セミファイナル ラストトルネード
久遠由純
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シナリオ形態
ショート
難易度
Normal
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100 SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50 SC
報酬
500 EXP
10,000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
4日
抽選締切
2024/10/01 10:30
プレイング締切
2024/10/05 10:30
リプレイ完成予定
2024/10/18
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

●今年もやっぱりやります
 普段から頼まれれば大工仕事から新作メニューの試食まで、大概のことは引き受ける『何でも屋』のようなことをしているJJ(じぇいじぇい)ことジャスティ・ジャッジ(mz0144)は、今日は――というか今日も、とある浮遊島にやって来ていた。
 JJのことはもはや説明不要だろう。赤みがかった茶髪の、一言で言えば陽気な男だ。いやもっと情報くれ! という彼とは初対面のキミは、これまで公開されたシナリオをチェックしてみてくれ!
 浮遊島の探索はもう暇さえあれば行っているようなもんなので、JJは割と軽い気持ちで新しくサルベージされた浮遊島へ向かう。
 さて今日は何が待っているだろうか――。

 まずはイデアゲートから出てすぐ、辺りの景色を見渡した。
「う~ん、パッと見は普通の島、かなー」
 亜熱帯の植物が生えていて、その間に砂色をした、神殿のような建物や塔、簡素な家屋といった、異国情緒あふれる建物がいくつもある。
 しいて言えばエジプトみたいな雰囲気だろうか。
「たまにはこういう雰囲気の景色もいいなあ~」
 とかのんきなことを言いながら、JJは建物の方へ歩いて行った。
 エネミーはまだ見当たらない。
 いくつか建物を見て回り島の中心部まで来ると、急に緑が途切れて砂漠になっていた。
「こっから向こうは砂漠か……」
 これまでとは一変、辺り一面砂、砂、砂。砂が視界を占めている。
 ふと、JJは砂の上にぽつぽつと、何か黒っぽいものがいくつも落ちていることに気付いた。
「あれ、何だろ?」
 よく見るために近付いて行ったら――、それは蝉だった。

●最強セミファイナル
「え、セミ!? もしかしてこれ全部!?」
 今JJの目の前に広がる砂の上には、まんべんなくその黒っぽいもの――蝉が落ちている。その数は到底数えきれないほどあるだろう。
「まさか、このパターンは……」
 JJの顔から血の気が引いていく。
 案の定、不意に足元の蝉が動いた!

 ビビビビビビビビッ!

 セミファイナルだ!
「うわあああ!!」
 一匹がファイナルしたら他の蝉も連鎖的に一斉にファイナルしだす!
「うそやん、おわああッ!!」
 JJは思わず耳をふさいで身を屈めた。

 ブビビビビビビビ!!!

 音がそれはもう大音量となって、どんだけおんねんというくらい大量の蝉が飛び回る!
 JJにも蝉がたくさんぶつかって来て痛い。
「怖い怖い怖い!! こえーってマジで! ちょ、痛ッ、動けないんですけど!」
 すると蝉たちは飛び回りながら集まり出し、その勢いが段々激しくなっていく。それと共に砂が舞い上がり――、
「うわ、すごッ!」
 JJの見てる間にものすごい風圧の竜巻の砂柱と化した。
「なんソレ!! あッ、竜巻の中にデケー蝉が!!」
 砂のカーテンの向こうに巨大な影がある。
 そう、蝉たちは集まって一体の巨大な蝉を形作ったのだ! 一体化しなかった蝉もまだたくさんいて、竜巻の中で飛び交っているようだ。
「ヤベーの生まれちゃってんじゃん! セミなんてアップで見たないねん! 見た目グロすぎやろ!」
 とかJJが毒づいていると、巨大蝉が尻からビッと何かを飛ばした。それは砂竜巻を通過して来る、ドリルのように高速回転して鋭くなった水の槍だ。
「ほわあぁッ!!」
 かろうじてJJは直撃を避け、水の槍はJJのシールドを削りドスッと砂にぶっ刺さった。直後消えたものの、その強さは侮れない。
「くっそ、食らえ!」
 JJは苦し紛れに銃を撃って反撃するも、すごい勢いの竜巻に阻まれ威力が半減してしまったようだ。
「アカーン! ここは一時撤退だ! 応援を呼ばなきゃどーにもなんねえ!」

