レインボウティアーズ 第2フェーズ
運営チーム
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シナリオ形態
大規模作戦
難易度
Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
  • 危険
  • 召喚可
参加料金
0 SC無料
参加人数
1人~∞人
報酬
1,200 EXP
12,000 GOLD
6 FAVOR
相談期間
5日
プレイング締切
2024/03/21 10:30
リプレイ完成予定
2024/04/08
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
危険
このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
召喚可能
このシナリオでは召喚を行うことができます。
召喚を装備しているキャラクター全員が召喚可能です。

オープニング


 スサノオ、エゲリア、アイシス。
 三体の『最強の神』が守っているからこそ、天獄界は絶対無敵だった。
 多少の問題はすべて守護神がどうにかできるからこそ、天獄界に『襲撃された時の対応』といった考え方は存在しない。咎人は『天獄界を守る必要がない』のが当たり前。この世界が成立した時からずっと続いたルールだ。
 だが、守護神が大憲章による弱体化を受け、更に『紅キ月』を経由した邪神による強襲を受けた今、すべての前提は脆く崩れ去ったのである。
「まさか簒奪者まで乗り込んでくるとはな……本格的にピンチだぞ、これは。こんな状態では自慢のカレーを作っている余裕がない」
「イーサン、実は余裕あるだろ!? ……死神ちゃん、俺たちから離れるなよ。なんでか知らんけど、敵の狙いは君みたいだ」
 死神ちゃん (mz0018)の手を引いて流刑町を走る焔城大牙 (mz0043)。その前に簒奪者らが立ちはだかる。そろいの戦闘スーツを着た、『使い捨て』の兵士だ。
「チョコプラ以来だな、くそっ」
「大牙さん、イーサンさん……私のことは構わずに……。私は咎人以外には何もできない役立たずです。私よりも、もっと他の咎人を守ってあげてください……」
「女の子にそう言われて引き下がれると思うか? 悪いが俺だって男なんでね。はいそうですかって逃げ出したら、兄貴に顔向けできない」
「それに、簒奪者は明確に死神を狙っている。……君を守ることが、より大きな何かを守ることにつながるかもしれない。それに、俺のカレーのファンがいなくなるのは困るからな」
 イーサン・クーパー (mz0015)がライフルを連射し、大牙が素早く小太刀を振るう。
 二人は遊んでばかりの咎人ではない。こう見えても第一線級だ。
「どうして私が……こんな時にも……何もできないなんて……」
 簒奪者は死神を狙っている。だが、狙っているのはそれだけではない。
 『紅キ月』がこじ開けた『門』をくぐり、天獄界に侵入したラタトスクは、上空から戦場へと変わり果てた街を見下ろす。
「ここが天獄界かぁ~。イルミンもいるって言ってたけど……ま、僕は僕の役目を果たすとしよう。『死神』を引き渡せば、僕も自由になれるってものさ。いい加減、ダブルのお小言はうんざりだよ」
 びゅんと、風のように空を舞う。
 聖樹界の神であるラタトスクにとって、空は飛ぶものではなく『駆ける』ものである。そうしたいと願うだけで、あらゆる風は狩猟神に奉仕し、彼女の望むところへと運んでいく。
「あれは……確か、ハーベスターの……。あの機動力、ワタシ以上か」
 簒奪者のダグラス (mz0110)もまた、死神を追っている一人だ。ラタトスクが自在に空をすっ飛んで、すれ違うキメラもワームも粉砕している様には顔を顰めざるを得ない。
「直接アレと関わるのは愚策だが……さて」
 ダグラスも屋根の上から飛び立つ。その上空ではワームと空中戦を繰り広げるシャルル (mz0092)とオーウェン (mz0093)の姿が見える。
「シャル……それにあの愚か者も、か。他人の事情に首を突っ込んでいられる余裕があるとは、まったく見上げたものだ」
 誉め言葉ではない。ダグラスは翼を広げ、二人とは別方向へ飛翔する。
 天獄界の守りは手薄……というわけではないが、戦闘面で腕の立つ者は異世界へ介入しているし、何より『紅キ月』の戦力が化け物じみている。もし仮に簒奪者がアレの相手をしろと言われたら、ダグラスは迷わず退却を選択する。それほどの敵軍だ。
(ソグンであれば、神殿の制圧など造作もあるまいが……そもそも、『紅キ月』の戦力だけでも天獄界を滅ぼせるであろうな。……そのあとに悠々と捜索するのでは遅い、ということか……? アラタよ……お前はこの状況ですら、咎人がひっくり返すと信じているのだな)
 氷堂アラタ (mz0055)は自分たちとは少し違うところを見ている気がする。 それに、MCグランギニョール (mz0066)がこの段階になっても姿を見せないというのが気になる。
 アラタは少なくとも簒奪者としての任務に忠実だが、MCはそうとは限らない。突如としてどこかに現れ、障害になる可能性もゼロではないのだ。
(……用心しなさい、アラタ。あの笑い男はきっと、お前の想いに気づいている)


