【BTW】 『ブラザー』を追って
柏木雄馬
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シナリオ形態
ショート
難易度
Normal
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50SC
報酬
300 EXP
5000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
4日
抽選締切
2022/01/16 10:30
プレイング締切
2022/01/20 10:30
リプレイ完成予定
2022/01/31
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. -
  5. -

オープニング

 南米某国。『行き止まり』と通称されていた、とある辺境の町の防衛戦は、町を攻撃する昆虫型ニア・ナイトメアの生産施設を破壊したことにより、人類側の勝利に終わった。
「あの場にいたと思しき敵将は恐らく『密林』──即ち、エルゴマンサー・テオグジルト。かつての我が同僚であり……親友であった男だ」
 共に戦った咎人たちへそう語る元エルゴマンサー・ゴブリキの声は、冷静で淡々としたものだった。だが、彼の弟子である元エルゴマンサーのタキリーマには、師匠の心の内に吹き荒れる感情の嵐が痛い程に理解できた。
「……死した後も尚、戦場へと引き出され、その能力を利用され尽くされるその姿……友として、見るに忍びぬ。故に、我は彼を追う。追って、その偽りの再生に引導を渡さねばならぬ」

 ゴブリキは、自分たちの監視を担当するSALF南米支部に、敵将追跡任務の下令と自由行動の許可を求めた。
「かの将は『密林』。その二つ名は比喩表現でも何でもない。植物型ナイトメアで形成される『森』の根幹── 『根』や『茎』を伸ばすことで、広い、いや、広大な範囲を植物型で埋め尽くしていく、文字通りの『ワンマンアーミー』だ。……南米支部の諸兄も覚えておられよう? かの『大侵攻』の際、南米大陸そのものを覆い尽くさんと押し寄せ来た『森の行軍』を……! かの将を討つのに、その能力を、戦法を、性格を熟知している我以上の討ち手があろうか」
 ……かくして、ゴブリキ(とタキリーマ)に対し、『密林』討伐の命が下された。
 仮の宿舎を引き払いに来たゴブリキに、彼を見送りに来た『行き止まりの町』の現町長、アーロン・タムードが声を掛けた。
「行くのか?」
「ああ」
 両者の付き合いは長くはない。降伏したゴブリキに捕虜として課せられた労役──この町の復興作業を手伝いに来て以降の仲だ。ただ、弟子のタキリーマとアーロンの関係は(町を攻める者と守る者、とい間柄であったが)そこそこ長く…… だからこそ、自身と弟子を受け入れてくれたこの町の住人たちに対しては、恩……という程のものではないにせよ、借りのようなものがある、とゴブリキは感じていた。
「……北へ向かおうと思っている。テオグジルト殿といえど、人類が優勢なれば北へ、北へと……インソムニアもどきのある北極方面へと追われていくはずだ」
「そうか……」
 それを聞いたアーロンは呟くと、なにやらポケットをごそごそ探ってメモ帳を取り出すと、一頁を破ってゴブリキへと手渡した。
「ディアスの番号だ。奴は今、コロンビアにいる。何かあったら頼るといい。……そして、何かあるようなら……手助けしてやって欲しい」
 ディアス・フェレロ──ゴブリキも知る男の名だった。この町の前市長。アーロンの幼馴染。復興の目処が立つや職を辞して街から出て行った男──それが今、遠きコロンビアの地で何をしているというのか。
「……復讐だ。俺たちが世話になった孤児院のシスターを死に追いやった、麻薬カルテルを潰そうとしているんだ……」


 そのディアス・フェレロは、一人、コロンビアのとある町にいた。とある男が蓄積していたカルテル内部情報を元に調査を行い、組織の幹部の一人がこの街で暮らしていると知れたからだ。
 だが、彼の復讐は始まってもいなかった。街外れの停留場でバスを降りたばかりの彼が見たものは── 乾いた丘を埋め尽くしながら街へと迫る、植物型ニア・ナイトメアの『森』だった。
「なんだこりゃあ!?」
 ディアスが叫ぶ間に背後のバスは扉も閉めずに逃げ出して……入れ替わるように、サイレンを鳴らして駆けつけて来た何台ものパトカーが停車。降りてきた警官たちが車のボンネットや屋根越しにありとあらゆる銃を構え……迫る植物型の群れに向かって一斉に発砲した。
「……バカ野郎! ナイトメア相手にそんな豆鉄砲では……!」
 そんな事も知らんのか、と警官たちに伝えようとしたディアスの声は、だが、目の前の光景に思わず引っ込んだ。
 警官たちの一斉射撃を受けた植物型たちは──銃弾の嵐に穴を穿たれ、ダメージを受けていた。その光景に、ディアスは「RF(リジェクションフィールド)が無い……?」と目を疑った。
「いいぞ、撃ちまくれ!」
 意気上がり、弾も尽きよとばかりに薬莢を地面にバラ撒きながら撃ちまくる警官隊。その銃撃に枝葉を、幹を、折られ、砕かれて、被弾箇所から(何故か)燃え出しながらも、それでも前進を止めない植物型の群れは、さながら映画やゲームのゾンビの様だ。
(もしかして……罠か?)
 ディアスがそう疑った時には遅かった。トリガーハッピー状態で銃を撃ちまくっていた警官たちの身体が突然くらりと揺れて、そのままバタバタと倒れ出したのだ。
「下がれ! 何かの急性中毒だ! 燃えているナイトメアから、何かガスの様なものが発生してやがるんだ!」
 ディアスは警官たちへ警告の叫びを上げると、被害者たちを助けるべく、口元を覆いながらそちらへ走った。しかし、まだ無事だった警官たちは、そんな彼らを残して我先に逃げ出してしまっていた。
「マジかよ……」
 放置された被害者たちを見回し、天を仰ぐアーロン。
 そんな時だった。上空へ進入して来た巨大な航空艦のハッチから──ゴブリキとタキリーマが目の前に飛び降りて来たのは。

