キング・オブ・キングス 第1フェーズ
運営チーム
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シナリオ形態
大規模作戦
難易度
Normal
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
  • 危険
  • 召喚可
参加料金
0 SC無料
参加人数
1人~∞人
報酬
1,000 EXP
10,000 GOLD
5 FAVOR
封魔界ワールドロールで参加すると +100 EXP
相談期間
4日
プレイング締切
2023/11/22 10:30
リプレイ完成予定
2023/12/11
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
危険
このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
召喚可能
このシナリオでは召喚を行うことができます。
召喚を装備しているキャラクター全員が召喚可能です。

オープニング


「本来空を飛べないものを、一時飛べるようにしたい……正しく私の出番だ!!」
 オーウェン (mz0093)は鏡神界という異世界の戦士で、今現在は鏡神学園という学校で教師として働いている男である。色々あって、咎人には大恩があった。
「前回はシャルルだけ派遣するという不本意な形になってしまったけれど、今こそ咎人諸君に恩を返す時! どどーんと私に任せてくれたまえ!」
「いや、オーウェンは自分が飛べるだけで、他人を飛べるようにはできないでしょ?」
 メロディア (mz0094)が呆れるようにツッコミを入れる。
 鏡神界は空を飛ぶことが当たり前の世界で、様々な飛行魔法が発達している。その中でも召喚学科が扱うウィンドエフェクトは、第三者に飛行能力を付与することができる魔法だ。
 飛行させるものの範囲は広く、元々復興途中のマグルートで岩を退かすのに使われたり、都市内の物資輸送でも使われるくらいで、ポピュラーかつ生活に密接な基本魔法の一つだが、『他者を飛べるようにする』能力は世界によってはかなり貴重だ。
「大きな船を飛ばせばいいんだっけ? みんなで協力してやってみるよ」
「よろしく頼むぞ、メロディアくんっ!! 私は……え? 私は何をすればいいのだ?」
「引率なんだから、いるだけでいいんじゃないの?」
 オーウェンは一見ポンコツだが、こう見えてもすべての神獣を統べた勇者である。色々あって、今は学園教師。今回は遠足の引率というわけだ。
「オーウェンさん、メロディアさん、よろしくお願いします!」
「うん、よろしくね。それで、飛ばせたい船ってどれかな?」
「あれです!」
 フェイト・A・ユーフォリア (mz0133)が指さす先、300m級の戦艦が浮いている。それを見た瞬間、メロディアは度肝を抜かれた。
「あんなデッカイ船、鏡神界にはないよ!? 船を飛ばすっていうからまあいいかと思ってきたのに、あんなの無理だって!!」
 空を飛ぶ世界である鏡神界における船は、ドライマナなど水路が存在する都市を巡回している小舟の類を指す。
「ええええーーー!? 無理なのですか!?」
「無理だと思うけどなぁ……ていうかこの世界のもの、全部大きいね……」
「まあまあ、メロディアくん。ダメ元で。ダメ元でやってみてばどうかな?」
「ダメだと思うけどなぁ……」
 メロディアがウィンドエフェクトを使用する。船は浮いた。
「うわあああああーーーーーーーー飛んだああああああーーーーーーーーーー!?」
「えええーーーーす、すごいじゃないかメロディアくんっ!?!?!?」
「えーと、どうしてそちらの方が驚いているのでしょうか?」
 もちろん、ひとりでは飛行持続時間に限度がある。
 たくさんの生徒たちで、交互に飛行させることになった。
「ところでシャルル、この世界にはダグラス総長も来ているのだろう?」
「そうらしい。尤も、俺はまだ遭遇していないがな」
「あの人が悪さをしているのなら、息子として放置はできないな……フェイトくん! これからも引き続き、この鏡神学園教師のオーウェンが力になろう!」
「はい! オーウェン先生!」
「何だって!?_ オーウェン先生……ああ、なんて素晴らしい響きなんだ……!」
「だが天空学科が最強だぞ、オーウェン」
「もしかしてこいつら全員に私がツッコミ入れなきゃダメ?」
 鏡神学園の面々が来てから、急激に空気が明るくなった。
 しかし、今は戦時中。早速出撃しなければならない。
「これよりスラド級により出撃し、アルティメット・レガシー『バエル』の撃破を目指します! 鏡神学園の皆さん、お力添えのほどよろしくお願いします!」
 数分後。
「なんだこの巨大な人型の何某はーーーーーー!?」
「フッ……これは巨神機だ、オーウェン」
「知っているのかね、シャルル!?」
「これは……神獣のようなものだ」
「そうなのかね!?」
「何も知らないけど、多分違うってことだけはわかるんだよなぁ……」
 基礎知識を頭に入れるまで、しばらくかかりそうだ。


