字の氏族 鬼色時代
西川 一純
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シナリオ形態
ショート
難易度
Normal
判定方法
カジュアル
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50SC
報酬
240 EXP
6000 GOLD
12 FAVOR
相談期間
3日
抽選締切
2021/12/27 10:30
プレイング締切
2021/12/30 10:30
リプレイ完成予定
2022/01/13
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. -
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

●修復
『……ウソでしょ……ブライム様がこんな手傷を追うなんて……』
 ブライムの不夜城にて、その主たるブライム=デミウルゴスは機体の修復を受けていた。
 コンソールを叩きながらその様子を見ていた秘書アンドロイド、マイズは信じられないといった声を出す。
 戦闘データも閲覧したが、咎人の戦力はヤルダバオトのアヤカシを遥かに超越している。
 ブライムの一撃を受け止める男や、片足を機能不全に陥らせた女などその最たる例。
 いくらブライムが本気ではなく、得た戦闘エネルギーを不夜城に持ち帰ることを優先したとは言え、一人の死人もなくデミウルゴスを退かせたというのはそれだけで充分なインパクトのある出来事なのだ。
 幸い修復は難しくない。持ち帰ってくれたエネルギーのおかげで不夜城は潤い、ブライムのさらなる強化にも着手できるだろう。
 他のデミウルゴスに侮られることも遅れを取ることもない……しかし主が負けたという事実は面白いはずがない。
『ブライム様、これからどうします? 咎人との戦いで得られたエネルギーは膨大です……これは人間を捕まえて生体エネルギーとするより遥かに効率がいいです。彼らを主目的とするのも悪くないかと思いますが……』
『……』
『しかし彼らの戦闘力は尋常ではありません。並の鉄騎では戦闘エネルギーを持ち帰る前に撃破されてしまうでしょう。かと言ってブライム様にだけ任せるのでは、ブライム様の負担が……』
『……』
『って真面目に話してるんだからなんとか言ってくださいよ!』
 あれこれ考えるマイズに対し、ブライムは黙って修復を受けるのみ。
 無表情な機体からは彼が復讐に燃えているのか、強敵に喜んでいるのかすらも汲み取れない。
 今日も今日とて叫ぶマイズを目撃した部下たちは、『あぁ、秘書官殿は今日も大変だな……』と同情を禁じ得なかったという―――

●バルベロ洞穴
 字の氏族が治める地域は、妖鉄界では田舎に当たる。
 角の都からも龍の巣からも遠く、世界の中枢や情勢からは程遠いが、それは字の氏族が望んだことでもある。
 他の氏族同様己の強さを突き詰めるのは同じだが、征夷大将軍とか世界の統治は面倒くさいと考えるのが字の氏族。
 鍛錬、研究、精進。それらに政治など不要と考えるのは、妖鉄界でも珍しい。
 しかし、比較的近いバルベロ洞穴や鬼鎧に関する研究協力だけは字の氏族も積極的に行っている。
「姉様、そろそろバルベロ洞穴への定期視察だけどぉ……今回はどっちが行く? ショウブでもいいし姉様でもいいしぃ」
「ん……わたくしが行きましょう。咎人の方々もお連れして」
「えっ、ずるーい! 咎人さん達がいるならショウブも行くぅ!」
「貴女は先月行ったでしょう。当主とその名代が両方城を離れるわけにはいかないのよ?」
「うぐっ……! どうせ体の良い旅行くらいにしか思ってないくせにぃ……!」
「つまらない面倒事としか思っていない貴女よりはマシよ」
 字の氏族の長であるアヤメとその妹のショウブ。
 すっかり咎人という存在に惚れ込んだアヤメと、咎人を友人とするショウブは、先日のブライム=デミウルゴス撃退で増々咎人への評価を上げていた。
 だからこそバルベロ洞穴への視察に同行を頼み、字の氏族の研究を見てもらうなりアドバイスが欲しいと思ったのである。
 正直に言えばアヤメやショウブ自身は鬼鎧の研究を冷めた目で見ている。
 それは本人の力ではないし、手にして振るう武器でもない。
 侵略者であるはずの鉄騎やデミウルゴスにも似たカラクリが発掘されるなど、不気味さが拭えないのだ。
 そんなものに血道を上げるなら腹筋千回、筋トレ数時間したほうがまだ身につくと思う。
 しかし咎人は可能性の塊だ。もしかしたら鬼鎧に触れることで字の氏族の新たな力への道を開いてくれるかも知れない。
 そうでなくとも、好ましいと思う相手との船旅だ……普段仕事に追われているアヤメには良い息抜きになる。
「そういうわけだからしばらく連城をお願いね。お土産に鬼鎧饅頭買ってくるわ」
「ちぇー。分かったよぅ……」
 字の氏族当主のバルベロ洞穴視察。現地の字の氏族のスタッフは緊張することだろう。
 その視察を護衛し、技術交流も行えれば最高である―――

成功条件

条件1字の氏族の長、アヤメを護衛する
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1視察中に字の氏族の研究を進ませるアドバイスをする
条件2-
条件3-

解 説

・妖鉄界ヤルダバオトのバルベロ洞穴が舞台です。
・字の氏族の長アヤメを船旅で護衛し、無事にバルベロ洞穴に行って帰ってするのが目的です。
・場所が場所なのでエネミーは出ません。
・アヤメはヤルダバオト内ではかなり強いので、本当は護衛など要りません。アヤメが咎人の皆さんと過ごしたいだけです。
・バルベロ洞穴の字の氏族の研究区域に入れます。行き詰まっているというわけではないようですが、何か進展するようなアドバイスをあげるとスタッフに喜ばれます。
・アドバイスは機械的な技術だけとは限りません。これまでの冒険譚や経験談の中に、異世界の技術によるヒントを見いだせるかも?
・ショウブは術者ですが脳筋思考、アヤメは戦士ですが軍師思考です。二人が鬼鎧研究に前向きになればそれだけで研究は進むでしょう。

マスターより

 皆さんこんにちは。発掘……ロボット……ヒゲ……うっ、頭がと思っている西川一純です。(何)

 正直一人も犠牲者が出ないとは思っていませんでした。皆さん強くなり過ぎでは?(白目)

 今回は研究回にして交流回。字の氏族なりの鬼鎧との向き合い方の模索です。
 道具は使いよう。得体の知れない鬼鎧も、使い方によっては強力な武器となる……かも―――?

参加キャラクター

  • 不破 雫ma0276
    人間種|女
  • シアンma0076
    人間種|男
  • フィリア・フラテルニテma0193
    神魔種|女
  • 小山内・小鳥ma0062
    獣人種|女
  • フリッツ・レーバma0316
    剛力種|女
  • シトロンma0285
    異能種|女
  • 氷雨 累ma0467
    人間種|男
  • アルティナma0144
    神魔種|女
リプレイ公開中

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