神々の黄昏 第2フェーズ
運営チーム
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シナリオ形態
大規模作戦
難易度
Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
  • 危険
  • 召喚可
参加料金
0 SC無料
参加人数
1人~∞人
報酬
1,200 EXP
12,000 GOLD
6 FAVOR
相談期間
5日
プレイング締切
2024/05/30 10:30
リプレイ完成予定
2024/06/17
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
危険
このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
召喚可能
このシナリオでは召喚を行うことができます。
召喚を装備しているキャラクター全員が召喚可能です。

オープニング

「なんであんたが邪神勢と戦ってんだよ!? あんた前に『自分はあくまでも簒奪者だ』みたいなこと言ってなかったか!?」
「ああ、言ったな」
 思わず叫んだジィト(mz0039)に、ハルク(mz0086)は事も無げに答える。
「──『簒奪者』が、今己の上位にある座を狙うことの何がおかしいというのだ」
「……あ?」
 邪神の勢力としてではない、本来「簒奪者」とはそういう意味だ。より高い者から君主の地位を奪取する者。ないしそれを批判的に表現した語。
『これからも、まだ戦うの? ……簒奪者になっても、一人きりでも』
『……簒奪者になった、か。……フ』
 とある咎人との、いつぞやの会話。そのハルクの意図するところはこうだ。「なったも何も、貴様と出会ったときにもう俺は簒奪者だっただろうが」と。パンテーラ先王を暗殺してその地位を奪った者。ハルクはずっと、まさに、字義通りの「簒奪者」だった。
『……ハルクは本当に“そちら側”のままでいいの……?』
 別の咎人のこの言葉も、ハルクに言わせれば分かっているようで分かっていない。
 「こちら(守護神)側」「そちら(邪神)側」という観点で言うならば、ハルクはこの反逆が天獄界に与したと言うつもりは毛頭ない。この戦いは己の為だけのものだ。
 そして「同じ側」から奪ってこその簒奪者であるし、寝首をかく絶好の機会を伺うのもこのままでいる方が都合がいい。
 ハルクの前回の反応の意図は「裏切る気はあるがそちらにつくわけではない」だ。
「大体、裏切りというのは僅かにでも漏れたらそこで破綻する計画だ。実行するその時まで下手に明言する筈も無かろうが」
「……」
 マジかよ、と思い絶句しながらも。
 ジィトは。これまで幾度となく関わった簒奪者を前に、どうしようもなく理解していた。
 お前そう言う奴だよ。
 お前そう言う奴だよ!
 お前そう言う奴だよ!!!
 この局面でこそ、裏切ってのける奴だし、実際、そこに欠片も「自分たちの為に」なんて気持ちはないんだろう。戦いを通じて分かり合ったとかそう言うのは一切なしに、本気で自分の都合、自分の意志だけ。
 それだけで……これだけのことを、やってのける。
 ハルクはそうして、話は終わりか、とエキドナへと向き直り。
