キング・オブ・フォモール
運営チーム
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シナリオ形態
グランド
難易度
Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合900以上
オプション
参加料金
150SC
参加人数
1人~50人
優先抽選
50SC
報酬
360 EXP
12000 GOLD
18 FAVOR
相談期間
5日
抽選締切
2021/10/09 10:30
プレイング締切
2021/10/14 10:30
リプレイ完成予定
2021/10/27
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. -
  5. -

オープニング

 バロル帝国を名乗る魔王軍の本拠地。帝都『ダウバラン』。
 ただでさえ魔王軍についてはよくわからないところも多いというのに、状況は更なる混迷を極めていた。
 偵察部隊としてやってきたオルカ (mz0049)は遠巻きに街を眺め、眉を顰める。
 ダウバランは湖に面した都市で、元々はミンスクの国家があった場所だ。
 名前を含め、建造物などもほとんど『元々』を流用している。
 そのダウバランのあちこちで、魔族同士が剣を交えていた。
「魔族の中には『泥化』した個体もいる。となると、やはりイルミンスールの影響があることは間違いないだろう」
「よくわかんないまま偵察してたんだけど、そのイルミンスールって聖樹界のラスボスって解釈でいいのかな? その人が今、ダウバランに来ているの?」
 クルハ (mz0014)の言葉にオルカは曖昧に返す。
「……可能性はある。イルミンスールは遠隔でも泥の騎士を送り込めるようだがね」
 結局のところ、実際に確認してみるしかない。
 オルカは仲間たちを前に説明する。

「魔王軍の本拠地で全軍と衝突するのは悪手だ。我々の今回の作戦目的は威力偵察にある。極端な話、戦闘にちょっかいを出す必要もない」
 帝都ダウバランに直接乗り込んで帰還した者は今のところいない。
 そもそも魔王軍は本拠地であるダウバランに集まることすら少なく、移動を続ける魔王軍に対して『拠点』の重要度が低かったというのも理由だが……。
「これまでの話から、ダウバランには『工廠』と『魔族の復活装置』があることがわかっている。その実態についても調査し、可能であれば破壊しておきたいところだな」
「破壊工作か。確かに敵が混乱しているのなら好機だろう」
 テーレ・リエーブル (mz0010)が納得したように言う。
「ダウバラン内部までは踏み込めていないが、外観などからある程度全体を俯瞰した地図については用意してある。大型の施設なども目途が立っているぞ」
「助かる。どちらにせよ、これ以上魔族の戦力が強化されるのは防いでおきたいところだ。それと帝都に行くのならもう一つ、気になっていることがある。ダウバランに『要救助者』が存在しないかどうかだ」
 魔王軍の中には精巧に作られた武具を身に着けている者がいる。
 魔族とミンスクとでは肉体のサイズ感が違うため、ミンスク用のものをそのまま着用することは不可能であり、最低でも『調整』をしているのは間違いないだろう。
 だが、魔族は原則的に不器用であり、道具の作成には向かない。
「つまり、もしかすると魔王軍の為に奴隷として働かされている者たちがいるかもしれないというわけだ。もしも存在するのなら、何とか解放してやりたい」

 加え、目標がもう一つ。そもそも今ダウバランで何が起きているのかを確かめたい。
 魔王軍と聖樹神の接触が両者にとって歓迎される形ではなかったということは、今現在帝都が戦闘状態に陥っていることを見ればわかるだろう。
 だが、具体的に何がどうなっているのか……。
「工作部隊とは別に、ある程度敵の懐にまで飛び込む部隊が必要になる」
「……魔王がいるところとかまで行く人ってことだよね?」
「そうだ。まあ、今回は気が楽だよ。情報さえ得られたら撤退することもできるからね。それにもしイルミンスールが来ているなら、彼の情報を得られる貴重な機会と言えるだろう」
 イルミンスールとはいつか必ず戦うことになる。
 だが、彼に関する情報はまだまだ少ない。手持ちの情報が増えれば増えるだけ、いつかの『決戦』を有利に進められるはずだ。
「よし。では、部隊を二つに分けて突入するぞ。敵本拠地への潜入となる以上は危険も付きまとうが、今回は撤退不可能の局面ではない。危険を感じたら、各々の判断で離脱してほしい」

