ミニノベル
ウェンディ・フローレンス(ma0536)は、かなりの頻度でクルハ(mz0014)を連れまわしている。
「いやもう当然なのですが、一回くらい水着が見たいに決まっているではありませんか」
今回ウェンディとクルハが黄金界エルドラドまで来たことも、その一環と言えた。
ウェンディやクルハの周囲はひたすら長閑だった。
透明度の高い青空と海。
聞こえるのは、いまウェンディとクルハのいる白い砂浜を打ち寄せる波が一定のリズムで洗う音だけ。
そして――。
「ああ、元気いっぱいクルハちゃんの水着姿。可愛い……」
「そ、そうかな?」
ウェンディは恍惚の表情で、クルハの姿をガン見している。
熱い視線を向けらえたクルハは戸惑い半分、恥ずかしさ半分といったところだろうか。
今のクルハはパーソナルカラーと言える青色がメインの水着姿で、ウェンディ自身も白色メインの水着にパレオを纏い、麦わら帽子を被った姿をしている。
(ここはさりげなく手をつなぐくらいまでなら、クルハちゃんもOKのはず。たぶん)
ウェンディはこの後どこまでクルハとスキンシップを図ることができるか、思案していた。
(結婚島でガンガン手を繋いでいるので、大丈夫なはずですわね)
ウェンディとクルハはこれまで結婚島を何度も訪れ、そうしたスキンシップを重ねてきた。
ということで、前提条件はクリア。
ウェンディがクルハと手をつなぐため、その第一歩を踏み出そうとしたところで――。
「それじゃ、向こうに行こうか」
クルハは何の気負いもなく、ウェンディの手をとって砂浜を歩きだしていた。
「まさかクルハちゃんの方から手をつないでくれるとは!」
ウェンディは感激していた。
「どうしたの?」
「ていうかもう、当たり前みたいに手を繋いじゃっているのですが」
「結構足元とられそうな場所だし、転んだら危ないよね?」
興奮状態のウェンディに対し、クルハは小首を傾げて言った。
「もうわたくしどうすればいいのでしょうか」
ウェンディの中で、クルハへの愛が止まらない。
「このまま遊べばいいんじゃないかな?」
一方クルハは割と余裕があるようだ。
「抱っこしてそのまま走り去ってもいいですか?」
「どこまで走るつもりなの!?」
などという微笑ましい(?)やり取りを交わしながら、ウェンディの手はクルハとつないだままでいる。
――クルハちゃんと一緒のときを過ごしたい。
――好きな方と悔いのないように。
今のウェンディは基本的にそのような動機で動いている。
「もうわたくし、クルハちゃんのことが好きすぎて、好きすぎて」
「う、うん。それは以前から知ってた」
「何度でも言いますわ。わたくし、クルハちゃんと会えてよかった」
「それは私も同じだよ。ウェンディに会えてよかった」
クルハの言葉にウェンディのテンションがさらに爆上がりした。
これまでにもウェンディはクルハによって、何度も心の琴線を揺さぶられている。
――ウェンディに会えてよかった。
――ウェンディといるとドキドキする。
幾度も重ねられた言葉だが、ウェンディにとっては何度聞いてもそのたびに『燃料』を注がれた心地になる。
既にウェンディの心中では広大な宇宙が広がり、妖しい世界への扉も開かれてしまった。
エルドラドの海辺で。
高級リゾートビーチの砂浜で。
白い砂と青い海に囲まれた、透き通るような空の下で。
手を繋いで、ただ歩く。
それだけでウェンディの胸の奥で、火花が散るような感覚が生じる。
散った後、胸にじんわりと広まるものが残る。
クルハから微笑みかけてくれることも、ウェンディにはとても嬉しい。
「これからも一緒ですもの!」
幸いにも、一緒に過ごしている間、互いの話題が尽きることはない。
「うん、一緒だね。これからもよろしく」
手を握り合い、ウェンディとクルハは笑みを交わす。
無限のように感じられるほど、この世界での昼間は穏やかに過ぎていく。
そのような時間を、ウェンディとクルハは楽しく共有していた。
(執筆:岩岡志摩)
