【JB】そういうことだ。あとは分かるな?
凪池シリル
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シナリオ形態
ショート
難易度
Very Easy
判定方法
カジュアル
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100SC
参加人数
2人~4人
優先抽選
50SC
報酬
200 EXP
5000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
3日
抽選締切
2021/06/13 10:30
プレイング締切
2021/06/16 10:30
リプレイ完成予定
2021/07/02
関連シナリオ
-
  1. オープニング
  2. -
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

 無理矢理に誰かとくっつけられる──など。たとえ振りに過ぎない、とか、誰しもがまあ仕方ないよねと認めてくれようが、御免被りたいとは思う。
 じゃあ何故ここに来たのかと言えば、好奇心に負けた。つくづくも、己の知識欲は豪が深いな、と思う。
 ただ。それでも、こうすることを選んだのは明白な『回避方法』が示されていたからだ、とは、今の状況を見て改めて思う。頼み込んで適当な咎人と繋がれて──これも革製の手枷によるものだ。直接手を繋ぎは決してしない──いれば、なるほど周囲のムスビ・ミニオンとやらはおかしなことはしてこないようだった。
 そういうわけだ。もし恋愛の強制が不可避なものであったら私と言えど──この私が──断念していた、それは信じてほしい……と、どこかへ向けて改めて言い訳して、この『結婚島』で新たな発見が無いか調査を進めることにする。
 ……が。
 やはり甘く見るべきでは無かったのだろうか。研究に夢中になって、これまで見てきたのとやや色合いの異なる羊型のムスビ・ミニオンが接近しこちらを見ていることに疑問を持つのが遅れた。違和感を覚えて振り向いたのと、それが角から薄桃色の光を放って来たのはほぼ同時だった。
「なっ……いや、やめてくれ。たとえこの世界には居なくとも、私には唯一人忘れたくない相手がいるんだ」
 衝撃と共に口を突いて出た言葉があった。眼を開くと、私に光を放ったムスビ・ミニオンは自身が光になって消し飛ぶところだった。
「うん? いや口に出す気はなかったんだがな。ああ……しかし、これはつまりそういう事か」
 一度、小首をかしげて……しかし、直後、状況を理解した。何故なら──生前の記憶に引っかかるものがあったからだ。
「覚えがあるよ。推測するに【強制的に想い人への愛を言わせる】という状態異常だね。……もっとも、あの時食らったのは彼の方だったが。ふふ、珍しく彼のストレートな言葉が聞けたのは悪くはなかったな」
 思い出して、微笑みと共に呟く。BSに反応してなのか、近くに寄ってきていた別の一体がまた光の粒子になって溶け崩れていった。
「慣れない台詞を無理矢理言わされて身悶えている彼は正直に言って可愛かったな。最も、言葉にしなくても普段から彼の気持ちはあからさまだったから私は別に気にしてはいなかったけどね」
 思い出と共に自然と零れ続ける言葉に、ムスビ・ミニオンが集まってくる。周囲で正座待機。そして消える。……考えてみれば、己の齎す効果で己の消滅を招くというのはどういう行動メカニズムなのだろう。実に興味深い。
「全く。思い出させてくれるじゃないか。研究一辺倒だった私に、そうしてあらゆる苦難への感情を理性で分解していた私に『悲しい』『苦しい』ということを自覚させてね。挙句それを上回る幸福で包んできたのが君だ。ああ。今でも……愛しているとも。君だけを」
 そんなわけで、今私に起きている異常について私はこれを甘んじて受け入れることにした。なに、間違いのない自分自身の本音である分、強制的に知らない他人と恋愛させられるよりは随分と良心的な能力では無いだろうか。まあ向こうで真っ赤になって悶絶している方もいるし、これはこれできつい人にはきついのだろうが。
「参ったね。だから私は……かつてそうしていたように、君が今ここに居ないことも理性で考えれば前向きにとらえるべきことだと思ったんだよ。だってそうだろう? 君の魂は十全にその生を全うして、咎に囚われることが無かった。ここに居ないとはそういう事だと考えるべきじゃないか。だから……君がいつかここに来ること。決してここに来ることは無い事。どちらを望むべきなのかは、ずっと結論できずにいたんだが」
 口をついて出る、想いが止まらない。もう正直、私には言わされているのか自ら吐き出しているのか、よく分からなくなっていた。
 思い出が。
 想いが。
 溢れる。
 零れる。