「──貴様に付き合う義理はないぞ。貴様との決着は、俺の負けだ。認めよう。この力があればどうこう、などと今更言う気もない。この戦いと貴様は無関係だ」
「……っ!」
 それは……ジィトとしても異論はなかった。
 今のハルクを見て、前回の勝ちはなしだ、と思うかと言えば、そんな気は全くしない。自分たちの長きに渡る信念のぶつかり合いは、自分の、自分たちの勝ちだった。その気持ちは不思議と揺るがない。
 関係、無い。
 そうだ。
 決着はつけた。
 恨みも、自分の中ではきれいさっぱり清算した。
 じゃあもう自分とあいつは関係ない。ハルクの事は別に放っておいて、自分は今ここでやるべきことをやればいい……のか?
「…………あ」
 そうしてジィトは、決着も恨みも無いならハルクに対して後何が残っているのか、ここでようやく思い至った。
 ……エリス戦役の、最後。復活者からの乱入を迎撃するためにこの王はその命を使った。
 それは咎人やエリスの為なんかじゃなかった。
 この先のパンテーラ、聖樹界の行く末を考え、咄嗟の判断でそう動いただけ。
 ……だけど結果的には、この人の命でエリスも救われた。
 礼を言う義理なんかない、そう思ってもどこか残り続けた蟠り。
 そして今。
 また、こっちの都合なんてお構いなしに、なのに結果的にはこちらを助ける形で、勝手に死んでいこうというのか、この男は。
 それを。
「──『貴様は無関係だ』で済むかくそ野郎があああああああ!」
 正々堂々決着はつけた?
 恨みの分は果たした?
 そんなので済むか。違う、俺が、完全に、こいつへの落とし前をつけるには。
「勝手に満足して勝手に消えてさせてたまるかってんだ! いっぺん! こいつの顔面! グーで殴らせろおおおお!!!」
 叫びながら。
 ジィトは理解もしていた。
 おそらくハルクのイデア体は、もう長くは持たないんだろう、と。
 エキドナからこれ以上の無理なイデアの改変は断ち切ったものの、疑似世界武装を手にしていることも含めてハルクの肉体は限界突破に限界突破を重ねている。
 つまり……最後の最後、こいつをぶん殴ってやるためには。
 こいつの身体が持つまでに、エキドナに、邪神というあまりに強大な存在に勝たねばならないということだった。
「面白いことになればいいな~とは思ってたけど、ここまで来ちゃうとはねぇ」
 ハルクとジィト、そしてエキドナ――戦場を見下ろすように空中に腰かけたラタトスクは興味深そうに様子を見ていた。ハルクもジィトも、ラタトスクという神話に縁がある。
 聖樹界の神話は、思いの外広くこの宇宙に影響した。封魔界の成り立ちしかり、ラタトスクしかりである。自分たちの物語の末端がこんなところでまだ続いているなんて、あの頃は誰も考えなかった。
「ホントはほかに仕事があるんだけどねー……なんてったって僕ってば、英雄が大好きだから」
 手助けするつもりはない。というかできない。喧嘩相手がすこぶるよくない。認めたくはないが、多数ある世界の神話のひとつにすぎないラタトスクと、宇宙創滅の神話であるエキドナとでは『格』の違いがある。能力で負けているとは思わないが、逆らえぬのが『理』というものだ。
「お手並み拝見といこう」
 その間は、動かない。
 誰にも知られぬところで、ジィトはハーベスターの動きをも牽制していた。