「……っ!? ここが天獄界……! すごい……きれいな世界……!」
 アルテュールから世界を見た時、フェイト・A・ユーフォリア (mz0133)は思わず感嘆の声を漏らした。ベルガルドも同様に「ほう」と小さく息をつく。ここが咎人たちの世界――どんなものかと、ずっと気になっていた。欲を言えばこんな戦闘中ではなく、穏やかな日常を見たかったが。
 封魔界からここまで『紅キ月』を追ってきたスラド級艦隊から次々に巨神機が出撃する。先の作戦からほぼ連戦となるが、機体を応急修理し、補給するくらいの時間は稼げた。
「『紅キ月』から出現する敵が、この世界を攻撃してる……わたくしたちのせいで、こんなことに……」
 魔神プロセルピナは倒したが、『紅キ月』にはまだ防衛戦力が残っている。その最たるものがフォカロルだ。
 フォカロルは広場上空をたゆたいながら、地上に向かって断続的に攻撃を繰り返している。鏡神学園の生徒たちも、フォカロル相手では分が悪い。
「陛下! ……いや、ベルガルドの兄貴! 天獄界の防衛は俺たちに任せてくれ!」
 飛翔し、フォカロルに向かって突撃するのはタクトのネルガル・ヴァイセだ。
「あんたたちにはやるべきことがあるんだろう!? だったら真っすぐそれだけ成し遂げればいい! あんたらのできないことは、俺がやるっ!!」
「タクト……」
「あんた、別に神様でもなんでもないんだからよ……できないことがあって当然なんだ。俺はマテオスの代わりにならないかもしれねぇが……頼ってくれよ、ベルガルドの兄貴」
「……無論だとも、タクト。いや、そもそも……私はずっと、お前を頼りにしていた。お前に任せる……やれるか?」
「――ったりめぇだぜ!」
 タクトは好戦的な笑みを浮かべる。これまでで一番いい気分だ。その想いに答えるようにネルガルは流星となって戦場を駆け抜ける。
「聞いての通りだ、ベル坊! ここはタクトと俺が受け持つ! フェイトの嬢ちゃんと一緒に、アルビオンの魔女を追いな!」
「ありがとうございます、バドさん!」
「へっ、お礼は……そうだな。フェイトちゃんがあと10年トシとったらしてもらおうかねぇ……いやあ、楽しみだ。こんなところで死んでる場合じゃねえなあ?」
 バドとタクトであってもフォカロルは危険な相手だ。しかし、それに負けじと巨神機が次々に天獄界の空を舞い、交戦を開始する。
「お前らぁ! せっかくここまで生き延びたんだ、絶対死ぬんじゃねぇぞ!!」
 サイクス・A・トルブラム (mz0134)の叫びに兵士たちが大声で答える。
「我ら、今こそ咎人の恩義に報いる時! いざ進め! アルビオンの騎士たちよ!!」
「「「 うおおおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!! 」」」
 次々に突撃するスラド級。空に何度も爆発の光が瞬き、その度に誰かの命が消えていく。だが、封魔界の戦士たちの胸に最早恐れはなかった。彼らにとってもまた、この戦いは命がけ。故郷で待つ家族――大切な人――世界の未来を賭けた、最終決戦なのだ。
 飛翔するアルテュール・オリジン。そのコクピットにフェニキア・A・アンタレス (mz0161)の声が響く。
『アルビオンの魔女の居場所はわかってる……答えるものと一緒に、みんなを導くよ』
「みんな……?」
『フェイトとベルガルドだけじゃない。もっとたくさんの『光』が、魔女を止めようと動いてる。……大丈夫だよ、フェイト。あなたの仲間を、信じて!』


