【復旧】ついでに現地で楽しみたい
岩岡志摩
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シナリオ形態
イベント
難易度
Normal
判定方法
カジュアル
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
50 SC
参加人数
1人~10人
優先抽選
なし
報酬
300 EXP
5,000 GOLD
5 FAVOR
懐地界ワールドロールで参加すると +30 EXP
相談期間
5日
抽選締切
2024/05/31 10:30
プレイング締切
2024/06/05 10:30
リプレイ完成予定
2024/06/21
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. -
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

●注意
 これは時系列があやふやな時期のお話となります。

●復旧
 『紅キ月』や簒奪者、そしてハーベスター達の侵攻を受けた天獄界は咎人達の尽力もあり、これを撃退した。
 しかしその被害は大きく、三神の復活など様々な事情から相当量のイデアを消費していた。
 いずれ訪れる決戦に備え、破壊された建物の修繕や不足するイデアを回収するなどやるべきことは多岐にわたる。
 その中でもヒー・リショナー(mz0073)は、生き残った神官の指示を受けながらイデアの回収作業に従事していた。
 以前より天獄界はイデアになりうる資源の回収に努めているが、その多くは現在介入している各世界よりも、滅びが確定した異世界に比重を置いていた。
 これは放置していてもその世界は滅び、回収した資源の所有権で揉めることがないためだ。
 回収対象となるものは、極端な話で言えばあらゆるものにあたる。
 例えばその世界に存在する石や植物といったものもイデア体に変換することで、そのイデア体をエネルギーへと変換できれば、その物質は資源の対象となる。
「イデアの回収作業ですが、黄金界以外にも手を伸ばした方が良いかもしれません」
 作業を進める中、ヒーは神官に対してそんな提案を出していた。
 現状ではエネルギーの多い黄金界からの回収が最適だと神官も考えていたが、ヒーは回収作業を一つの世界に集中するよりも複数の世界に分散させた方がいいという考えだった。
「より高いエネルギーを得られるものが確実に確保できること、コストがかかり過ぎないことが条件になる」
 神官はヒーにそのあたりが大丈夫なのか尋ねてくる。
 ごみや瓦礫といった他の世界でも価値のないものは、天獄界も集めない。
 これは確保できるエネルギーよりも、回収してエネルギーに変えるために必要なコストが上回るためだ。
 天獄界が優先して集めているのは、より高いイデアエネルギーを得られるものが多い。
 大まかな条件としては3つの要素が含まれるものになる。
 1つ目は、元々の世界で意味があったもの。
 2つ目は、元々の世界で信仰されていたもの。
 3つ目は、元々の世界で希少だったもの。
 この3つのうちいずれか1つでも該当する要素が含まれていれば、高いイデアエネルギーを得られる資源となりうる。
 元々の世界での価値がイデア化した時の価値になると考えてくれればいい。
 そうした前提も踏まえ、ヒーは神官に自身がその世界で行う内容を説明し、神官の許可を得た上で現地に先行する。
 ヒーが向かった世界は、懐地界メトレトロだった。

●懐地界メトレトロ
 懐地界と名付けられたその世界では、咎人達がヨモツノカミや黄泉軍、簒奪者達との戦いを繰り広げ、世界を破滅から救っていた。
 様々な問題は今も残るものの、この世界は未来へと進んでいる。
 それはここ帝都『東ノ宮』でも変わらない。
 その中でヒーはこの世界での窓口にあたる真継優輝と連絡を取り合い、途中から妖怪『文車妖怪』のオルリアも巻き込む形で交渉を重ねた。
 交渉の結果、ヒーは優輝やオルリアとの間で一定の約束を取り付け、優輝が所有する神社の敷地内に足を運んでいた。
 その場にいたのは、神主も兼ねる優輝やオルリアをはじめとした様々な妖怪達。
 最も多いのは妖怪『すねこすり』で、芝生の上で寝そべったり『すねこすり』同士でじゃれ合ったりしている。
 オルリアと優輝の傍には明るい茶色の犬っぽい外見の妖怪『羽犬』や、白いモフモフな毛並みで頭が3つある仔犬っぽい外見の妖怪『けるべろす』もいた。
 その場にいる者達を代表する形でオルリアが前に出ると、ある箱を取り出す。
「条件に合いそうなものを集めてきたから、確認してくれないかしら」
「ありがとうございます」
 ヒーはオルリアや優輝たちに頭を下げると、箱の中身を確認する。
「人間にとってはお宝と言えるかもしれないわね」
 オルリアによると、箱の中身はかなり昔の時代にどこかの権力者が隠した品々らしい。
 その当時に通用していた通貨や貴金属として通用する鉱物、何らかの信仰を集めていたと思しき像など、様々なものが箱に詰められていた。
 優輝やオルリアの話では、もともとこれらの『宝』はズロイ(mz0063)が運営していた商会所有の土地に隠されていたものだという。
「ズロイが残した書類の中に意味不明なことが書かれた紙も含まれていたのですが、オルリアが『解読』してくれたおかげで宝の存在や場所がわかりました」
 優輝の話では、どうもズロイは従魔を駆使してこうした品々を商会所有の土地に集めていたため、元はどこにあったのかも分からず、本来の所有者も不明のようだ。
「これは貴方にとっても価値があると思われるのですが、頂いてもよろしいのでしょうか?」
「取り扱いに困っていたので、全部回収してくれると助かります」
 中身を一通り確認したヒーは優輝に問いかけると、優輝はそう答えていた。
 優輝によるとこうした『宝』の存在が世間に知られた場合、自称権力者の子孫が『返還』を求めてくるか、自称権威ある団体が「真偽を確かめるから預けろ。本物なら我々に献上する栄誉を与えてやる」と脅してくることが多いようだ。
 ならば最初からそんなものはなかったことにしたいと優輝は考え、今回ヒーの回収話に応じた。
「残りの『宝』は別の場所で山積みにされていますが、取り扱いには注意してください」
 通貨や貴金属は比較的丈夫だが、像はとても壊れやすいので慎重に運ぶよう優輝は助言する。
 一通り話を済ませたヒーだが、今もオルリアや優輝の周囲を飛び回っている存在達が気になっていた。
「ところで周りにいるのは……妖怪でしょうか?」
「この子たちは『夜雀(よすずめ)』よ」
 見た目は空を飛ぶ白いモフモフの毛玉っぽいが、オルリアの話では最近近所で保護した後はオルリアの『駅』やこの場所で暮らしているようだ。
「時間と余裕があるときでいいから、この子達の遊び相手になってくれないかしら?」
 オルリア自身もやることがあるため夜雀達の面倒を見ることが難しく、遊び相手になってくれる人を探していたようだ。
 オルリアの話では、すねこすりや『けるべろす』『羽犬』たちと同様に夜雀も人懐っこいらしい。
「上と相談してきます」
 ヒーはそう言い残すと天獄界へ帰還して一連の話を神官に報告する。
 一連の話を聞いた神官はヒーの提案を採用し、依頼斡旋に動き出した。

