Melty blood
愁水
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シナリオ形態
ショート
難易度
Very Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合850以上
オプション
  • 危険
  • EX
参加料金
150SC
参加人数
3人~6人
優先抽選
50SC
報酬
240 EXP
6000 GOLD
12 FAVOR
相談期間
5日
抽選締切
2021/09/20 10:30
プレイング締切
2021/09/25 10:30
リプレイ完成予定
2021/10/12
関連シナリオ
-
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
危険
このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
EXシナリオ
このシナリオはEXシナリオに設定されています。
参加料金が加算されていますが、リプレイの文字数が下限、上限共に2倍となります。

オープニング


 常夜に覆われた現世――東京。

 都道府県の中では人口が最も多く、又、人口密度も最も高いと言われている。いや、今のこの世界では“言われていた”と言っても過言ではないだろう。
 その常夜内に残された、一修道院。
 以前は数多くの修道士・修道女が神と共に在る生活を営んでいたのだろうが、今では禁域よろしく廃れきっている。
 その修道院の周辺で、近頃、人が消えるのだ。
 消息を絶つのは決まって女性。同行していた男性は死体としてその場に残されているのだが、その亡骸には一様に“花”が咲いていたという。薔薇の蔓で全身を巻かれ、巨大な棘で串刺しにされた者。全身から蔓が突き破り、体内から花を咲かせていた者。臓器を全て花にすげ替えられた者――全て残忍で、甚だしく猟奇的だ。

 事が起こった複数の現場から、何者かの拠点は十中八九修道院であることが推測される。
 故に、派遣されたのが――

「図書室、厨房と外れて……あとは聖堂か」
「ああ、地下がなければだが」

 ジルバ(mz0027)と櫻(mz0036)――そして、あなた達だ。

 石造りの回廊をゆき、建物から一旦中庭へと出て、奥の通りへ。すると、初めて訪ねる者でも疑うことはないだろうその建物が現れた。聳え立つような迫力はないが、ゴシック建築の傑作として歴史を重ねた今も美しい景観を保っている。

 櫻がその重厚な扉に手をかけた瞬間、扉の隙間から漏れ出てくる臭気に目を眇め、直ぐさま手を引いた。櫻の横目に頷いたジルバが横へ退く。

「行くよ」

 淡と宣言し、櫻は躊躇なく聖堂の扉を蹴り開けた。咎人達が雪崩れ込むようにして中へ飛び込み、武器を構える。真っ先に鼻を衝いたのは、花の芳香と血腥が混じり合う毒気に似た匂い。そして、首筋をねっとりと髪の糸で撫でるような不快感であった。
 聖画像は赤黒く塗り潰され、ステンドグラスから差し込む光は臭気で濁っている。何より、立ち並ぶ白亜の円柱に磔にされた、行方不明の女性達――。
 植物と一体化し、柱に根を張っている者。裸に剥かれ、右半身のみを生け花にされた者。頭部を落とされ、代わりに大輪の花を咲かせている者。挙げればきりがないが、一目瞭然――みな既に事切れていた。

 嫌悪の表情も露わに、ジルバがぐるりと聖堂内を睥睨し――

「……ッ!?」

 息を呑む。
 奥の中央の祭壇。薄暗い中、差し込む光と光源のランタンで浮かび上がる十字の影。
 消息を絶った女性の内の一人だろう、晒し者にするかのように、両手を大きく広げ十字架に磔にされていた。その指先が僅かに動いたのだ。ジルバは磔の女性へと駆け寄り、声をかける。

「おいッ、意識はあるか!? 助けに来たぞ!!」

 見た限り、この女性は外傷が少ない。目立つ傷といえば左の首筋にある噛み傷のような痕だろうか。

「…………――――う、……」

 希望はある――。
 ぐったりと垂れた首から、渇いた呻き声が微かに漏れた。

「た、す…………け、…………」
「安心しろ。もう大丈夫だ」

 虚ろの奥から乞う眼差しにジルバが微笑みかけた、その時――ぼこり。女性の左の首筋が不自然に蠢き、盛り上がる。瞬間――

 爆ぜた。

「なッ――」

 血飛沫と共に女性の首から生まれ出でたのは、彼女の死を飾る赤い花。微かな希望すらもどろりと沈み、女性の瞳は只々虚空を見つめていた。

「クソッ……!!」

 顔面に飛び散った血もそのまま、ジルバは握り締めた拳を震わせながら吐き捨てた。



「――何だよ、躑躅か。大したモン咲かなかったな」



 濁った空気を掻き乱す、毒。
 それは突如、聖堂内の上部――ステンドグラスに描かれた天使から降り注がれた。いや、天使などではない。天使とは真逆の“モノ”。

 瞬間、聖堂の扉が勢いよく音を立てて閉ざされた。
 上へと向けていた幾つもの視線が、一斉に背後を振り返る。其処には――

「オーガ……!?」

 誰かが呟くように声を絞り出した。
 オーガ。人喰い鬼。隆々とした赤黒い巨躯に、額に生えた二本の角。獲物を貪る乱杭歯。手にしているのは巨大な戦鎚だ。その後ろからは、粗野な小鬼が二体。