「ザッハーク……」
 氷堂アラタ (mz0055)は空想界パンデモニウムに戻ってすぐ、次の持ち場についた。
 攻撃が中断したら次は防衛任務だ。忙しくはあるが、想定通りでもある。尤も、本来の作戦ではアラタの隣にはまだザッハークがいたはずだったが。
 ザッハークとの付き合いは長い。いつも一緒というわけではなかったが、アラタは簒奪者になったばかりの頃、はっきり言って弱かった。ザッハークの方が格上だったし、彼は面倒見がよかったので、特に最初の頃は任務を共にすることが多かった。ザッハークがいなかったら、そもそも序盤の任務で死にまくっていたに違いない。
(あいつは悪くない……俺が弱かったから……あいつは判断を間違えた。ミスを誘発しちまったのは俺自身だ。俺の弱さがあいつを殺した……くそっ)
 だが、そんな思いは誰にも吐露できない。
 それどころじゃない。今はもっと他にやるべきことがあるというのに――わだかまる。
「どうした、アラタよ。戦線離脱かね?」
 ダグラス (mz0110)だ。顔を上げ、正面から向き合う。
「ザッハークのことは残念だったな。だが、判断を間違えたのは奴の方だ。今となってはもうアラタの方が強かった……それを理解できなかったのだからな」
 腕を組み、ダグラスは小さく息を吐く。
「……この宇宙は間違いだらけだ。アラタ、お前もオルファの再誕計画に賭けてみてはどうかね。少なくとも、こんな中途半端なところで倒れるよりは希望があるというものだ」
「わかってる。まだ勝負はついてない。やれるだけのことはやるさ」
 再誕計画によるリセット。そんなものにはやはり傾倒できない。
 戦い続ける意味を見失ったとしても、まだ多くの簒奪者たちが戦っている。すべての決着がつくその瞬間まで、立ち続けなければ。
「まだ戦意は残されているようですね。これならば私の仕込みも無駄にはならないでしょう」
 二人の元に訪れたのはズロイ (mz0063)だ。蒐集衆の一人、この戦いには当然参加している。
「蒐集衆を含め、多くの簒奪者が戦場に散りました。知古の顔ぶれも少なくなりましたからね……これでアラタ様まで挫けるようでは寂しくなります」
「心配するな、ズロイ。……作戦に変更はない。天空城と接続している限り、オルファは無敵だ。俺とダグラスはここを防衛する」
「では私は予定通り、イデアゲートの破壊を担当しましょう」
 実際のところ、この戦いはまだまだ邪神側が有利だ。
 いつ流れが大きく変わるかわからない不安定さこそあれど、しのぎ切れば再び天獄界側にターンが回ることはないだろう。だが、どちらにせよこれが簒奪者としての最後の戦いになることは間違いない。
「アラタ様はこの戦いの後、どうなさるおつもりですか?」
「オルファが勝てば再誕計画、だろ? 俺もあんたも、『次』の宇宙送りだ」
「では、オルファ様が敗れた場合には?」
 答えあぐね、沈黙するアラタ。ズロイはいつもと変わらぬ落ち着き払った様子で、そんな新たに歩み寄る。小気味いい一定のリズムで靴音を響かせ、きっかり1メートルの距離を保つように停止した。
「主がいなくなれば、簒奪者の首輪もまた外れるでしょう。……中にはそれを待っている方もいらっしゃるようですよ? 例えば、エディ・ジャクソン様やMC様のように」
 確かに、あいつら天獄界から戻ってきたらどこかに雲隠れしやがった。
 MCの方は特に気になるが……もうこの戦いがどう転ぶかにも興味がないのだろうか。
「MCならワタシがしばらくトレースしていた。が、あの男はパンデモニウムを出ていった」
「この局面でか? 天獄界に……? いや、どのみち俺たちには関係ないか……」
 重要なものはこちらにわたっているのだろうし、元々、次に天獄界に出撃する時は、勝利が確定した時だろう。パンデモニウムにMCがいないというのは、ある意味朗報だ。
「目的も理由もなく、最後まで戦い抜くために、ただ戦い抜く。アラタ様は変わりませんね。簒奪者の中で、最も人間らしい」
「褒めてるのか? それとも貶してるのか?」
 ズロイは答えず、代わりに穏やかな微笑みを返した。
「参りましょうか。微力ながら、私も力を貸しますよ」


