ある妖怪や『敵』との邂逅OP
岩岡志摩
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シナリオ形態
ショート
難易度
Normal
判定方法
エキスパート
参加制限
総合750以上
オプション
  • ハーフ
参加料金
50 SC
参加人数
3人~6人
優先抽選
なし
報酬
500 EXP
10,000 GOLD
10 FAVOR
懐地界ワールドロールで参加すると +50 EXP
相談期間
4日
抽選締切
2023/06/23 10:30
プレイング締切
2023/06/27 10:30
リプレイ完成予定
2023/07/14
関連シナリオ
-
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
ハーフシナリオ
このシナリオはハーフシナリオに設定されています。
参加料金が半額となり、リプレイの文字数が下限、上限共に半分となります。

オープニング

●懐地界メトレトロ
 懐地界と名付けられたその世界には、『妖怪』と言う超常の存在が居る。
 しかし人類はそれをはっきり認知してはおらず、技術は魔法的なものではなく科学的なものを基盤としている。
 その世界で暮らす人々の多くは、自らの手で発展してきたと考えているが、その影には妖怪たちの存在がある。
 妖怪たちは人間たちの営みにひっそりと手を貸し、危機からそっと見守ってきていた。
 人々の想像によって生じるというこれには恐ろしい存在も居るが、基本的には妖怪たちは人類に益する存在である。
 それは帝都『東ノ宮』でも変わらない。
 ここ『東ノ宮』は、大まかにいうと昔の日本めいた風景に包まれていた。
 人々の集まる場所は栄えてその規模を拡大し、鉄筋コンクリートの建物があるかと思えば、少し離れた場所には木造建築の店や住居が立ち並んでいる。
 その街中を着物姿と洋装姿の人々が行き交い、和と西洋の文化が互いを否定することなく『東ノ宮』の中で共存していた。
 そしてヒー・リショナー(mz0073)は、そんな『東ノ宮』まで足を運んでいた。

●邂逅
 ヒーがここ『東ノ宮』を訪れたのは、神官より『妖怪』と呼ばれるものたちと接触するよう依頼されたからだ。
 神官によると『妖怪』は様々な能力を持つ存在だが、人々の目から隠れるように暮らしているようだ。
 『接触』と言いながらも、実際のところは今後活動していく上で必要な『繋がり』を得ることを神官は求めていると、ヒーは察している。
「そう遠くない未来、この世界にも何らかの『危機』が訪れるということだろうな」
 ヒーは自分達が異世界に関わりを持つ理由をそう理解していた。
 そしてヒーが接触する予定の妖怪だが、普通に考えれば人通りの多い場所に現れることはまずないだろう。
 そう考えたヒーは、あまり人々が近づかないような場所を探してみる。
 そんな考えのもと歩いていたのか、いつしかヒーは古い建物や茂みに囲まれた狭い通りへと歩を進めていく。
 進むごとに人々の喧噪も徐々に聞こえなくなり、薄暗さが増していく一方で、周囲は繁栄から取り残されたような古さと自然も増えていく。
 そしてヒーが古ぼけた神社の前を通り過ぎようとした時だった。
 不意に足元がおぼつかなくなり、思わずヒーはよろめく。
 辛うじて転倒は避けられたものの、ヒーが足元に目をやると、何か丸っこいものが自身の足に纏わりついていた。
「……仔犬か?」
 ヒーがしげしげと眺めると、「それ」は仔犬にしては丸っこい体つきで、今もその丸っこくモフモフした胴体でヒーの脛(すね)にスリスリしている。
 犬というよりネコっぽい。
 どうしたものかと悩みながらも、「それ」に手を伸ばそうとした時だった。
「ここから別の道に向かった方がいいわ」
 何の前触れもなく暗がりより声がかかり、声の主が姿を見せる。
 整った顔立ちの少女がそこにいた。
 黒いドレスめいた洋装に身を包み、顔も半分飾りで隠しているその姿はヒーよりも小柄で、人形のように見えた。
「ごめんなさいね。その子はこの先にある危険から貴方を遠ざけるために、貴方の脛をこすったの」
 ヒーの足元から丸い仔犬(?)を回収し、抱き上げた少女は足止めした理由を語る。
「もしかして妖怪なのか?」
「ええ。この子は『すねこすり』と呼ばれているわ」
 ヒーの問いに少女はあっさりとその正体を明かした。