「いやもう当然なのですが、一回くらい水着が見たいに決まっているではありませんか」
今回ウェンディとクルハが黄金界エルドラドまで来たことも、その一環と言えた。
ウェンディやクルハの周囲はひたすら長閑だった。
透明度の高い青空と海。
聞こえるのは、いまウェンディとクルハのいる白い砂浜を打ち寄せる波が一定のリズムで洗う音だけ。
そして――。
「ああ、元気いっぱいクルハちゃんの水着姿。可愛い……」
「そ、そうかな?」
ウェンディは恍惚の表情で、クルハの姿をガン見している。
熱い視線を向けらえたクルハは戸惑い半分、恥ずかしさ半分といったところだろうか。
今のクルハはパーソナルカラーと言える青色がメインの水着姿で、ウェンディ自身も白色メインの水着にパレオを纏い、麦わら帽子を被った姿をしている。
(ここはさりげなく手をつなぐくらいまでなら、クルハちゃんもOKのはず。たぶん)
ウェンディはこの後どこまでクルハとスキンシップを図ることができるか、思案していた。
(結婚島でガンガン手を繋いでいるので、大丈夫なはずですわね)
ウェンディとクルハはこれまで結婚島を何度も訪れ、そうしたスキンシップを重ねてきた。
ということで、前提条件はクリア。
ウェンディがクルハと手をつなぐため、その第一歩を踏み出そうとしたところで――。
「それじゃ、向こうに行こうか」
クルハは何の気負いもなく、ウェンディの手をとって砂浜を歩きだしていた。
「まさかクルハちゃんの方から手をつないでくれるとは!」
ウェンディは感激していた。
「どうしたの?」
「ていうかもう、当たり前みたいに手を繋いじゃっているのですが」
「結構足元とられそうな場所だし、転んだら危ないよね?」
興奮状態のウェンディに対し、クルハは小首を傾げて言った。
「もうわたくしどうすればいいのでしょうか」
ウェンディの中で、クルハへの愛が止まらない。
「このまま遊べばいいんじゃないかな?」
一方クルハは割と余裕があるようだ。
「抱っこしてそのまま走り去ってもいいですか?」
「どこまで走るつもりなの!?」
などという微笑ましい(?)やり取りを交わしながら、ウェンディの手はクルハとつないだままでいる。
――クルハちゃんと一緒のときを過ごしたい。
――好きな方と悔いのないように。
今のウェンディは基本的にそのような動機で動いている。
「もうわたくし、クルハちゃんのことが好きすぎて、好きすぎて」
「う、うん。それは以前から知ってた」
「何度でも言いますわ。わたくし、クルハちゃんと会えてよかった」
「それは私も同じだよ。ウェンディに会えてよかった」
クルハの言葉にウェンディのテンションがさらに爆上がりした。
これまでにもウェンディはクルハによって、何度も心の琴線を揺さぶられている。
――ウェンディに会えてよかった。
――ウェンディといるとドキドキする。
幾度も重ねられた言葉だが、ウェンディにとっては何度聞いてもそのたびに『燃料』を注がれた心地になる。
既にウェンディの心中では広大な宇宙が広がり、妖しい世界への扉も開かれてしまった。
エルドラドの海辺で。
高級リゾートビーチの砂浜で。
白い砂と青い海に囲まれた、透き通るような空の下で。
手を繋いで、ただ歩く。
それだけでウェンディの胸の奥で、火花が散るような感覚が生じる。
散った後、胸にじんわりと広まるものが残る。
クルハから微笑みかけてくれることも、ウェンディにはとても嬉しい。
「これからも一緒ですもの!」
幸いにも、一緒に過ごしている間、互いの話題が尽きることはない。
「うん、一緒だね。これからもよろしく」
手を握り合い、ウェンディとクルハは笑みを交わす。
無限のように感じられるほど、この世界での昼間は穏やかに過ぎていく。
そのような時間を、ウェンディとクルハは楽しく共有していた。
(執筆:岩岡志摩)
関連NPC
-

- クルハ(mz0014)
- 人間種|女
参加キャラクター
-

- ウェンディ・フローレンス(ma0536)
- 獣人種|女




