オープニング
ここは、天獄界エンブリオ。この場所には、時折壊れた世界の様々な大地が流れ着き、神々はそれを掬い上げる。ヒトはそれを浮遊大陸、又は未開拓領域、浮島、なんて呼んでいる。
今回はそんな、変わった大地のお話。
●真っ白な山頂へ
その浮き島へ向かう船の中、調査スタッフより今回の島の説明を受けていた。スクリーンに投影されていたのは、高い高い山。それも草木も一本も存在しない見事に真っ白な山だった。
「見事な白だと思いませんか……これ、実はこれ全部塩なんです」
今回の任務はこの塩の山の山頂を目指す、と言う話だ。
「これはドローンで上空から撮影した画像です」
山頂を目指すなら、船で直接降りれば良いのに。そう考えた咎人達の答えが、そこにあった。真っ白な頂きには、大きなひび割れが入って、その奥に何か、赤茶色の物体が覗いている。
恐らく船のような重いものが降り立てば、あっという間に山は崩れてしまうのだろう。
「この塩山の一部を持ち帰り、成分を調べたところ『塩』そして『卵白』が含まれていることがわかりました」
らんぱく? 言ってしまえば、卵の白身だ。なにやら、雲行きが怪しくなってきた……
「そして、わかったのです。この浮島の正体が『ばかでかい塩釜焼き』であると!」
ピンポンパンポーン
※塩釜焼きとは
魚や、肉の塊にニンニクやハーブ、香辛料を突っ込み、卵白と塩でドーム状に包み込みオーブン等で焼いたもの。
「今回、このひび割れの奥にあるもの、つまり牛肉の試食、および回収が任務です!!」
スタッフが拳をグッ、しながら豪語する。
恐らく、中はまだ温かく食べきれない量の牛肉が塩山に隠れているらしい。
あまりの状況に言葉を失っているあなた方咎人をよそに、スタッフは新たな映像を出した。地図による登山ルート、と言ったところか、傾斜は緩やかだが頂上までは遠い。
「スタートは麓から、今から出発前して明日の昼には頂上につくと思います」
「塩山で一夜過ごすことになりますので、テントはこちらで用意します。食料は各自、で。夜は冷えますよ」
「後、塩山には一切の植物、水はないので絶対に持ち込んでください」
「それから、強風で目に塩が入らない様にゴーグル。それと、雪山と同じように地面が真っ白なので、照り返しによる日焼けも、心配なら対策をどうぞ」
こんなところだろうか、雪山と違い吹雪などによる遭難の心配はない。何か、あってもに自分達は咎人だ。機材もなしに、通信は直ぐに出来る。
「そして、勿論……私達スタッフの研究資料として、牛肉を調達して下さいね」
どれだけ、山頂で肉を食べても構いませんが、とスタッフが言った。とそこに……
「やっぱ、牛肉の付け合わせなら茹でたジャガイモじゃない?」
「えー、そのままが一番だよ」
「なーに言ってんだ、飯に乗っけるんだろ」
他のスタッフ達がこっちに気付かず、雑談している声が聴こえる。その手には何やら買い物袋が――――
「と、兎に角。塩山登山たのみましたよ!!」
今回はそんな、変わった大地のお話。
●真っ白な山頂へ
その浮き島へ向かう船の中、調査スタッフより今回の島の説明を受けていた。スクリーンに投影されていたのは、高い高い山。それも草木も一本も存在しない見事に真っ白な山だった。
「見事な白だと思いませんか……これ、実はこれ全部塩なんです」
今回の任務はこの塩の山の山頂を目指す、と言う話だ。
「これはドローンで上空から撮影した画像です」
山頂を目指すなら、船で直接降りれば良いのに。そう考えた咎人達の答えが、そこにあった。真っ白な頂きには、大きなひび割れが入って、その奥に何か、赤茶色の物体が覗いている。
恐らく船のような重いものが降り立てば、あっという間に山は崩れてしまうのだろう。