●もう一つの邂逅
「話し合う時間はなさそうだから手短に言うわ。今すぐここから立ち去って」
 少女の物言いにヒーが何かを答えようとしたときだった。
 突然、風が鳴った。
 ごくわずかなそよぎだったが、周囲に残る樹上から投擲された飛び道具が、少女めがけてまっしぐらに飛んできた。
 閃き飛んだ棒手裏剣らしき鉄片が、少女を貫くかに見えた時、フォローガードを駆使したヒーが少女を庇う。
 鉄片はヒーのシールドを削っただけで、少女への攻撃は不発に終わる。
 やや遅れて樹木の上から人型をとった何かが舞い降り、地面へと着地する。
 ぼろ布を纏った人型はよく見ると首から上がなく、体の各所にも損壊が目立ち、動いているのが不思議なほどだった。
 廃棄された人形を無理やり動かせば、あんな姿になるだろうか。
「『あれ』がいたから、人には近づいてほしくなかったの」
 ヒーに庇われた少女は足止めした理由を明かす。
 そのままヒーは迫る人型を迎え撃ち、双撃乱舞のカウントを終わらせると2つの攻撃種別をそれぞれ繰り出した。
 ヒーの放った攻撃は一撃目で人型のシールドを破り、2撃目が人型の身を貫いた。
 生命を断たれた人型はその場に倒れ、動かなくなる。
「これも妖怪なのか?」
 ヒーの問いに、少女は緩く首を横に振った。
「これは妖怪じゃないわ。確か人間達が衣服を売る店で使われていた人形よ」
 少女によれば、もともとは衣服やファッションの陳列に用いられていた人形らしいが、蝋製で壊れやすかったため、今はごみ集積場に仮置きされていたようだ。
 それがここ最近になって、まるで命を吹き込まれたかのように動き出したという。
「動き出したのはこの人形だけか?」
 今しがた自身が倒した残骸を確かめながら、ヒーは少女に問いかける。
 確認した限り、ただの蝋製人形のようだが……。
「そう言えば、一緒に捨てられていたガラクタも動き出して姿を消したわね」
 目の前にある人形と少女の言葉を受けたヒーには、思い当たることがあった。
「そうだとするなら、既に数を増していると考えた方がいいだろうな」
 ヒーの言葉を裏打ちするかのように、暗がりから湧き出るように新手の人型が次々と姿を見せ始める。
 無機物に憑依して、まるで生きているように動き出し、その『数』を増し攻めてくる災厄。
 それは『従魔(じゅうま)』と呼ばれる存在で、動かしているのは――。
 かつて人幻界テンペストと闇掟界オルメタで活動し、今は封魔界アルビオンでクエント公国への侵攻を続けている簒奪者にして蒐集衆に名を連ねる者。
 その名はズロイ(mz0063)。
『こちらヒー・リショナー。妖怪らしき存在との接触には成功したが「敵」にも遭遇した』
 直ちにヒーは通信術式を介し、周囲で妖怪探索にあたっていた皆様に必要な情報を伝達していく。
『敵は廃棄された人形で構成された「従魔」と思われる。今はそいつらから妖怪と関係者を守っている状況だ』
 今いる現在地や敵の数、その特性を伝えたヒーは、救援が来るまで少女と妖怪『すねこすり』を庇い、人型従魔の群れとの交戦を再開した。