 『紅キ月』からは、守護神と邪神の決闘が良く見える。
 無敵の守護神が苦戦する様子を見ても、アルビオンの魔女 (mz0163)の胸は張れなかった。いや、これまでもずっとそうだ。何をやっても生きている気がしない。何をやっても満足できる気がしない。乾いているのではない――これは、虚しさだ。何もかも、すべてが無意味に思える。今自分がここにいることさえ、すべてが……。
「アルビオン」
「わたくしをそう呼ぶのはあなただけですよ、アラタ」
 氷堂アラタ (mz0055)はふわりと傍に着地する。飛行も普通にできるらしい。
「そうか? あんたはこの世界そのものであり、世界の創造主でもある。なら、その名前こそあんたに相応しいと思うが」
 天獄界に攻め込む計画は妖鉄界の時にはすでに始まっていて、その布石となる一撃を加えたのはアラタだった。アラタの目的はこの不毛な戦争を終わらせること――簒奪者も、咎人も、すべてを解放すること。そして、大切な人たちが生きていた世界に戻り、新しい人生をやり直すことだった。
「あんたは、まるで俺の鏡写しだ。俺がやろうとしたこと、俺の願い……そのすべてをあんたは先に見せてくれた。そこにある希望も、絶望も、嘘も、真実もすべて。……わかってたんだ。やり直しなんかできないって。それでもやり直すなら、『ゼロから作り直すしかない』って」
 かつてアルビオンの魔女が持ちかけた契約。アラタはそれに半分だけ乗っていた。
 知りたかった。自分が願った『やり直し』がどのようなものか。その過去も未来も……そして、魔女が迎える結末も。でも、簒奪者には仲間がいる。『手段』は知りたい。でも、裏切るつもりはなかった。
「あなたの痛みの書(ブック・オブ・ペイン)にわたくしの名を刻みなさい。そうすれば世界武装の何たるかも知ることになるでしょう。……あなたにはもうわたくしを守る理由もない。フった相手に構うのは感心しませんね」
「フったつもりはないんだが……。あんたには感謝してる。あんたという失敗を踏まえたうえで、俺は俺なりの未来を目指す。……勉強代くらいは払わせろ」
「そうですね。もう少し……まだ、ここでは終われませんから」
 言いながら魔女は空の彼方をにらむ。
 ワームとキメラに埋め尽くされた戦場の空を、漆黒の翼――フレスベルグが飛んでくる。やがて頭上を通過した大きな影から飛び降りた咎人たちが魔女を取り囲むように降り立った。
 鎖神貴一 (mz0051)。イルミンスール (mz0084)。シンク=デミウルゴス (mz0100)。メロディア (mz0094)。いずれも天獄界に召喚された異世界の者たち。世界と深くつながる力を持つ――世界法則接続者たちだ。
「鎖神くん……」
「初対面では? ……と、言うのは残酷なのだろうね。私とて貴女の記憶を伝え聞いている。貴女もまた、異なる私を導こうとしてくれた『ベアトリーチェ』だと」
 魔女は目を閉じ笑う。
 ああ――まただ。また、大切にしていたものが自分に牙を剥く。
 守ろうとして――守れなかったもの。救おうとして――救えなかったもの。
「ふ……ふふふ……ふふふふふふ」
 いつもそうだ。自分の大好きなものが――愛するものが、邪魔をしてきて。
 うまくいかない。何をやっても、どう足掻いても、いつも、いつも……いつも!!
「アハハハハハハハハッ!!」
 くだらない、くだらないくだらない。
 だったら死ね。死んでしまえ。自分を愛さない世界なんて――もう、要らない。
「封魔界アルビオン。……姉上(イルダーナ)が切り開いたもう一つの聖樹界。終わらせたくないって気持ち、僕はすごくよくわかる」
