採掘
西川 一純
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シナリオ形態
ショート
難易度
Normal
判定方法
カジュアル
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50SC
報酬
200 EXP
5000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
3日
抽選締切
2021/06/30 10:30
プレイング締切
2021/07/03 10:30
リプレイ完成予定
2021/07/13
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. -
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

●魔性
 天獄界エンブリオは非常に特殊な世界である。
 常に増え続ける浮島……滅びた世界の欠片から収穫した物品で独自の進化を遂げており、混沌の坩堝と言っても差し支えない。
 そんな世界が故に、数多ある異世界とは物の価値も全く違う。
 例えばテンペストでは貴重であり高価とされるダイヤモンドなどの宝石は、天獄界では石ころ同然の扱いを受けることもある。
 だからこそ、最近起きたとある事件は流刑街をざわつかせているのだ。
「……マスター? 最近カグヤの姿が見えへんけどあの子何やってるん?」
「さぁ……噂じゃある浮島に入り浸ってるなんて聞くけど、カグヤちゃんが来てくれないと俺も寂しくてな」
 武器開発者のヴェール・ウエフトは、行きつけの酒場でオレンジジュースなど啜りながら喧騒に包まれた店内を見回してみる。
 常に様々な咎人で溢れているこの酒場に、カグヤ・パロマージュが最近姿を見せていない。
 どんなに忙しくても、どんなに成果がなくても、ここに来て笑顔を振りまいているのがカグヤだったはずなのに。
「自炊するようになって来る必要がなくなった……とか?」
「無理無理。料理作っとる暇があるんやったら浮島調査に時間割くんがカグヤやろ」
「じゃあ男ができたとか」
「余計に無理やな。カグヤと付き合えるなんて相当な物好きだけやで」
「……人のこと言えるのかい?」
「なんか言うたか?」
「いや、別に……」
 目線を逸らして誤魔化すマスター。
 ヴェールが面白くなさそうにストローに口をつけた……その時だ。
「きゃぁぁぁっ!?」
「なんだなんだ!?」
 店の外から悲鳴と戸惑いの声が上がる。
 咎人しかいないこの流刑街で、そんな注目を浴びるような事件が起きるものだろうか?
 ヴェールは一瞬マスターと顔を見合わせると、カウンター席から降り店の外へと駆け出した。
 そこでヴェールが見たものは、かさかさに干からびて痩せこけた咎人の男だった。
 ツルハシを杖代わりにしながらよろよろと歩いていたが、やがて力尽きたのか前のめりに倒れてしまう。
「おいアンタ、どないしたんや!?」
 慌てて駆け寄ったヴェールだが、男からは予想だにしない台詞が紡ぎ出される。
「採らなきゃ……もっと……金を……掘らなきゃ……」
「は? そんな状態で何言うてんねん! アホか!」
「へへへ……金だ……大金持ちだ……」
 うわ言のように呟き、倒れてなお前進しようとするその行動は異様としか言いようがない。
 この様子だと何日も飲まず食わずでいたようで、このまま放置すればいかに咎人とは言え餓死するのは火を見るより明らかだ。
「……まったく、手間ぁかけさせんなや。すまんけどこいつ、酒場ん中に運んでくれるか? マスター、こいつにスパゲッティを食わしてやりたいんやけど構わんなッ!」
 野次馬に男の運搬を頼み、自分は酒場に戻って料理を注文していくヴェールであった。

「金の採掘ぅ?」
「おう、なんか最近噂になってるらしいぜ。この間の男もその浮島で取り憑かれたように掘ってたらしい」
 後日再び酒場にやって来たヴェールに、マスターはことのあらましを説明した。
 最近出現した浮島で金の大鉱脈が見つかったらしく、黄金を求めて多数の咎人が入り浸っているらしい。
 ただ掘るだけならいいが、まるで夢遊病かのように足元も覚束なかったり、目を血走らせて採掘したり、精神に異常を来しているのではと思われている様子。
 噂が噂を呼び興味本位で行った咎人がミイラ取りがミイラとなって採掘にハマり……などという事例もあるという。
「妙やな……金なんて天獄界じゃ大した価値ないやろ。武器に使えるような金属でもなし……」
「でな、俺はカグヤちゃんもその島に行ったまま帰ってきてないんじゃないかと思うわけよ。あの子ならそんな話聞いたら絶対行くだろ?」
「……間違いなく行くわな」
「だからさ、島に行ってカグヤちゃんだけでなく他の咎人も正気に戻してやってくれないかな。ヴェールちゃんならなんかの発明でなんとかしてくれるだろ?」
「アバウトオブアバウトやな!?」
 ツッコミはしたものの、ヴェールとしてもカグヤを放っておくわけにはいかない。
 金鉱脈で餓死する友人の姿など想像するだけでぞっとする。
「……金自体に魔性が宿っとるとでも言うんか……?」
 ヴェールはあらぬことを想像しながら、有効そうな発明品を頭の中でピックアップしていくのだった―――

成功条件

条件1採掘している咎人たちの呪縛を解く
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1犯人を発見できた場合それを撃破する
条件2-
条件3-

解 説

・天獄界エンブリオに出現したとある浮島が舞台です。
・その島では多数の咎人が取り憑かれたように金を掘っており、カグヤを含めた彼らを解放し救出するのが目的です。
・調査隊の調査では生物らしい生物はおらず、目立つのは金鉱脈のみであるとのことです。
・金を掘っている咎人たちは寝食も忘れて採掘作業を続けており、放っておくと餓死なり過労死なりしてしまいます。
・武器開発者のヴェールから、光を遮る多機能サングラスが貸し出されます。これを付けておけば金に魅入られることはありません。
・ちょろっとサングラスを外した程度なら問題ありませんが、長時間金を直視すると危険です。
・もし犯人らしきものがいれば、容赦なく排除してください。
・正気を失っているとは言え、咎人なので救出時に暴れられると面倒です。ちょっとくらいの荒事は見逃してもらえるでしょう。

・プレイングに必要であれば、ヴェールに『こんな発明品ある?』と聞いてみましょう。ダイスの判定に成功する必要はありますが、成功すれば発明品を用意してくれます。

マスターより

 皆さんこんにちは。アッテムト……いや、なんでもありません西川一純です(何)

 古来より魔性を宿すと言われ争いの種となってきた黄金。
 どうやらその魔力は咎人になってもなお逃れ難いもののようです。
 数多の咎人を惹きつける金の大鉱脈には、何が潜んでいるというのでしょうか―――

関連NPC

  • カグヤ・パロマージュmz0057
    人間種|女

参加キャラクター

  • 不破 雫ma0276
    人間種|女
  • 雪切・刀也ma0506
    剛力種|男
  • ラファル・A・Yma0513
    機械種|女
  • 小山内・小鳥ma0062
    獣人種|女
  • リスティス・オルュクトランサma0088
    異能種|女
  • フィリア・フラテルニテma0193
    神魔種|女
  • 氷雨 累ma0467
    人間種|男
  • ルル・ロシェma0422
    神魔種|男
リプレイ公開中

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