新世界秩序
運営チーム
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シナリオ形態
グランド
難易度
Very Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合1000以上
オプション
参加料金
150 SC
参加人数
1人~50人
優先抽選
50 SC
報酬
480 EXP
12,000 GOLD
18 FAVOR
相談期間
5日
抽選締切
2022/03/12 10:30
プレイング締切
2022/03/17 10:30
リプレイ完成予定
2022/03/31
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

「どっこいしょーーー!!」
 アルストロメリアが大斧をぶん回すと、通路を塞いでいたカラクリがまとめてぶっ飛ぶ。
 こちらは人数も揃えているし、簒奪者やシンクの協力もあるため、戦力的に不足しているということはないのだが……。
「……こいつら、一体どこから湧いてきているんだ?」
 氷堂アラタ (mz0055)が魔法で敵を凍結させながらつぶやく。
 龍の氏族の本拠地、通称『龍の巣』。
 その地下に広がる龍の寺院にて、一行はカラクリによる熱烈な歓迎を受け続けていた。
 警告もなしに明らかな殺害目的で攻撃してくる強引さはカラクリなので仕方ないとしても、これらカラクリを龍の氏族は把握しているのだろうか?
「これさぁ……ある程度無視して走ってるけど、帰り道やばくね?」
「で、でも全部相手にすると流石に日が暮れちゃいますし……」
 徒花ゆめみ (mz0041)とミハマが話をしていると、正面に一際大きなゲートが見えた。
「アラタちゃん、あそこにみんなが入ったらここ封鎖するよ!」
「わかった。シンク、先に行け!」
 咎人らが扉を潜るとアルストロメリアとアラタは反転。
 それぞれ能力を発動し、後続のカラクリを抑え込みにかかった。

「ここは……なんでしょうか? いえ、それよりも……翼持ちし蛇は……?」
 パっと見行き止まりのようだ。
 やたらと広いドーム状の空間に見えるが、つるつるとした材質の壁で覆われており、それ以外には特に何もないように見受けられる。
 この地を訪れたのは、龍の氏族の祖となる龍、『翼持ちし蛇』と会う為だ。
 しかし、どう見てもそんなものはどこにもいない。
「道を間違えた……? いえ、そんなはずは……脇道にあったのはカラクリの射出口だけですから、ここが最奥のはず……シンクさん、何かわかりますか?」
「この施設は不夜城に似ているな。壁の内側などに豊富な霊力の流れを感じる。それに……この場には数多の『魂』を感じる。まるで巨大な墓標のようだ」
「魂……?」
「ああ。意思ある者の霊力は肉体が滅びた後も世界に留まることがある。留まらぬ場合は、大地に還り龍脈の一部となるがな。ここには多くの意思を感じる」
 シンクの言葉から間もなくして異変が生じた。
 何もない広大な空間が光を放ち、周囲の景色が『映り変わって』いくのだ。
 足元も、天井も、壁も、すべてが精密な映像のようなものにより、『星の海』――即ち、宇宙の情景が描き出されていた。
「あ、足元が……!? って、これは……幻のようなものですか?」
「……ロマ!」
 奇妙な現象に戸惑っていたロマを、突如シンクが突き飛ばした。
 同時にシンクの側面から目に見えぬ衝撃が走り、鋼の少女の身体が空中をくるくると回転し、頭から地面にたたきつけられた。
「えっ!? シンクさん!?」
「……この程度どうということはない。それよりも目を凝らせ! 既に囲まれているぞ!」
 そう言われても、シンク以外のその場の誰も何も見えていない。
 だが確かに目には見えずとも、何か巨大な気配を感じる。
 最初からこの部屋に満ち満ちていた強い霊力に紛れてしまっていたが、間違いない。この部屋には最初から、何か巨大な存在が潜んでいたのだ。
「……うわっ!? か、身体が勝手に……うわああああーーーーーッ!?!?」
 突如、ロマの身体が空中に浮かび上がった。
 そして――消えてしまった。
 ポカンと眺めていると、じわじわとそこに怪物が姿を現した。
 まるで、ロマを取り込んだことで『実体』を得たかのように。
「ろろろろ、ロマくんがへんなモンスターに食べられちゃいましたーーー!?」
「バカッ、ミハマ! そんなこと言ってる場合!? ていうか、アレが『翼持ちし蛇』っていう、探してたやつなの!?」
 見たところ、確かに蛇に見えなくはないし、翼もある。
 だが『龍』というよりは、何かもっと異質な存在のように見えた。
 何よりどこか機械的な印象も受ける。
「これは……まさか……デミウルゴスか!?」
 ここにきて今日初めてシンクが驚いたように目を見開いた。
 咎人ももちろん驚く。シンクは今、『デミウルゴス』と言ったのか?
「間違いない……『魂』を内蔵している。馬鹿な……私が把握していないデミウルゴスが、このヤルダの大地に既に存在しているとは……」
「えっ? えっ? シンクさん、魂の内臓って言いました? それって、『カラクリ』と『デミウルゴス』の違いって、もしかして~……」
「だからバカッ! ミハマ! 危ないからっ!!」
 技術職がノンキにしている間に怪物――否。『翼持ちし蛇』が再び姿を消してしまった。
「迷彩能力か……咎人、九時の方向だ!」
 飛びのくと、やや遅れて衝撃音が走った。
 どうやらシンクには敵の動きが見えているようだが……。
「感知系の能力を持つ咎人はいないのか? 見えなくなっているだけで、迷彩は完璧ではないはずだ。能力に寄る追跡や、あとは工夫でなんとかしろ。多少は指示してやれるが、全員の面倒は見切れぬぞ」
「んなことより、ロマどーすんのッ!? これ、攻撃していーの!?」
「……間違いない。データが存在する。プレロマ=デミウルゴス、というらしい。こんな巨大なタイプは初めて見るが、相手がデミウルゴスならロマはまだ体内の霊力炉に存在しているはずだ。破壊すればまだ間に合う」
「あんた、デミウルゴスは家族って言ってなかったっけ?」
「何事にも例外はある。これは家族とは思えん。我にとっても『敵』だ。なぜかはわからぬが、確信をもってそう言える」
 ゆめみと肩を並べ、機甲符を構えるシンク。
 どうやら今回は問題なく共闘してくれるようだ。色々気になる発言もあるが――
『……王を……王座へ……』
 龍がしゃべりだしてまた全員驚愕する。
「わわわわーーー!? こちらの龍さん喋りますー!?」
「当然だ。魂があるのだから、言葉も話そう。……プレロマよ! そなたは古のデミウルゴスで相違ないか!? 『旧世界秩序』の番人であれば、矛を収めよ! そなたらの時代はとうに終わっている!」
『王を王座へ……魂をあるべき器へ……』
「おい聞いたか? 話にならんぞ。故障しているようだ」
「あんたもたいがい話にならないけどね!?」
 等と言っていると、入り口の方からアラタとアルストロメリアが走ってきた。
 走ってきたというか、逃げてきた。すごい数のカラクリを引き連れている。
「おまえらああああああ!! 話が長いんじゃああああああ!!」
「すまん。二人で全部抑えるのは無理だった」
 前には龍。後ろにはロボ。
 これはどうやら――挟み撃ちにされてしまったらしい。
 咎人と簒奪者が背中合わせに身構える。
「……ベヒーモスの時を思い出すな。今回は共闘ということで、どうだ?」
 アラタの申し出にあなたは頷く。というか、他に選択肢がない。
 すべての敵を撃破しなければ――この地の底から出ることもできないのだから。

