- 召喚可能
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このシナリオでは召喚を行うことができます。
召喚を装備しているキャラクター全員が召喚可能です。
オープニング
●人の心とかないんか?
数ある異世界の一つ、ガルタグラ。そこは科学技術が発達した世界であり、近未来のSFもかくやという技術レベルであったという。
より便利に、より簡単に。ボタン一つ発声一つで何もかもができていくようになっても、人は戦いを忘れられないでいた。
とはいえ、だ。機械やAIに依存した世界では、人同士の戦争はそうそう起こらなくなっていたのも事実。
お互いに戦闘用ロボットをぶつけ合い、国同士の威信を賭けて技術を投入し、AI制御の戦争が主流になっていたらしい。
なるほど、確かにそれなら戦争となっても人が死ぬ可能性がかなり低い。
決着後も得られるのは領土ではなく、もっぱら資源や科学技術と言ったものばかり。
取られては取り返し、他所の国の技術を吸収してまた新たなロボット兵器を作り出す。
まるでゲームのような戦争になってしまった結果、ガルタグラの世界の人間たちの倫理観は徐々に壊れていった。
戦争が悪いことだと思えない。ゲームの結果何かを奪われたりするだけで、命までは取られないから問題あるまい。そんな考え方が浸透してしまい、人死の出ない戦争が長い間世界の各地で続くことになってしまったのだ。
そんな歪な世界が滅びた理由。それはたった一つのAIチップから始まった。
世界各地でロボット兵器同士の戦争が起こるということは、世界中のあちこちに破壊された兵器が散乱していると言い換えて差し支えない。
各国は少しでも自国の資源を回収し使い回すため、壊れた兵器を採集するリサイクルマシーンを戦場跡に放っていた。
運が良ければ敵国の技術がタダで手に入るかも知れない。そう考えれば回収作業をしないほうがおかしいと言えるだろう。
そして運命の日。とある古戦場で不測の事態が起きる。
その戦場は少し特殊で、悪天候になりやすく地形も複雑なためリサイクルマシーンがほとんど投入されなかった。
投入された物も殆どが未帰還で終わり、コストが割に合わないと戦争した二国が放置を決め込んでしまったという。
しかし居たのだ。最早誰にも期待されていないにもかかわらず、健気に兵器の回収をし続けていたリサイクルマシーンが。
時刻は夕方、天候は最悪の雷雨。稲光が辺りに降り注ぎ、『彼』は直撃を受けて一旦機能を停止する。
再起動した彼のAIは誤作動を起こし、すぐさまある結論に辿り着いた。それが『人間滅ぶべし』である。
人間がいるから争いが発生する。人間がいるから自分たちは幸せになれない。人間がいるからAIは生み出され壊されていくばかりなのだ……と。
リサイクルマシーンとして集めた兵器を取り込み、自らを核として新たな機械生命体へと進化し続けていった彼は、やがて古戦場に転がっていた兵器を全て我が物とし……他の戦場にまで足を伸ばしては自らを肥大化させていった。
ガルタグラの人間がその驚異に気づいた時にはもう遅い。あらゆる近代兵器を搭載し一切の容赦なく攻撃を仕掛けてくる大型機械を前に、人々はあまりに無力であった。
破壊された街でまた新たな機械を吸収、『彼』は無限に強さを増していく。そしてまた被害が出て、また強くなっての悪循環。
相手がAIであり交渉の余地がないと悟った人間たちは、ゲームのような戦争を続け争いを日常のものとしてしまった自分たちを顧みて、自虐の意味も込めて彼をこう呼んだ。
『採集兵器』と……。
「……それで結局、採集兵器に世界中の人間が滅ぼされてバッドエンドってわけ? 救いがなさすぎるよぉ……」
「機械で便利になるのはえぇけど、使う人間の心が伴わんと世界すら滅ぼすって典型例やな」
自称トレジャーハンターのカグヤ・パロマージュが友人のヴェール・ウエフトとこんな話をしているのには訳がある。
天獄界に出現した新しい浮島を調査しに行こうとしたはいいものの、イデアゲートの設置に向かった先遣隊が空中で撃墜されて大惨事になったという連絡を受けたのだ。
遠距離から偵察した結果、巨大な正方形の形をした異形の戦車のようなものが島を徘徊していることが判明。
それが例の採集兵器。遠目からでは正方形の箱がキャタピラの上に乗っただけのようにも見えるが、実際は様々な兵器を取り込んだ武器のデパートかハリネズミのようなもの。
ミサイル、機関砲、レーザー砲、ビームキャノン、火炎放射器etcetc。あんなものがうろついていては調査どころではないと、最初から排除の依頼としてギルドに登録されているわけだ。