 広場に戻ったJJは、呼びかけに応えてくれた咎人達に事の次第を話していた。
「もうセミファイナルがアレしてごっっっつい最強セミが爆誕してんのよ! 怖すぎるってのもあるし、あの竜巻がこっちに来たら天獄界が終わる! だからお願い、あのセミ倒してくれ! 倒せるのはキミ達しかいない!」
 天獄界が終わるというのは大げさだが、JJにとってはそれほどに巨大蝉が恐ろしいということだ。
 そこまででなくても、竜巻と蝉が本島まで来てしまえば何らかの被害が出るのは必至なので、勇者達よ、セミファイナルがつよつよになった巨大蝉を倒すのだ!

成功条件

条件1蝉エネミーを全て倒す
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1咎人が誰もシールドブレイクしない
条件2-
条件3-

解 説

※巨大蝉エネミーと他の蝉エネミーを倒そう!
※相談のためにエキスパートですが、判定はカジュアルです。

〈巨大蝉エネミー×1 サイズ5 知性1〉
・体長10mくらいの見た目はまんま蝉。何匹もの蝉が集まってできた。
・シールドあり、防御型。サイズ差は気にしなくてOK。
・主な攻撃
 尻からものすごい勢いの水の槍を飛ばし敵を貫く。射程7 近づいた敵を足で捕え引き裂く。暴れ回る。
・攻撃を受けると普通サイズの蝉が剥がれ体が小さくなっていく。小さくなるとともに攻撃威力も防御も下がっていく。

〈普通蝉エネミー×たくさん サイズ1 知性1〉
・体長5cmくらいのよく見る蝉。
・シールドあり、回避型。弱いので1発でシールドブレイク、1発で死ぬ程度。
・飛び回ることしかしないが、ぶつかると結構痛い。
・大勢の蝉がセミファイナルして竜巻を起こしているため、数を減らせば竜巻が弱くなっていき、全部倒せば竜巻を消せる。巨大蝉を中心とした周囲(4)に竜巻。

※最初巨大蝉は猛烈な竜巻で守られています。竜巻のあるうちは咎人の攻撃威力が半減します。さらに弱めないまま竜巻の中に入ると、砂で前が見えず風圧で行動もままならず集中攻撃を食らうでしょう。

〈その他補足など〉
・戦闘後、蝉の死骸が七宝焼きに変化します。全体的にデフォルメされ、目が深い緑、体は黒、翅は翅脈が金色で青から緑のグラデーションになっています。ご希望の方はそれを発見、持ち帰るRPができます。アイテム化して配布いたします。蝉の翅の色など、多少のアレンジ可。
・JJはセミファイナルが怖いので遠くからなんとな~く戦闘に参加しています。何かさせたいことがあれば従いますので、プレイングに書いてください。絡まなくても成否に影響はありません。

マスターより

こんにちは、久遠由純です。
残暑の風物詩となった(?)セミファイナルも、これで最終回!です!
今回はパワーアップした(いうても今までよりは、程度ですけど)セミファイナルです。効率よく倒すには相談した方がいいかなということで、エキスパートで出しました。判定はカジュアルですので、どちらかというと個人の役割を明確にするために話し合ってねという感じです。

これまで皆様が参加してくれたおかげで、毎年出すことができました。最後のセミファイナルも参加してもらえたらありがたく…!
よろしくお願いします。

関連NPC

  • ジャスティ・ジャッジmz0144
    人間種|男

参加キャラクター

  • 吉兆ma0987
    人間種|男
  • 紫明ma1226
    剛力種|女
  • 紅緒ma0215
    剛力種|女
  • 藍紗ma0229
    剛力種|女
  • シアンma0076
    人間種|男
  • Ama1454
    妖精種|男
  • ケイウスma0700
    神魔種|男
  • 更級 暁都ma0383
    人間種|男
リプレイ公開中

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