 邪神レシエフの構えた銃から放たれる雷光は空間をジグザグに飛び回り、アイシス (mz0013)を狙う。直撃の寸前で、木の根の防壁が攻撃を受け止める。赤熱した樹木を吹き飛ばし、アイシスのシールドに亀裂が走る。
「やっぱり君は完全じゃないね。天獄界の方に身体を半分おいてきたようなものだ。悪いが僕の敵じゃない」
「そうみたいねぇ……でも、無茶は承知よ。スサノオはわたしよりずっと弱ってた。それでもあのガグンラーズを追い払ったんだから!」
 天空上の屋上、広大な庭園を貫いて岩の剣がレシエフを狙う。同時にクルハ (mz0014)もロンギヌスを繰り出し、レシエフの『絶対防御』を貫いた。
「理にすら通用する武器、世界武装か……全く人の事は言えないけど、不遜すぎないかい?」
 レシエフがパチンと指を鳴らすと、風が爆発し、クルハの身体を吹き飛ばした。ほんのわずかな力だけで、地形すら変え得る圧倒的な存在感。ガグンラーズ同様、レシエフもまたかつてない怪物だ。
「オルファを倒して、自分たちが理を制するつもりなんだろうが……無理だよ。君たちはしょせん、『終わらせる』ことだけしかできない。再誕計画はオルファの『生命の力』ありきのものだ。理を制するのも、ね。死神ちゃん、だっけ? 君ではただ、『理』に呑まれるだけだ。遠回しな自殺で浪費するくらいなら、潔く僕らに譲ってくれよ」
「私は死神……確かに、終わらせるだけ、奪うだけの神です。何かを生み出すことはできない……それはわかっています。でもだからこそ、『理』を『殺す』ことだってできるかもしれない」
「それも無理だね。理のない宇宙なんてただの闇だ。必要なんだよ、理は。どんなに気に入らなくても、なくてはならない」
「下らぬ問答はやめよレシエフ。今更言葉など交わしてどうする。納得せぬわ、どちらもな」
 オルファとは以前一度会っているが、やはり当然というか、あの時は本気ではなかたのだろう。更に天空城のバックアップもついている今の彼は、間違いなく最強の敵だ。攻撃能力を持たないオルファは単独では脅威にならないが、彼の率いる軍団はかつてない障害となる。
「レシエフにつけた傷が、もう回復してる……!? ロンギヌスを打ち込んだのに!」
「クルハちゃん、君の攻撃は僕に通じてるよ。ただまあ、どうやらダメージより回復量の方が圧倒的に上回ってるみたいだね」
 いや。それでいい。それで『作戦通り』だ。
 オルファは今、パンデモニウム全域に回復を飛ばしている。それを妨害するためには、オルファの意識を目の前の自分たちに引きつけなければならない。オルファの回復を削る――それ以外に勝機はないのだから。
「どうした、ニエンテ。もっと果敢に攻めてくるがよい。そなたの『死の力』ならば、余の命を削ることもできるであろう?」
「わかっていて、私がここに来るのを止めなかったんですね」
「目標が自ら余の手元に来るという。止める理由があるか? そなたの刃は余に届かない。削ったところで、『格』が違う。なんでもできる限り、思いつく限りを試してみるがよい。そうして満足して、『諦めよ』。それとも、そなた以外の悉くが絶滅するまで諦めがつかぬか?」
 オルファの目的は死神ちゃんを殺すことではない。捕えることだ。
 この戦い、天獄界への侵攻もすべてはそのためにある。死神ちゃん (mz0018)の帰る場所がなくなれば。守るべきものがなくなれば。すべてを失えば、彼女は諦めるほかなくなるのだ。
「大丈夫だよ! 私たちは負けない!」
 そんな死神の肩をクルハが強く叩いた。
「前にもそんなことを言っていたな。その無根拠な自信はどこから湧いてくるのだ?」
「ふん、無根拠で結構だよ! 弱気になってメソメソしながら戦って勝てるわけないでしょ? どこにも逃げ場なんてない。だったら戦うしかない。挑戦して、やれるだけ全部やり切るしかないんだから」
「ふっ……それでダメならどうする?」
 クルハは胸を張り、それから死神の手をぎゅっと強く握り締める。
「その時は、しょうがない。一緒に死んであげるだけだよ!」
「……! クルハさん……」
「どんな時でも一人にしないよ。……そう、あなたを一人にしない。私たち咎人は、きっとその為に存在した。私の中の大罪人(レオナルド)も、そう言ってる」
 クルハの手を握り返しながら死神が思ったこと。それは――孤独。
 自分ではない。半身とも言える、オルファのことだ。
 彼はすべて一人で解決しようとしている。すべてを救おうとしている。でも、彼の思い描く理想は孤独だ。こんなにも広い宇宙というカンバスを、彼は一人だけで埋めようとしている。それがやはり、どうしても寂しかった。
「オルファ……あなたのように、『諦め』を超えた人を知っています。どんな時も夢を追いかけ、理想を信じて、独りでも戦い続けた人たちを。あなたは強い。でも……そんな寂しい奇跡では、『新しい物語』は紡げない。明日を作るのはいつだってたくさんの人たちの、とりとめのない想いと日々。私は、あなたのように強くはなれない……弱いまま、迷ったまま、優しい理になってみせます」
 死神の言葉にオルファは笑みを浮かべた。
 それは、双子の兄としての想い。訳も分からず、記憶と共に選択の自由さえ失った妹。そんな彼女を憐れんでいた。守ってやる、救ってやる、そういう対象に見ていた。だが、もう違う。
「――認めよう。そなたは余と同格、理の神の片割れよ。来い、妹よ!」
「はい……行きます、お兄ちゃん!」
 この戦いに勝利した方が、『理の神』となる。
 守護神と邪神、咎人と簒奪者。
 長きに渡る神々の物語に、今こそ黄昏を!

