- 危険
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このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
- 召喚可能
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このシナリオでは召喚を行うことができます。
召喚を装備しているキャラクター全員が召喚可能です。
オープニング
公国全体が戦域に指定されたわけではなかったが、一部は市街地も攻撃の対象となっていた。それ自体はこの世界では大して珍しいことでもなかったが、平和の国ではかすり傷でも大きな騒動となる。
ユーフォリアには軍事学校も存在するように、自国――厳密にはユーフォリア公国という女神と勇者ゆかりの地の歴史的価値を保護するための防衛軍が存在する。これは高い水準のものであるが、他国と同様、巨神機や魔導具を扱えないという点においては、明らかに帝国軍に劣っている。
防衛軍に加え、同盟軍のラシード大尉が送り込んできたビーナスラグーンの駐留部隊、そして元々ユーフォリア公国近辺に配備されていた部隊が協力しての開戦となったが、戦力差は歴然。ユーフォリア公国は窮地に立たされていた。
戦車隊、アシストアーマー隊、そして歩兵たちが抵抗する姿を背景に、ビーチにてアルビオンの魔女と睨み合う咎人。
そこへイデアゲートが使えず、イーサン・クーパー (mz0015)のバイクで運ばれてきたフェイト・A・ユーフォリア (mz0133)が降り立った。
「おや? こんな最前線に飛び出してくるとは、どういう了見ですか?」
「あなたがどこにでも現れられる以上、隠れていることに意味はありません。咎人の精鋭が集まる最前線の方がむしろ安全なくらいです」
そう返しながら、フェイトは倒れたアンノウンのアルテュールと魔女に目を向ける。
「……あなたには色々と訊きたいことがあります」
「わたくしの目的は既に達成されました。あとはフェニエのアルテュールを貰い受けるだけです」
「やはりあの機体に秘密があるのですね。なら、渡すわけにはいきません!」
魔女は決してフェイトとは目を合わせない。
その状態のまま、落胆するように息をついた。
「訊きたいことがある。渡すわけにはいかない。……まるで自分に『何か』が出来ると勘違いしている。あなたはわたくしに何一つ語らせることはできないし、フェニエを守ることもできない。そして、このユーフォリアという国も」
以前確認された魔女は、もう少し物静かというか……冷淡な印象だった。
しかし、フェニエやフェイトと対峙している間は、むしろ感情的にさえ見える。
「だって、あなたは何も成せずに死ぬのだから」
魔女がフェイトを指さす。その瞬間、フェイトも魔女を指さした。
「魔女アルビオンが命じます」
「フェイト・A・ユーフォリアが命じます」
「「封魔の理を解き放ち、神秘の再臨をここに!」」
目には見えない大きな力がぶつかり合い、二人の中間点となる空間がひずんだ。その瞬間、魔女の身体が無数にブレるように残像となり、その後一つに収束するのが分かった。
「……! アイツ、感ジガ変ワッタ!」
フルフル (mz0111)が飛び出し、跳躍から剣を打ち込む。
先ほどまでは攻撃そのものがすり抜けていた魔女だが、今度は槍で受け止めた。
「やっぱり。理屈はわからないけど、こういうことが出来るんだって理解できました。巨神機や魔導具を止めることは出来なかったんですが……わたくし、あなたとだけは戦えるみたいです」
魔女は答えない。そして、フルフルの攻撃は暫しの後、またすり抜けてしまった。
「ハニャ!? スリヌケタル!」
反撃の槍がフルフルの腹を貫通するが、ちょっと痛そうなくらいで平気な様子だ。すぐに傷が塞がり、背後に跳んで戻ってきた。
「フェイト! サッキノマタヤレ!」
「す、すみません……これ結構疲れるというか、集中が必要というか、息を整えないと連発はちょっと……」
「根性ネエナ」
魔女の目線はフルフルに向けられていた。
