イストリア公国防衛戦 第2フェーズ
運営チーム
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シナリオ形態
大規模作戦
難易度
Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
  • 危険
  • 召喚可
参加料金
0 SC無料
参加人数
1人~∞人
報酬
1,000 EXP
10,000 GOLD
5 FAVOR
封魔界ワールドロールで参加すると +100 EXP
相談期間
5日
プレイング締切
2023/08/24 10:30
リプレイ完成予定
2023/09/11
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
危険
このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
召喚可能
このシナリオでは召喚を行うことができます。
召喚を装備しているキャラクター全員が召喚可能です。

オープニング

●???
 『友達』だと言ってくれた人だった。
 でも、それはあくまでも自分が自分であった頃の話だ。
 例えば、姿形が変わってしまっていたら……?
 記憶も、性格も、中身まで変わってしまっていたら……?
 どんなに親しい友人だって、それが『友』だと気づくことはないだろう。
 だとしても、想いは変わらない。
 あなたは、『ずっと友達』――だから。

●異世界乱戦
 ダグラス (mz0110)は鮫島兆次 (mz0053)という男に、異世界に捨ててきた自分の息子と同じ何かを感じていた。外見や能力ではない。魂の在り方がよく似ているのだ。
「お前の相手をしている場合ではないのだがね。お前は異世界人なのだろう? ならば咎人と違い、ここで死ねば『終わり』のはず。なぜ異世界に出張ろうとするのだ?」
「ふうん……くだらないことを訊くんだな。俺の人生はいついかなる瞬間も命懸けの全力疾走だ。それ以外の生き方を俺は知らん。それに、友が困っているのだ。俺が出張る理由など、それで十分だ!」
 なお一応補足すると、鮫島の参戦は以前から打診されていた。
 人幻界にはアース帝国から巨神機が送り込まれる事件があれからも続いていて、『煉獄』の仲間たちはその対応に追われている。
 全員異世界に送り込むことはできないが、だからこそ特別な戦力である鮫島を送り込むことは、煉獄からすれば理に適っている。
 彼が安達と共にやってきたことが、煉獄からの最大限の援護ということだ。
「お前は放置すれば安達を殺すだろう。俺にはわかる。だから俺はお前に張り付くのだ。どこにも行かせはしないぞ、爺さん!」
「……賢いのか愚かなのか、わからぬ男だ」
 リーゼロッテ・ロス・テラス (mz0045)はソグン・ソードマンの強烈な攻撃に防戦一方となっていた。防御に特化したリーゼロッテでさえ、ソグンの攻撃に耐えられない。
「くっ、人間と戦っている気がしないな……!」
「俺ぁ俺に殺されないヤツが好きなんだ。すぐ死んじまってよぉ……面白くもなんともねぇからなぁ! 簡単には死んでくれるなよ、聖王!」
「『大憲章』さえなければ……とは、言うまい。今の私に出来ることをやるまでだ」
 そんなリーゼロッテが気にかけているのは友であるグラジオラス (mz0007)、そしてご先祖様であるナイトハルト・ロス・テラス (mz0082)だ。
 あれはリーゼロッテの知るテラスではなく、ラタトスクと共に異世界に旅立った――という、並行世界のテラスであるが……。
(並行世界であっても、その強さは健在か)
 グラジオラス・クローンに取り囲まれても、テラスは獅子奮迅の活躍でこれを凌いでいる。テラスが引き付けてくれなければ、ミニオンの被害は加速度的に悪化していたことだろう。テラスは『ハーベスター』勢力らしいが、今は味方と考えるほかない。
「おい、上司とっかえひっかえマン! オメエ、本当に味方なンだろうな!?」
 パンダくん (mz0006)の呼びかけにテラスは首を傾げたが、すぐに『ああ、私のことか』と納得して、笑顔で頷いた。
「もちろんだとも。これは勢力関係ない、個人の信念だからね」
 テラスはグラジオラスに殺された。それはいい。
 だからこそ、グラジオラスを殺すのは――自分でなければならない。
「これは私の騎士道の問題だね。彼女が困っている時には、必ず助けると誓っている」
「よくわかんねェなあ……オマエら、なんか関係性がめんどっちくねぇか?」
 しかし、グラジオラスたちの攻撃の中にはクリティカル攻撃がある。それはさすがにテラスも完全回避できない。というか、相性の話をすると、テラスが不利だったり……。
「うわあ! 私を殺した攻撃がいっぱい飛んでくる~!」
「なんで嬉しそうなんだよ……大丈夫かコイツ……しっかりしてくれよな。グラジオラスを救うためには、ニセモンを全部ぶっ潰さなきゃならねえんだからよぉ」
 氷堂アラタ (mz0055)はアサルトコアに搭乗し、全体を俯瞰する。
 支援能力に優れたアサルトコア、FF-03Xを駆使し、仲間たちを支援する。
「長丁場になるぞ、体勢を立て直せ! ……ベリト、あんたはこの場を離れろ」
 ベリト (mz0054)はぼんやりした様子で、返事もしない。
「……ベリト! あんたの仕事は終わりだ、さっさと下がれ!」
「……? ぁ……お前は……アラタ? なんでこんなとこに……さ、寒ゥ……!?」
「そこからか……ここは雪国の戦場だ。あんたは死にかけてる。とっとと下がれ」
 簡易に現状を伝え、移動するアラタ。
 取り残されたベリトは、しかし立ち尽くしてどこにも行くことはない。
「下がれって……どこに下がればいいのか、わかんないよねェ……」

