カラミティナイツ
運営チーム
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シナリオ形態
グランド
難易度
Very Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合900以上
オプション
参加料金
150SC
参加人数
1人~50人
優先抽選
50SC
報酬
360 EXP
12000 GOLD
18 FAVOR
相談期間
5日
抽選締切
2021/09/11 10:30
プレイング締切
2021/09/16 10:30
リプレイ完成予定
2021/10/01
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. -
  5. -

オープニング

 妖精郷アルヴハイム。女王ゲルダ・イルミンスール(mz0050)の都が燃えていた。
 美しい樹々、輝く清流により守られていた都市は、あっけなく崩壊した。
「ぎぃいいいいひゃあああああっ!!」
「あづいいいいい!! いやだあああああっ!!」
 苦痛の絶叫を上げながら、『元・妖精族』が襲い掛かってくる。
 炭になってもまだ炎上し続けるそれらを撃ち殺し、グラジオラス (mz0007)は先頭に立って道を切り開いていく。
「あの炎になるべく触れないようにしてください。少し触れただけでまとわりつきますし、防具などの上からでも直接肉体を焼く呪いですので」
「ぐっ……近接攻撃はやや不利か……」
 ランスのオルカ (mz0049)、剣のリーゼロッテ・ロス・テラス (mz0045)は、その腕を燃やしながら眉を顰める。
 だが、この程度ならどうということはない。
 多少のダメージを受けるも、二人は炎を振り払った。
「グラジオラス、この炎は対妖精の呪いと言っていたな。咎人の妖精種は大丈夫か?」
「ええ、咎人は問題ないはずですよ。これは生物の設計図に影響する類のものですから。ミンスクであるリーゼロッテさんが無事であるように、我々も大丈夫です」
 ただし、それも軽度なものならば、である。
 『特効』が入らないだけで、炎は当然のように生物を焼く。
「よし、ここは粗方片付いたな。班を二つに分ける! 片方はこのままこの都市の封鎖を! もう片方は『記憶の樹』の確保に向かう!」
 炎はまだ完全に妖精郷を飲み込んだわけではない。
 咎人の初期対応により、『花の都』の一区画だけの被害に抑え込むことができた。
 そのためには、どうしても炎上する妖精の排除が必要だったが……。
「『人殺し』はこの中で私が一番向いています。都市の『鎮火』はお任せを」
 グラジオラスの言葉にオルカの表情が曇る。
 炎上した妖精は既に死亡している。動く屍、ゾンビのようなものだろう。
 それでもオルカは討つことに抵抗があるようだ。
「……いや、私もここに残ろう。炎上した要請を外に出さないということなら、ディフェンダーの私も向いている。リーゼロッテ、君は記憶の樹に向かってくれ」
 そしてオルカはあなたに目を向ける。
「リーゼロッテの護衛には優秀な咎人が必要だ。すまないが、あまり時間も余裕もない。この敵はこれまでとは性質が異なる。上手く言えないが……『生物を殺す』ということに特化しているように思えるんだ」
 オルカの言わんとすることはわかる。
 ナイトハルト・ロス・テラスの剣が生命の回復を阻む力を持っていたが、あれはあくまでもそういった能力、手段であった。
 だがこの『敵』は、『命』そのものに激しい憎悪を向けている。
「不死人であったとしても、可能な限り死ぬのは避けるんだ。この敵は……何か、まずい」
「オルカさん!」
 グラジオラスの声に皆が目を向ける。
 炎の中から現れる『影』。闇という粘土で捏ね上げられたが如きそれらは、見様によってはヒトのようにも思える。
 そしてどれもが強力な魔力を帯びていた。
「……っ! あれは……まさか、神器のレプリカ……!?」
 次の瞬間、魔法使いが放った爆炎が一行を包み込む。
 とっさにオルカが盾を構えて守ると、リーセロッテを先へ進ませる。
「行け、リーゼロッテ!」
「……すまない! 頼む!」
 走り抜けるリーゼロッテに影が追いすがると、その身体に短刀が突き刺さった。
「どこのどなたか存じませんが、『ゾンビ』はお呼びじゃないんですよ。この時代に今更『私達』の出番はありません」
「連中が森に火を放ったのか」
 オルカは目を見開き、強烈な突撃を仕掛ける。
 ランスの一撃は大気を震わせ、泥の騎士を突き飛ばした。
「こういう言葉遣いは良くないんだがな。お前ら――『ぶっ殺』させてもらう」
 グラジオラスは苦笑した。
 リーダーとして普段は冷たいことも言わねばならないオルカだが、いざ無辜の民が犠牲になれば感情を揺さぶられずにはいられない。
「ま――それは私も同じですけどね」
 彼らはきっといつかは滅びる運命だった。
 魔王が言うように、それが『遅いか早いか』の違いだけ。
「でもね。少なくとも――『今日』ではなかったんですよ。そのツケ、きっちり清算させてもらいましょうか?」

