ラストメッセージ
運営チーム
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シナリオ形態
大規模作戦
難易度
Very Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
0SC無料
参加人数
1人~∞人
報酬
120 EXP
3000 GOLD
6 FAVOR
相談期間
5日
プレイング締切
2021/12/23 10:30
リプレイ完成予定
2022/01/13
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

「さあ、ここが正念場だ! お前らなるべく死ぬんじゃないぞ!!」
「「「 イエス、マイロード!! 」」」
 聖樹は今や暴走する巨大な怪物になり果てた。
 大地を隆起させ、鋭い触手のような枝や根にて甲冑ごと騎士を貫く。
 その圧倒的な攻撃範囲はすさまじく、もしもこの敵が『聖樹』として大地に根を張らずに移動可能であったなら……そう考えると背筋が寒くなる。
「とにかく攻撃して、妖精郷の外にまで『枝』を伸ばさないようにするんだ!!」
 聖樹――いや。この暴走する神格は、『大地神イルダーナ』のものだろう。
 その証拠となる地母神としての権能に『樹獣』がある。聖樹の各所に実った赤い果実のような球体が射出され、そこから樹で素体された怪物が姿を見せるのだ。
 それは『果実』ではなく、『卵』とも称される。ともあれ、この球体は次から次へと戦場に投下され、新たな敵を生み出していた。
「聖樹はその気になれば妖精郷の外にまで遠投ができる! 発見次第弓なり魔法なりで破壊しろ! 少しでも妖精郷の外への影響を防ぐんだ!」
 ロウの指示など聞くまでもなく、それは騎士たちの共通認識であった。
 こんな巨大な『神』が――そして、あんな『怪物』が、もしも外に出てしまったら。
 王都のような都会ならまだいい。田舎の村々にでも影響が出てしまうなら、彼らを守ることなどできはしない。未来は『虐殺』一択となるだろう。
(しかし……損害の拡大が早すぎる! 咎人の援軍があってもこれか……!)
 魔法騎士団は最低限の守りだけを各地に残し、その大部分がこの地の投入された。それでも暴走する大地神の力に圧倒され、次々に騎士が倒れていく。
 つまり――ここで止められないのなら、もう誰にもアレを止めることはできない。
 聖樹界は、文字通り滅亡するのだ。
「お下がりくださいロード! 貴方を失っては戦線が崩れます!」
「いやダメだ、下がるな! ボク含め誰も下がってはいけない! 下がったら物量と質量で一気に叩き潰される! 前進しろ! 走り続けるんだ! 一か所に留まるな! 『枝』による串刺しで一掃されるぞ! 機動力を生かせ! ……孤立した仲間には手を伸ばすなッ!!」
 最後の命令を下すのは血反吐を吐く想いであった。
 だが、駄目なのだ。そこまでしないと、より死者が増えてしまう。
「走れ! 一秒でも多く生き延びろ! 『仲間たち』が、聖樹を機能停止させるまで!」


「どうしたんだい? その程度なのか、未来の聖王よ」
 ナイトハルト・ロス・テラスの剣を前に、リーゼロッテ・ロス・テラス (mz0045)は無様に膝を着くことしかできなかった。
 当然だ。ここに来るまでに何度『必殺の一撃』を放ったのか。立っているのがやっとの消耗で、更にこの最強の騎士と対峙するのだから、無理難題にもほどがある。
「強すぎる……! これが『光の神』の力なのか……!?」
「……いいえ。彼の力は『授けられたもの』ではありませんね。彼自身の能力……『進化』するというミンスクの才覚でしょう」
 最初は与えられた命だった。与えられた力だった。
 だが、英雄の生はそれだけではなかったのだ。
 戦いの中で彼は力を磨き、より美しくより研ぎ澄まされた『技』へと昇華させた。
 蒼き極光を纏うその威圧感は、魔王エリゴールの輝きを髣髴とさせる。
 神とヒトの狭間に煌めく、自由意思の輝きだ。
「もっとその気になってくれないかな、グラジオラス。或いは君なら私の心の臓を貫くこともできるかもしれないだろう?」
「……言われなくても、そのつもりです……っ!」
 しかし、グラジオラスも消耗していた。
 彼女は確かに『光の神殺し』であるが、ここに至るまでに何度も繰り返し強力なスキルを使用している。その点においてはリーゼロッテと同じ、ガス欠であった。
(切り札はありますが……まともに撃っても当たるとは思えませんね)
 今のテラスは光そのものだ。まともに攻撃を当てる事さえ困難である。
「だとしても……あなただけは……必ず殺します」
 この馬鹿野郎が何を考えているのかはサッパリわからない。
 ただ、望んでいることはわかる。
 彼はきっと――消えたいのだろう。
 それもただ消えるのではなく、確かな予感と答えを握り締めて。