成功条件

条件1オルファの討伐
条件2イデアゲートの死守
条件3死神ちゃんの生存

大成功条件

条件1エキドナ、レシエフに勝利
条件2死神ちゃん以外のNPCの生存
条件3-

選択肢

選択肢1橋頭保確保 現在の人数43
選択肢2エキドナ対応 現在の人数13
選択肢3天空城破壊 現在の人数78
選択肢4オルファ討伐 現在の人数36

解 説

選択肢1.橋頭保確保<危険>
選択肢2.エキドナ対応<危険>
選択肢3.天空城破壊<危険>
選択肢4.オルファ・トゥエルブ討伐

それぞれの選択肢の詳細は特設ページにて解説しています。
第1フェーズの参加は5月24日から5月30日までとなります。

●選択肢1.橋頭保確保<危険>
今回のワイワイ選択肢枠だぜ!
ワイワイ選択肢ってなんだよってそういえばどこにも説明してないような……。
つまり窮屈に考えずワイワイやってくれればいいぜって選択肢のことだぜ。
選択肢として重要じゃないっていう意味じゃないからニュアンスが難しいが……。
この選択肢は『防衛戦』になるぜ。イデアゲートとミニパンたちを守る、という選択肢だ。
こっちから攻め込んでいる状況でありながら、守るということが主旨になるのが特徴だな。
敵のボスとしてズロイがいるし、もちろん倒せるなら倒した方がいいけど、そればかりに注力してしまうのもよくないぜ。

●選択肢2.エキドナ対応<危険>
今回のボス選択肢枠だぜ!
第1フェーズのガグンラーズとほぼほぼやることはかわらんな。
ただ、ハルクという第三勢力がいて、エキドナと戦っているというのがちょっと風変わりな要素だ。
単独のボスを撃破するだけなので、そういう意味ではシンプルと言えるかもしれないな。
ただ、重要度が低いって意味じゃないので、ここが負けても結局天獄界はおしまいだぜ。

●選択肢3.天空城破壊<危険>
どちらかというとワイワイ選択肢枠になるぜ。
天空城を物理的に破壊しようって話なので、範囲攻撃とかオブジェクト破壊が得意ならオススメだ。
選択肢1の方が集団戦の要素が強く、こっちはなんかもう手段を問わずワチャワチャって感じかもしれない。
ただ、ここもボスとしてアラタとダグラスがいるし、そもそもある意味全部の選択肢で最も重要なところで、ここが失敗したらもう終わりなので、なんつーか、内容のちゃらんぽらんっぷりと重要度が比例してない感じだ……。

●選択肢4.オルファ・トゥエルブ討伐
今回のボス選択肢枠、その2だぜ!
選択肢3がダメだったらもう絶望しかないという意味でもすごく難しい選択肢だぜ。
まあ、負けた時の事なんか考えてもしょうがないんだが……。
重要なポイントとして、この選択肢は100%長期戦になるぜ。
選択肢3の進行がスムーズであればあるほどここが直接的に有利になっていくが、ともあれ、最初は確実に「耐えるフェーズ」があるぞ。
レシエフもオルファも回復抜きなら耐久面はガグンラーズ以下なので、じりじりと耐えて、隙を見て一気にまくるというのが勝ち筋になるな。
勝ち筋っていうか、それ以外どうしようもねぇんだけどよ……。