この戦場において、封魔界の人間でも咎人でもない、異世界から出現した第三者。その特殊な存在に興味が向いているようだった。
『フェイト・A・ユーフォリア……』
声はアンノウンから聞こえていた。機体は既に動けなくなっているのか倒れた姿勢のままだが、スピーカーからフェニエの声がした。
『この機体が搭載しているあるものが、魔女の力を更に高める可能性があります。このようなことを頼める立場ではありませんが、わたくしのせいで皆さんが窮地に陥るのは耐え難い。恥を忍んでお願いします。どうか、このアルテュールを守っていただけませんか』
フェニエの声は震えていた。
冷静を装っているものの、よほど激情を押し殺しているのだろう。
「無様ですね、フェニエ。一人で勝手に暴走して、挙句の果てにまるで無関係な人間に救いを求めるとは、笑い種です」
「やめてください。一生懸命に頑張っている人を笑うのは」
冷たく鋭い物言いは普段のフェイトとは異なり、まるで魔女のようだった。
「相手が味方でも敵でも、その想いを愚弄するのは許せません」
「許さないのなら、どうだというのです」
「許さないのはわたくしの心の問題、誓いの話です。だからあなたがどんなクズでも、わたくしはあなたと対話のテーブルに着く努力をします。怒りも嘆きも苦しみも、隅においてあげましょう」
目を細め、魔女を指さす。
「一度だけしか言わないのでよく聞いてくださいね。戦闘行為を終了し、話し合いに応じてください。お互いに軍を引き、平和にお茶でもしませんか?」
「ふっ」
文字通り、魔女は一笑に付す。
「かわいそうに。そんなこと、心にも思っていないくせに」
『――そこまでだ、魔女よ』
フェイトと魔女の間に割って入るように着地した巨体は、赤いアルテュール――
「アース帝国皇帝、ベルガルド……」
『…………』
巨人の眼差しがフェイトに向けられるが、ベルガルド (mz0135)は少女に何も言わず、代わりに魔女に向かって語り掛けた。
『約束を違えるな。そこな小娘は我らが計画に必要な存在。ここで始末するというのなら、私はお前に刃を向けねばならん。アルテュール・マルス。お前にもこの刃は届き得ることを忘れるな』
「そうですね。ごめんなさい、わたくしの勇者ベルガルド。反省しました。本来の目的に戻りましょう。あちらのオリジンの回収、そしてユーフォリア公国の破壊に」
「ベルガルド……いえ、お兄様! こっちを……わたくしを見なさい!」
ようやくアルテュールの目がフェイトを捉える。
「あなたは本当にわたくしの知るお兄様なのですか!? あなたはこのユーフォリア公国を愛していた! 平和と信仰を重んじていた! そんなあなたがどうして……!」
『フェイト。女神の名と刻印を継承する者よ。私はお前を妹だと思ったことはない』
その言葉はさほど重みを感じさせず、サラっと語られた。しかしフェイトにとっては鋭く胸に突き刺さるようなものだった。
彼女には母親がいない。物心つく前に死んだという。
父親は、娘を娘と思っていない。だから距離を置いて顔を合わせないようにしてきた。
家族らしい家族がいない中で、唯一兄と慕った男が、たった今、特になんということもないというノリで、絶縁を突き付けている。
しっかりと両足に力を込めていないと立っていられない。
ぐっと息を呑み込まなければ涙が溢れそうだ。
だってついさっき、姉のように……いや、母のように思い始めていたグラジオラス (mz0007)を惨たらしく殺されたばかりだ。
グラジオラスのことも思い出して、余計に悲しくなって、それでもフェイトは涙を見せなかった。涙を堪えるのは、数少ない特技だから。
『勇者の末裔よ。この国は世界の歪みの象徴だ。今のお前ならばそれも理解できよう。差別と支配、戦争と憎悪、それらを天の上から見下ろすが如き蛮行。まさしく女神の御業そのものであろう。お前たちは人であることを忘れ、天上に立つ神の如く世界を見捨てているのだ』
何か言った方がいい気がするが、涙を堪えて立っているのがやっとで、何も言い返せずにアルテュールを睨んだ。
『魔女、お前を守ってやる必要はあるまい。バド、行くぞ。市街地を破壊し、女神教団本部大聖堂とユーフォリア城を制圧する』
『久しぶりの家族との再会だってのにつれないねぇ……』