●まとめ
 5行でまとめるとこうなります。
 1。オルリア達に資源となるものがないか尋ねたところ、『宝』を用意してくれた。
 2。優輝としては扱いに困るものだったので、咎人達が回収してくれるとありがたい。
 3。天獄界からは回収後は現地で自由な時間を過ごしていいと言われている。
 4。なお現地にはモフモフな妖怪達も揃っている。現在遊び相手を募集中。
 5。いざお宝回収。妖怪達とのモフモフタイムもあるよ。

成功条件

条件1資源となるものを回収した。
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1神社敷地内で思い思いの時間を過ごす。
条件2-
条件3-

解 説

●目標
 資源となるものを回収する
 失敗条件:妖怪達を傷つける。
 具体例:武器(種類問わず全て)やアクティブスキル(特に攻撃系、きらきらパーティクル、ファイヤーフラワー等激しい光や轟音を伴うもの)、ランチャー、バズーカ、地雷等ダメージを伴う効果アイテムを使う。

 登場
 オルリアと仲間達
 オルリアや依頼人の真継優輝。妖怪は『すねこすり』『けるべろす』『羽犬』『夜雀』がいて全て人懐っこい。
 すねこすりは複数いて、すねに体をこすりつけてきて猫っぽい。『けるべろす』は3つ首頭が特徴の白い仔犬っぽい外見で、頭を撫でる際は少々コツがいる。
 羽犬は茶色の仔犬っぽい外見。生やした翼で空を浮遊する。
 妖怪『夜雀』は白のモフモフ毛玉っぽい外見。嘴から尾の先まで13cm程度。「チュンチュン」と鳴くのが特徴。複数いる。

 ヒー・リショナー
 今回の増援。皆様の指示に従う。大概のものは頼めば用意可能。

 状況
 帝都『東ノ宮』内の一画にある神社。現地時刻は正午で快晴。弁当(唐揚げや生姜焼き、豚の角煮がメイン)や飲み物は全員に支給済み。
 以下現地の簡易見取り図。全て神社敷地内。周囲に人気はなく無人。
 北↑
  ABCDEFGHI
 1木木木木木木木木木
 2木屋屋   □□木
 3木屋屋   □□木
 4木     □□木
 5木       木
 6木芝芝   樹 木
 7木芝芝     木
 8木芝芝   置置木
 9木木木木↓木木木木
      社

 木:高さ約15mの林。
 屋:社務所。オルリアと優輝がいる。希望があれば卓や椅子を貸し出す。
 □:池。水は綺麗だが生物はいない。水深は2m程度。今は妖怪達が水浴び場代わりに使用中。
 芝:芝生。寝転んでも痛くない。羽犬、けるべろすとすねこすりはここにいる。
 樹:大木。夜雀達はここにいる。
 置:昔の通貨や貴金属扱いの鉱物、何かの像を納めた木箱が複数ある。箱の大きさは縦横高さ全て1m程度。

マスターより

 メトレトロでの資源回収依頼となります。
 周囲は無人のため皆様が避難誘導や周囲の封鎖を行う必要はありません。
 プレイングで「箱を回収する」「壊さないよう慎重に箱を運んで回収する」と記載すれば、資源は確保できた扱いになります。
 妖怪達の大まかなイメージですが、『けるべろす』は3つ首頭のポメラニアン、羽犬は翼を生やした子供の柴犬、夜雀はシマエナガっぽい外見とお考え下されば大体合っています。
 なお依頼人の優輝からは、過去神社に奉納された銀食器(純銀製マグカップとカトラリーのセット)も提供できるとのことだったので、優輝に「欲しい」と伝えてくれれば、銀食器は皆様自身の手土産として持ち帰ることもできます。

関連NPC

  • ヒー・リショナーmz0073
    人間種|女

参加キャラクター

  • 葉山 結梨ma1030
    人間種|女
  • 川澄 静ma0164
    精霊種|女
  • 高柳 京四郎ma0078
    人間種|男
  • 更級 暁都ma0383
    人間種|男
  • ロザーリア・アレッサンドリma0458
    人間種|女
  • アティーヤma0735
    精霊種|女
  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
  • 鈴鳴 響ma0317
    神魔種|女
  • 鳳・美夕ma0726
    人間種|女
  • 星空 雪花ma1479
    神魔種|女
リプレイ公開中

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