オープニング

　ある浮遊島の湖は夜に霧が立ち込めると海へと変化する。ゲドゥルとカルメンは魚介類を獲って、売り捌くのを生業にしていた。
　夏の季節となり、まるで大地を焦がすかのように強い日差しが降り注ぐ。
　プール兼生け簀の近くにはサイドチェアが二脚。寝そべる水着姿のカルメンは「暑い、暑すぎるねぇ」と呟く。ピーチパラソルによる日影もあまり効果なく、あまりにも気温が高かった。
　まもなくトレーラーの扉が開いて、ゲドゥルが姿を現す。まるでウェイターのように手にするトレイには二つのグラスが。
「涼もうとしても日中はダメですね。これを飲んだらバンガローに引きあげましょうか」
　ゲドゥルが持ってきたドリンクは多様なフルーツで彩られていた。カルメンは感謝しつつ、二人でしばしの時を過ごす。
　プール兼生け簀を充たしているのは海水だ。しかし夜霧に覆われていない状態の湖は淡水である。泳ごうと思えばどちらでもよいのだが、湖は唐突に深くなっているので海水浴にはあまり適さない。
　二人とも泳ぎに自信はあるのたが、もしもがあればノンビリとした気分は一掃されてしまう。今はただ、ゆったりとした時間に身を委ねていた。
　バンガローに戻った二人は、これからを相談する。
「夜霧になったときに海水を引くための水路だけど、かなり浅くなっていた」
「まだ平気ですが、そろそろやっておきましょうか」
　カルメンとゲドゥルだけでやるには大変で、また他の人たちと話したい気持ちもあった。これまでのように、作業を手伝ってくれる者たちを募集することにした。水路に溜まった土砂を浚ってもらうために。また所々傷んでいる部分の修復も。
　頭数が揃えばそれほど時間はかからないはずだ。日中に終わったのなら夜でもそれなりの気温なので、泳いで遊ぶのもよい。遊興のための準備も整えるゲドゥルとカルメンであった。

成功条件

条件1	水路の土砂を浚う
条件2	-
条件3	-

大成功条件

条件1	ゲドゥルたちと夜のプールを一緒に楽しむ
条件2	-
条件3	-

解　説

　水路は取り入れ用と排水用の二本があります。湖と繋がっていますが、門もありますので一時的に水を抜くのも可能です。シャベルなどがありますので、浚ってもらえますでしょうか。また水路の一部が崩れていますので、大事になる前に補修してもらえると助かります。

　夜間にはプール兼生け簀で遊興の時間が設けられます。
　食事はバーベキュー。それに西瓜割りなども。ようは海水浴だと思って頂けたなら。湖で泳ぐのもかまいません。
　その日、夜霧は立ち込めません。（当然ながら、プール兼生け簀は海水です）たくさんの花火も用意されていますので、存分に遊べます。