「あ……待って……」
フェイトを置いてベルガルドと、彼が率いる巨神機隊が遠ざかっていく。
「魔女……お兄様に何をしたんですかっ!」
「……? ああ……なるほど。そういう」
仮面越しに魔女は咳ばらいをして、くすりと笑う。
「――わたくしは普段、ベルガルド『お兄ちゃん』にたくさん構ってもらっていますよ」
「え……」
「疲れた時などは甘えると膝枕してくださるのです、『お兄ちゃん』が。プリンも『あーん』してくれるし、寝る前にはヨシヨシと頭を撫でてくれるのです。一緒にゲームだってしてくれますよ。家族で食事をして、楽しく一日の話を語らうのです」
フルフルが『ナンダコイツラ?』という顔をしている。
だが、フェイトにとってはよほど堪える台詞だったらしい。
「羨ましいでしょう? あなたにはもう無理でしょうけど……ふふ、ふふふふ……」
「う……ぅっ……ぅぁぁううう……」
フェイトが膝を折り、顔をくしゃくしゃにして涙を流した。
それを見て満足そうに魔女は頷く。
「では邪魔なお兄ちゃんも去った事ですし、あなたには事故死していただきましょう。わたくしとしたことが、うっかり大憲章。うっかりうっかり――死になさい」
魔女の攻撃は目には見えないし、感じ取ることも出来ない。その動きなどから勘で避けたり防いだりしなければならない。
何か、直線状に放たれた攻撃だったらしいそれを、あなたと共に防いだのは天羽 総一郎 (mz0113)が展開した人幻だった。
「僕の人幻たちは星の精霊のようなものだからね。君にくっつけておけば、多少は攻撃を防いでくれると思うよ」
「天羽さん……」
「僕は人間の事が基本的に嫌いだし、世界が滅んでも別にいいと思ってるけど、女の子を意図的にわざわざ泣かすのはよくないってことくらいはわかるよ。それに、変だよね? 魔女ちゃんも人間が嫌いで、世界が滅んでも別にいいと思ってるだろうに、どうしてフェイトちゃんにかまうの?」
首を傾げた後、天羽は納得するように手を叩いた。
「ああ、わかった。君――本当はフェイトちゃんのことが好きなんだろう?」
「は?」
「好きだから意地悪をしてしまうんでしょ? ――グラジオラスくんを殺したのも同じ。君は結局構って欲しいのさ。好きな人に自分を見て欲しいんだね」
「違います」
ピシャっと言い放った魔女だが、明らかに機嫌が悪くなった。続けて放たれた攻撃は、先ほどより正確さを欠いていた。
「本当は一人でいることが寂しいんだろう? だから嘘なんかついちゃってさ。ベルガルドくんが君を構うわけないじゃない。君を――愛してくれるわけがないじゃない。だって君は仮面をつけて、本当の自分を隠しているんだから。そんなやつが人並みに愛されようっていうのは、無理のある相談なんだよ。まずそれとってから言いなよ。あ、それともお風呂とかでは外してる感じ?」
天羽は喋りながらさりげなくフェイトを立ち上がらせ、その肩を叩いた。長尺の煽りは時間稼ぎだ。
「……フェイトちゃん、悪いけど僕は君の気持ちに寄り添える人間性がない。だから代わりに、君には『接続者』としての戦い方を教える」
「接続者って……えっと……?」
「君の大憲章と、僕の人幻は似てるってこと。それと、振り返ってみて欲しい」
言われるがままに背後を見たフェイトと、あなた達咎人と目が合った。
「客観的に見て、君は孤独じゃない」
「……!」
「誰かに与えられたものではなく、自分が手に入れたものを信じるんだ」
「……はいっ!!」
涙を拭ったフェイトの周りを三体の人幻がガードを固める。
「天羽総一郎。人幻界の守護者(ガイアセンチネル)。ダブルの言う通り、もっと早くに始末しておくべきでした」
「うん、君は僕の敵だね。ガイアが教えてくれる。君を放置すれば僕らの地球も危ないってね。ていうかガイアを狙ってたの、ダブルじゃなくて君だろ? だから、これは僕の物語であり、守護者が介入するに値する案件だ。フルフルちゃん、いや、イルダーナフさんはまだ判断しかねているようだけど」
「ン? ナニミテンダコラ」
フルフルが首を傾げる。彼女はまだ、『神』の代行者として未覚醒だ。
(まあ、そういうのを導くのがこの世界での仕事ってコトかな?)
