蕗路~スイレン池の戦い
瀬川潮
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シナリオ形態
ショート
難易度
Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
100SC
参加人数
4人~10人
優先抽選
50SC
報酬
300 EXP
5000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
3日
抽選締切
2022/01/27 10:30
プレイング締切
2022/01/30 10:30
リプレイ完成予定
2022/02/16
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

●余談(読み飛ばし可)
 蕗の氏族は鮎母屋の近くに建築用の竪穴を掘っていた。
「結局、問題は薪なんだよな」
 どうやら薪を燃料にした石造りのストーブによる、乾式サウナのテント施設を作ろうとしているようだ。
「鮎母屋のほうで使う分は賄えるが、それ以上になるとここで広域偵察をするのか薪拾いをするのかわからなくなる」
 つまり、最前線の防衛拠点としての人員だけでは常時楽しめるサウナは無理ということのようで。
「まあでも、いつか完成させれば薪に余裕のある時に楽しめるしな」
 夢を語る氏族たち。
「おおい、差し入れだ」
 そこへ別の男がやってきた。
 手には徳利。
 どうやら差し入れのようである。
「お、ありがたい。酒だな?」
「おおとも、酒だ。……しかも聞いて驚くな。巫の氏族の酒が手に入ったんだよ」
 男たちの目の色が変わった。
「ほう……刀鍛冶『巫』一族の」
「噂は聞いたことがある。口に含めば鍛刀で舞い上がる火の粉の激しさ、味わえば舌に乗るほのかな甘さ、と」
「銘は確か、『泡うた』。しかし幻の酒と聞いたぞ?」
 理由は生産量が少ないこと。さらににごり酒ベースの発泡酒であるため、炭酸が抜ければ味が変わる。。
 ちなみに正式名称は発泡清酒「泡うた」。できあがって試飲した酒のあまりの美味さに杜氏が機嫌良く唄を口ずさんだことに由来するようだ。もちろん、発泡具合が一番良いときであろう。
「まあそうなんだが、ウチの外商が樽で手に入れて来たんだ。現地で飲むより味は変わるだろうが、飲んでみたいだろ?」
 そういわれてしまえば頷く。それが酒飲み。
 早速、酌み交わしてグイとやる。
「……なるほど、これは刺激的かつ舌も滑らかになるうまさ。唄もうたいたくなろう」
「本場もんはもっとピリッとしてうまいんだろうなぁ。行ってみたいなぁ」
 酒の猪口を大事に手で包み、遠くを見て夢を語り合う。
 先のサウナも、
 手元の巫の氏族の酒も、
 いつか――。
「おおい、ちょっと来てくれ」
 ここで鮎母屋の中からお呼びがかかった。

●作戦会議(本編)
 鮎母屋の中では、氏族戦頭(いくさがしら=戦闘部隊司令)のネアン・チレがいくつかの紙を広げていた。
「先日の咎人の偵察で得た敵の情報をまとめた」
 以下が内容だ。

・二足ガニ(通常)…両手のハサミで接近戦、口から高圧水噴射、耐久力高い
・二足ガニ(高射角霊力砲装備)…片手に高射砲を装備したタイプ
・飛空カブトガニ…空を飛ぶ。尻尾が霊力砲で前に折り曲げ発射
・時計灯篭…固定タイプ。能力不明。池の水を枯らしている
・海藻剣士…海藻に手足が付いた形状で、剣と盾で戦う。耐久力は低い