「この塩山の一部を持ち帰り、成分を調べたところ『塩』そして『卵白』が含まれていることがわかりました」
らんぱく? 言ってしまえば、卵の白身だ。なにやら、雲行きが怪しくなってきた……
「そして、わかったのです。この浮島の正体が『ばかでかい塩釜焼き』であると!」
ピンポンパンポーン
※塩釜焼きとは
魚や、肉の塊にニンニクやハーブ、香辛料を突っ込み、卵白と塩でドーム状に包み込みオーブン等で焼いたもの。
「今回、このひび割れの奥にあるもの、つまり牛肉の試食、および回収が任務です!!」
スタッフが拳をグッ、しながら豪語する。
恐らく、中はまだ温かく食べきれない量の牛肉が塩山に隠れているらしい。
あまりの状況に言葉を失っているあなた方咎人をよそに、スタッフは新たな映像を出した。地図による登山ルート、と言ったところか、傾斜は緩やかだが頂上までは遠い。
「スタートは麓から、今から出発前して明日の昼には頂上につくと思います」
「塩山で一夜過ごすことになりますので、テントはこちらで用意します。食料は各自、で。夜は冷えますよ」
「後、塩山には一切の植物、水はないので絶対に持ち込んでください」
「それから、強風で目に塩が入らない様にゴーグル。それと、雪山と同じように地面が真っ白なので、照り返しによる日焼けも、心配なら対策をどうぞ」
こんなところだろうか、雪山と違い吹雪などによる遭難の心配はない。何か、あってもに自分達は咎人だ。機材もなしに、通信は直ぐに出来る。
「そして、勿論……私達スタッフの研究資料として、牛肉を調達して下さいね」
どれだけ、山頂で肉を食べても構いませんが、とスタッフが言った。とそこに……
「やっぱ、牛肉の付け合わせなら茹でたジャガイモじゃない?」
「えー、そのままが一番だよ」
「なーに言ってんだ、飯に乗っけるんだろ」
他のスタッフ達がこっちに気付かず、雑談している声が聴こえる。その手には何やら買い物袋が――――
「と、兎に角。塩山登山たのみましたよ!!」
成功条件
| 条件1 | 塩山山頂に登り、牛肉を試食し、持ち帰る。 |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
大成功条件
| 条件1 | キャンプを楽しむ。 |
|---|---|
| 条件2 | 牛肉を美味しく食べる。 |
| 条件3 | - |
解 説
※このシナリオの判定はカジュアルですが、板で相談した方が楽しいので、エキスパートシナリオにさせていただいております。
塩山
塩だけで出来た山。川、湖、植物、生物の類いは一切ない。傾斜は緩い。
その正体は巨大な『塩釜焼き』山頂のひび割れの下には、調理済みの牛肉が隠れている。
準備
登山用の道具は此方から基本的に貸し出すが、食材は持ち込み。木などの燃料がないため、何か燃料が必要。
水はいっぱい持っていくことを推奨。
キャンプ
山頂への登頂までには、途中で一晩を費やすことになる。テント、寝袋は貸し出し可。夜はかなり冷え込む。
頂上
塩山の頂上。ひび割れがある目的の牛肉の塊はその奥にある。塩の地面は固いが、咎人なら問題なく壊せる。
まだアツアツ、美味しい。お持ち帰り、よろしく。
注意
辺り一面塩の大地なので、水に溶ける。目に入ると痛い。頂上以外で、大地に大きなひび割れを作らないこと、最悪なだれが来る。
マスターより
こんにちは、月宵です。久しぶりの巨大なご馳走シナリオです。空腹と疲労は、何にも勝る最高のスパイス。登山に挑戦しつつ、頂上の牛肉にかぶりつきましょう。
それでは、ご参加お待ちしております。
参加キャラクター
- リプレイ公開中







