オープニング

　ある浮遊島にある湖は夜に霧が立ち込めると海に変化する。ゲドゥルとカルメンは魚介類を獲って、売り捌くのを生業にしていた。
「ゲドゥル、宿をやっている山田さんからお誘いを受けたんだけど。何日か泊まっていかないかって」
「山田さんですか。あの雪山の斜面にある隠れ宿的なところですよね？」
　ある日の晩。浮遊島にあるバンガローの暖炉にあたりながら、カルメンとゲドゥルは語り合う。カルメンが齢二十七、八といった女性、ゲドゥルは彼女よりも二、三歳下の男性である。
　現在では流刑街だけでなく、別の浮遊島にも魚介類を卸していた。山田温泉宿も、そのうちの一つである。
「いいですね。広場やゲレンデもあるから、いろんな雪遊びもできますし。ここのところ働きづめですものね」
「そうかい。じゃあ伺うとするとするかねぇ。よく手伝ってくれるみんなも連れていきたいんだけど、どうだい？」
「そうしましょう。道中に危険なこともあるかも知れませんし。商売ばっかりしている私たちでは戦闘はからっきりですし」
「決まりだねぇ」
　それから数日間のゲドゥルとカルメンは、流刑街を訪ねる度に友人知人などの咎人たちに声をかけていく。一応の護衛役として、一緒にのんびりと雪の温泉場で過ごさないかと。
　漁で獲った魚介の納品が一段落したところで、ゲドゥルたちは雪山のある浮遊島へと出発するのだった。

成功条件

条件1	ゲドゥルとカルメンの安全確保
条件2	-
条件3	-

大成功条件

条件1	ゲドゥルやカルメンと楽しく過ごす
条件2	-
条件3	-

解　説

　雪山には特に危険な存在はいないようです。
　ただイタズラ好きの雪兎がアタックをかけてくるとか。そうした場合、追い払ってくれるとゲドゥルやカルメンは喜ぶことでしょう。

　雪山の中腹付近ですが、それなりに整備されています。麓から中腹までは宿が準備したスノーモービルに乗ってもらって向かいます。
　中腹にはそれなりに平地があって、そこで雪だるま作りや雪合戦で遊べます。ゲドゥルとカルメンは雪合戦をやりたがっているので、誰かつき合ってくださいね。
　スキーやスノーボードができるリフト付きのゲレンデもあります。
　スノーモービルを借りることも可能ですが、ゲレンデ以外で走らせてください。

　露天風呂がありますので、ごゆるりと。ゲドゥルたちが卸している魚介料理が人気のようです。

　予定としては、午前中に現地の浮遊島に向かい、スノーモービルで雪山中腹の宿へ。午後からは遊びの自由時間ですが、ぜひゲドゥルたちと雪合戦を。夕方からは温泉で疲れを癒やしてから、魚介尽くしの晩餐になります。
　二日目の午前から午後の始めにかけては自由時間です。そして帰路となります。