カグヤは機械通のヴェールに攻略のアドバイスを貰おうとして、ガルタグラや採集兵器の顛末を聞かされたのである。
「世界一つを滅ぼしてもまだ満足できんのやな。まだどこかに人間がいるかもて探しとるんかも知れんね」
「でもあんなのがいつまでも天獄界にあっても困るよ……。ただでさえ最近ゴタゴタしてたんだからさ」
「せやな。人間の勝手で作られて闘わされて壊されて……ってのも可哀想な気ぃはするけど、やりすぎにはお仕置きしたらなアカンか」
AIの暴走で片付けるには規模が大きくなりすぎた。それを思えば躊躇してやることもあるまい。
採集兵器によって殺された人間の中には何の罪もない者だっていたはずだ。被害者面していつまでも人間を恨まれても困る。
だからここで終わりにしよう。ガルタグラの悲しい戦いが、これ以上続かないように―――
数ある異世界の一つ、ガルタグラ。そこは科学技術が発達した世界であり、近未来のSFもかくやという技術レベルであったという。
より便利に、より簡単に。ボタン一つ発声一つで何もかもができていくようになっても、人は戦いを忘れられないでいた。
とはいえ、だ。機械やAIに依存した世界では、人同士の戦争はそうそう起こらなくなっていたのも事実。
お互いに戦闘用ロボットをぶつけ合い、国同士の威信を賭けて技術を投入し、AI制御の戦争が主流になっていたらしい。
なるほど、確かにそれなら戦争となっても人が死ぬ可能性がかなり低い。
決着後も得られるのは領土ではなく、もっぱら資源や科学技術と言ったものばかり。
取られては取り返し、他所の国の技術を吸収してまた新たなロボット兵器を作り出す。
まるでゲームのような戦争になってしまった結果、ガルタグラの世界の人間たちの倫理観は徐々に壊れていった。
戦争が悪いことだと思えない。ゲームの結果何かを奪われたりするだけで、命までは取られないから問題あるまい。そんな考え方が浸透してしまい、人死の出ない戦争が長い間世界の各地で続くことになってしまったのだ。
そんな歪な世界が滅びた理由。それはたった一つのAIチップから始まった。
世界各地でロボット兵器同士の戦争が起こるということは、世界中のあちこちに破壊された兵器が散乱していると言い換えて差し支えない。
各国は少しでも自国の資源を回収し使い回すため、壊れた兵器を採集するリサイクルマシーンを戦場跡に放っていた。
運が良ければ敵国の技術がタダで手に入るかも知れない。そう考えれば回収作業をしないほうがおかしいと言えるだろう。
そして運命の日。とある古戦場で不測の事態が起きる。
その戦場は少し特殊で、悪天候になりやすく地形も複雑なためリサイクルマシーンがほとんど投入されなかった。
投入された物も殆どが未帰還で終わり、コストが割に合わないと戦争した二国が放置を決め込んでしまったという。
しかし居たのだ。最早誰にも期待されていないにもかかわらず、健気に兵器の回収をし続けていたリサイクルマシーンが。
時刻は夕方、天候は最悪の雷雨。稲光が辺りに降り注ぎ、『彼』は直撃を受けて一旦機能を停止する。
再起動した彼のAIは誤作動を起こし、すぐさまある結論に辿り着いた。それが『人間滅ぶべし』である。
人間がいるから争いが発生する。人間がいるから自分たちは幸せになれない。人間がいるからAIは生み出され壊されていくばかりなのだ……と。
リサイクルマシーンとして集めた兵器を取り込み、自らを核として新たな機械生命体へと進化し続けていった彼は、やがて古戦場に転がっていた兵器を全て我が物とし……他の戦場にまで足を伸ばしては自らを肥大化させていった。
ガルタグラの人間がその驚異に気づいた時にはもう遅い。あらゆる近代兵器を搭載し一切の容赦なく攻撃を仕掛けてくる大型機械を前に、人々はあまりに無力であった。
破壊された街でまた新たな機械を吸収、『彼』は無限に強さを増していく。そしてまた被害が出て、また強くなっての悪循環。
相手がAIであり交渉の余地がないと悟った人間たちは、ゲームのような戦争を続け争いを日常のものとしてしまった自分たちを顧みて、自虐の意味も込めて彼をこう呼んだ。
『採集兵器』と……。
「……それで結局、採集兵器に世界中の人間が滅ぼされてバッドエンドってわけ? 救いがなさすぎるよぉ……」
「機械で便利になるのはえぇけど、使う人間の心が伴わんと世界すら滅ぼすって典型例やな」
自称トレジャーハンターのカグヤ・パロマージュが友人のヴェール・ウエフトとこんな話をしているのには訳がある。