 イルミンスールは空中で足を組み、眉を顰める。
「彼女の残滓を消し去るのは忍びないけど、やっぱりお前はやりすぎた。ろくでもない神様ってのはどの世界にもいるもんだ。お前も僕も、創造主の器じゃなかったってことさ。後進に譲ってみろよ。案外すっきりするぜ?」
「未来を知り、その儘ならなさに失望し……抗い、しかし変わらぬさだめに翻弄される。世界を憎み、嘆き、それでも歩み続ける苦痛を我は知っている」
 シンクは目を閉じ、肩を落とすように語る。
「最初に変わらなければならなかったのは、我だ。自分だけでは気づけぬ兆し、小さな切っ掛けを見失わぬためには、同じ星に集う仲間が必要だ。それはヒトでも、ヒトではなくても変わらない。そなたの世界こそ、『魂』で感じるべきではなかったか?」
「ずっと苦しいことばかりで……何も変わらなくて……足手まといで、情けない。そんな自分が大嫌いだって気持ち、私、わかるよ」
 メロディアは胸に手を当て、真っすぐに魔女を見つめる。
「死んじゃった方が楽だって思った……それは、今も変わらない。でもね、自分を許せるのは、自分だけ。自分を許してあげなければ、光は見えない。光は――それを探す人にしか、見つけられない」
 魔女はきつく目を閉じ、額に手を当てる。
 うんざりだ。置き去りにしてきた未来が、いよいよこの首を落としに来た。
「――アルビオンの魔女! ……フェイト・A・ユーフォリアっ!!」
 着地したアルテュール・オリジンからフェイトが飛び出す。強い風が二人の髪を揺らし、まっすぐ、視線を交える。
「槍を渡して。あなただってもうわかっているでしょう? これ以上はただ痛みを広げるだけだって……ただ、誰かの命を無暗に削るだけだって。あなたはすごかった! あなたはよくがんばった! でも、あなたは結局届かなかった!! あなたは……あなたはもう、諦めていいの。あなたの背負った荷物は、わたくしが背負ってあげるから!」
 手を差し伸べる。その言葉は、その想いは、かつての少女からは見る影もなく。
 まぎれもなく、それは王。封魔界アルビオンを率いる、王の言葉。
「わたくしはフェイト! アルビオンを守る王にして、女神の刻印と勇者の魂を継承するもの! あなたが作った世界は、わたくしが守る! だから――」
「……嫌よ」
 征槍アルスマグナをぎゅっと抱きしめる。まるで子供がぬいぐるみにそうするように。
 眠れない夜を何度も繰り返した。何度も……何度も……何度も……何度も……。
 何度も、何度も、何度も、何度も、何度も!
 寂しくて苦しい夜、いつもこの槍を抱きしめ、小さく身体を丸めていた。
 これしかなかった。これ以外の何もかも全部、もうとっくに捨ててしまった。
「わたくしには、これしかない……これしか、『先生』が生きた証は存在しない。これを取り上げられたら……わたくしは……本当に……」
 この中にしかない、世界。
 この中にしかない、想い出。
 確かにあったのに、もう忘れてしまったたくさんの痛み。
 嬉しかったこと……幸せだった時間……それを塗りつぶす百万の憎悪さえ、愛おしい。
「諦められない……何度もういいって、もうダメやめようって思っても……諦められない……これだけは……たったひとつ、これだけは……絶対に……絶対に! だって、これしかない! わたしはこの中でしか――先生の世界でしか、生きられない!」
 惜しむように槍を撫で、そして掲げる。
 刹那、世界のすべてを照らすようなまばゆい光が瞬いた。

