- 危険
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このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
オープニング
彼女の目的は鎖神貴一を邪神側に引き入れること。
そして人幻界の特異点である鎖神喜一。
彼の目的は、咎人に――この世界に己の答えを示すこと。
この二つの存在は今、常夜の中心部で対峙している。
「あたしたちと一緒に来なさい。きっとあなたも満足するはずだわ」
「丁重にお断りしよう。私にはこの世界を乱した責務がある」
自ら乱してしまったこの世界。それが間違いだったというのなら、自らの手で正さなければならない。
その為には、まずは目の前の神に抗う必要があるのだろう。鎖神はそれだけの力を持っている。
「さて、集結した賢者たち。私は今までこの世界が無価値なものだと思い込んでいたが、今それを訂正しよう。これがまず私の一つの答えだ。――この世界は神にも抗う力がある」
鎖神はそう言い、集まり始めた咎人達に邪神特攻を付与するのだった。
本来であれば神に影響を与えることは、咎人でも不可能だ。
しかし、鎖神は人幻界の世界法則接続者。彼の意志により、邪神に影響を与えることが可能である。
「では始めよう。夜の終幕を」
一方で大牙は都庁へとバイクで向かっていた。
目標はこの世界で暗躍する簒奪者ベリト。
事あるごとに咎人の邪魔をしてきた――言わばこの世界の黒幕である。
彼女を倒さなければこの東京に平穏は訪れない。
「もうこれで、終わりにするんだ……」
自然と出たその言葉は覚悟の表れだった。
ベリトを倒す覚悟はもちろんのことだったが、大牙の場合もう一つの覚悟がある。
それはこの世界と関係性がなくなってしまうこと。
人幻界出身の大牙にとってそれは、なんだか寂しく思えたのだ。
もちろんすべてが解決したとして、その先のことは良く判らない。
その後も人幻界に――兄である己龍に会えるかもしれないし、会えないかもしれない。
けど、それよりも、大事なことがある。
「待ってろみんな……。もうすぐ、世界に光を届けてやるから」
彼はスピードを上げるのだった。
そして、この光の届かない常夜の中心に咎人は集結した。
集まった咎人たちは高くそびえたつ都庁を見上げている。
これが最終決戦。なにか思うことがある咎人もいることだろう。
大牙もその一人である。
「みんな――ありがとう。この作戦で、全てを終わらせよう」
それはいつだったか、兄である己龍が言った言葉に似ている。
始まりはスカイツリー。そこから煉獄の反撃が始まったのである。
しかし裏を返せば、反撃された側がしっかりといるわけで――
「何が、全てを終わらせようだよ、ったく……」
そいつはついに姿を現す。
巨大な悪魔は空から降りて、大牙を見下すのだった。
「お前を見ていると腹立たしいよねェ。特にこれといって特筆することのない雑魚の癖にさァ」
「え……おい、これって……」
大牙はその姿形に言葉をなくした。それもそのハズ。
全長にして十メートル程。派手な衣装に、その驕慢な態度。
間違いなくそれは簒奪者ベリト――悪魔の姿だった。
「はいはいはいはい。その反応は面倒くさいからさァ。後にしてくれないかなァ。……だから嫌なんだよ、この姿になるのは」
ベリトは不満そうな顔をして見せた。いつもならば少女の姿で可愛らしさがあるものの、こうなってしまっては圧力しか感じない。
「お前……ベリトか……。すぐにモンスターを呼び寄せるのはやめろ。街のみんなは関係ない人達だろ」
「五月蠅いヤツだなァ。そんなこと敵にお願いして従う訳がないだろ?」
そうは言うが、実のところゲートはもう既に閉じていた。
もはやベリトにとってこの人幻界のことはどうでもよかった。
いや、正しくは初めからどうでもいいことだったが、ここにきて興味が沸いたものがある。
本人は決して認めないだろうが、それは――咎人。
ベリトにとってこの世界で事あるごとに邪魔をされ、障害となってきた存在。
ついには真の姿を出さなければいけない程に、追い詰められてしまった憎き相手。
こいつらは排除しなければならない。
ワタシの世界では全てが平等に無価値なのだから、と。
「思い出すがいいよ。己の非力さってやつを」
そう言って背後に巨大なゲートを開き、無数の魔弾を生み出し始める。
認めたくないものが目の前にあるならば、それを消し去ってしまえばいい。
それが悪魔のやり方である。
「嘆いて、壊れて、死んで行け――!」
こうして最後の戦いが始まった。
成功条件
| 条件1 | 邪神エキドナの撃退 |
|---|---|
| 条件2 | 簒奪者ベリトの討伐 |
| 条件3 | 鎖神貴一の生存 |
大成功条件
| 条件1 | 全味方NPCの生存 |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
選択肢
| 選択肢1 | エキドナ戦 | 現在の人数 | 18 |
|---|---|---|---|
| 選択肢2 | ベリト戦 | 現在の人数 | 23 |
解 説
この作戦は二つの選択肢に分けて実行されます。
選択肢1:エキドナ戦
市街地の中心部でエキドナと対決します。
本来であれば現時点の咎人では邪神に対抗することはできませんが、
今回は鎖神の力によりダメージを与えることが可能です。
もっとも、それも彼が特異点である間……つまりこの世界の未来が確定するまでの間のみです。
エキドナの狙いは特異点の破壊=鎖神の殺害ですが、それと同時に鎖神貴一の魂を回収することにあるようです。
つまりこの戦いで鎖神貴一の殺害は二重の意味で阻止しなければなりません。
鎖神貴一の死亡は【人幻界の滅亡】を意味します。
初の交戦となるため詳細は不明な部分が多い相手ですが、外見からしてもエキドナは魔法による遠距離攻撃を得意とするようです。
この選択肢ではエキドナを『撃退』することを目標としています。
鎖神と協力して戦い、特異点である彼を諦めさせることができれば成功です。
この選択肢ではNPCとして鎖神、己龍、頼子が参加します。
選択肢2:ベリト戦
都庁前に現れたベリトと対決します。
ベリトは真の姿である『悪魔』に変身しており、巨大化しています。
かつて彼女が呼び出した謎の生命体と同じくシールドは存在しないため、シールドブレイクすることもありませんが、ライフが非常に多くなっています。
また、浮遊しており地面に足がついていませんが、あまり高度をとることはないため地上から攻撃することが可能です。
ベリトは魔法による遠距離攻撃を得意としています。
一度に多くの魔弾を放ち、範囲攻撃も多く使用してくることでしょう。
また、これまで通りのスキルや敵召喚なども行うことが予想され、召喚された敵による妨害なども想定されます。
この選択肢ではベリトを『討伐』することを目標としています。
この選択肢ではNPCとして大牙が参加します。
マスターより
ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「記憶のノイズ」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。
関連NPC
参加キャラクター
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- ラクス・カエルム(ma1196)
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- マイナ・ミンター(ma0717)
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- ザウラク=L・M・A(ma0640)
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- リナリア・レンギン(ma0974)
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- リダ・クルツ(ma1076)
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- 高柳 京四郎(ma0078)
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- レジオール・V=ミシュリエル(ma0715)
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- ソテル(ma0693)
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- 天魔(ma0247)
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- 氷鏡 六花(ma0360)
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- 更級 暁都(ma0383)
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- 夕凪 沙良(ma0598)
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- 唯塚 あまぎ(ma0059)
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- 天野 イサナ(ma0022)
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- 桜庭愛(ma1036)
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- トイ・ルーマン(ma0629)
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- アナルデール・ウンディーニ(ma0116)
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- ケイウス(ma0700)
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- サヴィーノ・パルヴィス(ma0665)
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- 魅朱(ma0599)
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- 姫小路・由梨(ma0849)
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- 相澤 椛(ma0277)
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- 如月 朱烙(ma0627)
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- 川澄 静(ma0164)
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- ユーグヴェル・ミラ(ma0623)
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- 山神 水音(ma0290)
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- フリッツ・レーバ(ma0316)
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- 火存 歌女(ma0388)
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- 葉山 結梨(ma1030)
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- 伊吹 瑠那(ma0278)
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- 葛城 武蔵介(ma0505)
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- 白花・C・琥珀(ma0119)
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- 水無瀬 遮那(ma0103)
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- マリエル(ma0991)
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- 鳳・美夕(ma0726)
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- ルー・イグチョク(ma0085)
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- 瑠璃香(ma0653)
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- アルティナ(ma0144)
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- シェパーズ(ma0308)
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- エイリアス(ma0037)
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- ウガツ ヒョウヤ(ma1134)
- リプレイ公開中