●凍てつく時の中で
『マテオス……どこ……?』
 エレノア・A・イストリアの発生させた吹雪は、ネフィリムのセンサーさえ潰している。
 一面が雪と風で真っ白に染まり、進行方向がかろうじてわかる程度で、仲間の現在位置が把握できない。マテオスがいない……途端にフェニキアは不安に陥った。
『マテオス……マテオス……! 暗いよ……ああ……また何も見えなくなる……! 助けて、マテオス……助けてよぉぉ……! 暗いのはイヤぁ……! ひとりぼっちは、イヤぁぁぁ……!』
「フェニキアーーーーーーー! 私はここだ!! 大丈夫だ、必ずキミを守って見せ~る! ああくそ、なんなのだこの吹雪は……フェニキアは暗いのが苦手なのに!」
 焦っているのはマテオスも同じだ。ほんの近く、目の前以外の視界が奪われている。
 センサーも狂っていて、あれだけ大きなネフィリムの現在位置さえ朧気だ。予定通り直進しているのならいいが、立ち止まってしまっている可能性もある。
「フェニキアを一人にするわけには……あの子が精神を乱せば、ネフィリムは暴走する!」
 吹雪は敵も味方も関係ないが、魔獣の動きはかなり強く抑制してくれる。
 フェニエはその隙に魔獣を切り払い、その数を減らしていく。
「部隊各機へ! 無理に吹雪の中を進むことはせず、防衛戦に徹してください! ……わたくしのアルテュール・セカンドでさえ、この雪の中では動きが鈍る……!」
 防衛、という意味では悪い状況でもない……が、ずっとこのままというわけにもいかない。睨み合いはいつまでも続かないだろう。混乱を乗り越えた者たちが、すぐに動き出す。
「お母様……この吹雪じゃ、こっちまでやられちゃう……! お母様を止めなきゃ……私が、私にしか、出来ないことなんだから!」
 メリッサ・A・イストリア (mz0136)はイシュタリアを吹雪に向かって前進させる。この先に彼女がいる。それだけは分かっていたから。
 何も見えない白い闇の中……そこでメリッサは、知らないはずの記憶を見た。
 雪の中、独りで戦う女性の姿。吹雪の中、敵だけではなく仲間さえも遠ざけて、女は戦い続けていた。『氷血』のエレノア――その後ろ姿……そう思っていた。
 でも、もしかしたら『違う』のかもしれない。想いは母親と同じ……だけれど、彼女は……本当に、『エレノア』なのか?
(ああ――この人は、ひとりだったんだ。ひとりに、なりたかったんだ……)
 戦えば、大切なものを失った。
 仲間も、家族も、友も……守るべき民さえも。
 イストリアという国が好きだった。そこに住まう人々が好きだった。
 イストリアの騎士であることを、誇りに想っていた――
 ならば、戦場にはただ一人、『英雄』だけが立っていればそれでよい。
 誰もついてきてほしくない。共に戦うことで失うのなら、大切なものを奪われたくない――そのために、心さえも凍てつかせた。
(どうして……こんな想いが伝わるんだろう? どうして……)
 メリッサは、幻を見た。
 フェイトがそうであったように――遠い想い、遠い誰かの、叶わぬ夢を――
 頭を振って、メリッサは操縦桿を強く握りしめる。
 だからこそ、自分が止めなければならない。『エレノア』をどうにかできるのは自分だけなのだと、確信したのなら――
「行くわよ、メリッサ! 私は――私を、100%、信じるっ!!」

