ビター・アンド・スパイシー
運営チーム
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シナリオ形態
イベント
難易度
Very Easy
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
50 SC
参加人数
10人~50人
優先抽選
50 SC
報酬
200 EXP
2,500 GOLD
5 FAVOR
相談期間
5日
抽選締切
2022/02/05 10:30
プレイング締切
2022/02/10 10:30
リプレイ完成予定
2022/02/25
関連シナリオ
-
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

「「ばれんたいんでぇ?」」
 リーゼロッテ・ロス・テラス (mz0045)とロウ・ル・ザノス (mz0080)が同時に首を傾げ、オルカ (mz0049)に手渡されたブツをジっと見つめる。
 聖樹界にバレンタインデーがあるのかないのかというと、基本的にはない。
 それらしき祭事が全くないわけではないのだが、少なくとも二人は知らなかったようだ。
「そう。私も源流に詳しくはないのだがね。お世話になった人にチョコレート、もしくはカレーをプレゼントする日らしい」
「なんだその両極端な内容は……? 黒っぽい食糧品ならなんでもいいのか?」
「まあまあ、いいじゃないか。異世界なのだから文化文明が違うのは当然だろう? よくわからないけれど、気持ちが嬉しいよ。ありがとうオルカ」
 リーゼロッテがチョコをつまんで口に放り込む。
 続いて恐る恐る、ロウもチョコを食べた。
「ふん……煌びやかさの欠片もないな。だが味はまあまあだ。それにこの感じ、恐らく高カロリーだな? 戦闘食糧としてはいいかもしれない」
「あまくておいしい~!」
 聖王の小学生並の感想を横目にロウは分析に躍起だ。
「良かったら君たちも作ってみたらどうだい? 一部の世界では、好意を抱いている異性にプレゼントするものでもあるらしいよ」
「へえ、そうなのか。じゃあ私もロウに作ろうかな」
「ぶほっ」
 何故チョコレートを飲み込もうとして喉に詰まらせるのか。
 青ざめるロウの背中をリーゼロッテが慌ててぶっ叩くと、3スクエアほど移動した。
「大丈夫か、ロウ!?」
「こッ……殺す気か、この馬鹿女ーーーー!?」
 二人のやり取りを眺めながらオルカは肩をすくめる。
「良かったら作り方を教えようか?」


「はい、どうぞー! ハッピーバレンタインです!」
 梅まろ (mz0048)が差し出したのは一口サイズのチョコレートだ。
 安達蘭 (mz0052)は何度か眼鏡をクイクイしながら問い返す。
「いや……まさかとは思うんだけど、これの為に僕たちを呼んだのか?」
「はい、そうですよ?」
「緊急事態だと聞いたんだが」
「緊急事態です! バレンタインデーは年一回しかありません!」
 都内の治安維持のために活動する安達だが、普段は単独行動が多く煉獄のメンバーと一緒にいる時間が少ない。しかし、緊急の要件とあればすぐに駆けつけてくれるのだ。
 どんな事件かと思えばチョコレートだったので、がっくりした様子である。
「ふうん……チョコレートはいいぞ、安達。俺もトレーニングのお供に食すことがある」
「お前はもう食ってんのかよ……わざわざ鮫島までバイクに乗せてきたのになんだこれ」
「もらへるもんはもらっほいはほうがいひはろふうん」
「食いながら喋るのと、最後に『ふうん』をつけるのをやめろ」
 見れば元天獄機関のメンバー(鮫島の子分など)も梅まろにチョコレートをもらっている。物量が必要だから、一口サイズのチョコしか用意できなかったのだろう。
「まいったな……甘い物苦手なんだけど」
「コーヒーでよければあるぞ」
 焔城己龍 (mz0046)がマグカップを差し出す。
 突っぱねる理由もなかったので、安達はそれを受け取った。
「あんなことがあった後なのに、どいつもこいつも呑気なもんだ」
「だからこそ、というのもあるだろう。少しでもこの世界の当たり前に戻っていかなければならないからな」
 などと話していると、イデアゲートが起動して焔城大牙 (mz0043)が姿を見せた。
 なぜか彼は大鍋を担いでいる。なぜかっていうか、カレーなのだが。
「あれ、安達と鮫島じゃん。お前らもバレンタインデーとかやるんだな」
「………………もう訂正するのも面倒だからそれでいいよ。ただ一つ言わせてくれ。なんで大牙は大量のカレーを持ってるんだ?」
「天獄界ではカレー作る日でもあるからだよ」
「ふうん……言っておくが、俺はカレーが大好きだぞ?」
「おい、割って入ってくるな。万が一にでも僕がカレー大好き野郎だと誤読される可能性があるだろう」
 大牙はカレーをよそって鮫島に渡す。
 鮫島はそれを猛スピードで完食し、即座に『おかわりだ』とキメ顔で言った。