倒れっぱなしのアンノウンを見やり、天羽は肩をすくめた。
「オーダーを再確認しよう、お姫様。我々の目的はアンノウンの保護と、ユーフォリア公国市街地の防衛であってるかな?」
「はい。市街地を破壊するだけならアルテュール・マルスなら簡単ですが、あえて破壊と制圧ということをベルガルドは言い分けていました。アレは彼からのヒントです。破壊する以外の目的が大聖堂とユーフォリア城にそれぞれ存在する。女神の遺産と、そして城下に鎮座するアルテュール・オリジンが狙いのはずです。彼は追って来るのを待っています」
「いいね、らしくなってきた」
「はいっ! らしくやりますっ! その為には、ベルガルドと魔女をを倒す! 話し合いはここまでです! 実力行使で、お帰り願います!」
魔女はどこか退屈そうな、あるいは寂しげな様子で佇んでいた。
やがて何か気持ちを切り替えるように息をついて、再び槍を構えた。
成功条件
条件1 | フェイトの生存 |
---|---|
条件2 | アンノウンの防衛 |
条件3 | アルテュール・オリジンの防衛 |
大成功条件
条件1 | ベルガルドとアルビオンの魔女の撃退 |
---|---|
条件2 | ユーフォリア大聖堂と聖遺物の防衛 |
条件3 | 市街地の被害をなるべく抑える(高難易度) |
選択肢
選択肢1 | アルビオンの魔女対応 | 現在の人数 | 12 |
---|---|---|---|
選択肢2 | ベルガルド追撃 | 現在の人数 | 13 |
解 説
このシナリオでは召喚が使用可能です。
このシナリオは大成功を目指す場合、難易度が大幅に上昇します。
無理に大成功を狙わず、成功条件だけに的を絞ることも作戦のひとつです。
ユーフォリア公国を襲撃したアース帝国軍を迎撃します。
現在ユーフォリア公国は涙の海からアース帝国軍の攻撃を受けています。
同盟軍の防衛部隊、ユーフォリア公国の国防軍が涙の海からの敵を食い止めています。
天獄界はそちらにも咎人の部隊を派遣していますが、このシナリオの参加者は別のより上位の目的の為に行動するものとします。
作戦の目標は大きく分けて2種類。
『アンノウン』と呼ばれるアルテュールを魔女に奪われないこと。
そして、ユーフォリア公国の国宝であるアルテュール・オリジンを奪われないことです。
まず、アンノウンは現在ユーフォリア公国の湾岸部、砂浜に墜落しています。
何らかの事情で稼働不能の状態にあり、自分で動くことは出来ない状態です。
アルビオンの魔女の狙いはこのアンノウンにあるようです。
かなり無茶な作戦を実行してでも手に入れるだけの極めて高い価値がアンノウンには存在していると考えるのが妥当でしょう。
一方、ユーフォリア公国の国宝である勇者の愛機、アルテュール・オリジンはユーフォリア城の地下に保管されています。
ベルガルドは市街地にもそれなりに破壊工作を行いつつ、ユーフォリア城を目指しています。
彼らの狙いはユーフォリア城地下に眠るアルテュール・オリジンです。
ユーフォリア公国をまるごと制圧するつもりはなく、あくまでも強襲・強奪が目的と見られます。
防衛目標が離れた場所に存在することから、この作戦では作戦域に合わせて2つの選択肢に分かれて対応を行います。
ビーチの敵はアルビオンの魔女だけです。
ただし、これまで咎人が戦ってきた中でも一際特異な敵であり、一名で十分すぎる脅威となります。
こちらは戦場が開けた場所で周囲に人気のないため、戦闘に際して気をつける点はありません。
一方、ベルガルドの巨神機部隊を追う場合、ユーフォリア市街地での戦闘となります。
住民の避難などは完了しておらず、街中で巨神機同士が戦闘すれば、当然の如く民間人に被害者が発生します。
気にしていては相手の思う壺ですが、まったく無視することも難しいという苦しい状況です。
今回の状況は緊急事態であり、言ってしまえば民間人が巻き込まれて死傷することはもはや『仕方のないこと』とある程度割り切るしかありません。
それでも被害はなるべく少ないほうが望ましいのは言うまでもありません。
市街地では敵戦力が2つに分かれており、ベルガルドがユーフォリア城を目指しており、バド率いるスカーグラフ隊はユーフォリア大聖堂を目指しています。
つまり、それぞれ異なる目標物の回収を狙っているということです。