成功条件

条件1ネフィリムの撃退
条件2フェイト・A・ユーフォリアの生存
条件3安達蘭の生存

大成功条件

条件1ネフィリムの完全撃破
条件2グラジオラス・クローンの全撃破
条件3-

選択肢

選択肢1雪原の戦い 現在の人数94
選択肢2ポイントΔ決戦 現在の人数71

解 説

このシナリオでは召喚が使用可能です。
シナリオ内には2つの選択肢が存在しています。

選択肢1.雪原の戦い<Hard>
選択肢2.ポイントΔ決戦<Very Hard>

それぞれの選択肢の詳細は特設ページにて解説しています。
第2『前哨戦フェーズ』の参加は8月17日から8月24日までとなります。

パンダ「パンダだ! 真面目な解説は特設ページがするので、ざっくばらんに解説するぜ!」


●選択肢1.雪原の戦い<Hard>
今回は2選択肢しかねぇから、事実上「簡単な方」になるぜ!
Hardとなっているが、内容によってはNormalにもVery Hardにもなるから、あくまでも中央値みたいな話だぜ。
とりあえず参加するだけなら、ベリトが呼び出した悪魔と戦うのがオススメだぜ。それならホントに何も考えなくていいからな。
単独でボス級の敵がワンサカいるので、『全員倒す』みたいなことをまず諦めるところからスタートで、『抑えて耐えるだけのヤツ』とか、『最速で倒すヤツ』とか、そういうところをまず考えるのが重要だぜ。
ただ、人数配分を相談して決めること自体ハードルが高いから、そこが「Hard」って感じだな。
召喚が使えるから、安全策としてはとりあえず召喚出す、みたいなのもオススメだぜ。
召喚は死んでも復活すっから、『残機』として使うことができるぜ。


●選択肢2.ポイントΔ決戦<Very Hard>
難しい方だぜいっ!
普通に単純に戦うだけならむしろ第1フェーズより難易度下がってるンだが、状況がかなり複雑になっているから、そういうの込みでの「Very Hard」だ。
そもそも、『勝利条件』をどこに設定するのか? みたいなところから決められるンだが、決められるっていう『自由』そのものが難易度ってことになる。
戦闘の話だけならむしろ第1より敵の強さ面みたいなところは下がってるンだが、『事故死』みたいなことが平然と起こり得る戦場なので、戦闘ステータスというよりは「異質な状況に対応する為のプレイングの質」という要求内容が、「Very Hard」ってことになるな。
別に全員キッチリしてる必要はねェから、しっかりしてそうなリーダーシップあるヤツにとりあえずついてく……みたいなことが出来れば、ベースの難易度は下がるから、よくわかんねぇな~という場合には、わかってそうなヤツを頼る、というのをオススメだぜ。

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「レインボウティアーズ」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

関連NPC

  • フェイト・A・ユーフォリアmz0133
    人間種|女
  • メリッサ・A・イストリアmz0136
    人間種|女

参加キャラクター

リプレイ公開中

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