- EXシナリオ
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このシナリオはEXシナリオに設定されています。
参加料金が加算されていますが、リプレイの文字数が下限、上限共に2倍となります。
オープニング
前回、イルダーナフに於いて咎人達は変わった簒奪者の退治を頼まれた。『僕はダレ?』とひたすら呟き続ける男性。その名はイル。攻撃はへなちょこな癖に、一切合切をシールドが防いでしまい此方の攻撃が全く通らない。
咎人達は、アルベリヒと共にイルと戦い、そして撤退したのだ。
これは、それから直ぐ後の話……
●自己障壁
場所は変わって、天獄世界エンブリオ。とある浮き島を目指す為に、咎人達は船に乗り込む。甲板に近付く足音に、銀色の髪の男が至って冷静に振り向いて声をかける。
「来たか。言ったな。俺が話すのは何故俺がヤツの名前『イル』に気付いたか、を教えると」
前回結局。彼、アルベリヒ(mz0060)から告げられたのは、首飾りの文字をエンブリオで見たことがある、と言う話だけであった。
アルベリヒは手袋をはめて、クロスタイのスーツの胸元ポケットから何かを丁寧に取り出す。それは石の欠片、だろうか。自分達にはわからないが、何か文字が掘ってあるようだ。
「これは、とある浮島で発見された。その場所はここ最近に掬い上げられた島にある古代西洋文化風の都市廃墟のものだ」
イルダーナフに近いが、まだ文明は進んでないように思えた、と彼は付け加える。
自分はそこの第一次調査隊に居たことがあり、浮き島の文字はそれまで見たこともないもので、まだ解読が始まったばかりらしい。
「その時唯一読めた、粉々の石板から読み取れた言葉が『イル』だ」
「これと同じ文字が、あの簒奪者の首飾りにあった」
そして、この浮遊大陸と簒奪者の出現タイミングは、ほぼ一緒だったとい
う。
「これが俺がもしや、と思いあの時解読を頼み、ヤツの名を呼ぶことを頼んだ理由だ」
すると漸くあのシールドへの一撃が入った。
「あの簒奪者、イルはずっと言っていた『僕はダレ?』と。ここからは俺の想像と推測だが、自己認識のズレみたいなものがイルには発生しているんじゃないだろうか。だからこそ、此方の攻撃が届かない『そこに自分が無いから』」
他の咎人達は唖然、とするそんなことがあるのか、あり得て良いのか、と。
実際、後に別の名前を言ってみたものがいたが、シールドに変化はなく、反応したのは、イルと言う名前のみ。
「それほど、イルは知りたかったのかもな。狂って、操られて、壊れても、自分自身を」
アルベリヒは自嘲する。どこかこの簒奪者に、共感しているようにも見える。だが彼は、直ぐに表情を元に戻して咳払いをひとつ。
「本題に入る。廃墟都市に行き、イルについて知るべきだと俺は考えている。自分が何者かイルが認識すれば、シールドはきっと今より脆くなる筈だ」
その為に廃墟都市を調査するらしいが、実はイル、以外にもいくつかその島には気になることがあるらしい。
「どうもあの浮島で、誰かに見張られていた気がするんだ」
それは自分だけでなく、他の調査隊も感じていたらしい。
「後、弱いが魔物もいる、が。何故か人間しか襲ってはこない」
廃墟都市に向かう途中に、草原があったらしいがそこに居た魔物に、アルベリヒは襲われた、らしい。
まぁ、返り討ちにしたようだが。
勿論、アルベリヒも同行するとのこと。少しなら、文字の解読も趣味で調べていたらしい。解読には少し時間を貰うようだが。
「他にも、いくつか後々にわかったことがある。詳しくはこの報告書に目を通してほしい」
数枚の紙をアルベリヒは咎人達に晒す。一枚は、地図だろう。廃墟都市までの道のりもしっかり描かれているし、迷う心配はなさそうだ。
後のものは新たに解読された文字と、その場所と言ったところか。
アルベリヒは顔を上げ、咎人達に改めて語る。
「イルがどんなヤツだったか知らないが……終わらせてやってほしい。その為には鍵が必要なんだ」
彼が願いを告げると、覚悟を決めたように咎人達は応とそれぞれの所作で応える。
何を終わらせるのか、なんて今更……勿論、簒奪者の魂を、だ。
成功条件
| 条件1 | 簒奪者イルの正体を暴く |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
大成功条件
| 条件1 | 魔物が人間種しか襲わない理由を知る。 |
|---|---|
| 条件2 | 見張られている気配の正体を知る。 |
| 条件3 | - |
解 説
※このシナリオは、エキスパートとなっていますが『戦闘のみカジュアルルールを適応』します。
※調査箇所は『お城+選択箇所、1つ~2つ』とさせていただきます。
浮き島調査箇所
廃墟都市周辺の草原
廃墟都市へ続く街道を少しそれるとある草原。何もない草原。人間種のみに、攻撃してくる魔物がいるらしい。少し遠くに行くと、何か作りかけの溜め池のようなものもある。
魔物は一般的な動植物が合成したような姿をしている。咎人なら問題なく倒せそう。
廃墟都市内部
殆んどのものが時間が経って風化しているのか、見る影もない。都市と言うわりには、大きな建物は少ない。調べられる箇所は三つ。
神殿
小さな規模の神殿がいくつかあったようだが、殆んど残っていない。ひとつだけ形を残した石造りの建物。アルベリヒの持っている石碑のカケラは、ここで見つかった。
解読された文字『イル・神』
城下町
様々な商店が立ち並び、住民の住む家もあったと思われる場所。掲示板のある噴水の広場もあったり、水路などは整えられていた模様。しかし、既に風化して機能していない。
解読された文字『イル・魔王』
お城
廃墟都市の最奥に構えられた石造りの城。外の様子と違い、あまり荒れた様子がない模様。特に玉座のある謁見の間は、生活感すら見当たらない。広いため、最後に調べることを推奨。
その他情報
誰かに見張られている気がする。
※他に調べたい場所があれば、プレイングへ。
※アルベリヒは基本PCへ同行し、随時文字の解読を手伝ってくれる。どこに同行させるかは、プレイングにて指示
同行NPC
アルベリヒ
銀髪の男性。人間種のシューター。記憶喪失らしい。
マスターより
こんにちは、月宵です。簒奪イル退治シナリオ二作目になります。まさかの初EXになります。
幸か、不幸か、イルの手がかりはエンブリオに、あなたがた咎人は何を知ることになるでしょう?
どんな真実が待っていても問題はありません……簒奪者をいかにするか決まっていますから。
それでは、お待ちしております。
関連NPC
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- アルベリヒ(mz0060)
- 人間種|男
参加キャラクター
- リプレイ公開中









