オープニング
その浮遊島は大き目の島だったが、大部分が水に浸かって居た。
しかも浸水して居ない場所の大部分が、通称で地下神殿と呼ばれる大規模放水路である。
地上が水没しているのに地価が無事とは皮肉が効いていると誰かが言ったそうな。
「似たような島をゲートで連結して、避暑地やレクリエーション用の場所として使用します」
巨大な柱で支えられた六角形の空間は、まさに地下神殿と呼ぶに相応しい。
ヴィクトリア・エージェンス(mz0029)は空中に幻影で、複数の六角形で構成されたハニカム構造の地図を描き出す。
六面は他の場所に繋がっており、そこにはいずれもイデアゲートが設置してあると言う。
「六つの方向に六つの固定型ゲートが設置してあります。一つはみなさんが通って来た何時ものゲートです。残り五つは先ほど述べた通り、似たような島やこの島の上層と繋がって居ます」
六つのゲートを仮にAからFとする。
Aは町に戻ったり依頼に向かい易いように、ワールドゲートの近くに繋がっている。
Bは水没しているが、そこから直接この島の上層部……水の中へ泳ぎに行けるようになっている。
残りは観光地とつなげる予定で、Cはその一つである『可動橋』で水中から浮上する橋があり、そこに移動して歩いて向こう岸にある花園まで行けるようになっていた。聞けばキャンプ地も用意されており、部屋が欲しい人は水没してないビルを掃除して使う事が出来るという。
「えーと。その辺は判るけど、今回は何を調べればいいのさ?」
「観光地として使い易いかどうか、足りないとしたらどのような施設が欲しいか。と言うようなご意見をいただければ助かります」
今の処、調査班が思いついた内容で適当に計画しているらしい。
特にイベント・プランナーが居るわけでも、リゾートを建築した経験者が居るわけでも無いとか。
「判らなくもないが……それならゲートじゃなくて島自体を引っ張ってきた方が早くねえか?」
そんな中で、当たり前と言えば当たり前の質問が飛んできた。
「尋ねてみましたが三柱の神々にお出まし願う案件になるそうです。少なくとも、この島のデータを踏まえて『夏の島』として、似たようなリゾート・アイランド計画を立てられると判断してからになるかと」
「それもそっか」
聞けば施設を移送する場合も、小さければ良いが大きいとバラして移動させ組み上げ直す事になるそうだ。
それだけならば分かり易い話だが……。
サルベージした島に見どころが一つしかないなんてことも少なくはない。
例えば遊園地の施設がバラバラになって居たらどうだろう? 全部移設するくらいなら新造した方が早いし、神々にお願いするにしても最終手段になるだろう。
「でも依頼ではあるけど殆ど観光ってのはいいわね」
「これが上手く行ったら冬のスキー島とか秋の収穫島もできるとえばやり甲斐があるわね」
こうして新たな依頼が張り出され、観光地を連結するというプランを愉しんで……試してみる事になったのである。
しかも浸水して居ない場所の大部分が、通称で地下神殿と呼ばれる大規模放水路である。
地上が水没しているのに地価が無事とは皮肉が効いていると誰かが言ったそうな。
「似たような島をゲートで連結して、避暑地やレクリエーション用の場所として使用します」
巨大な柱で支えられた六角形の空間は、まさに地下神殿と呼ぶに相応しい。
ヴィクトリア・エージェンス(mz0029)は空中に幻影で、複数の六角形で構成されたハニカム構造の地図を描き出す。
六面は他の場所に繋がっており、そこにはいずれもイデアゲートが設置してあると言う。
「六つの方向に六つの固定型ゲートが設置してあります。一つはみなさんが通って来た何時ものゲートです。残り五つは先ほど述べた通り、似たような島やこの島の上層と繋がって居ます」
六つのゲートを仮にAからFとする。
Aは町に戻ったり依頼に向かい易いように、ワールドゲートの近くに繋がっている。
Bは水没しているが、そこから直接この島の上層部……水の中へ泳ぎに行けるようになっている。
残りは観光地とつなげる予定で、Cはその一つである『可動橋』で水中から浮上する橋があり、そこに移動して歩いて向こう岸にある花園まで行けるようになっていた。聞けばキャンプ地も用意されており、部屋が欲しい人は水没してないビルを掃除して使う事が出来るという。
「えーと。その辺は判るけど、今回は何を調べればいいのさ?」