●備考
 今回の敵は従魔だけです。
 妖怪も登場しますが、「穢れ」を纏っていないので浄化は不要です。
 このため他の世界と同じく通常の戦い方で敵を撃破すれば、救助対象を守り抜くことはできます。
 なお従魔を差し向けてきたと思しき簒奪者ズロイは、現場に一切姿を見せることはありませんので、そちらへの警戒も不要です。

成功条件

条件1敵従魔の全滅。
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1少女と妖怪を無傷で救出することができた。
条件2-
条件3-

解 説

●目標
 敵『従魔』の撃破及び救出対象を守る
 失敗条件:犠牲者が出るor目標にそぐわない言動をとる

 登場
 従魔×6
 首無し人形めいた外見で、棒手裏剣めいた投擲武器(射程6)と刀(射程1)で武装。
 ヒーが交戦した限りでは、シールドは弱くスキルも使わない模様。通称『従魔』。
 ヒーの防戦で6体まで数を減らしている。

 妖怪『すねこすり』
 外見的には丸っこい仔犬のような外見の妖怪。小型でもふもふ。
 道を歩く人に近寄ってきて、足元にまとわりつくと言われている。
 割りと人懐っこい模様。今は下記少女に抱かれている。

 少女
 ヒーが遭遇した小柄な少女。
 整った顔立ちと体躯で表情に乏しく、黒いドレスめいた洋装と顔の半分を黒い飾りで隠している。
 妖怪の関係者らしいが、その名前や正体は不明。

 ヒー・リショナー
 今回の増援。皆様の指示に従う。ロールはリカバリスト。使用スキルはフォローガード、双撃乱舞、ヒール。 

 状況
 帝都『東ノ宮』内の一画に点在する廃神社。現地時刻は夕方で晴天だがやや薄暗い。
 人気のない場所のため、周囲は無人。皆様が避難誘導や周囲の封鎖を行う必要はない。
 なるべく周囲への被害を減らすため、ヒーは廃神社の敷地内で従魔達から少女やすねこすりを守っているが、あまり長くは庇いきれない模様。
 以下現地の簡易見取り図。1マスあたり2×2sq。
 北↑
  ABCDEFGHI
 1木木木木木木木木木
 2☆  魔社   ☆
 3  魔 社 魔
 4☆       ☆
 5木   ○   木
 6木 魔   魔 木
 7木   魔   木
 8木☆     ☆木
 9=========

 ☆:PCスタート地点。自由に選択・重複可。
 ○:救出対象(少女とすねこすり)。現在ヒーが防衛中。
 木:樹木。高さ約10m。1人なら上に登ることも可能。
 社:摂社。登れない。
 魔:従魔。
 =:通り。ここより南は雑木林で視界は遮られている。

マスターより

 妖怪と接触する依頼は、現地にいる少女や妖怪を従魔から救い出す内容に変わりました。
 今回の敵は妖怪ではなく「穢れ」といった要素もないので、通常攻撃やスキルで撃破できます。
 妖怪にとっても敵にあたるので、遠慮なく倒しましょう。
 この少女は妖怪の関係者とみられ、皆様の手で助けることができれば、この少女や妖怪との繋がりや別の妖怪と接触できる機会も得られるはずです。
 リプレイでは皆様が現場に到着した時点から始まります。
 なおこの世界で生きる人達の価値観や考え方は皆様と異なりますが、だからと言って皆様の価値観や考え方を至上のものとして押し付ける真似をすれば失敗条件に繋がりますので、そこはご注意下さい。

関連NPC

  • ヒー・リショナーmz0073
    人間種|女

参加キャラクター

  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
  • マリエルma0991
    機械種|女
  • 不破 雫ma0276
    人間種|女
  • 葉山 結梨ma1030
    人間種|女
  • マルコム・レーナルトma0971
    獣人種|男
  • カナタ・ハテナma0325
    機械種|女
リプレイ公開中

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