オープニング
そこにウサギが現れた結果、ウサギカフェをしようという話になった。
そして、プエルは蛇行しつつ準備を整える。
咎人たちが手伝った結果、なんとか進んでいる感覚。
本人も「結局、僕一人では何もできない」と理解はしている。
だから頼ることは重要だと真顔で言う。
状況を示しつつ、依頼を提示する。
浮島はざっくりいうと原っぱと森、家がある。
原っぱは100メートルトラック一個より大きいくらい。
森はそこそこに大きく、道がないけれども、何とか進めば端には出る。
家は二階建ての洋館。一階にも二階にも何個か部屋がある。
原っぱは土が掘り返された結果、無残な状況。
掘り返したのは、ウサギと共に現れた巨大ウサギ。
かなりぼこぼこになったのを、咎人がおおむね平らかにした。
土と草が入り混じった状態。
通常のウサギがそこをぴょこぴょこと動き回る。
このウサギたちは、人馴れしているのから、そうでないのまでいる。また、集団で性格はありそうだ。
ウサギについてはウサギカフェの従業員になれそうなヒトにはなってもらう。
土と草地のごちゃまぜについては、
「美しくない!」
とプエルはいう。
だから、種を撒こうと用意する。
「草の種類がさ、温かいのが好きなのと、寒いところで生えるのが混じってるって聞いたんだよね。それと、気づくとススキが生えてたり、南瓜が生えてたって聞いたことあるんだよね……」
プエルが用意したのは、写真を見て「いいな」と思った花の種。
それ袋にたくさん入れて用意した。
森の中はプエルが浮島に来た時から竪穴が開いているところがあるが、そこは、近づかないことにして、原っぱから家まで道を通した。
原っぱの端っこから家までの最短、かつ、竪穴から遠いところ。
ひとまずロープで線を引いて道だと分かりやすくしている。
余分な木を抜いたこともあり、日当たりが良くなったのか、草も生えだした。
道の整備の不足は、草刈りとチップ撒き。
道の脇に避けてある木や家具作りで出た端材でチップを作って撒いてほしいというものだった。
家自体は古めかしい洋館。
ウサギカフェは玄関から食堂および中庭が見える部屋を使う。
食堂にはテーブルと椅子がいくつか、棚が一つある。
「あとこれだけはほしいけど、足りないよね……柵も作らないと」
部屋には道具と設計図があり、中庭には、木材がある。
プエルは大工仕事を全くできない。したことがないからなのだけれども。
どうやってこれらを発注したかわからないが、本人としては「買ったけれども組み立てられない」と嘆く状態。
さらに、ノコギリやねじ回しなど電動ではない。
もっとも、この家に電気が通っているかというと、夜はランプやろうそくが灯りとなる状態だ。
薪もあるから、寒くても暖炉は動く。
そして、咎人にお願いを出した本人は、
「視察やインスピレーションを受けに出てくるよ」
と、少々席を外すらしい。
依頼を受けてくれた人のために、簡易的な丸太テーブルにはおやつが置いてある。
水出し紅茶と直径30センチ前後のジャンボ・ジャムパン。
紅茶が入ったポットとカップが置いてある。
また、パンについては「イチゴ、カボチャ、ルバープ、ニンジン、小豆」のジャムが入っているという。描かれている図によると、中央に小豆で周りにそれぞれ入っていることになっている。
そんなこんなで、ある日の昼間、ウサギカフェの準備を少しでも進めて欲しいのだった。
成功条件
| 条件1 | カフェの準備が進むこと。 |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
解 説
●浮島の状況
原っぱと森、家がある。
全体的にこじんまりしているので、迷子になることも基本ない。
今回の作業で寄ることはないが、注意すべきは森の中央付近にある複数の謎の竪穴。
原っぱに井戸がある。
●作業
・種まき 原っぱの中心から一周100メートルトラック分くらい種をまくのが最終目標。
複数の種が袋に入れられている。
埋め方は小さな畔を作って、種を載せ、土をかぶせるのが一般的。
スコップなど道具はある。
原っぱにはウサギがうろうろしている。
種は食べないけれども、何かとかち合うことも。
ウサギはウサギカフェに重要なため、咎人嫌いにしないことは大切。
・家具作り テーブル、イス、棚(タナ)、柵(サク)を作る。
設計図と木材、道具はある。ちなみに電気で動く道具はない。
すでにテーブルとイスはいくつか、棚は一つある。
数については明言していないので、自分が作れると思ったものを作ることで構わない。
適当につくると進捗しないことになるので注意。
・道つくり チップを作って撒く。
一応平らかぽい道。
道づくりや別件で切り倒された木を使ってチップを作る。
削るでも、砕くでも……道具を使おうとも、使わなくとも……。
なお、道具については「家具作り」のところと共通、持参も可能。
●パン
主題でないが、食べたか否かの記載があると、ちょこっとリプレイに記載がされます。
水出し紅茶はきちんと飲めますが、常温です。
砂糖は用意されてます。一般的にみられる、顆粒の砂糖です。
ジャンボ・ジャムパンは火がきちんと通っているため食べられます。
しかし、ジャムが予定しているところにおとなしく収まっているかは不明。部分的か全部かどこかしら混じってます。
ジャムはイチゴ、カボチャ、ルバープ、ニンジン、小豆。
例えば、イチゴと小豆が混じった、とか、小豆が全部に侵入、など。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
ウサギカフェ、徐々に進んでますが、こう、大きな動きがあるわけではないので、レベリングシナリオの性質を生かし出しました。
何らかの作業をしてほしいという内容で、何度か間をおいて出すつもりです。相談必要な内容にしていないため、作業が重複するとか、どれか進まないということもあるかもしれませんが、気にせず、自分がしやすいものをしてください。
パンについては、一言食べたとあれば、プエルが喜びます。
よろしくお願いします。
関連NPC
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- プエル・ニコラス(mz0028)
- 人間種|男
参加キャラクター
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- 宵待 伽羅彦(ma0748)
- 人間種|男
- リプレイ公開中