成功条件

条件1星龍プレロマの撃破
条件2全ガーディアンの撃破
条件3-

大成功条件

条件1星龍の攻撃による死者ゼロ
条件2ロマの生存
条件3-

選択肢

選択肢1星龍討伐<危険> 現在の人数25
選択肢2ガーディアン殲滅 現在の人数13

解 説

この作戦は2つの選択肢に分けて実行されます。


選択肢1.星龍討伐<危険>

星龍プレロマを討伐します。
討伐していいのかもよくわかっていませんが、敵対行動をとっていることは明らかであり、また丸呑みにされてしまったロマの救出上、討伐は致し方ありません。
星龍は龍の氏族の始祖であると言われていますが、シンクはこれを『デミウルゴス』としており、実際にデミウルゴス特効の攻撃も効果があります。

そういった謎はさておき、この選択肢では星龍との戦闘が行われます。
きわめて強力かつ巨大なデミウルゴスであり、かなりの強敵となります。
姿を目視できなくなる『迷彩』など、能力にしっかり対策しましょう。
能力やその対策のヒントは、特設ページにて記載しています。

なお、プレロマによる咎人の死は今後のストーリー上、悪影響を及ぼす可能性があります。

NPCとしてゆめみ、シンクが登場します。


選択肢2.ガーディアン殲滅

ドーム状の『龍の墓所』にどんどん雪崩れ込んできているカラクリを殲滅します。
1体1体はさほど強力ではありませんが、数が多く、中には大型であったり戦闘力が高い個体が紛れ込んでいるようです。

また、こちらの選択肢には初期配置の敵だけではなく、増援として入口方面からどんどん新たなカラクリが出現するため、殲滅速度が重視されます。
増援は必ず『入口』から入ってくるため、入り口を封鎖することができれば戦況が安定し、戦いやすくなるかもしれません。
ただし、入り口そのものはかなり広いため、咎人が数人立ちはだかった程度で完全封鎖することはできません。
大きな入り口を封鎖する工夫や、スキルの使用が必要となるでしょう。
難易度そのものは低めで、死亡の危険も少ない選択肢です。

NPCとしてアルストロメリアとアラタが登場します。

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「神無月ノ王」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

また、本シナリオの参加者全員には神威修得アイテムである「妖鉄の秘伝書Ⅱ」をプレゼントいたします。

参加キャラクター

  • マイナ・ミンターma0717
  • 鐵夜行ma0206
  • 天野 イサナma0022
  • モルディウスma0098
  • 魅朱ma0599
  • 高柳 京四郎ma0078
  • 草薙胡桃ma0042
  • 氷鏡 六花ma0360
  • シアンma0076
  • ma0771
  • リナリア・レンギンma0974
  • 躑躅ma0256
  • 天魔ma0247
  • 羽鳴 雪花ma0345
  • 更級 暁斗ma0383
  • 白花 琥珀ma0119
  • ラクス・カエルムma1196
  • 唯塚 あまぎma0059
  • リダ・クルツma1076
  • 葉山 結梨ma1030
  • アナルデール・ウンディーニma0116
  • フリッツ・レーバma0316
  • ユーグヴェル・ミラma0623
  • 川澄 静ma0164
  • マリエルma0991
  • サヴィーノ・パルヴィスma0665
  • 伊吹 瑠那ma0278
  • ラファル・A・Yma0513
  • 水無瀬 遮那ma0103
  • アルティナma0144
  • 氷雨 累ma0467
  • 小山内・小鳥ma0062
  • フィリア・フラテルニテma0193
  • アリス=ウロボロスma0502
  • 鳳・美夕ma0726
  • ルル・ロシェma0422
  • リル・マコルカma0108
  • 透夜ma0306
リプレイ公開中

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