「んだよ、ドコに潜んでいやがった……!?」

 ジルバを始め、各々の得物を構えた咎人達は即応状態へと移る。しかし、一人は手にしているレイピアの切っ先をだらりと床に向けたまま、意識と神経は天使の隣へ。

「下りて来ないのかい?」

 問いかける。

「悪いね。オレは男相手だと萎えるんだ。だが……そうだな、咎人諸君にも足を運ばせてしまったことだし、オレの種を疼かせる活きのいいヤツがいれば相手してやってもいいぜ?」

 品定めをするかのように舌舐めずりをする卑しい音が響き、櫻は舌打ちをして言った。

「粋ってんじゃねぇぞ、下衆野郎」

 上方からぱちんと指を鳴らした空間に、聖堂に残った蝋燭が一斉に火を灯す。浮かび上がる、悪の形。

 血の気が薄い蒼白の肌。
 髪を後ろへ梳き上げたオールバックに、紫と青のオッドアイ。胸板を露出させたゴシックファッション。
 海の底を掻き回したような暗い青色の巻き角に、血のように赤い薔薇を絡めた堕天使の黒翼――



「サイコーの褒め言葉だぜ?」





 妖しい美貌のその“悪魔”は、値踏みするかのような視線であなた達を見下ろしていた。


成功条件

条件1オーガとゴブリンの殲滅
条件2-
条件3-

解 説

舞台は都内の修道院の聖堂。

>敵
オーガ(人喰い鬼):
武器は戦鎚。他、拳、牙など。魔法威力にも長ける。
1ラウンドに2回行動。

シールド↑↑↑(高い)
HP↑↑↑↑(高い)
近接能力↑↑↑↑↑(非常に高い)

《火球》三発の火炎弾を放つ射撃魔法。
《螺旋炎》自身の周囲に螺旋状に回転する火炎を打ち出す範囲魔法。BS継続ダメージ。

ゴブリン(小鬼):
二体。

シールド↑↑(普通)
HP↑↑(低め)

棍棒と盾を装備したゴブリンは、《シールドバッシュ》や《フォローガード》に似た技を使う。
氷属性を有した杖を装備したゴブリンは、《シールドアップ》や《ヒール》に似た呪文を使う。

黒翼の男:
外見年齢、25歳~30歳頃。
上部のステンドグラスがある場所に腰をかけ、見下ろしている。
能力未知数。恐らく――
1ラウンドに――
基本的には攻撃してこない。但し、PCから何度か攻撃対象になった場合は戦闘行動に移る。
又、女性に異様な執着を持っている為、目を付けた女性PCに余計な手出しや干渉をしてくる可能性は無きしにも非ず。
オーガとゴブリンが殲滅されれば撤退する。

《???》精神系のBS無効。
《???》毎ターン一定ライフの自動回復。
《???》対象の意識を混濁させ――
《???》首筋に噛み付き、花の種を植え付ける。BSではない為――
     2ラウンド後、シールドを無視して――

※黒翼の男に戦意を向ける場合は難易度が上がり、相応の作戦がなければ死亡の可能性もあります。

>NPC
櫻:
剛力種のファイター。
使用可能スキル《虚空閃》《ウィンドブーツ》《キルドライブ》
攻撃力に特化しているが、防御は二の次。

ジルバ:
神魔種のサポーター。
使用可能スキル《ヒール》《緊急障壁》《ハーフゲイン》
享楽的な戦いをする櫻に気が気でない。

※NPCは総合1000を優に超えている。特に指示が無ければ自分の判断で行動する。

マスターより

お世話になっております、愁水です。
今回のBGMは僭越ながらドヴォルザークの「新世界より」です。

「今、この瞬間を愉しむといい」

彼はそうするようですよ。あなたならどうしますか?
ご縁、お待ちしております。

関連NPC

  • ジルバmz0027
    神魔種|男
  • mz0036
    剛力種|男

参加キャラクター

  • 草薙胡桃ma0042
    神魔種|女
  • 唯塚 あまぎma0059
    人間種|男
  • エイリアスma0037
    神魔種|女
  • 鈴東風姫ma0771
    神魔種|女
  • 氷鏡 六花ma0360
    精霊種|女
  • ユーグヴェル・ミラma0623
    異能種|男
リプレイ公開中

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