次々に小国が撃破され、今や聖王国の喉元にまで食いつかれようとしている。
「……のだが。それでも魔王軍にはまだ同時に相手にしなければならない敵がいくつも存在している。制圧したはずの国に背後から刺されないための徹底制圧、という側面もあるのだろうな。それでも人は完全に滅ばない。あちこちに小さな火種は常に残っているということになります」
 おほん、と咳払いをひとつ。
「それではジークフリート殿。この戦況で貴公が魔王軍ならどこを重点的に防衛する?」
「天獄界のブリーフィングでそれはやめろ! あんた絶対面白がってるだろ!?」
 などと言いつつ、ジィトは地図を睨む。
「そりゃ、まずは前線に近い砦だろうぜ。戦力を駐留させるにも場所が必要だからな」
「ではその前線に近い砦がたくさんある場合は?」
 地図にはカッシール砦以外にもいくつも砦が存在している。
「なるほどな……守るべき砦が多すぎる。重要度で言えばどれも五十歩百歩だから、すべての砦に鉄壁の防御を敷くことは不可能だ」
「ロス・テラス聖王国の動きは鈍く見るが、一応理にはかなっているんだよ。最重防御目標をロンデニオンに定め、戦力を集中。総合的な戦力では魔王軍に適わないが、瞬間的に運用できる戦力においては上回れる可能性がある」
「だから迂闊に魔王軍もロンデニオンには手出しできないってか。けどよ、ロンデニオンは良くても周辺諸国は厳しい状況だぜ?」
「だね。そもそもロンデニオンが維持できているのは敵戦力が分散しているからだ。周辺諸国が陥落して敵がロンデニオンに集まれば耐えられない。――だから、カッシール砦を奪還するわけだ」
 こちらにも反撃する意思があるということを見せる。
 敵は戦力をより分散させなければならない状況へと追い込まれるだろう。
 そうすればエリス王国など小国への魔王軍集中を緩和できる。
「聖王国の正規部隊では不可能だが、我々咎人ならば可能だ。イデアゲートを活用した瞬間移動により国を跨いで同時期に複数の作戦に参加できる。疲れても死なない。死んでも蘇る。咎人や簒奪者の本質はゲリラ戦のプロフェッショナルってことさ。ふふっ、素敵な職場だよね」
「さわやかにブラック宣言すんなよ……」
 ジィトがあなたを見る。『あんたも苦労してそうだな』という顔だ。
 あなたは腕を組み、穏やかに微笑んだ。
「というわけで、まずカッシール砦だ。敵が身構えることは不可能。なぜなら『別にカッシール砦じゃなくてもいいから』だ。防衛戦力はさほどではないと約束しよう」

 こうしてオルカが率いてきた戦力はさほど多くない。
 咎人部隊が主戦力で、補助として……というよりは当人らの心情的になんとしても参加したいという、元リオールの騎士らが同行している。
「オルカ殿、ジークフリート殿。我等の準備は整っております。皆、攻撃の合図を今か今かと待っておりますぞ!」
 三人だけで偵察していたところに、ぞろぞろリオールの騎士がやってきた。
 あなたはチラっとジィトを見る。
 彼は佇まいからして『ジークフリート』に早変わりしていた。
「おお、敵の守りは手薄ですな! 咎人殿もいらっしゃる。勝利は間違いありませんぞ!」
 リオール騎士の言葉にジィトが少し驚いた表情を浮かべた。
「……失礼。リオール領の騎士殿は、咎人との作戦行動に慣れておられる様子ですが」
「ええ。『持つ者』として情けないばかりですが、彼らには何度も助けられましたからね。噂ではジークフリート殿も咎人とイルダーナ人の橋渡しをされておられるとか」
 騎士の声色に非難の色はない。
 むしろ、同志を見つけて心が弾んでいるかのようだ。
「咎人の皆様のことを良く思わない者もまだまだおりますが、自分たちは信じて共に戦っていく所存です。それが亡き騎士隊長のいいつけですから」
 持ち場に戻る騎士を見送り、ジィトも何かを考えているようだった。
「信じる……か」
「この戦いは我らにとってさほど大きな意味のあることではない。けれど、この世界で生きている人にとっては救いにもなるかもしれないね」
 聖樹界で手に入れた新たな『ロール』の力。
 確かめるように拳を握り、ジィトは頷いた。

「これよりカッシール砦の奪還を開始する! 敵は数をそろえただけの木偶にすぎない! この程度の敵に敗北するような我々ではない!」
 リオール騎士と咎人部隊を前にオルカが声を上げる。
「手に入れた力を存分に振るうといい。我等もまた『持つ者』――ロンデニオンの騎士だ」
 オルカはウインクしてジィトの肩を小突く。
 渋々――に見えないように配慮しつつ、ジィトは剣を抜く。
「これは故国奪還の第一歩である! 出陣せよ! イルミン・イルダーナ!!」
「「「 イルミン・イルダーナ!! 」」」

成功条件

条件1カッシール砦の奪還
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1砦を大きく破壊せずに奪還
条件2リオール騎士の死亡者0名で奪還
条件3-

選択肢

選択肢1周辺戦力排除 現在の人数32
選択肢2内部突入 現在の人数15

解 説

この作戦は二つの選択肢に分けて実行されます。
また、このシナリオは「カジュアルルール」となります。


選択肢1.周辺戦力排除

カッシール砦から迎撃に来る魔族を排除します。
敵はゴブリンやオークなどで、数はそれなりに揃えていますが、練度は高くありません。
指揮を執る魔人なども存在しないため、単なる衝突で脅威にはならないでしょう。
戦場は見晴らしのいい平原で目立つ遮蔽物もありません。

この戦いにはリオール騎士も参戦します。
咎人にとっては大した敵ではなくとも、リオール騎士にとっては話が違います。
彼らもかつてとは違い命を投げ捨てるつもりはありませんが、ある程度はフォローする必要があるでしょう。
また、リオール騎士は咎人に協力的であるため、指示にも素直に従います。

魔族は近接攻撃がほとんどで、長射程の攻撃は持ちません。
シールドはあるため、リオール騎士に削りやとどめを任せるのもよいでしょう。
この選択肢にはNPCとしてジィトが参加します。


選択肢2.内部突入

カッシール砦に突入し、内部を制圧します。
魔族は選択肢1に向けた防衛戦力を放出したのち、砦の大扉を閉ざします。
内部へ侵入するためには扉を破壊したり、何らかの方法で通過する必要があるでしょう。
砦は後に再利用する予定があるため、あまり大きく破壊しない方が望ましいと言えます。

砦の内部にいる魔族は、外にいる魔族よりは少し格上です。
鎧で防御を固めたゴブリンやオークが配備されています。
それでも魔人などと同格の強敵ではありません。
頑強さと強烈な近接攻撃にさえ気を付けていれば十分に撃破可能です。

敵を迅速に排除して砦にリオールの旗を立てれば勝利となります。
勝利したことを十分に喧伝できれば、周辺で戦う魔族も退却するかもしれません。
もっとも、そのためには十分な敵戦力の減少が必要です。
この選択肢にはNPCとしてオルカが参加します。

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「外伝:『意志』と『言葉』」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

関連NPC

  • ジィトmz0039
    人間種|男
  • オルカmz0049
    異能種|女

参加キャラクター

リプレイ公開中

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