アンゴウは骨まで食べられる
西川 一純
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シナリオ形態
ショート
難易度
Normal
判定方法
カジュアル
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50SC
報酬
240 EXP
6000 GOLD
12 FAVOR
相談期間
3日
抽選締切
2021/10/15 10:30
プレイング締切
2021/10/18 10:30
リプレイ完成予定
2021/10/27
関連シナリオ
-
  1. オープニング
  2. -
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

●陸の魚
 アンゴウ・キャレーは簒奪者である。
 正確に言うなら、魚人……二足歩行するサメの魚人と言うべきか。
 強靭な顎と鋭い牙を持ち、人間を含めた動物の肉を裂き骨を砕く肉食性の嗜好をしている。
 元々はアメリカに住む男性だったが、生前から暴飲暴食の限りを尽くしその体重は150kgを下らなかったという。
 そんな前世の業が影響したのかは定かではないが、簒奪者として見いだされた後も何かを喰うことに特化した姿になってしまったのだった。
 当初、彼は嘆いた。『こんなの化物だ』『自分は安らかに死んでいたい』『僕を解放してくれ』。
 日々そんな嘆きばかりを繰り返し簒奪者の使命を果たそうとしないアンゴウに邪神は業を煮やし、彼の人格を一部弄ってしまった。
 即ち……腹が満たされるまで目の前のものを喰らい尽くす食欲の権化。
 大人だろうが子供だろうが、家畜だろうが魚だろうが虫だろうが、喰える動物なら何でも喰う。
 その事件現場は血の海ではあるものの、遺体は一切出ないので犯人の特定は難しい。
 不審点と言えば衣服や靴などが鋭い牙でズタボロにされて転がっていることくらいだが……通常の警察機構では理解不能だろうし、例え辿り着けても新たな餌となりに行くだけだ。

 ある日、ロス・テラス聖王国のとある牧場で奇妙な出来事が起きた。
 前日まで元気にしていた牛たちが根こそぎいなくなり、血の跡だけが残されていたという。
 被害は周辺の牧場にも広がり、豚や羊、馬など家畜全般が血の跡だけを残して忽然と姿を消すという事件が頻発した。
 訴えを受けた魔法騎士団が調査に出たものの、誰一人として帰還していない。
 たまたま現場を目撃し一目散に逃げたという狩人の証言によれば、『犯人は歩くサメだ! 騎士様も、動物も、みんな喰われちまった!』とのこと。
 歩くサメという時点で狩人の正気が疑われ、彼は嘘つき、ホラ吹き男と詰られ二度と事件のことを語らなくなってしまったという。
 しかしこの情報をキャッチした天獄界の町内会は簒奪者の仕業と判断、討伐隊を結成して撃破を試みるのであった。
「あぁ……美味しい……美味しいなぁ……。お腹が空いてしょうがないんだ……ごめんよ……ごめんよ……」
 アンゴウは一人、隠れ家とした洞窟の中で泣きながらかつて命だった肉を喰らい続ける。
 こんなことは非道だと……人間のやることではないと分かっている。
 それでも止められない。自らの命を維持するという本能が肥大化し、何かを喰っていなければいられない状態にされてしまったからだ。
 まるで日本の地獄にいるという餓鬼のよう。食べても食べても満たされない。
 何かを食べている時は彼にとっての癒やしではない。
 無念と、罪悪感と、情けなさが苛む地獄の時間である―――

成功条件

条件1アンゴウ・キャレーの撃破
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1アンゴウ・キャレーの消滅
条件2-
条件3-

解 説

・聖樹界イルダーナフ、ロス・テラス聖王国の海辺の洞窟が舞台です。
・その洞窟に潜んでいるサメの魚人の姿をした、アンゴウ・キャレーという簒奪者を撃破するのが目的です。
・アンゴウはとにかく物を食べるという欲求が肥大化されており、その中でも肉を好んで食べます。
・骨まで噛み砕き美味しくいただけるその顎と牙は、咎人であっても一噛みで四肢を持っていかれるレベルです。防御・回避は密に行いましょう。
・アンゴウが潜んでいる洞窟は干潮時でも海水が大人の膝くらいまであり、かなり動きにくいです。満潮時ともなれば、大人の首くらいの高さまで増水します。
・敵が魚人ということもあり、水中戦では勝ち目がありません。なるべく干潮時を狙い、しっかりと作戦を立てましょう。
・洞窟は海に繋がっているので、いざとなると逃走される可能性があります。海に逃げられたら絶対に追いつけないのでその辺りのケアも考えましょう。
・アンゴウは『平均的ないい人』ではあるのですが、邪神に弄られた食欲と本能がそれを許しません。慈悲と思って容赦なく撃破してください。

マスターより

 皆さんこんにちは。普段食卓に乗っている食材も元は命……と思っている西川一純です(何)

 食べることは罪ではありません。そうしなければ人は、命は生きられないからです。
 しかし暴食は悪でしょう。無闇矢鱈と喰らい続ける姿勢は、食材と命への感謝が足りていないと言わざるを得ない。
 哀れなサメに救済を。嘆きながらする食事など、誰のためにもならないのですから―――

参加キャラクター

  • 不破 雫ma0276
    人間種|女
  • アナルデール・ウンディーニma0116
    人間種|女
  • 小山内・小鳥ma0062
    獣人種|女
  • 氷雨 累ma0467
    人間種|男
  • フィリア・フラテルニテma0193
    神魔種|女
  • シトロンma0285
    異能種|女
  • シアンma0076
    人間種|男
リプレイ公開中

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