オープニング

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　十人中十人から「この子戦うの？」と疑問を持たれて実際戦えない女児咎人・クローデットは、その、何でもかんでも拾ってきてしまう幼児特性を買われて（？）守護神エゲリア(mz0009)から「資源屋さんの店長さん」を任命された。早い話、資源回収任務に特化した組織である。彼女を店長とし、一緒に資源回収だけひたすらする任務として既に数度、募集を掛けたが、参加した咎人たちの着眼点から「結構良いもの」がその最中に作られたり見つかったりしているので、「回収した資源を元に咎人のアイディアでアイテムを作っても良いのでは？」と言う話が出始めてもいる。

　また、この「資源屋さん」には別の狙いもあった。
　クローデット自身のように戦いに向いていない咎人や、戦争という過酷な状況の中で心を折った咎人の居場所という面である。これをエゲリアは「休眠咎人」と呼んでいた。

　勿論バリバリ現役で危険任務に飛び込むような咎人が参加してとがめられることはない。

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　さて、ステファニアは新しい資源回収の島を物色するのと同時に、過去に探索した島への再訪も考えていた。
　既に、そこに何があるのかはわかっているし、エネミーと言うか何らかの非友好的な存在もへなちょこだ。
　これはソロ活でも行けるのではないか？
「ということで、どなたか過去に行ったところでまた回収作業をしていただきたいのです」
　トンボの羽をぱたぱたさせながら、彼女は武装教会に募集要項を貼り出した。