「タキリーマ! 町へ近づく植物型を片っ端から刈れ!」
「はい、ししょー!」
 ゴブリキの命に従い、天道虫の上翅型の『大鋏』をジャキジャキさせながら、犬の様に喜び勇んで敵中へと飛び込んでいく少年(少女?)エルゴマンサー。一方、ゴブリキは逃げ遅れていた男を救出するべく抱き上げて……顔見知りである事に気付き、驚いた。
「なんと。お主、ディアスか?」
「……まさか、おっさんエルゴマンサーが天使に見える日が来るとはな」
 ディアスはそう苦笑しながら、自分を安全圏まで運び終えたゴブリキを呼び止めた。
「あのナイトメアは何だ?」
「……恐らくはテオグジルト殿から伸ばされた『森』だ。我々はあの『森』の『本体』を追ってやって来た」
「そうか…… ところで、あの植物型の形に見覚えは?」
「いや、初めてみる型だ」
「……その『テオグジルト殿』は地球の植物を模倣するか?」
「然り。『森』を森に偽装するには、やはり現地の植物に擬態するのが一番だ、と」
 ディアスは頷いた。つまり、この『森』の本体とやらは、あの木が生えている地域にいる、或いはいた可能性が高いわけだ。
「……あの形はコカの木だ。恐らく、この町のどこか近くに、カルテルの秘密農場があるのだろう」
 ゴブリキは即座にディアスが言わんとすることを理解した。
「場所は?! 知っているのか?!」
「いや……だから、知っているヤツに聞きにいこうと思う」
 ディアスはシャツの裏地に縫い付けていた手帳を取り出した。
 そこには、この街に住むカルテル幹部の住所が記されていた。

成功条件

条件1AとB、どちらか片方の目的を達成する
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1AとB、両方とも目的を達成する
条件2-
条件3-

解 説

※このシナリオは【BTW】連動シナリオですが、今回はアサルトコアを使用することができません。ご注意ください


 PCはゴブリキたちと行動を共にする咎人の一人。以下に記す二手に分かれ、目的を達成してください


○A.タキリーマと共に、迫る植物型ニア・ナイトメア『コカ』の『森』から街を守る

 街に『コカ』の『森』が迫っています。根を蠢かし、人が歩く程の速度でジワジワと迫って来ます
 高さは2~3mほど。あくまでコカの木形状の植物型であって、本物のコカの木ではありません
 鋭利な葉の生えた枝を振るって攻撃。発火する赤い木の実も投げてきます
 RFは無し。ダメージが入ることで発火し、人体・イデア体に悪影響を及ぼす煙を立ち昇らせます
 煙の効果は様々。目に沁みたり、ハイになったり、動けなくなったり、幻覚を見たり、錯乱したり
 その強度は煙の『濃度』で決定されます
 倒すと萎れて消滅します

タキリーマ
 少年(少女?)の見た目通りの若い元エルゴマンサー。性質は、迂闊かつ愚か
 高い防御力に定評。天道虫の上翅型の『大鋏』を手に、積極的に『森』を刈りに回る
 突進系範囲攻撃あり。但し、迂闊なので咎人がいても気付かない
 自己中心型範囲攻撃あり。しかし、愚かなので(以下略
 注意や指示は聞いてくれる


○B.ゴブリキ、ディアスと共に麻薬カルテル幹部の邸宅に向かう

 テオグジルトがいると思しき、カルテルの隠し農園の場所を聞き出しに行きます
 情報を入手し、また後記する敵から邸宅内の人々を護ってください

 邸宅は門が開放され、逃げて来る人々を庭に受け入れています。館の使用人や護衛の黒服たちが応対
 とあるタイミングで、とあるイベントが発生します。防いでください。失敗すると、情報入手の難易度が格段に上がります
 邸宅の主は、カルテルの元高級幹部だった老人。息子夫婦の忘れ形見である孫(男の子。8歳)もいます
(以下、『マスターより』へ)

マスターより

(『解説』続き)
 シスターの死に関しては、自分は承知していない、と答えます
 ディアスは色々と感情的に。下記襲撃前までに収めておかないと色々大変

 突然、庭の地面の下から『蔦人間』が生えて来て、周囲の人々に襲い掛かり始めます
 太い蔦をより合わせたような人型。洞の目口。束ねた幹は硬く、RFも持つ
 蔦の鞭を振るったり、蔦の槍を突き出して遠くを攻撃したり


●マスターより
 Gldではセベロ元副市長が個人的な恨みを晴らす為に行っていた暗殺。この世界線ではディアスさんが仇討ちに(
 Bの方はシリアス系。Aの方はむしろ、煙に巻かれたり、タキリーマに振り回されるのを楽しむのも範疇(何

 では、皆様、よろしくお願いします

参加キャラクター

  • 小山内・小鳥ma0062
    獣人種|女
  • アナルデール・ウンディーニma0116
    人間種|女
  • 氷雨 累ma0467
    人間種|男
  • フィリア・フラテルニテma0193
    神魔種|女
  • 白玉 纒ma0300
    機械種|女
  • 三糸 一久ma0052
    人間種|男
リプレイ執筆中

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