しかも脳波コントロールできる!
西川 一純
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シナリオ形態
ショート
難易度
Easy
判定方法
カジュアル
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50SC
報酬
200 EXP
5000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
3日
抽選締切
2021/04/17 10:30
プレイング締切
2021/04/20 10:30
リプレイ完成予定
2021/04/30
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. -
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

●完成はしたけれど
 その日、ヴェール・ウエフトは流刑街の酒場でミルクなど飲みつつ頭を悩ませていた。
 様々な新兵器を開発しているヴェールには『作ったはいいけどどうしよう』とか『期待したほどの性能にならなかった』というような作品も多い。
 そのうちの一つが、彼女の目の前に置いてあるピラミッド状の置物のような物体である。
「あれー、ヴェールじゃん。珍しいね、ヴェールが酒場で飲んでるなんて」
「ノンアルコールやけどな」
 彼女に声をかけ当たり前のように相席したのはカグヤ・パロマージュ。
 実はこの二人は知り合いであり、トレジャーハンターをしているカグヤは手に入れた物品をヴェールに提供していたりもするのだ。
 好奇心旺盛なカグヤはテーブルに置かれた置物にすぐに目をつけ、目を輝かせて問う。
「ねぇねぇ、これヴェールの新作? どんな武器なの?」
「うーん……まぁ新作っちゃ新作なんやけどな」
 歯切れの悪いヴェールに対し、カグヤは流す気は全く無い。
 こういう状態のカグヤに気にするなと言っても聞くわけがない。それを重々承知しているヴェールは、仕方無しに使い方を説明する。
「これはな、遠隔操縦型の砲台なんや。まず底のセンサーに触ってイニシャライズして、使用者の精神波とこいつを同調させる。後はこいつがふわっと飛んで、使用者が思ったとおりに動いて任意のタイミングで攻撃してくれるんやで」
「すごーい! ビットじゃん! ファンネルじゃん! オールレンジ攻撃じゃん!」
「そんなえぇもんとちゃうんよ。問題が山積みや」

 問題点1。出力が足りない。
 小型にした分取り回しや隠密性は高まったが、肝心の攻撃力が圧倒的に足りない。
 例えばイルダーナフでよく見るゴブリンのような、下級な敵に対しても一発では大ダメージを与えられず、何発も撃ち込まなくてはならないのだ。
 だったら接近して物理で殴ったほうがよっぽど早い。

 問題点2。持続力がない。
 充電式のため稼働時間が限られており、魔力弾を放てばその分飛んでいられる時間も減ってしまう二重苦。
 効率のいいバッテリーを積めば良いのかも知れないが、この兵器の有効性が問われている時点でやる価値があるかは微妙。

 問題点3。気を逸らせない。
 思ったとおりに動いてくれるということは、逆に言うと『あそこに飛んでいけ』と考えなければ動かないし『攻撃しろ』と考えなければ攻撃しないということでもある。
 全自動で攻撃してくれるような便利な代物ではなく、あくまで使用者が明確な指示を出さなければいけない時点で強敵との戦いには向かないだろう。

「つまり、発想はえぇけど現実が追いついとらんって感じやな。アンタが浮島で別世界の超技術でも手に入れてきてくれると助かるんやけど……」
「ねー見て見てー。しかも脳波コントロールできる!」
「遊ぶなや!?」
「しかも手足を使わずにコントロールできるこのマシーンを使うアタシをリア充と同じように見下すとは! つくづく開発者というものは御し難いな!」
「怒るで」
 説明の最中に勝手にイニシャライズして、店内でピラミッド状の置物を自在にコントロールするカグヤ。
 いうなればラジコンのプロポーショナル無し版なのだが、ぶっちゃけこのままホビー用の技術に転用したほうが良い気もする。
 ヴェールはため息をつくと、まだカップに残っていたミルクを啜った。
「でも面白いよこれ。アタシは好き」
「オモロくても戦いに使えんとなぁ……」
「じゃ、現場で戦ってる人たちにアイディア募ってみようよ。その人たちがどうしても使えない、どうしてもダメっていうならまた考えればいいじゃん?」
 研究者目線でしか考えられないヴェールからしてみると、こういうポジティブな思考のカグヤが時々羨ましくなる。
 確かに現場の人間の声は大切だ。思いも寄らないアイディアをくれるかも知れないし、玩具にするにしても参考になるかも知れない。
 ヴェールは気を取り直すと、流刑街の掲示板にアイディア募集の張り紙を貼り付けるのだった―――

成功条件

条件1遠隔操作兵器のアイディア提供
条件2-
条件3-

解 説

・天獄界エンブリオの流刑街にある、ヴェールのアトリエが舞台です。
・ヴェールが開発した遠隔操作兵器は完成はしたものの問題点が多い一品で、その強化アイディアを提供するのが目的です。
・アイディアを提供してもらえれば、ヴェールが改良して実際に試作品を作り、一緒にテストします。
・ヴェールは兵器としての完成度を高めたいようですが、ホビー用の玩具としてのアイディアを出していただいてもOKです。

マスターより

 皆さんこんにちは。何で二回言ったん? と今でも思っている西川一純です。(何)

 遠隔操作兵器といえば色んな物語に出てきますが、実用しようとするとかなり問題点が多い物のようです。
 実際に使える武器になるのか? それともブームになるホビーになるのか? それは皆さんのアイディア次第―――

参加キャラクター

  • 白玉 纒ma0300
    機械種|女
  • 不破 雫ma0276
    人間種|女
  • 羽鳴 雪花ma0345
    人間種|女
  • 天魔ma0247
    神魔種|男
  • 青柳 翼ma0224
    人間種|男
  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
  • 透夜ma0306
    機械種|男
  • 川澄 静ma0164
    精霊種|女
リプレイ公開中

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