 リーゼロッテと咎人は『記憶の樹』へと駆けつけた。
「あれは……アルヴハイムの地龍、か?」
 そんな彼女らを待ち受けていたのは、今まさに首を跳ね落とされた『月光龍』の姿だ。
 幻体に過ぎなかったそれは、しかし咎人が駆けつけることを信じ、最期まで義務を果たすべく『記憶の樹』を守ろうとしたのだ。
 そうでなければ、今頃既に事は済んでいただろう。
 恐るべきは、あの奇妙な敵だ。
 泥人形には違いないが、込められている『怨念』の純度が違うと見て取れる。
 何より、かつて咎人と交戦したあの地龍を単独で打ち破ったのだ。
 あの時は地龍も本気での殺戮を目的とはしていなかった。だが、今は違う。彼は全力で目の前の敵を抹殺しようとしたはずだ。
 それでもなお、敗れ去った。その事実が重くのしかかる。
「くっ、濃い霧のようなものを纏っていてよく見えないが……あれは……騎士、か?」
 剣を持ち、鎧を見に纏っているという意味ではそうだろう。
 だが、それだけだ。リーゼロッテは己の言葉に『否』と唱える。
 アレには誇りがない。アレには感情がない。
 アレには騎士に最も必要な、『守るべきもの』がない。
 意志もなく、矜持も持たず、ただ生物を屠るだけの怪物――。
 そんなバケモノを、騎士と呼ぶことはできない。
「……注意しろ。アレも恐らく、並の敵ではないはずだ」
 と、リーゼロッテが注意した直後。
 怪物は消えゆく月光龍の亡骸に腕を伸ばした。
 光の粒は怪物に吸い込まれていく。まるで掃除機でゴミでも集めるかのように。
 そして次の瞬間、怪物が振るった刃から強力な冷気が放たれた。
「……!? 月光龍のマナを取り込んだのか……!?」
 『ソレ』の実物など見たことはない。
 或いはリーゼロッテに継承された、光の神の血が囁いたのか。
「…………闇の神……バロル……?」
 怪物は言葉を持たなかった。故に、巨大な剣を振りかざす。
「……いや、相手が何であれ同じこと。聖王国の騎士として……貴様を討つ!」
 凍てついた津波が空間を覆い尽くす。
 その表面を滑りながら、リーゼロッテは怪物目掛けて刃を振りぬいた。
(すべてを救うことはできない……)
 タングラムの言葉が脳裏を過る。
 そうなのかもしれない。戦えば誰かは命を落とす。当然のことだ。
 これまでもそうだった。これまでだって、ずっとずっとそうだった。でも――。
「このままでいいなんて、私は思わない」
 理想を成すために、もっと力が必要だ。
 この刃を、あの光の神と同じ純度まで高めるために――。
「勝負だイルミンスール! 私は貴様を――否定する!」

成功条件

条件1『記憶の樹』の防衛
条件2リーゼロッテ・ロス・テラスの生存
条件3-

大成功条件

条件1『花の都』の被害抑制
条件2出現している全敵キャラクターの殲滅
条件3-

選択肢

選択肢1炎上都市封鎖 現在の人数24
選択肢2『記憶の樹』防衛 現在の人数14

解 説

この作戦は二つの選択肢に分けて実行されます。


選択肢1.炎上都市封鎖

火災が発生している『花の都』の一区画を封鎖し、これ以上被害が広がらないようにします。
そのためにはいくつか同時に達成しなければならない条件が存在します。

1.炎に汚染された妖精族の排除
この地区で生活していた妖精族は炎に汚染され、炎上する炭のようなものに変質しています。
彼らは他の妖精族や樹々に炎を移そうとするため、発見次第殲滅する必要があります。

2.炎上する樹々や建造物の破壊
最早炎上した区画を救うことは不可能です。
周辺の区画と隣接する樹々や建造物を破壊し、炎が広がらないように対処します。

3.炎の「発生源」の撃破
開始時点でこの火災の発生源はまだ発見できていません。
まず発見し、これを撃破する必要があります。

この選択肢にはオルカ、グラジオラスが参戦します。


選択肢2.『記憶の樹』防衛

記憶の樹を破壊しようとしている『騎士』を撃破します。
記憶の樹を守っていたアルヴハイムの地龍は既にこの騎士により撃破されており、そのマナを吸収されてしまいました。
これにより地龍は二度とこの地に顕現することは不可能となり、援護は期待できません。

この敵はどうやら他の生物からマナを吸収する能力を有しているようです。
とはいえ、それは『死んだ者』からも吸収に限るようで、咎人から能力を奪うことはできません。

この選択肢に登場する敵はこの騎士一体のみですが、非常に高い戦闘力を有した危険な相手です。
どちらかと言えば選択肢1の方に人手が必要な状況ですので、この敵は少ない人数で撃破することが理想となりますが、倒せなければ『記憶の樹』は守れません。
記憶の樹を失うことは、これからの聖樹界にとって大きな損失となるでしょう。

また、この選択肢にはリーゼロッテが参戦します。
彼女を失うことは神への抵抗力を失うことに等しく、将来的に重大な損失となります。

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「ラストメッセージ」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

また、特設ページにて関連するシナリオの情報と共に解説を記載しております。
https://wtrpg12.com/interlock_scenario/interlock_detail/ildanach4

関連NPC

  • リーゼロッテ・ロス・テラスmz0045
    ?|女
  • ゲルダ・イルミンスールmz0050
    ?|女

参加キャラクター

リプレイ執筆中

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