マスターより

●おまけ
選択肢間違いの人がいたんで気を付けてね~って話を書いてたンだが、そういうレベルじゃなくて大規模作戦において描写されやすくなるコツみたいなのも書いとこうと思い直し、色々書いたの全部消して再度書き直しているぜ!
大規模ってのは「美学」の話が結構なウェイトで入ってくるし、窮屈に考えず自由にやってほしいと考えているので、これまであーだこーだ言うのは控えてきたのだが、それはそれとして、もう最終局面になるので、なるべくみんながいい感じに描写されるお手伝いをしたいという気持ちもあるのだぜ。
誤解しないでほしいのは、あくまでも傾向的なアドバイスであるってことで、みんなの遊び方を決めつけるようなものではないってコトだ。
その上で、ここで注意書きとして触れさせてもらうぜ。
いやもう、最後に余計な事言って顰蹙買いたくねぇんだけど、でも描写……してぇ……してぇンだ……! モッタイナイの減らしたいンだ……!
最後まで何事もなくヌルっと終わることよりそっちの方優先してぇえんだぁぁぁ……っ!! ウワァアアアーーー!!

1.選択肢間違い&相方の失踪
文字通りだな!
選択肢が間違ってると、悲しいことになるぜ……。
選択肢間違ってるやつと一緒に行動する前提のプレイングも、悲しいことになるぜ……。
相方がいないときどう行動が変化するのかなんて普通書いてないからよぉぉ……。
もちろん、相方がいようがいまいが関係ないところは普通に描写できるけど……迷子の相手がいる中でひとりだけ描写されて嬉しいかなぁ……?

2.前提条件が異なる
ニュアンス的には「確定プレイングが間違ってる」というのが近いかもしれん。
「敵は俺を狙ってくるので、その時こう動く(狙ってこなかった場合はどうなる?)」みたいなやつだな。
カッチリキッカリ書いてあることが全部その通りになったらもちろん絶大な効果を発揮するのだが、決めつけすぎて、それが空ぶってしまうと危ないぜ。
よくあるのは、「A→B→Cの順番で行動する」といった形で、複数の行動が一本道に書いてあり、その前提が崩れてしまう場合だ。
例えば「C→A→Bの順番で行動すればいい感じになる」といった場合でも、それだとプレイングと違っちゃうので、こっちで勝手に変えにくいぜ。いやもうどうしてもって時には変えてるけども。
もちろん、狙い通りピンポイントにぶっ刺さってMVP! みたいな人もいるから、この書き方を否定する意図はまったくないのだが、なんていうか、ハイリスクハイリターンになっちゃうから、こだわりがあるのでなければ、もう少しふわっと書いた方がいい人もいるかもしれねぇぜ。
これ、ホントに人によるので、必ずダメとか必ずやった方がいいとかはないから、「自分に合っているかどうか」を考えてもらうのがいいと思います。
前提が違って状況も違っちゃうのは、他のケースだと「使用できないスキルの使い方をしている」とかもあるぞ。
そのスキルやアイテムを装備してない、とか……。よく見たら召喚がいなかった……とかね……。
大規模作戦は間違いを指摘する場所ではなく(流れの説明上必要なケースを除く)ポジティブに行動を評価する場所だと思うので、間違いについての指摘はしないし、その場合はその記述を不採用(ミナカッタコト)にしているぜ。もちろんそれ以外で描写できる部分をかいつまんで書くこともあるぜ。