「これまでは通常の二足ガニだけだったが、敵は種類を増やしてきている」
 純陸戦だった二足ガニ以外は、先の偵察で明らかになったものだ。
「対空戦闘のほか、空対空や空対地攻撃と戦力を拡大している。明らかに我々を意識したものだと考えられる」
 空に浮くことのできる蕗の氏族はこれまで一方的に空から敵を攻撃して抵抗し、侵攻を阻止していた。もっとも、小柄な氏族で非力なため撃退しか出来なかったが。
 唯一の打撃力のある戦力は、氏族の剣術「トゥミトゥム」を使う抜刀部隊だが、一対一の道場剣術であるため苦戦している。シールドブレイクからつなぐ強力無比な技がないためで、敵の耐久力に対抗できないのだ。かろうじて連携で何とかしているが。
「それはそうと、海藻剣士ってのは俺たちでもやれるな!」
「逆に、時計灯篭ってのが厄介そうだ」
 氏族若手は口々に所感を漏らす。
「そう。高射砲ガニとカブトガニは明らかに我々への対策と考えられるが、海藻剣士と時計灯篭は意味合いが違う」
 ネアン、ここで皆を見た。ぐっ、と聞く者たちが前のめりになる。
「……おそらく、これが本当の敵の拠点だろう。鮎母屋が占領されていたのは
時計灯篭が運ばれるまでのつなぎ。敵の霊力回収部隊がついにこの近くまで来たということだ」
「ぶっ潰してやる!」
 蕗の氏族は血気盛んな面もある。数人が立ち上がった。
「待て。……待つのです。咎人の力を借りねば攻略は不可能でしょう」
 ネアンは皆を落ち着かせるため、いつもの物静かな戦略家としての振る舞いに戻っていた。
「幸か不幸か、前回の偵察で奇岩方面以外で敵を倒しています。その影響か敵はスイレン池に戦力を固めています。氏族の戦力では絶対に落とせませんよ」
 その代わり攻めている間に増援や裏を取られることはまずありませんがね、と見通しを話す。
 とにかくまたコクリ・コロン(mz0061)と深夜真世(mz0069)たちを呼ぶことにする。

 こうして「スイレン池強襲作戦」が決行されることになった。

成功条件

条件1スイレン池を囲うように配置された時計灯篭をすべて破壊する
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1敵戦力の削減(優先されるべきは時計灯篭なので全滅は不要)
条件2-
条件3-

解 説

 スイレン池の周囲に設置された時計灯篭六つを破壊してください。

・スイレン池の形状は便宜上、正円に近いものとします
・測量のような正確な作戦を求めないため広さや距離は定めませんが、遠距離攻撃の範囲内にはない、という感覚で
・池の水は枯れつつありますが、通り抜けはできません。泥濘となっているためむしろ危険(空を飛ぶのは問題ない)
・池の周囲は森。
・咎人は池の北方面から森に入り作戦展開します
・蕗の氏族の遊軍は空戦部隊三個小隊(一小隊三人編成)、陸戦抜刀部隊三個小隊(一小隊三人編成)
※攻略作戦は、運用武器に依存するため咎人に任されています
・蕗の氏族の運用もできます。指示がなければ可もなく不可もない動きをします
・敵はOPで紹介された種類すべてが、敵の作戦戦略に基づき森の中や時計灯篭の付近にいます
・時計灯篭の配置は北から時計の偶数の位置(0、2、4、6、8、10の位置)に等間隔で配置されています
※偵察情報以外の情報として、『時計灯篭は射撃攻撃をする』ので注意を
・コクリ・コロンも参戦。指示をお願いします。なければ可もなく不可もない動きで
・深夜真世は鮎母屋で留守部隊として待機
【超重要】
※敵は敗色が濃くなると撤退しようとします!
※敵は多いのでスキルは温存を!

マスターより

 ふらっと、瀬川です。

 戦略風味で展開している、蕗の氏族の戦いの続きです。
 前回の偵察では「強度:中(の強)」の強行度でした。敵は反転攻勢でも広域展開でもなく、要衝警備に入りました。おかげでひとまずイニシアチブを握ったまま作戦行動をとることができました。何とか攻略しましょう。

 難易度高いのは作戦丸投げだから。判定はカジュアルです(掲示板のためのエキスパート)。

 「刀鍛冶『巫』一族」を担当しているシーザーMSのご許可をいただき、氏族の酒「発泡清酒『泡うた』」をOPに使わせていただきました。ありがとうございます。妖鉄界のほかの氏族のお話もぜひ楽しんでくださいね。

関連NPC

  • コクリ・コロンmz0061
    人間種|女
  • 深夜真世mz0069
    人間種|女

参加キャラクター

  • 鳳・翼ma0424
    神魔種|女
  • 麻生 遊夜ma0279
    機械種|男
  • シアンma0076
    人間種|男
  • フィリア・フラテルニテma0193
    神魔種|女
  • 氷雨 累ma0467
    人間種|男
  • 鈴鳴 響ma0317
    神魔種|女
  • 茨木 魅琴ma0812
    神魔種|女
リプレイ公開中

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