- ハーフシナリオ
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このシナリオはハーフシナリオに設定されています。
参加料金が半額となり、リプレイの文字数が下限、上限共に半分となります。
オープニング
その浮遊島には大きな蜂型のエネミーが生息しており、危ないので討伐が求められていた。前回はガチガチに防御を固めたディフェンダー系の咎人たちが赴いて威力偵察をしており、今日は本戦だ。今回も全身を防具で固めた咎人たち。その中には機械種リカバリストのエリオも混ざっていた。
「まあ攻撃なんて防御なり回避なりしてしまえば良いからね。はっはっは」
攻撃力は結構高かったけど、そんなもんガチガチに固めてしまえば通らないからね!
別に回避を上げても良いのだが、何分相手が「蜂」だったもので、なんとなーく皆防御に寄っていたのである。蜂は怖いからね。
咎人たちの足音に、林の中から蜂たちが飛びだしてきた。女王蜂一体、何か強そうなのが二体、普通のが三体という構成だ。
「ぶーん! ぶーん!(訳:お前たち! やっちまいな!)」
「ぶぶーん!(訳:かしこまりました女王様!)」
「ぶぶぶーん!(訳:突撃だー!)」
「はっはっは。なんかぶんぶん元気に飛んでいるがね。生前の庭仕事で培った蜂対策をとくと見るが良い」
エリオが何だか悪党みたいなことを言ったその時、女王蜂が彼に向かって猛然と突っ込んで来た。
「毒くらいで私が」
ぷす。
「……………毒じゃない……」
何だろう、こう、もっと別の所に変調が……。
「ぶーん! ぶんぶぶーん!(訳:今だー! 袋叩きだー! 固いのさえなんとかすればこっちのもんだー! うおおおお!)」
防御半減の変調に掛かったエリオを、他の蜂たちが囲んで袋叩きにする。
「ウワー! た、助けて~~~!」
「エリオが死んだ!」
「まだ死んでない!!!!!」
どうにかこうにか、囲まれているエリオを助け出し、一行は這々の体で逃げ帰ったのだった。
●
天獄界エンブリオ。
「酷い目に遭った……」
逃げ帰って来たエリオは、まだ恐怖が抜けないらしく、自分を抱きしめて震えている。
「かわいそう……」
アウグスタ(mz0058)は保護者に同情してよしよしと背中を撫でていた。ゲート管理官、ジャイルズ・マクミランは頭を抱えている。
「くそ、C.J.(mz0075)みてぇなことしやがって」
簒奪者ならいざ知らず、まさか浮遊島のエネミーが対策をしてくるとは……。しかし、ジャイルズはそこでにやりと笑った。
「まあ、こっちが防御だけしてくると思ったら大間違いだ。むこうが防御を警戒しているとわかっていれば、こっちも心の準備ができるってもんよ。威力偵察も済んでるわけだしな。難易度高めの初心と行こう。アウグスタ、お前メンターで行けるか? できればファイターだともっと良い」
「回避型になって魅了で集めるってことね?」
アウグスタの目がきらりと光った。最近は百花騎士で防御型だが、元々はファイターの回避型だ。なので、囮役で行くならファイターの方が向いている。
「それと、防御型の人が抵抗に失敗したときに、もしかしたら運をちょこっと操作してあげられるかも! 星の下やってあげる!」
そう言えば、この女児、神魔種なのであった。
「とりあえず、星の下と魅了ね。あとは回避型の蜂さんをやっつけるのにヒッティング。こんなもんかな。もし他のメンターさんがなんとかしてくれるならおまかせしちゃうけど」
「そうだな。いざとなったらお前さんがやってくれ。よし、人を集めよう。連中に目に物見せてやれ」
と、言うことで、あなたはジャイルズの募集に応じた咎人だ。なんでもでっけぇ蜂がいるらしく、その討伐に呼ばれた。どうやら前回防御型の咎人ばかりがいたためか、防御型を倒すことに特化してしまったらしい。
「だからと言って防御型で来るなとは言わない。相手が対策立てるなら、こっちは挫いてやるまでだ」
ジャイルズは悪い顔をしている。対策を立てられたらそれを引っ込めるのも一つの手だが、手を加えて運用できるならそれで良いのだ。問題は、どう運用するか、なのだが。
同行はアウグスタで、彼女は星の下で抵抗失敗したときの運の操作や、いざと言う時に魅了で敵を引きつける役をするらしい。
「他にもできる人がいたらやってくれても良いのよ」
とのことだが、頼めばやってくれるのだろう。
あなたたちは浮遊島に向かい、林から飛びだしてきた蜂たちとご対面した。戦闘開始だ。
成功条件
| 条件1 | 敵の討伐 |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
大成功条件
| 条件1 | 防御半減について対策する |
|---|---|
| 条件2 | - |
| 条件3 | - |
解 説
●敵情報
女王蜂×1
120センチくらいの蜂型エネミー。通常攻撃で噛み付く。
アクティブスキルとして、
・アンチディフェンス:M。攻撃と同時に強度5の防御半減をぶち込んでくる。
・ハウリング(攻):F。攻撃版ハウリング。周囲(3)の士気を上げて攻撃力を上昇させる。
・ポイズンスティング:M。攻撃と同時に強度2の毒(クリーンナップ直前にライフ-10)を付与。
回避型。
エリート蜂×2
150センチくらいの蜂型エネミー。攻撃力は最も高い。通常攻撃で噛み付く。
スキルはアンチディフェンスとポイズンスティング。
回避型。
働き蜂×3
130センチくらいの蜂型エネミー。
通常攻撃で噛み付くほか、スキルとしてポイズンスティングを使用する。
回避型。
☆TIPS☆
防御を半分にされたとしても、その人のステータスによっては半分にされた防御の方が回避より高い事もありえます。
自分のステータスを確認し、いざと言う時の為に回避も上げるのか、それとも防御を更に積んで耐えるのかを考えるのも戦略の一つです。装備品はもちろん、パッシブスキルを組み替えても良いでしょう。
また、今回の防御半減はBSであり、敵のBSは他に毒もあります。BS対策と言う観点で作戦を立てるのも考え方の一つになります。
●NPC
アウグスタ(神魔・ファイター)
メンター。
回避型になってきた。大暴れと抵抗判定ダイス操作と魅了係。
スキルは星の下、魅了、ヒッティング。
マスターより
こんにちは三田村です。
アウグスタが一応色々対策を持ってきていますが、あくまでバックアップです。自分できるんでやります! と言う方がいらっしゃればそちらの使用が優先となります。
蜂は造型としては格好良くて好きなんですが、リアルにお目に掛かると「ギィヤーッ!」て感じですね。
リアル蜂には皆さんご注意下さいね。
ご参加お待ちしています。
関連NPC
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- アウグスタ(mz0058)
- 神魔種|女
参加キャラクター
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- 高柳 京四郎(ma0078)
- 人間種|男
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- 天野 イサナ(ma0022)
- 人間種|女
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- リナリア・レンギン(ma0974)
- 人間種|女
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- リュミエール(ma0186)
- 機械種|女
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- リコリコ(ma0309)
- 妖精種|女
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- シアン(ma0076)
- 人間種|男
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- 葉山 結梨(ma1030)
- 人間種|女
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- 冥皇(ma1126)
- 機械種|男
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- 伊吹 瑠那(ma0278)
- 剛力種|女
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- エレノア・ハーベスト(ma1133)
- 剛力種|女
- リプレイ公開中