 ダウバランに元々存在した『城』は、魔王がこの地を奪う際の攻防戦で崩壊した。
 故に今現在その代役を担っているのは、城に隣接した聖堂であった。
 ミンスクの信仰の例に漏れずマウゼル修道会式のその聖堂が、皮肉にも今や魔族らの巣窟となっていた。
「テラス! テメエ……操られていやがるのか!?」
「いやあ、ははは……申し訳ない」
 魔王エリゴールの大剣とナイトハルト・ロス・テラスの二刀が競り合う。
 衝突の度、衝撃の余剰となったマナが燐光を散らした。
 数百名が同時に参拝可能な礼拝堂は、光と闇の神の衝突に晒され、長椅子は吹き飛び、ついでに巻き込まれた氷堂アラタ (mz0055)も転がっていたりする。
「おいアラタ! テラスの制御を奪い返せないのか!?」
「邪神の精神操作は人格を消去して『人形』にする類のものだが……あっちはそもそも『人形を操る』類の能力だろう? 相性が悪い。それに操作系能力は先約の方が優先というのが基本だからな……さてどうしたものか」
「おっと、余計な事はさせないよ。邪魔はしないでもらおうか、アラタくん」
 聖樹神イルミンスールは背中の翼で飛行し、空中より襲い掛かる。
 アラタはとっさに魔導書を開いて氷の障壁を作るが、イルミンスールの一撃はそれを容易く貫通し、アラタの肩を穿った。
「槍術……!? 俺と同じ魔法型かと思いきや……!」
「魔法もできるさ。僕は万能の天才だからね」
 魔法力を帯びた槍による連撃。アラタは次々に障壁を作って防ぎつつ、懐に潜り込む。
 槍を蹴り上げるとすかさず至近距離で魔法を放った。
「……効いてないな……。旦那、俺一人じゃこいつはどうにもなりそうにないぞ」
「そりゃあそうだろうが……こっちもこっちでなァ!」
 幾度となく繰り返されるエリゴールとテラスの衝突。
 二人の実力は拮抗――いや、ややテラスの方が相性的に有利である。
 魔王が単独で多数の敵を相手取ることを得意とするなら、テラスの得意分野こそ一対一の決闘である。彼はこの世界における『タイマン最強』と言っていい。
「エリゴールくん。君の助力はもう要らない。僕は君を殺して、君の中に眠るバロルの半魂を奪えればそれでよしとしよう。そうすれば今は言う事を聞かない魔族も僕に従うだろう」
 イルミンスールの発言に訂正は不要だ。
 エリゴールが言う事を聞かないなら殺して力を奪ってしまえばいい――。
「まじィな。分が悪いぜ、アラタ」
「いざとなったら俺を置いて逃げてくれ」
「ハァ……それができりゃあ苦労はしねェのよ。あいつがお前を大人しく殺してくれるとでも思ってんのか? 最悪なんか改造でもされて差し向けられるぞ」
「……最悪だな。くそ、蒐集衆もここに集めておくんだった」
 そんな時だ。礼拝堂の扉が開かれたのは。
 闖入者に全員の視線が向けられる。そしてイルミンスールは笑みを浮かべた。
「――おやおや。これはひょっとすると、役者が揃ってしまったのかな?」

成功条件

条件1イルミンスールによるエリゴールの殺害阻止
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1今後の決戦に向けて役立つ「成果」を得る
条件2-
条件3-

選択肢

選択肢1ダウバラン突入 現在の人数15
選択肢2礼拝堂の戦い 現在の人数22

解 説

この作戦は二つの選択肢に分けて実行されます。


選択肢1.ダウバラン突入

魔王軍の本拠地である帝都ダウバランに突入します。
ダウバラン内部では魔族と魔族がお互いに攻撃しあっています。
また、都市内には妖精郷でも確認された『泥の騎士』が出現しています。
特に強い操作を受けた魔族は『泥化』しており、より強力な力を得ているようです。

ただし、この選択肢の目的はダウバラン内の威力偵察にあります。
都市内の『工廠』『魔族復活装置』等を破壊できれば、魔王軍の戦力低下を狙えます。
また、都市内に魔族の奴隷となっている人々がいるのなら、これを救出してください。
魔族との交戦は必須ではありません。
しかし、発見されれば当然攻撃されるため、自衛は必須となるでしょう。



選択肢2.礼拝堂の戦い

ダウバランの重要施設である『聖堂』へ向かいます。
選択肢1が魔王軍の戦力低下や人命救助を目的とするのに対し、こちらの選択肢は『今現在ダウバランで何が起きているのか』を確認するのが目的となります。
シナリオは『聖堂へ向かう』シーンから開始されます。
聖堂周辺には魔族が集中しており、乱戦の中を突破する必要があります。
選択肢1側のキャラクターがこの突入を支援する場合、消耗を抑えて進むことができます。

礼拝堂内にはイルミンスール、氷堂アラタ、魔王エリゴール、ナイトハルト・ロス・テラスの4名がいます。
テラスはイルミンスールに操られており、エリゴール、アラタと交戦しています。
イルミンスールの目的はエリゴールを殺し、闇の神バロルの力を奪うことにあります。
エリゴールは死しても復活しますが、仮にバロルの力を奪われるとなると、イルミンスールは『魔王軍』を完全制御できる存在となってしまいます。
このため、イルミンスールが魔王を殺すことだけは避けねばなりません。

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「ラストメッセージ」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

参加キャラクター

リプレイ執筆中

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