「さがみんもカレー持って人幻界に行けばいいのに」
 徒花ゆめみ (mz0041)に言われ、エプロン姿の鎖神貴一 (mz0051)は眉を顰める。
「いずれは挨拶に行かねば、とは思っているのだがね。咎人になって戻ってきましたと、そう簡単に関わっていいものか。もう少し考えたいのだよ」
 鎖神も色々あるのだろう。嫌がっているのに強要するゆめみでもない。
「じゃあ、チョコレートだけでもタイガーに届けてもらえば?」
「それくらいならいいかもしれないね」
「問題はアンタがぜんぜん料理できないことだけどね……」
「しゅん……」
「白い服着て平然とチョコこぼすよね……」
「フフ……上着は既に脱いでいるよ(もうダメだから)」


 今年も天獄界にはバレンタインデーがやってきた。
 天獄界ではこの日はチョコレートもしくはカレーを送り合う日となっている。
 事件が一段落した異世界、天獄界や人幻界に遊びにいくのもいいだろう。
 愉快なやつらと絡まなくても、大切な人と一緒に過ごす時間も大切である。

成功条件

条件1バレンタインデーを楽しむ
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1致命的なトラブルなく楽しむ
条件2-
条件3-

解 説

このシナリオには選択肢は存在しません。

天獄界流のバレンタインデーを過ごす日常シナリオです。
希望によっては異世界に遊びに行ったりすることもできます。
特に場所の指定がない場合は、天獄界での出来事として描かれます。

このシナリオの参加者は、【希望する場合】チョコレートもしくはカレーのアイテムを配布いたします。
配布できるアイテムは【1キャラクター1つまで】となりますのでご注意ください。

例えば、カップルや友達同士で参加してお互いにチョコレートを交換する(配布する)といったことが可能です。
プレイングに記載があれば、オリジナルの名称と解説を設定することもできます。
1キャラクター1つまでとなりますので、ひとりのキャラクターに3つ以上チョコレートが集中した場合には、まとめられたアイテムとします。
また、チョコレートもしくはカレーに該当しないアイテムの配布は行われません。
(プレイングに記載されたプレゼントをリプレイ中で描写することは可能です)

オフィシャルNPCに関しましては、任意で描写相手に指定することもできます。
その場合、「お返し」としてNPC製のチョコレートを受け取る場合があります。


■まとめ
・アイテム配布は「1PC/1個」ずつまで! それ以上モテたら「まとめ」
・チョコでもカレーでもないものを楽しんでもOKだけどアイテム配布は「なし」
・NPCと絡んだ場合、NPC側から「お返し」がある場合があります。料理がヘタクソだったり性格によってはなかったり、謎の物体になってしまうことがあります
・相手にオリジナルテキストのチョコレートを渡したい場合には、チョコの名前や解説を記載できます。プレイングに指定がない場合は勝手に「なんとなくいい感じ」にされてしまいます
・オリジナル化しないで単に「●●さんにチョコを渡す」も可
・チョコ(カレー)の交換はお互いの合意が大事なので、プレイングに相手の名前を書くと事故りません

マスターより

ハイブリットヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
当シナリオでは記念アイテムの配布を予定しております。
詳細は解説に記載がございますので、ご確認ください。

参加キャラクター

リプレイ公開中

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