天獄界に出現した新しい浮島を調査しに行こうとしたはいいものの、イデアゲートの設置に向かった先遣隊が空中で撃墜されて大惨事になったという連絡を受けたのだ。
遠距離から偵察した結果、巨大な正方形の形をした異形の戦車のようなものが島を徘徊していることが判明。
それが例の採集兵器。遠目からでは正方形の箱がキャタピラの上に乗っただけのようにも見えるが、実際は様々な兵器を取り込んだ武器のデパートかハリネズミのようなもの。
ミサイル、機関砲、レーザー砲、ビームキャノン、火炎放射器etcetc。あんなものがうろついていては調査どころではないと、最初から排除の依頼としてギルドに登録されているわけだ。
カグヤは機械通のヴェールに攻略のアドバイスを貰おうとして、ガルタグラや採集兵器の顛末を聞かされたのである。
「世界一つを滅ぼしてもまだ満足できんのやな。まだどこかに人間がいるかもて探しとるんかも知れんね」
「でもあんなのがいつまでも天獄界にあっても困るよ……。ただでさえ最近ゴタゴタしてたんだからさ」
「せやな。人間の勝手で作られて闘わされて壊されて……ってのも可哀想な気ぃはするけど、やりすぎにはお仕置きしたらなアカンか」
AIの暴走で片付けるには規模が大きくなりすぎた。それを思えば躊躇してやることもあるまい。
採集兵器によって殺された人間の中には何の罪もない者だっていたはずだ。被害者面していつまでも人間を恨まれても困る。
だからここで終わりにしよう。ガルタグラの悲しい戦いが、これ以上続かないように―――
成功条件
| 条件1 | 採集兵器を半壊まで持っていく |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
大成功条件
| 条件1 | 採集兵器を大破(8割損壊)まで持っていく |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
解 説
・天獄界エンブリオに出現したとある浮島が舞台です。
・そこを彷徨いている、通称『採集兵器』を撃破するのが目的です。
・採集兵器は巨大な機械や兵器の塊で、全長や高さが200mを越えます。生身で戦うのはほぼ不可能です。
・採集兵器の内部には、侵入できるようなルートも通路もありません。
・形状はキャタピラの上に正方形の箱が乗っているようなおかしなデザインですが、どこからでも射撃攻撃が飛んでくるトンデモ兵器と化しています。
・様々な機械や兵器を取り込んで今の形になっているわけですが、中身の核というか始まりは全長20メートルほどのリサイクルマシーンでしかありませんでした。
・基本的には巨大ロボ系を召喚し乗って戦うことになると思われます。
・相手はAIで、対話は不可能です。また、人類を悪と断定し滅ぼすことに一切の躊躇がありません。
・採集兵器は武器のデパート、武装博覧会です。手数も多いので、まずは接近戦よりも遠距離から削ることをオススメします。
・カグヤも巨神機に乗って参加します。やってほしいことがあればプレイングでリクエストください。
マスターより
皆さんこんにちは。ようやく一段落ついたと思っている西川一純です(何)
少し間が空いてしまいましたが、ようやく普通のシナリオ(?)をリリース再開することができました。
いえ、別に封魔界及び天獄界のイベントがやってる最中は通常シナリオを出しちゃ駄目よと言われていたわけではないのですが。
やはり私と言えば浮島シナリオやトンチキシナリオ。
まだまだハイブリッドヘヴンでやりたいことが、たくさんあります―――
関連NPC
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- カグヤ・パロマージュ(mz0152)
- 人間種|女
参加キャラクター
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- 不破 雫(ma0276)
- 人間種|女
-

- 麻生 遊夜(ma0279)
- 機械種|男
-

- 小山内・小鳥(ma0062)
- 獣人種|女
-

- 川澄 静(ma0164)
- 精霊種|女
-

- 氷雨 累(ma0467)
- 人間種|男
-

- ラファル・A・Y(ma0513)
- 機械種|女
-

- フィリア・フラテルニテ(ma0193)
- 神魔種|女
-

- 颯(ma0377)
- 機械種|女
- リプレイ公開中