「雑魚……雑魚、雑魚、雑魚共がぁああっ!! 雑魚は何人集まろうが、巨神機を真似しようが、所詮雑魚は雑魚なんだよ、雑魚が!!」
 タクトの乗るネルガル・ヴァイセはその言葉の通り、同盟軍の巨神機を次々に撃破していく。巨神機を手に入れたばかりの同盟軍の手に負える相手ではない。
「てめらみてぇな量産型の雑魚共がこの世界を腐らせてんだろうが。それを陛下は力で教育してやろうってんだ。それを分かれってんだよ!」
 タクトにとって、ベルガルドは神に等しい。
 この世界では誰もが胸の内に神を抱くが、その威光は薄暗い路地裏に暮らす孤児たちにまで届かなかった。
 女神教団の慈善活動は、本当にどうしようもないところにまでは踏み込まない。上っ面、上辺だけの善行は、その施しの届かぬ闇にいる者にとっては怒りの的にしかならなかった。
 光のない人生……その怒りと絶望を掬い上げ、力に変えてくれたのがベルガルドだ。
 タクトにとって、それは神の威光そのものだった。
「1000年前からずっと同じことばかり繰り返しやがって。世界を変えようと出る杭を叩いて潰しやがって。させねえぞ……あの人の夢は、俺が必ず守って見せる!」
 自分の行いが絶対に正しいという確信を持っていれば、その力を存分に振るえる。
 タクトはベルガルドという神への信仰を武器に、圧倒的な力で同盟軍を蹂躙した。
「タクト……もう、毎回毎回突っ走る……!」
 マリエは神を信じない。胸の中はカラッポのまま。しかし、光は存在する。
 野垂れ死ぬだけだった自分を拾ってくれたのは、タクトだった。
 タクトを神とは思えない。あれはただの馬鹿だから。でも、神じゃなくたって、守りたいと思う気持ちに変わりはなかった。
「イストリア卿は……いないようだ~~~ね。出来れば鉢合わせたくなかったから、ほっとしたよ。恩人を刺し殺すのは、私でも気が咎めるからね」
 マテオス・A・リッチモン (mz0162)の神速の槍は、タクト以上の無双の力を見せた。
 ヴァナディース・オリジンと女神の刻印の組み合わせは最強の証。マテオスもまた、その気になれば単騎で一刻を滅ぼせるほどの兵である。
「窓から飛び出て足を骨折したのはぁ~~~内緒さぁ~~~!」
 マテオスはベルガルドの友である。そして、世界を救わんとする彼の戦いに共鳴している。その絆は忠義ではなく、『正義』によって結ばれた。
「この『美しき薔薇には棘がある騎士団』のリッチモンが、キミ達に死を贈ろう!」
 ヴァナディースが残像を残しながら戦場を駆けまわる様を、バド・ラッセンは少し引いたところから眺めていた。
「若造が頑張ってくれている間に、俺たちはシェルム港を制圧したいねぇ」
 結局、橋頭保であるシェルム港を潰さなければ同盟軍は次から次へと増援を送り込んでくる。ここを潰さない限り、王手がかかっていることに変わりはない。
(こっちの勝利条件は、シェルム港の制圧だ。一旦そこまで押し返せば、後はどうとでもなる。ま……戦争が長引くのは、ベル坊の望むところじゃねえだろうが)
 アース帝国の強引かつ急激な拡大は、ベルガルドが意図したものだ。
 単純に、『その時』まで時間がない。『その時』までに結果が出ていなければ、アース帝国が世界を支配しても意味がない。
(ケリをつけてぇのはこっちも同じ。時間のかかり過ぎは『敗北』だ。ちっと無理してでも、ここは強引に目標を達成しなきゃなるめぇ)
 にぃっと笑みを浮かべ、バドは顔を上げる。
「野郎共、今回もしっかり稼ぐぜぇ!!」
「「「 了解!! 」」」