「観光地として使い易いかどうか、足りないとしたらどのような施設が欲しいか。と言うようなご意見をいただければ助かります」
今の処、調査班が思いついた内容で適当に計画しているらしい。
特にイベント・プランナーが居るわけでも、リゾートを建築した経験者が居るわけでも無いとか。
「判らなくもないが……それならゲートじゃなくて島自体を引っ張ってきた方が早くねえか?」
そんな中で、当たり前と言えば当たり前の質問が飛んできた。
「尋ねてみましたが三柱の神々にお出まし願う案件になるそうです。少なくとも、この島のデータを踏まえて『夏の島』として、似たようなリゾート・アイランド計画を立てられると判断してからになるかと」
「それもそっか」
聞けば施設を移送する場合も、小さければ良いが大きいとバラして移動させ組み上げ直す事になるそうだ。
それだけならば分かり易い話だが……。
サルベージした島に見どころが一つしかないなんてことも少なくはない。
例えば遊園地の施設がバラバラになって居たらどうだろう? 全部移設するくらいなら新造した方が早いし、神々にお願いするにしても最終手段になるだろう。
「でも依頼ではあるけど殆ど観光ってのはいいわね」
「これが上手く行ったら冬のスキー島とか秋の収穫島もできるとえばやり甲斐があるわね」
こうして新たな依頼が張り出され、観光地を連結するというプランを愉しんで……試してみる事になったのである。
成功条件
| 条件1 | 夏の島を観光してみる |
|---|---|
| 条件2 | 夏の島に必要な施設を提案する |
| 条件3 | - |
大成功条件
| 条件1 | リゾート計画が軌道に乗る |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
解 説
●目的
水没した島をゲートで連結し、相互に行き来可能になった島で観光する。
イデアゲートをスムーズに通ったり、違和感なく転移するような通行証や
水の中で呼吸できるような術式は運営(調査班)が用意してくれます。
●行動
水没した島を観光し、足りない施設、充実した方が良い施設を考える。
●場所
メイン・ターミナルは地下神殿と呼ばれる巨大放水路。
複数の六面で交際されたハニカム構造になっており、六つのゲートが常設・違和感なく通り抜けられる。
(なお流刑街に直接移動できないのは、観光地に移動している気分にならないため)
A:ワールドゲートやイデアゲートのある場所
B:地下神殿のある島の上層(水没部分に直接泳ぎに行ける)
C:可動橋。橋の向こうは花園
D:半分以上が無事である大きなビルと、沿岸にあるキャンプ地
E:未定
F:未定
●NPC
術式を掛けたり、常識の範囲でアイテムを貸してくれます。
また誰かと別行動した時に伝言を頼んだりする場合も協力してくれます(不要なら描写されません)
マスターより
今回は水没した島を抉るツアーの総決算。
全部繋いで『夏の島』としてリゾート化するというものです。
半分観光なのでカジュアルで、無理に相談を成立させる必要はありません。
(海の家や温泉など沢山の連結先候補があっても、地下神殿から直行しなければ幾らでも繋げる為)
参加キャラクター
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- レジオール・V=ミシュリエル(ma0715)
- 剛力種|女
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- ヤナギ・エイヴァリー(ma0816)
- 獣人種|男
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- 紅緒(ma0215)
- 剛力種|女
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- 藍紗(ma0229)
- 剛力種|女
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- 吉兆(ma0987)
- 人間種|男
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- 小鉄(ma0990)
- 人間種|男
-

- セヴィーナ(ma0817)
- 神魔種|女
-

- 鬼童(ma0877)
- 機械種|不明
- リプレイ公開中