 虹色の光――
 百万の涙と血が混ざりあった、征槍アルスマグナの魂の光。

「世界武装よ、征槍アルスマグナよ! 今こそ真の力を解き放ち……あらゆる世界に、あらゆる憎悪に、あらゆる幸福に報復を!!」
「……まさか、ここまで隠し持っていたのか……真の力を……!」
 アルテュールを降りながら驚愕するベルガルド。だが、考えてみれば当然か。
 魔女の目的は『ここ』にたどり着くことだった。自分だってオーバーロードは出し惜しみした。もしも己の魂を削る必殺技なら、温存して当たり前。
「思い出なんて、もういらない……すべて燃やして力に変えて、アルスマグナ!」
「フェイト、あれはオーバーロード同様、存在を削る力だ!」
「……っとに、あなたは……どうしてそう、頑固なの……」
 唇をかみしめるフェイトの腸は怒りで煮え滾っていた。
 なのにどうしてか、さっきから涙があふれて止まらない。ぼろぼろと大粒の涙が伝う度、言葉にならない想いで胸が締め付けられる。
「どうして、助けてって言えないの……? どうして……どうして誰も……あなたを……助けられなかったの……? どうして……わたしは……っ」
 世界ひとつ滅ぼせる力だからこその『世界武装』。
 そのすべてを出し切ったアルビオンの魔女は虹色の光に包まれている。信じられないほど膨大なイデアの力――『神』と呼ばれた強敵たち、それよりも遥かに上の怪物――
「さて、正念場だね。彼女、守護神すら自力で倒すつもりだったのかな? あれだけの力なら、可能性はあったかもしれないね」
 いつの間にかフェイトの傍にはナイトハルト・ロス・テラス (mz0082)の姿が。そして、冷たい風と共にエレノア・A・イストリア (mz0165)が舞い降りる。
「完全開放されたアルスマグナは万象の力……あなた達とて、まともにやりあえば勝機はありません。……フェイト。あなたの『力』を……物語を、『運命』を変える力を貸してください」
 フェイトの手を取るエレノア。その瞬間、はっとした様子で顔を上げる。
「……え? この手……あなたは……」
 エレノアは唇に人差し指を当て、それからぎゅっとフェイトの手を握り直す。
 伝わってくる力、想い……封魔界の王として、何をなすべきなのか。フェイトはその冷たさにまた泣きそうになって、歯を食いしばる。
「ありがとう……あなたもずっと……わたしたちを、守ってくれていたんだね……」
「……ええ。だってそれが、私の望みですから。泣かないで、フェイト。あなたの涙は……嬉しい時にだけ流してほしいから」
 メリッサと呼ばれた少女は、愚かで無鉄砲で世間知らずだった。
 自信満々で戦場に乗り込んで、その自信が実力に変わる前に失態をやらかし、そして――いつも大切なものを失った。
 自分が大嫌いになって、何のために生きているのかもわからなくなった。
 けれど、それは……大事だったから。失ったものが、とても大切だったから。心を凍てつかせなければ耐えられないほど、かけがえのない想いだったから。
「痛みも、冷たさも、強さに変えられる……それが世界を変える……運命を変える力」
 世界法則接続者たちが光を放ち、その光がアルスマグナの虹を押し返していく。
「暴走する世界武装……これはきっと、私たちにとって避けては通れない壁なんだね。1000年前の過ちを繰り返さないために……咎人が、世界武装を手に入れるために」
 クルハ (mz0014)は自らの胸に手を当て、『力』の感覚に意識を集中させる。
(もしも奇跡が起こるなら――力を貸して、ロンギヌス)
 征槍の力を解放しているだけで、魔女のイデアはぐんぐん吸い取られていく。
 古きも新しきも、思い出が忘却され、その想いの強さだけアルスマグナは虹を放つ。1000年を焼き尽くすのに、きっと1時間もかからない。わかっていた。知っていた。大切でなければ力にならない。だけど、失わなければ成し遂げられない。それが咎人のさだめ――あの人が背負っていた『荷物』。
「正しいコトがしたかった。それが、儘ならないというのなら――」

 想い出なんて、大事なものなんて、ぜんぶぜんぶぜんぶ、燃え尽きてしまえ――!

成功条件

条件1『朱キ月』動力炉の破壊
条件2死神ちゃんの保護
条件3神殿防衛成功

大成功条件

条件1アルビオンの魔女討伐(高難易度)
条件2-
条件3-

選択肢

選択肢1『紅キ月』破壊作戦 現在の人数41
選択肢2アルビオンの魔女討伐 現在の人数40
選択肢3神殿防衛戦 現在の人数38
選択肢4死神ちゃん救出 現在の人数45

解 説

シナリオ内には4つの選択肢が存在しています。

選択肢1.『紅キ月』破壊作戦<危険>
選択肢2.アルビオンの魔女討伐<危険>
選択肢3.神殿防衛戦<危険>
選択肢4.死神ちゃん救出<危険>


それぞれの選択肢の詳細は特設ページにて解説しています。
第2フェーズの参加は3月15日から3月21日までとなります。

パンダ「パンダだ! 真面目な解説は特設ページでやらせてもらうぜ!」
鎖神「しかし、今回は情報量緩和のために選択肢を4つに分けたのだったね」
パンダ「オ、オウ……ホントはここにフォカロルとの戦いが入ってたんだが……みんなの脳がバクハツしちまったらやべえなって日和って入れなかったぜ……」
鎖神「その分、ひとつひとつの選択肢の情報は……一部を除いて少なくできているはずだね」
パンダ「一部を除いてな」
鎖神「地図に全然アイコンおけなかったからね」
パンダ「全然おけなかったぜ……全然たりねぇぜ……」
鎖神「というわけで、あえてここで解説することはないかもしれない」
パンダ「そうだなあ……楽な選択肢とかねぇもんな……」
鎖神「大規模作戦に『楽な選択肢がねぇ』というのはいかがなものだろうか」
パンダ「それはほんとそう」

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「レインボウティアーズ」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

参加キャラクター

リプレイ公開中

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