市街地での戦闘では選択肢の上、更にベルガルドとスカーグラフ隊、それぞれを並行して対応する必要があります。
●敵情報
■アルビオンの魔女
正体不明の謎の仮面女。サイズ1。
フェイトとフェニエに対してのみ感情らしきものを見せることがあるが、普段は機械のように冷徹。
様々な特異能力を持ち、何やら少し前から色々他の世界にもちょっかいを出していた様子。
通常攻撃は近接または魔法であることは確定。攻撃属性はさまざま。
一度しか咎人と交戦履歴がないため、あくまでも仮の情報である点に注意。
当たり前のように複数回の行動権を持つ。
スキル:
『認識適合・虚』
パッシブ? 自分が存在しているということを誤魔化す能力。
自分を対象とする行動、攻撃などを『射程外』『対象外』とすることができる。
感覚的には『すり抜けた』という感じに。
クリティカル攻撃を行うと、そのクリティカルを『成功』の結果に置き換えた上で、『認識適合・虚』は無効化される。
『幻惑の蜃気楼』
パッシブ。どこにでもいてどこにもいない、という能力。
障害物や第三者からの干渉を無視して移動できる。
一度に移動できる距離は『目視できる範囲内』に限る。
射程外に存在するキャラクターを攻撃や行動の対象にできる。
『征槍アルスマグナ』
出所不明の謎の槍。様々な能力が確認される。
・攻撃対象のシールドを無視してダメージを与える
・対象の防御・回避の判定をファンブルさせやすくする
・槍自体を大量に増やし、投げつけたり身を護ることに使用できる
・異世界のスキルを記憶し、使用可能とする
『大憲章』
アクティブ。指さした相手に『BS:アクティブスキル封印』を付与する。
効果中、新規にアクティブスキルを発動できない。
(既に発動中の効果時間は終了させない模様)
封魔界ロールを装備条件とするスキル、またはクラスタマスターの『強制介入』はこの効果を受けない。
指さした相手を、と言ってもその動作をかなり頻発可能で、1回もこの影響を受けずにシナリオを終了することはほぼ不可能。
指をさす、という1動作で視界にいる全員に効果を適用できる、という感じ。
ただし、射線が通っているかどうかは重要なようだ。
■ベルガルド
アース帝国皇帝。巨神機「アルテュール・マルス」に搭乗しているため、サイズは4。
過去の活動を見るに、封魔界の全世界統一の他、異世界にも進出を考えている様子がある。
前回「無神格者じゃね?」と言われたが、どう見ても最高位の「女神の刻印」を持ってるとしか考えられない。
アルテュール・オリジンを狙ってユーフォリア城に向かう。
攻撃種別は近接オンリー。属性は斬・火。
圧倒的な攻撃性能で敵を瞬殺する、というバトルスタイルであるため、『受ける』ことが出来ないと一方的に敗北する可能性がある。
逆に言えばしっかり『受ける』ことに成功したら、攻撃のチャンスはあるはずだ。
当たり前のように複数回の行動権を持つ。
スキル:
『偽りの王座』
パッシブ。オリジンと呼ばれる巨神機と同格の力を持つ。
むしろ乗り手の力により、それ以上の存在に昇華されている。
シールドエネルギーをライフと攻撃性能に割り振っているため、シールドが使用出来ない(存在しない)。
『覇王の斧』
パッシブ。通常攻撃を任意で「周囲」範囲攻撃とする。
シールドにダメージを与える場合、ランダムで追加ダメージを与える。
ダメージ値は1D100の出目×5。
この効果はすべての攻撃に付与される。
また、[巨神機]を除くすべてのキャラクターによるR・Cタイミングのスキル使用を受け付けない。
(ベルガルドの行動に対して使用出来ず、ベルガルトに対しても使用出来ない)
『フォゾンブレイド(紅)』
アクティブ。同じスキルでも複数の効果から選択して使用する。
使用効果によりタイミングが異なる。
・M使用/威力を上昇させた直線状に射程無限・障害物無視・ZOC無視の近接攻撃を行う
・F使用/GSを付与し、近接威力を上昇させ、通常攻撃の最大回数を増加させる
・C使用/シールドブレイクした対象にクリティカル確定の近接攻撃を行う
■スカーグラフ隊
バド・ラッセン率いる傭兵部隊。
傭兵と言っても戦前からベルガルドに重用されており、事実上皇帝直下の私設部隊である。
トルピオン型とウォードス型のカスタム機を操る。