「やっぱり──でも、君無しで生きていくのは辛いかもなあ」

 カッと目の前がまばゆい光に包まれた。目を開けていられないほどの光の中、連鎖するようにムスビ・ミニオンが自壊していく。反応によるエネルギーなのか、周囲の空気を揺らし、私を中心に爆風めいた力の奔流が広がっていく。
 次に目を開いたとき、周囲にムスビ・ミニオンの気配は跡形もなくなっていた。
「いやあ本当、何なんだろうねえこの生き物は……。いや、幽霊的な物なら生命と考えるのは違うのかな?」
 そこはかとなく無常を感じさせるムスビ・ミニオンの在り方に、私は思わず呟くのだった。

成功条件

条件1ムスビ・ミニオン(ノロケタイプ)の撃退
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1お察し
条件2-
条件3-

解 説

「誰かと繋がっていれば安心」と言われてこの結婚島にやってきたあなたですが、繋がっているはずのあなたにも近付いてくるムスビ・ミニオンが居ました。
暫定でムスビ・ミニオン(ノロケタイプ)と分類されたそれは、愛の素晴らしさを拡散しようと、【BS・ノロケ】を与えてくるノロケビームを、繋がっている/いないに関わらず放ってきます。
これを食らうとあなたは「一番大切な人」に対してその思いのたけを吐き出さずにいられなくなります。
というわけで、そりゃもうこれ幸いとばかりに愛の言葉を言いまくったり、真顔でそんな事言えるキャラじゃないのに止まらなくて悶え転がったり、この際無自覚だった想いがこの場で暴露されてしまったりとご自由にご活用ください。
なお、「一番大切な人」なので、恋愛感情でなくても構いません。尊敬する相手や親友に対する親愛なんかでもおっけーだったりします。
咎人ですので記憶の向こうに居る相手に対して「覚えてないのにこの気持ちは何なんだろう」的なRPをされるのも大変エモいと存じます。
そんなこんなで、ノロケ話もしくは熱い推しトークを聞かされたらムスビ・ミニオン(ノロケタイプ)はエモさでエモ死します。まあそういうわけで、別にノロケビームを待たなくても戦術的に惚気てもいいんじゃないでしょうか。しょうがないよね。依頼の達成には必要なんだもんね。

なお、依頼に不参加のPCを名前を出したり具体的な描写は出来ませんのでご理解お願いいたします。相手のことははっきり描写しないで済む形で、あなたの思いのたけを叩きつけるようお願いいたします。

他MS管轄のNPCについても、状況を正確に把握できずに描写すると負担をかける恐れがあるためご遠慮ください。
公式NPCはまあ……良いのかな……。返事は返ってこないですが。

一応同行しているNPC情報
リッキィ 機械種/サポーター/エゲリア

マスターより

凪池です。
かつてFNBにおいて「砂糖と殺意のMS」との名をはせたこともある私としてはこの連動シナリオは外せませんでした。
ええ、まあ、正直スケジュールぎっちぎちなんですが。大丈夫なのか。うるせえやるしかねえんだ。
ていうかホントお砂糖依頼出したいんですよもっとー。私は本来ほのぼの担当お砂糖MSなんですよー(ごろごろ)。
ただちょっと……カップルの方同士確実にご参加できるようにと思うとそれなりの枠が必要で、今ちょっとそんな余裕が無くてですね……。
今はこの人数で、ピンでも成立する形で出すのが精一杯でした。
落ち着いたら! 落ち着いたらいつぞやー!

参加キャラクター

  • 根国・H・夜見ma0331
    精霊種|女
  • C4ma0993
    精霊種|女
  • サヴィーノ・パルヴィスma0665
    人間種|男
  • シアンma0076
    人間種|男
リプレイ公開中

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