3.台詞欄がカラッポ
前提として、これ自体をディスる意図はないし、カラッポないし1行しかない人でも描写されている場合はあるよン!
じゃあなんで触れるのかっていうと、「優先順位」の話があるんだ。
例えば、一字一句全く同じプレイングの、全く同じステータス、全く同じ装備のキャラクターAとBがいたとする。で、そのうちどっちか片方しか描写できない、となったとする。仮にね。
その時どっちを描写するかという時に考えるのは、「かっこよく描写できるか=お客様にご満足いただけるか」となるのね。
台詞をアドリブででっち上げてもいいんだけど、そもそもそのアドリブの参考元としても台詞欄が存在しているから、ここが空欄だと「キャラ崩壊」のリスクが高まる。もちろんみんなにとってもイヤだろうけど、書き手としても「キャラ崩壊」は避けたい。
まさかわざとキャラ崩壊させて嫌がらせしてやろうなんて思ってるマスターはひとりもいないぜ。これはもう絶対いない。みんなにとってキャラ崩壊が地雷であるのと同じように、マスターにとってもキャラ崩壊は地雷なんだ。
だから、台詞がカラッポだと描写しにくく感じる可能性がある、ということだな。
最初に書いた通り、フツーに台詞なくても描写される人いるから、「絶対こうしろ」みたいな意味じゃないぜ。
台詞なしで貫き通すというのも、全然カッコいいと思うぞ。そんなん自由だし、強制されるような窮屈なものじゃない。
でもなんつーか、台詞欄を埋めることで、描写されやすくなる……という人も、いるかもしれないぜ!
そうだとすると! モッタイネェ……からよ……っ!!

4.なんかネガティブ
これに関してはもう、本当に申し訳ない次第で、心からお詫び申し上げるのだけれど、それはそれとして、何かあえてネガティブなことが書いてあるプレイングは採用しづらいぜ。
誤解しないでほしいのは、そのネガティブな気持ち、一言文句を言ってやりたいという想い、重々承知だし、「そんなことを想うな」みたいな、そういう否定はしないぜ。
オイラは自分のことを「いい運営だった」とはまったく思ってないし、至らないところもたくさんあるし、ホントに反省ばかりで申し訳なく思うばかりなンだけども、それはそれとして、大規模作戦で描写されるべき人が存在するとしたら、それは「コンテンツを楽しんでいる人」だと思うンだ。
楽しんでいる人と、楽しんでいない人がいたのなら、楽しんでいる人をより楽しませてあげたいし、そうするべき場所だと思うぜ。
今現在楽しめていない、つまり満足度がマイナス値の人をゼロに戻し、それからプラス値に持っていくといったことをやり切れるほど、大規模作戦は特定個人を深堀できないからだ。
なので、なんかこう、ネガティブなことをプレイングに書くなとか、そんなことは言わないし、その想いを否定したり見なかったことにしているわけではないのだが(これまでのも全部キッチリ読んでるぜ! 行動を評価するからC評価とかにもなってないっしょ?)、それはそれとして、描写するのが難しくなってしまうぜ。
そもそもそういうことを送ってる時点で描写されたいなんて思ってないのかもしれないけど、ただ、難しいっていう事実だけお伝えしておく次第だ。
なんかこう、「ちくちく言葉だけあえて描写せず存在しなかったことにする」のも、変っちゅーか……意図と違うプレイング改変では? って思っちゃうんだよなぁ。なんならちくちく言葉こそ描写してほしかったところかもしれなくないか? それ描写しないなら描写する意味あるのか……という……でもオイラはさておき、関係ない人は読みたくないだろうし……。
もし大規模作戦というみんなが体験を共有する場で描写されたいと思うのなら、少しだけ心のギアを「楽しむ」方に入れてくれると嬉しいぜ。
でもこれ、全然強制とかじゃなくて、ほんとただの「お願い」にすぎないから、これを読んで「自分を変えよう」なんて思わなくていいからな。
ネガティブな感情も、WTRPGというコンテンツの中では、ちゃんと存在を肯定されるべきものだと、オイラはそう思ってるぜ。

関連NPC

  • クルハmz0014
    人間種|女
  • ニエンテ・トゥエルブmz0018
    ?|女

参加キャラクター

リプレイ公開中

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