 バルテオン要塞は数か月にわたって帝国軍と同盟軍が衝突し続けた最前線だ。
 地の利があり、巨神機や魔獣で防備を重ねる帝国軍であったが、『巨神の森』から回収された巨神機がこちらにも回され、じわじわと戦力差は埋められつつあった。
 元々、物量においては同盟軍の方が優位であり、それを覆す帝国巨神機部隊の性能と、同盟軍の主力兵器である戦闘車両の有利を取りやすい魔獣の力で持っていたバルテオン要塞だが、同盟軍の巨神機や魔導アーマーを盾に戦車隊を突撃させる戦法により、倒しても倒してもも戦車が突っ込んでくるという厄介な状況に陥っていた。
 そこへ、シェルム港とグリズリー鉱山が陥落。更に、帝都に同盟軍が迫っているという情報が飛び込んできた。
 兵士たちの士気は下がり、いよいよバルテオン要塞も危ないと噂されるようになった時、空に巨大な影が出現した。
「な、なんだ? 雲……鳥……いや、あれは――――?」
 最初にそれを観測した部隊は、突如として降り注ぐ雷撃により壊滅した。
 飛行する巨大なアルティメット・レガシー。最初の1体は砲撃型であり、その一撃がアース帝国の敵を滅することで、この戦争は始まった。
 そして今、戦争が終わりに向かう中、再び姿を見せたのだ。
「アルティメット・レガシーです!!」
「ずっと空の上にいたというのか……!? 戦車砲を上に向けろ! 奴を迎撃するのだ!」
「無理です! 完全に射程外です!!」
「無理でもやるのだ! やらなければ……次に滅ぼされるのは、我々の本国だぞ!!」
 巨神機部隊が上空に射撃を行い、戦車砲も放たれるが、まったく届かない。
 お返しにとバエルが放った一撃は、一瞬で戦場のすべてを薙ぎ払った。

成功条件

条件1シェルム港の防衛達成
条件2バアルに大きなダメージを与える
条件3-

大成功条件

条件1敵エース1体以上の撃破
条件2バアルを完全撃破
条件3-

選択肢

選択肢1バエル迎撃戦<危険> 現在の人数67
選択肢2アースガルズ戦線 現在の人数84
選択肢3帝都侵入(優先度低) 現在の人数8

解 説

このシナリオでは選択肢1と2で召喚が使用可能です。
シナリオ内には3つの選択肢が存在しています。

選択肢1.バエル迎撃戦<危険><Hard>
選択肢2.アースガルズ戦線<Normal>
選択肢3.帝都侵入(優先度低)<VeryHard>

それぞれの選択肢の詳細は特設ページにて解説しています。
第1『UL1号迎撃作戦』の参加は11月17日から11月22日までとなります。

パンダ「パンダだ! 真面目な解説は特設ページがするので、ざっくばらんに解説するぜ!」


選択肢1.バエル迎撃戦<危険><Hard>
いつものアルティメット・レガシーをやっつける選択肢だぜ!
飛べる方が有利だし、敵も全員飛んでっから、対飛行の能力なんかも使えるといいかもしれねぇな。
これまでのUL兵器と比べるとちょっと弱いンだが、『飛んでる』ってところが一段既に難易度高いので、結局トントンくらいのイメージ。
今回のフェーズで撃破できなかったら、次にもまた登場することになるぜ。
3つの選択肢の中で最も重要な選択肢だぜ。


選択肢2.アースガルズ戦線<Normal>
3つの敵エース部隊と対決しつつ、シェルム港を守る戦いだぜ。
選択肢内で更に4つの目標がある、というイメージだ。
シェルム港の防衛がこの中だと難易度低いから、よくわからんかったらそれがオススメだ。
敵エースの中ではマテオスが頭一つ抜きんでて強いので、注意が必要だぜ。
割とただ戦うだけなので、あんま頭使う必要ないぜ。


選択肢3.帝都侵入(優先度低)<VeryHard>
特殊な選択肢だ。
『描写される水準になる』ことがもうすでに難しいので、ベリーハードになるぜいっ!
参加したのになんも起きなかったので描写しませんとか平然とあり得るぜ。
ほんとに一応あるって程度だから、書いてある通り優先順位は低いぜ。

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「レインボウティアーズ」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

関連NPC

  • フェイト・A・ユーフォリアmz0133
    人間種|女
  • サイクス・A・トルブラムmz0134
    人間種|男

参加キャラクター

リプレイ公開中

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