「お父様! 聖樹神、イルミンスール!!」
 ゲルダ・イルミンスール (mz0050)が現れたことに、聖樹神は少なからず驚いていた。
 だが、考えてみれば残された可能性はそのくらいであるとわかる。
 彼女は『大地神』の分け身だ。これはイルミンスールが意図したものではなく、大地神イルダーナが自らの意思で決めたことであった。
 女神が願ったのは、愛する世界を見届ける優しき語り部。
 ゲルダは母たるイルダーナの祝福を受け、世界を見届ける者として力を授かった。
 もちろん、そうした一連の事柄はイルミンスールの助力あってのことではあったが――。
「……まさか姉さんの分け身である君が僕に逆らうなんてね。姉さんもこんな展開は予想もしていなかっただろう」
「ええ。お父様……あなたが他の神々を葬り、時を撒き戻すなどという凶行に及ぶなど、お母様は考えもしなかったでしょう。彼女は……あなたを信じていたのですから」
「ふん……ここまで来て今更おしゃべりかい? 随分余裕じゃないか、ゲルダ」
 槍であり、杖でもあるそれで地を撃つと、『神核』が鳴動する。
 虚空に浮かび、根によって守られた『神核』は、複数の神の遺骸からなる力の結晶体――そして、この聖樹界の特異点である。
 今やイルミンスールは世界そのものの中心たる力を手にしたも同然であった。
「出でよ、神々の影身よ!」
 影のような液体がゆっくりと起き上がり、『泥の騎士』らが出現する。
 だが、それらの泥の騎士はこれまでよりも強力なイデアを放っていた。
「神の権能を分け与えた僕の最高傑作だ。イルダーナ、ベルゲ、そしてラタトスク。世界創世の神々の力を前に何が出来るのか……見せてもらおうか!」
「……可哀そうなお父様」
 ゲルダはぽつりとつぶやく。
「この戦いに意味などないのです。あなたも、わたくしも、既に世界に取り残されたみなしごに過ぎません。この世界にはもう、神の残滓さえも不必要なのです。帰る場所もなく、受け入れてくれる家族もなく、想い出に縋るだけの存在……『風』を待ち続ける、哀れな花のように」
 ゲルダは想う。故に――この戦いには『風を運ぶ者』が必要だった。
 今を生きる者たちは魔王を倒し、その価値を証明した。
 ならばこれは後片付けに過ぎない。とうに終わってしまったはずの物語を、幕が下りてしまったままの舞台を、その舞台の上で未だに踊り続ける役者を――。
「――終わらせましょう、お父様。風は今、ここに吹いています」

成功条件

条件1『神核』を確保し、聖樹を停止させる
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1聖樹神イルミンスールに『勝利』
条件2ナイトハルト・ロス・テラスに『勝利』
条件3魔法騎士団の損害30%以下

選択肢

選択肢1大地神封印戦 現在の人数85
選択肢2テラス神討伐 現在の人数37
選択肢3聖樹内部突入 現在の人数58

解 説

この作戦は三つの選択肢に分けて実行されます。
いずれも危険な作戦ですが、目安としてそれぞれの選択肢に個別の難易度を併記します。


選択肢1.大地神封印戦(Normal)

暴走する聖樹=大地神と交戦し、被害の拡散を防ぎます。
大地神は根を張っているため移動こそ不可能なものの、枝や根を伸ばしたり『卵』を射出することで圧倒的な長射程を持ちます。
知性は持たないのか、魔法騎士団が包囲を行っている間は行動を抑制できていますが、それを続けるためには戦闘を継続する必要があります。
また、友軍を聖樹に送り込むために、妨害する枝や『樹獣』を撃破しなければなりません。

この選択肢にはロウと彼が率いる魔法騎士団が参戦します。


選択肢2.テラス神討伐(Hard)

聖樹の内部へと続く『洞』の前に待ち構えるテラス神を討伐します。
この選択肢の敵は彼一人であり、それ以外の脅威は存在しません。
しかし、今回のテラスは真の意味での『本気』となるようです。
ナイトハルト・ロス・テラスを討伐し、決着をつけてください。

この選択肢にはリーゼロッテ、グラジオラスが参戦します。


選択肢3.聖樹内部突入(Very Hard)

この選択肢は他選択肢の状況によって、ライフやスキルの使用回数にペナルティを受けた状態で戦闘が開始される可能性があります。
聖樹内部は道に迷うようなことはなく、『特異点』でもある神々の遺骸を融合させた『神核』のあるところまで辿り着くことができます。
待ち構える敵は聖樹神イルミンスールと『泥の騎士』です。

敵を撃破すれば楽になるのは事実ですが、目的は聖樹を停止させることであり、場合によっては敵の殲滅は必須目標ではありません。
ゲルダ・イルミンスールが『神核』に接触することで『機能停止』が可能です。
この際にはゲルダだけではなく、彼女を介して停止命令を送るライト能力者=咎人が必要となる点にご注意ください。

この選択肢にはゲルダが参戦します。

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「ラストメッセージ」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

関連NPC

  • リーゼロッテ・ロス・テラスmz0045
    ?|女
  • ゲルダ・イルミンスールmz0050
    ?|女

参加キャラクター

リプレイ公開中

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