巨神機に乗っているためサイズは4とし、このシナリオにバド含め8機出現する。
バドが最も能力的に優れているが、それ以外の部下もそこらの雑魚とは一線を画す戦闘力を持つ。
特別な能力は持たないが、シールドをうまく使って被害を抑えたり、巨神機のスキルを使って戦う。
巨神機のスキルは基本のところでそれなりによう性能のものが揃っている。
傭兵という性質上「死ぬまで戦う」ことはあまりせず、生存を重視する傾向にある。
例えば「フォゾンフィールド」「ライトバッシュ」「ナイトフォーム」などはよく使用される。
装備はだいたい共通で、専用アサルトライフルを主に使用。近接用にメイスとナイフを搭載している。
●友軍情報
■フェイト&天羽
フェイトには天羽が護衛につきつつ、彼女の『指差し』を支援している。
天羽が出現させた人幻がフェイトを抱きかかえて浮遊し、高速移動にも対応。
(これがないとニブチンのフェイトは移動でズッコケたりして話にならない)
咎人の戦闘移動速度についてこれる、と考えてよい。
フェイトは一定ラウンドごとに『大憲章』を発動できる。
魔女の『征槍アルスマグナ』を除くすべての効果を使用不能にできる。
ただし、これは短時間で解除されてしまう。
フェイトはこの能力を使用する度、ライフが『現在値の半分』に削られていく。
だんだん瀕死になるので、血反吐吐いて気絶しそうになりながら使用しつづける。
天羽とフルフルが直衛についているが、これは戦闘能力を持たないフェイトを戦場に立たせるための最低限の保証であり、『絶対に死なない』という意味ではない。
彼とは別に護衛がいることが望ましい。
■フルフル
ゲルダを殺した、と言われて頭にきているが、前回それでしてやられたことを覚えており、冷静に動けている。
非常に耐久力が高い。めっちゃ頑丈。首を斬られたくらいでは死なない(くっつく)。
戦っているうちに魔女の能力がなんとなく『わかって』いき、最終的には『認識適合・虚』と『幻惑の蜃気楼』を無視できるようになる。
魔女を倒そうとしているが、それよりも見知った人がいなくなる方が嫌なので、仲間を守る為に戦う。
マスターより
ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「レインボウティアーズ」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。
当シナリオではキャラクターが戦闘不能になることを理由に、リプレイ描写が少なくなるケースが想定されます。
危険シナリオとなりますので、参加に際しご注意くださいますよう、お願いいたします。
関連NPC
参加キャラクター
-
- 相澤 椛(ma0277)
- 人間種|女
-
- ザウラク=L・M・A(ma0640)
- 機械種|男
-
- アナルデール・ウンディーニ(ma0116)
- 人間種|女
-
- 高柳 京四郎(ma0078)
- 人間種|男
-
- 白玉 纒(ma0300)
- 機械種|女
-
- フリッツ・レーバ(ma0316)
- 剛力種|女
-
- 白花・C・琥珀(ma0119)
- 人間種|女
-
- 三糸 一久(ma0052)
- 人間種|男
-
- シアン(ma0076)
- 人間種|男
-
- 金路(ma1384)
- 獣人種|男
-
- 葉山 結梨(ma1030)
- 人間種|女
-
- モルディウス(ma0098)
- 神魔種|男
-
- 川澄 静(ma0164)
- 精霊種|女
-
- 更級 暁都(ma0383)
- 人間種|男
-
- 麻生 遊夜(ma0279)
- 機械種|男
-
- カール=マリア・T・ペンローズ(ma1323)
- 異能種|不明
-
- 天魔(ma0247)
- 神魔種|男
-
- ルー・イグチョク(ma0085)
- 人間種|男
-
- 鈴鳴 響(ma0317)
- 神魔種|女
-
- マイナ・ミンター(ma0717)
- 人間種|女
-
- マリエル(ma0991)
- 機械種|女
-
- 颯(ma0377)
- 機械種|女
-
- 夕凪 春花(ma0916)
- 獣人種|女
-
- ウガツ ヒョウヤ(ma1134)
- 精霊種|男
-
- 鳳・美夕(ma0726)
- 人間種|女
- リプレイ公開中